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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱の 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。
![]() 警告 |
ステートメント 1048:ラックの安定性 安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1018:電源回路 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 |
ステップ 1 | 床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。 | ||
ステップ 2 | 接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊を防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。 | ||
ステップ 3 |
ラックにある電源にアクセスする必要がある場合は、次のいずれかを含めます。
|
新しいシャーシを設置する前に開梱して検査し、注文したすべての品目が揃っていることと、輸送中にスイッチが損傷していないことを確認します。
![]() 注意 |
シャーシまたはそのコンポーネントを取り扱うときには、常に静電気防止手順に従って静電破壊を防止してください。 この手順には、静電気防止用リスト ストラップを着用してアースに接続する作業が含まれますが、これに限定されません。 |
![]() ヒント |
スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。 輸送用カートンを折りたたみ、システムに使用されていたパレットとともに保管してください。 今後システムを移動するか輸送する必要がある場合、このコンテナが必要になります。 |
ステップ 1 | カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。注文したすべての品目が揃っていることを確認してください。 梱包品には次のボックスが含まれます。 |
ステップ 2 | それぞれの箱の内容に損傷がないこと確認します。 |
ステップ 3 | 不一致または損傷がある場合は、次の情報をカスタマー サービス担当者に電子メールで送信します。 |
下部支持レールは、ラックまたはキャビネットのスイッチ シャーシの重量を支えます。 ラックを安定させるためには、ラック ユニット(RU)の最下部にこのレールを取り付ける必要があります。
シャーシに下部支持レールを取り付ける前に、次を実行する必要があります。
4 支柱ラックまたはキャビネットがコンクリート床に設置され固定されていることを確認します(「4 支柱ラックの設置とコンクリート床への固定」を参照)。
他のデバイスがラックまたはキャビネットに格納されている場合は、スイッチを設置する場所よりも下に配置されていることを確認します。 また、同じラック内の軽いデバイスは、このスイッチを設置する場所よりも上にあることを確認します。
下部支持レール キットがスイッチのアクセサリ キットに入っていることを確認します(「シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査」を参照)。
下部支持レールを最も低い RU に取り付け、水平になっていれば、これで、ラックまたはキャビネットにシャーシを取り付けることができます。
シャーシをラックに移動するには、シャーシをリフトに移動し、このリフトを使用してシャーシをラック上の該当する場所の前に位置づけ、リフトからラックにシャーシをスライドして、シャーシをラックにボルトで固定する必要があります。 電源モジュール、ファン トレイ、およびファブリック モジュールを取り外すと、シャーシを移動しやすくなります。 これらのモジュールは、静電放電(ESD)による破損の可能性を最小限に抑えるように密閉されているため、シャーシを簡単に移動できるように、シャーシから取り外すことができます。
ラックまたはキャビネットが完全に取り付けてあること(「4 支柱ラックまたはキャビネットの設置」を参照)。
![]() 警告 |
ステートメント 1048:ラックの安定性 安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 |
ラックで使用可能な最も下の RU に下部支持レールが取り付けられ、シャーシを設置するレールの上に 21 RU(36.7 インチ(93.4 cm))以上の空きスペースがあること。
シャーシを設置する場所でデータセンターのアースを利用できること。
ラックに他のデバイスがある場合は、より重いデバイスが軽いデバイスの下に配置され、すべてのデバイスが、スイッチ シャーシのスペースを残して、可能な限り低い位置に取り付けられていること。
シャーシ梱包内容を開梱し、部品が揃っていて損傷がないか調べてあること(「シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査」を参照)
次の工具と部品があること。
シャーシ、およびそれに取り付けられたモジュール、ファン トレイ、および電源モジュールの重量を持ち上げることが可能なリフト。 フル装備の場合、スイッチの重量は最大 442 ポンド(200 kg)になります。 モジュールが取り付けられた状態(または保護されたモジュールを取り外した状態)のシャーシの重量を判断するには、「スイッチおよびモジュールの重量と数量」を参照してください。
![]() 注意 |
重さが 120 ポンド(55 kg)を超えるものを持ち上げる場合は、リフトを使用する必要があります。 |
No.1 プラス トルク ドライバ
下部支持レール キットの 8 本の 12-24 X 3/4 インチまたは M6 X 19 mm プラス ネジ
![]() (注) |
