この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、PA-4B-U のインストレーションに必要な機器、安全上の注意、および設置場所の条件について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
PA-4B-U を設置するには、次の部品と工具が必要です。追加機器のご注文については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。
• インターフェイス ケーブル( ケーブルおよびピン割り当てを参照)
• すべてのアップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)、およびスペアに付属している使い捨ての静電気防止用リスト ストラップまたは任意の静電気防止用器具
表2-1 に、サポート対象のルータ プラットフォーム上で PA-4B-U を使用する場合に最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを示します。
PA-4B-U を正常に動作させるため、ご使用のハードウェアおよびソフトウェアに応じ、次の条件に従ってポート アダプタをご利用ください。
• PA-4B-U を Cisco 7200 シリーズ ルータで使用する場合は、使用可能な任意のポート アダプタ スロットに搭載できます。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータでは、ISDN Primary Rate Interface(PRI)インターフェイスと ISDN Basic Rate Interface(BRI)インターフェイスを一緒に使用することはできません。ISDN の設定で指定した ISDN スイッチ タイプ(PRI または BRI)は、ルータ内のすべての ISDN インターフェイス ポートに適用されます。
• Cisco 7204 ルータに 4 つの PA-4B-U を搭載するには、最低限 32 MB の DRAM が必要です。Cisco 7206 ルータに 6 つの PA-4B-U を搭載するには、最低限 32 MB の DRAM が必要です。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータのポート アダプタのハードウェアおよびメモリ構成については、次の URL の『Cisco 7200 Series Port Adapter Hardware Configuration Guidelines』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps2033/products_configuration_guide_book09186a00801056ef.html
ルータに搭載のハードウェアで使用する Cisco IOS ソフトウェアの最小ソフトウェア要件を確認するため、シスコでは Cisco.com に Software Advisor ツールを用意しています。このツールでは、システム内のモジュールが互換性を備えているかどうかは確認できませんが、個々のハードウェア モジュールまたはコンポーネントについて最小の IOS 要件を確認できます。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com のログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で Log In をクリックして、Support > Tools and Resources に進みます。ブラウザで直接、
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_most_requested_tools.html にアクセスしても、このツールにアクセスできます。
製品ファミリーを選択するか、製品番号を入力すると、ご使用のハードウェアに最低限必要なソフトウェア リリースを確認できます。
ここでは、電気機器または電話線に接続されている装置を取り扱う際に従うべき安全上の注意事項を示します。
誤って行うと危害が生じる可能性がある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。このマニュアルに記載されている警告の各国語版については、装置に付属の『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシの取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際は、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ポート アダプタおよびプロセッサ モジュールの金属フレーム内には、プリント基板が組み込まれています。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フレームによって ESD から保護されていますが、基板を取り扱う際は、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシ フレームの塗装されていない面にストラップの装置側を取り付けてください。
• コンポーネントを取り付けるときは、任意のイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バス コネクタをバックプレーンまたはミッドプレーンに適切に固定してください。イジェクト レバーや非脱落型ネジは、基板の脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
• コンポーネントを取り外すときは、任意のイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。
• フレームを取り扱う際は、ハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには触れないでください。
• 取り外したコンポーネントは基板側を上にして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に保管します。コンポーネントを返却する場合は、取り外した基板をすぐに静電気防止用容器に入れてください。
• プリント基板に衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によって静電破壊が生じることがあります。
• プリント基板は、金属フレームから取り外さないでください。
このマニュアルに記載された装置は、無線周波エネルギーを生成および放射する可能性があります。シスコシステムズの指示する設置手順に従わずに装置を設置した場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス B デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの仕様は、住宅地で使用したときに、このような干渉を防止する適切な保護を規定したものです。ただし、特定の設置条件において干渉が起きないことを保証するものではありません。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
シスコシステムズでは、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC 認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。