この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco uBR7246 VXR から Cisco Cable Clock Card を取り外し、新規または交換用のクロック カードを取り付ける手順について説明します。内容は、次のとおりです。
• 「活性挿抜」
金属フレーム上に取り付けられている各クロック カードの回路ボードは、ESD(静電気放電)により破壊されることがあります。
(注) クロック カード スロットを使用しない場合には、ルータまたはスイッチを EMI(電磁波干渉)防止基準に適合させ、ユニバーサル ブロードバンド ルータの全コンポーネントに適正なエア フローを提供するために、空スロットに必ずブランク クロック カードを取り付けておく必要があります。未使用のスロットに新しいクロック カードを取り付ける場合には、最初にブランク クロック カードを取り外す必要があります。
Cisco uBR7246 VXR は活性挿抜(OIR; Online Insertion and Removal)機能をサポートしていますが、シャーシ内のクロック カードを活性挿抜で交換することはできません。クロック カードを取り外したり交換したりする場合は、Cisco uBR7246 VXR の電源をオフにする必要があります。電源をオフにする前にシャーシからクロック カードを取り外すと、ルータがクラッシュします。
(注) インストレーションを開始する前に、必要な部品および工具について、第2章「インストレーションの準備」を参照してください。
クロック カードの取り外し/取り付けを行うときは、次の警告および注意に従ってください。
(注) クロック カードの非脱落型ネジが完全に締まらない場合は、クロック カードがミッドプレーンに完全に固定されていません。クロック カードをスロットの中程まで注意深く引き抜き、再び挿入してから、非脱落型ネジを締めてください。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。プラットフォームによってはリスト ストラップを接続する ESD コネクタを備えたものもあります。ミッドプレーンまたはバックプレーンに手や金属製の工具で直接触れないでください。感電することがあります。
警告 火災を予防するため、No.26 AWG 以上の通信回線コードだけを使用してください。
ここでは、クロック カードの取り外し/取り付けの手順を、図と共に詳しく説明します。次の図について説明します。
• 「Cisco uBR7246 VXR ― クロック カードの取り外し」
• 「Cisco uBR7246 VXR ― クロック カードの取り付け」
クロック カードでは最大 2 つの DB-15 T1 接続を使用できます。ケーブルはシスコまたはケーブル ベンダーから購入できます。
クロック カードに DB-15 T1 ケーブルを接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 DB-15 T1 ケーブルを、クロック カード上のプライマリまたはセカンダリ DB-15 インターフェイス ポートに直接接続します(図3-2 を参照)。
(注) クロック カードにケーブル レセプタクルを接続するときは、負荷がかからないように、ルータに付属のケーブル留め金具を使用してください。
ステップ 2 DB-15 T1 ケーブルのネットワーク側を、CSU/DSU、DTE、または他の外部機器に接続します。
ステップ 3 もう 1 つの DB-15 T1 インターフェイスについても、ステップ 1 ~ 2 を繰り返します。
これで、クロック カードに DB-15 T1 ケーブルを接続する手順は完了です。 第4章「クロック カードの設定」 に進みます。