また、最大で 568 ポンド(258 kg)になるシャーシをリフトとラックの間で移動するには、最低 3 人が必要です。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
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![]() 警告 |
ステートメント 1074:地域および国の電気規則への適合 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。 |
ステップ 1 | 移動のためにシャーシをできるだけ軽くする必要がある場合は、次のモジュールを取り外し、コネクタが損傷しない場所に置きます。 | ||||||||
ステップ 2 |
シャーシをリフトに載せる手順は次のとおりです。
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ステップ 3 | リフトを使用して 4 支柱ラックまたはキャビネット前面にシャーシを配置し、下部支持レールと水平の位置かまたはブラケット上 1/4 インチ(0.6 cm)以内の位置までシャーシを持ち上げます。 | ||||||||
ステップ 4 | シャーシ背面(空き電源モジュール スロットの側)を先にして、ラックまたはキャビネットに取り付けられるように、シャーシが配置されていることを確認します。 必要に応じて、シャーシの両側にある 2 個のハンドルを使用してリフト上でシャーシを移動できます。 | ||||||||
ステップ 5 |
2 人の作業員が、ラックまたはキャビネットの途中までシャーシを押し、1 人の作業員が、下部支持ブラケットのいずれのエッジにもシャーシが引っかからないことを確認しながら、下部支持レールまでシャーシを支えるようにします。 シャーシ前面下部だけを押してください。シャーシを移動するときは、いずれのモジュールも押さず、いずれのモジュール ハンドルも使用しないでください。 ![]()
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ステップ 6 |
リフトが下部支持レールを超えて上昇したら、ブラケットのレベルまたはレールの下 1/4 インチ(0.6 cm)以内のレベルまでリフトをゆっくりと下げます。 この操作により、シャーシがレール上で水平に保たれ、シャーシが下部支持レール内側のエッジに引っかかるのを防ぐのに役立ちます。 |
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ステップ 7 |
シャーシをラックまたはキャビネットに完全に押し込む作業は 2 人で実行します。 2 つの垂直取り付けブラケットがラックまたはキャビネットの垂直レールに接触したらシャーシは完全に押し込まれています。 |
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ステップ 8 |
シャーシの取り付けブラケットとラック上の垂直取り付けレールの位置を合わせ、シャーシをラックに取り付けます。 シャーシ取り付けブラケット内のネジ穴の位置を、ラックまたはキャビネット上の垂直取り付けレールのネジ穴に合わせます。 プラスドライバを使用し、4 本の M6 X 19 mm または 12-24 X 3/4 インチのネジで 2 個のシャーシ取り付けブラケットをそれぞれ固定します(2 個の取り付けブラケットで合計 8 本のネジを使用)。
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ステップ 9 | ファブリック モジュールを再度取り付ける必要がある場合は、次を参照してください。 ファブリック モジュールの取り付け | ||||||||
ステップ 10 | ファン トレイを再度取り付ける必要がある場合は、次を参照してください。 t_n95xx_install_fan_tray.xml |
シャーシをラックに固定すると、スイッチをアース接続できます(シャーシのアース接続を参照)。
次の方法で、シャーシと電源モジュールをアースに接続するとスイッチは接地されます。
シャーシを(アース パッドで)データセンターのアースに接続します。 ラックが完全に接合されてアースされている場合、スイッチをラックに接続することでスイッチをアースできます。
![]() (注) |
電源モジュールがアースされていなかったりスイッチに接続されていない場合でも、シャーシのアース接続は有効です。 |
電源モジュールをその電源に接続すると、各電源モジュールがアースに接続されます(「スイッチの電源投入」を参照)。
![]() 警告 |
ステートメント 1024:アース導体 この装置は、アースさせる必要があります。 絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。 アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1046:装置の設置または交換 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 |
シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。
ステップ 1 | ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。 | ||||||||
ステップ 2 |
アース線の被膜をはぎとった端をアース ラグの開放端に挿入し、圧着工具を使用してラグをアース線に圧着します(次の図の 2 を参照)。 アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。
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ステップ 3 | アース ラグを 2 本の M4 ネジを使用してシャーシのアース パッドに固定し(前の図の 1 と 3 を参照)、11 ~ 15 インチ ポンド(1.24 ~ 1.69 N·m)のトルクでネジを締めます。 | ||||||||
