Cisco DNA Center 第 2 世代アプライアンス データ移行ガイド

データ移行の概要

このドキュメントでは、個別の Cisco DNA Center 第 2 世代アプライアンスまたは第 2 世代アプライアンスの 3 ノードクラスタにデータを移行する方法について説明します。Cisco DNA Center は、次の移行シナリオをサポートしています。

  • 第 1 世代アプライアンスで設定されているものと同じインターフェイス IP アドレスを使用する第 2 世代アプライアンスへのデータの移行。

  • 第 1 世代アプライアンスで設定されているものとは異なるインターフェイス IP アドレスを使用する第 2 世代アプライアンスへのデータの移行。

  • 1 つの第 1 世代アプライアンスと 2 つの第 2 世代アプライアンスで構成されるクラスタの形成。


(注)  

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、基準ドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。


サポートされるアプライアンス

次の第 2 世代 Cisco DNA Center アプライアンスは、44 コアの第 1 世代アプライアンス(シスコ製品番号 DN1-HW-APL)からのデータ移行をサポートしています。

アプライアンスのタイプ

シスコの部品番号

44 コアアプライアンス

DN2-HW-APL

44 コア プロモーション アプライアンス

DN2-HW-APL-U

56 コアアプライアンス

DN2-HW-APL-L

56 コア プロモーション アプライアンス

DN2-HW-APL-L-U

112 コアアプライアンス

DN2-HW-APL-XL

112 コア プロモーション アプライアンス

DN2-HW-APL-XL-U

前提条件

このドキュメントで説明するデータ移行手順を完了する前に、次の情報を用意してください。

  • 第 1 世代アプライアンスのインターフェイスに設定されている IP アドレス。これは、第 2 世代アプライアンスで同じアドレスを設定する場合にのみ該当します。

  • 第 1 世代アプライアンスにインストールされている Cisco DNA Center パッケージとそのバージョン番号のリスト。この情報を取得するには、次のいずれかを実行します。

    • アプライアンスにログインして、maglev package status コマンドを実行します。

    • Cisco DNA Center 1.3.3.0 以前の場合は、 > [About] > [Show Packages]を選択します。

    • Cisco DNA Center 2.1.2以降の場合は、ヘルプアイコン)をクリックし、[About] > [Packages]を選択します。

  • バックアップサーバの設定情報。

第 2 世代アプライアンスへのデータの移行

個別の Cisco DNA Center 第 2 世代アプライアンスまたは第 2 世代アプライアンスの 3 ノードクラスタにデータを移行するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

第 1 世代アプライアンスで、次の手順を実行します。

  1. アプライアンスの自動化およびアシュアランスのデータをバックアップします。

    Cisco DNA Center 管理者ガイド』の「今すぐデータをバックアップ」のトピックを参照してください。

  2. クラスタからアプライアンスを切断します。

ステップ 2

第 2 世代アプライアンスで、次の手順を実行します。

  1. アプライアンスのインターフェイスに使用する IP アドレスを設定します。

    第 1 世代アプライアンスで設定されているものと同じ IP アドレスを使用することも、異なる IP アドレスを指定することもできます。

    Cisco DNA Center リリース 2.1.2 第 2 世代アプライアンス設置ガイド』で、使用する設定ウィザードとアプライアンスのタイプに応じたトピックを参照してください。

    • Maglev 設定ウィザードを使用して第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「Maglev ウィザードを使用したプライマリノードの設定」のトピックを参照してください。

    • ブラウザベースの設定ウィザードを使用して 44 または 56 コアの第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「ブラウザベースのウィザードを使用した 44 または 56 コアアプライアンスの設定」の章の「エキスパート構成ウィザードを使用したプライマリノードの設定」のトピックを参照してください。

    • ブラウザベースの設定ウィザードを使用して 112 コアの第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「ブラウザベースのウィザードを使用した 112 コアアプライアンスの設定」の章の「エキスパート構成ウィザードを使用したプライマリノードの設定」のトピックを参照してください。

    重要 

    Cisco DNA Center アプライアンスの高スループット設定に一致するようにアクセススイッチを再設定する場合は、次に示す第 1 世代と第 2 世代のアプライアンスの違いに注意してください。

    • 第 1 世代のアプライアンスでは、設定された VLAN がスイッチポートで設定され、アプライアンスの Cisco UCS 仮想インターフェイスカード(VIC)1227 で設定されたものと一致する必要がありますが、第 2 世代のアプライアンスはネイティブ VLAN のみをサポートします。

    • 第 1 世代のアプライアンスはトランク スイッチポートモードのみをサポートしますが、第 2 世代のアプライアンスはアクセス スイッチポートモードのみをサポートします。

  2. 第 1 世代アプライアンスにインストールされているバージョンと同じバージョンの Cisco DNA Center パッケージをインストールします。

    Cisco DNA Center 管理者ガイド』の「パッケージと更新のダウンロードとインストール」を参照してください。

  3. ステップ 1 でバックアップしたデータを復元します。

    Cisco DNA Center 管理者ガイド』の「バックアップからデータを復元」のトピックを参照してください。

  4. Cisco ISECisco DNA Center を連動させます。

    Cisco DNA Center 第 2 世代アプライアンス設置ガイド』のトピック「Cisco ISECisco DNA Center の統合 」を参照してください。

ステップ 3

Cisco ISECisco DNA Center と正しく統合され、ワイヤレス LAN コントローラが動作していることを確認します。

  • 1 つの第 2 世代アプライアンスにのみデータを移行する場合は、ここで終了します。

  • 3 ノードクラスタを設定する場合は、ステップ 4 に進みます。

ステップ 4

Cisco DNA Center クラスタ内に 2 番目と 3 番目のアプライアンスを設定します。

Cisco DNA Center 第 2 世代アプライアンス設置ガイド』で次のいずれかのトピックを参照してください。

  • Maglev 設定ウィザードを使用して第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「Maglev ウィザードを使用したセカンダリノードの設定」のトピックを参照してください。

  • ブラウザベースの設定ウィザードを使用して 44 または 56 コアの第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「ブラウザベースのウィザードを使用した 44 または 56 コアアプライアンスの設定」の章の「エキスパート構成ウィザードを使用したセカンダリノードの設定」のトピックを参照してください。

  • ブラウザベースの設定ウィザードを使用して 112 コアの第 2 世代アプライアンスを設定する場合は、「ブラウザベースのウィザードを使用した 112 コアアプライアンスの設定」の章の「エキスパート構成ウィザードを使用したセカンダリノードの設定」のトピックを参照してください。