ステップ 4 | アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。 |
スイッチを起動する前に、以下のことを確認する必要があります。
スイッチが、搭載されたすべてのモジュールに必要な消費電力量を出力できるだけの電源モジュールを備えていること。 スイッチに使用する電源モードによって、次のことを考慮する必要があります。
複合電源モード(電源の冗長化なし)の場合は、シャーシ内のすべてのモジュールに電力を供給するための十分な電源装置が必要です(追加の電源装置は冗長化には必要ではありません)。
n+1 冗長モードの場合は、シャーシ内のすべてのモジュールに電力を供給できる電源モジュールが必要です。また、ある電源モジュールが停止したり交換されたりする場合に備えて、冗長性を得るために追加の電源モジュールが 1 台必要です。 必要な電源装置の最大数は、複合電源モードに使用する装置数プラス冗長性のためのもう 1 台(n+1)です。
n+n 冗長モードの場合は、同じ電源モジュールが 2 セット必要で、それぞれがシャーシ内のすべてのモジュールに電源を投入することができなければなりません。また異なる電源に接続する必要があります。 1 台の電源装置がダウンした場合、他方の電源に接続された電源装置がスイッチに電力を供給できます。 電源装置の最大数は、複合電源に必要な電源装置の数プラス冗長性のための同数の電源装置数(n+n)です。
電源装置は、次のように適切なシャーシ スロットに取り付けられます。
![]() (注) |
すべての電源モジュールが、AC 電源と DC 電源の組み合わせではなく、AC 電源と DC 電源のどちらかから電力が供給されている必要があります。 |
電源モジュールを 1 つまたは 2 つの電源に接続して、すぐにスイッチを起動します。
![]() 警告 |
ステートメント 1004:設置手順 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1018:電源回路 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 |
ステップ 1 | 3 kW 標準 AC 電源モジュールのそれぞれで、AC 電源および電源モジュールの電源レセプタクルに AC 電源ケーブルを接続します。 |
ステップ 2 | 出力電力 LED が点灯し、グリーンになることを確認します。 |
電源装置が動作中で、スイッチへ電力が完全に供給されると、スイッチをネットワークに接続できます。
3 kW ユニバーサル AC/DC 電源モジュールは、Saf-D-Grid レセプタクルを備えた 180 ~ 305 V AC 回路またはプラス、マイナス、アース端子を備えた 192 ~ 400 V DC 回路に接続できます。 これは、AC 電源に電源モジュールを接続するための手順です。
電源モジュールの電源スイッチをオフにする必要があります(電源スイッチを 0 に設定)。
ステップ 1 | 電源モジュールの電源スイッチがオフ(0)になっていることを確認します。 |
ステップ 2 | AC 電源の Saf-D-Grid レセプタクルに AC 電源ケーブルの Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 3 | 電源モジュールの Saf-D-Grid レセプタクルに、電源ケーブルのもう一方の端にある Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 4 | 電源スイッチを押してオン(1)にし、電源モジュールの電源をオンにします。 |
ステップ 5 | 出力電力 LED が点灯し、グリーンになることを確認します。 |
すべての電源モジュールを電源へ接続して、各電源モジュールが動作すると、スイッチをネットワークに接続できるようになります。
3 kW ユニバーサル AC/DC 電源モジュールは、Saf-D-Grid レセプタクルを備えた 180 ~ 305 V AC 回路またはプラス、マイナス、アース端子を備えた 192 ~ 400 V DC 回路に接続できます。 これは、DC 電源に電源モジュールを接続するための手順です。
ステップ 1 | DC 電源の回路ブレーカーがオフになっていることを確認します。 |
ステップ 2 | 電源モジュールの電源スイッチがオフ(0)になっていることを確認します。 |
ステップ 3 | 電源ケーブルのアース端子リングを、DC 電源のアース端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 4 | 電源ケーブルのマイナス端子リングを、DC 電源のマイナス(-)端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 5 | 電源ケーブルのプラス端子リングを、DC 電源のプラス(+)端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 6 | 電源モジュールの Saf-D-Grid レセプタクルに、電源ケーブルのもう一方の端にある Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 7 | DC 電源回路の回路ブレーカーをオンにします。 |
ステップ 8 | 電源スイッチを押してオン(1)にし、電源モジュールの電源をオンにします。 |
ステップ 9 | 出力電力 LED が点灯し、グリーンになることを確認します。 |
すべての電源モジュールを電源へ接続して、各電源モジュールが動作すると、スイッチをネットワークに接続できるようになります。
目次
スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱の 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。
![]() 警告 |
ステートメント 1048:ラックの安定性 安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1018:電源回路 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 |
ステップ 1 | 床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。 | ||
ステップ 2 | 接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊を防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。 | ||
ステップ 3 |
ラックにある電源にアクセスする必要がある場合は、次のいずれかを含めます。
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新しいシャーシを設置する前に開梱して検査し、注文したすべての品目が揃っていることと、輸送中にスイッチが損傷していないことを確認します。
![]() 注意 |
シャーシまたはそのコンポーネントを取り扱うときには、常に静電気防止手順に従って静電破壊を防止してください。 この手順には、静電気防止用リスト ストラップを着用してアースに接続する作業が含まれますが、これに限定されません。 |
![]() ヒント |
スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。 輸送用カートンを折りたたみ、システムに使用されていたパレットとともに保管してください。 今後システムを移動するか輸送する必要がある場合、このコンテナが必要になります。 |
ステップ 1 | カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。注文したすべての品目が揃っていることを確認してください。 梱包品には次のボックスが含まれます。 |
ステップ 2 | それぞれの箱の内容に損傷がないこと確認します。 |
ステップ 3 | 不一致または損傷がある場合は、次の情報をカスタマー サービス担当者に電子メールで送信します。 |
下部支持レールは、ラックまたはキャビネットのスイッチ シャーシの重量を支えます。 ラックを安定させるためには、ラック ユニット(RU)の最下部にこのレールを取り付ける必要があります。
![]() 警告 |
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
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シャーシに下部支持レールを取り付ける前に、次を実行する必要があります。
4 支柱ラックまたはキャビネットがコンクリート床に設置され固定されていることを確認します(「4 支柱ラックの設置とコンクリート床への固定」を参照)。
他のデバイスがラックまたはキャビネットに格納されている場合は、スイッチを設置する場所よりも下に配置されていることを確認します。 また、同じラック内の軽いデバイスは、このスイッチを設置する場所よりも上にあることを確認します。
下部支持レール キットがスイッチのアクセサリ キットに入っていることを確認します(「シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査」を参照)。
ステップ 1 |
調整可能な 2 本の下部支持レールの 1 本をラックまたはキャビネットで使用可能な一番下の RU に配置し、ラックの前後にある垂直取り付けレールの外側の端まで届くように各レールの長さを調整します。 レールの上に、シャーシを設置するための垂直スペースが最小限でも 21 RU(36.7 インチ(93.4 cm))あることを確認してください。 取り付けブラケット間のスペースが 24 ~ 32 インチ(61.0 ~ 81.3 cm)になるように、レールを広げることができます。 |
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ステップ 2 |
レールの各端用の 3 本の M6 x 19 mm または 12-24 x 3/4 インチのネジに、プラス トルク ドライバを使用してレールの下部支持レールをラックまたはキャビネットに接続し(次の図に示すように、レールに対して合計 6 本のネジを使用)、40 インチポンド(4.5 Nm)のトルクまで各ネジを締めます。
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ステップ 3 |
ラックにもう 1 本の下部支持レールを取り付けるために、ステップ 1 および 2 を繰り返して行ってください。
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下部支持レールを最も低い RU に取り付け、水平になっていれば、これで、ラックまたはキャビネットにシャーシを取り付けることができます。
シャーシをラックに移動するには、シャーシをリフトに移動し、このリフトを使用してシャーシをラック上の該当する場所の前に位置づけ、リフトからラックにシャーシをスライドして、シャーシをラックにボルトで固定する必要があります。 電源モジュール、ファン トレイ、およびファブリック モジュールを取り外すと、シャーシを移動しやすくなります。 これらのモジュールは、静電放電(ESD)による破損の可能性を最小限に抑えるように密閉されているため、シャーシを簡単に移動できるように、シャーシから取り外すことができます。
ラックまたはキャビネットが完全に取り付けてあること(「4 支柱ラックまたはキャビネットの設置」を参照)。
![]() 警告 |
ステートメント 1048:ラックの安定性 安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 |
ラックで使用可能な最も下の RU に下部支持レールが取り付けられ、シャーシを設置するレールの上に 21 RU(36.7 インチ(93.4 cm))以上の空きスペースがあること。
シャーシを設置する場所でデータセンターのアースを利用できること。
ラックに他のデバイスがある場合は、より重いデバイスが軽いデバイスの下に配置され、すべてのデバイスが、スイッチ シャーシのスペースを残して、可能な限り低い位置に取り付けられていること。
シャーシ梱包内容を開梱し、部品が揃っていて損傷がないか調べてあること(「シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査」を参照)
次の工具と部品があること。
シャーシ、およびそれに取り付けられたモジュール、ファン トレイ、および電源モジュールの重量を持ち上げることが可能なリフト。 フル装備の場合、スイッチの重量は最大 442 ポンド(200 kg)になります。 モジュールが取り付けられた状態(または保護されたモジュールを取り外した状態)のシャーシの重量を判断するには、「スイッチおよびモジュールの重量と数量」を参照してください。
![]() 注意 |
重さが 120 ポンド(55 kg)を超えるものを持ち上げる場合は、リフトを使用する必要があります。 |
No.1 プラス トルク ドライバ
下部支持レール キットの 8 本の 12-24 X 3/4 インチまたは M6 X 19 mm プラス ネジ
![]() (注) |
また、最大で 568 ポンド(258 kg)になるシャーシをリフトとラックの間で移動するには、最低 3 人が必要です。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
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![]() 警告 |
ステートメント 1074:地域および国の電気規則への適合 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。 |
ステップ 1 | 移動のためにシャーシをできるだけ軽くする必要がある場合は、次のモジュールを取り外し、コネクタが損傷しない場所に置きます。 | ||||
ステップ 2 |
シャーシをリフトに載せる手順は次のとおりです。
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ステップ 3 | リフトを使用して 4 支柱ラックまたはキャビネット前面にシャーシを配置し、下部支持レールと水平の位置かまたはブラケット上 1/4 インチ(0.6 cm)以内の位置までシャーシを持ち上げます。 | ||||
ステップ 4 | シャーシ背面(空き電源モジュール スロットの側)を先にして、ラックまたはキャビネットに取り付けられるように、シャーシが配置されていることを確認します。 必要に応じて、シャーシの両側にある 2 個のハンドルを使用してリフト上でシャーシを移動できます。 | ||||
ステップ 5 |
2 人の作業員が、ラックまたはキャビネットの途中までシャーシを押し、1 人の作業員が、下部支持ブラケットのいずれのエッジにもシャーシが引っかからないことを確認しながら、下部支持レールまでシャーシを支えるようにします。 シャーシ前面下部だけを押してください。シャーシを移動するときは、いずれのモジュールも押さず、いずれのモジュール ハンドルも使用しないでください。 |
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ステップ 6 |
リフトが下部支持レールを超えて上昇したら、ブラケットのレベルまたはレールの下 1/4 インチ(0.6 cm)以内のレベルまでリフトをゆっくりと下げます。 この操作により、シャーシがレール上で水平に保たれ、シャーシが下部支持レール内側のエッジに引っかかるのを防ぐのに役立ちます。 |
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ステップ 7 |
シャーシをラックまたはキャビネットに完全に押し込む作業は 2 人で実行します。 2 つの垂直取り付けブラケットがラックまたはキャビネットの垂直レールに接触したらシャーシは完全に押し込まれています。 |
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ステップ 8 |
シャーシの取り付けブラケットとラック上の垂直取り付けレールの位置を合わせ、シャーシをラックに取り付けます。 シャーシ取り付けブラケット内のネジ穴の位置を、ラックまたはキャビネット上の垂直取り付けレールのネジ穴に合わせます。 プラスドライバを使用し、4 本の M6 X 19 mm または 12-24 X 3/4 インチのネジで 2 個のシャーシ取り付けブラケットをそれぞれ固定します(2 個の取り付けブラケットで合計 8 本のネジを使用)。
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ステップ 9 | ファブリック モジュールを再度取り付ける必要がある場合は、次を参照してください。 ファブリック モジュールの取り付け | ||||
ステップ 10 | ファン トレイを再度取り付ける必要がある場合は、次を参照してください。 t_n95xx_install_fan_tray.xml |
シャーシをラックに固定すると、スイッチをアース接続できます(シャーシのアース接続を参照)。
次の方法で、シャーシと電源モジュールをアースに接続するとスイッチは接地されます。
シャーシを(アース パッドで)データセンターのアースに接続します。 ラックが完全に接合されてアースされている場合、スイッチをラックに接続することでスイッチをアースできます。
![]() (注) |
電源モジュールがアースされていなかったりスイッチに接続されていない場合でも、シャーシのアース接続は有効です。 |
電源モジュールをその電源に接続すると、各電源モジュールがアースに接続されます(「スイッチの電源投入」を参照)。
![]() 警告 |
ステートメント 1024:アース導体 この装置は、アースさせる必要があります。 絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。 アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1046:装置の設置または交換 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 |
シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。
ステップ 1 | ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。 |
ステップ 2 | アース線の被膜をはぎとった端をアース ラグの開放端に挿入し、圧着工具を使用してラグをアース線に圧着します(次の図の 2 を参照)。 アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。 |
ステップ 3 | アース ラグを 2 本の M4 ネジを使用してシャーシのアース パッドに固定し(前の図の 1 と 3 を参照)、11 ~ 15 インチ ポンド(1.24 ~ 1.69 N·m)のトルクでネジを締めます。 |
ステップ 4 | アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。 |
スイッチを起動する前に、以下のことを確認する必要があります。
スイッチが、搭載されたすべてのモジュールに必要な消費電力量を出力できるだけの電源モジュールを備えていること。 スイッチに使用する電源モードによって、次のことを考慮する必要があります。
複合電源モード(電源の冗長化なし)の場合は、シャーシ内のすべてのモジュールに電力を供給するための十分な電源装置が必要です(追加の電源装置は冗長化には必要ではありません)。
n+1 冗長モードの場合は、シャーシ内のすべてのモジュールに電力を供給できる電源モジュールが必要です。また、ある電源モジュールが停止したり交換されたりする場合に備えて、冗長性を得るために追加の電源モジュールが 1 台必要です。 必要な電源装置の最大数は、複合電源モードに使用する装置数プラス冗長性のためのもう 1 台(n+1)です。
n+n 冗長モードの場合は、同じ電源モジュールが 2 セット必要で、それぞれがシャーシ内のすべてのモジュールに電源を投入することができなければなりません。また異なる電源に接続する必要があります。 1 台の電源装置がダウンした場合、他方の電源に接続された電源装置がスイッチに電力を供給できます。 電源装置の最大数は、複合電源に必要な電源装置の数プラス冗長性のための同数の電源装置数(n+n)です。
電源装置は、次のように適切なシャーシ スロットに取り付けられます。
![]() (注) |
すべての電源モジュールが、AC 電源と DC 電源の組み合わせではなく、AC 電源と DC 電源のどちらかから電力が供給されている必要があります。 |
電源モジュールを 1 つまたは 2 つの電源に接続して、すぐにスイッチを起動します。
![]() 警告 |
ステートメント 1004:設置手順 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。 |
![]() 警告 |
ステートメント 1018:電源回路 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 |
3 kW ユニバーサル AC/DC 電源モジュールは、Saf-D-Grid レセプタクルを備えた 180 ~ 305 V AC 回路またはプラス、マイナス、アース端子を備えた 192 ~ 400 V DC 回路に接続できます。 これは、AC 電源に電源モジュールを接続するための手順です。
ステップ 1 | 電源モジュールの電源スイッチがオフ(0)になっていることを確認します。 |
ステップ 2 | AC 電源の Saf-D-Grid レセプタクルに AC 電源ケーブルの Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 3 | 電源モジュールの Saf-D-Grid レセプタクルに、電源ケーブルのもう一方の端にある Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 4 | 電源スイッチを押してオン(1)にし、電源モジュールの電源をオンにします。 |
ステップ 5 | 出力電力 LED が点灯し、グリーンになることを確認します。 |
すべての電源モジュールを電源へ接続して、各電源モジュールが動作すると、スイッチをネットワークに接続できるようになります。
3 kW ユニバーサル AC/DC 電源モジュールは、Saf-D-Grid レセプタクルを備えた 180 ~ 305 V AC 回路またはプラス、マイナス、アース端子を備えた 192 ~ 400 V DC 回路に接続できます。 これは、DC 電源に電源モジュールを接続するための手順です。
ステップ 1 | DC 電源の回路ブレーカーがオフになっていることを確認します。 |
ステップ 2 | 電源モジュールの電源スイッチがオフ(0)になっていることを確認します。 |
ステップ 3 | 電源ケーブルのアース端子リングを、DC 電源のアース端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 4 | 電源ケーブルのマイナス端子リングを、DC 電源のマイナス(-)端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 5 | 電源ケーブルのプラス端子リングを、DC 電源のプラス(+)端子に接続し、ナットを使用して端子ポストに適したトルク設定で締め付け固定します。 |
ステップ 6 | 電源モジュールの Saf-D-Grid レセプタクルに、電源ケーブルのもう一方の端にある Saf-D-Grid コネクタを接続します。 |
ステップ 7 | DC 電源回路の回路ブレーカーをオンにします。 |
ステップ 8 | 電源スイッチを押してオン(1)にし、電源モジュールの電源をオンにします。 |
ステップ 9 | 出力電力 LED が点灯し、グリーンになることを確認します。 |
すべての電源モジュールを電源へ接続して、各電源モジュールが動作すると、スイッチをネットワークに接続できるようになります。