ACE ハードウェアおよびソフトウェア設定情報の表示
この章では、Cisco 4700 Series Application Control Engine(ACE)アプライアンスのハードウェアおよびソフトウェア設定情報を表示する方法について説明します。ACE CLI(コマンドライン インターフェイス)では、EXEC モードで実行できる各種 show コマンドのセットが用意されています。これらのコマンドを使用して、ACE のハードウェアおよびソフトウェア設定情報を収集することができます。
この章の内容は、次のとおりです。
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ソフトウェア バージョン情報の表示
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ソフトウェア著作権情報の表示
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ハードウェア情報の表示
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ハードウェア コンポーネントの表示
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システム プロセスの表示
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プロセス ステータス情報とメモリ リソース制限の表示
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システム情報の表示
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ICMP 統計情報の表示
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テクニカルサポート情報の表示
現在の実行コンフィギュレーション ファイルとスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの内容を表示する方法については、 「 ACE ソフトウェアの管理 」 を参照してください。
(注) show buffer、show fifo、show netio、show np、および show vnet のコマンドは、内部のシステムレベルのハードウェアの show 出力を表示します。これらのコマンドは、訓練を受けたシスコの保守担当者が、ACE のデバッグおよびトラブルシューティングに使用します。これらの show コマンドの背景説明については、『Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Command Reference』を参照してください。
ソフトウェア バージョン情報の表示
ACE のフラッシュ メモリ内で実行中のシステム ソフトウェアのバージョンを表示するには、 show version コマンドを使用します。 show version コマンドは、アップグレードの前後で、ACE のソフトウェア バージョンを確認するために使用します。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
show version
たとえば、 show version コマンドの全出力を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin# show version
Cisco Application Control Software (ACSW)
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 1985-2008 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
system: Version A3(1.0) [build 3.0(0)A3(0.0.148) adbuild_03:31:25-2008/08/0
6_/auto/adbure_nightly2/nightly_rel_a3_1_0_throttle/REL_3_0_0_A3_0_0
system image file: (nd)/192.168.65.31/scimitar.bin
Device Manager version 1.1 (0) 20080805:0415
installed license: ACE-AP-VIRT-020 ACE-AP-C-1000-LIC
total: 6226392 kB, free: 4315836 kB
shared: 0 kB, buffers: 17164 kB, cached 0 kB
total: 935560 kB, used: 611564 kB, available: 276472 kB
last boot reason: Unknown
configuration register: 0x1
kernel uptime is 0 days 21 hours 25 minute(s) 17 second(s)
ソフトウェア著作権情報の表示
ACE のソフトウェア著作権情報を表示するには、 show copyright コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。
show copyright
入力例を示します。
host1/Admin# show copyright
Cisco Application Control Software (ACSW)
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 1985-2008 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
ハードウェア情報の表示
ACE のハードウェア コンポーネントの詳細を表示するには、 show hardware コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。
show hardware
たとえば、ACE ハードウェア コンポーネントの詳細を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin # show hardware
Product Number: ACE-4710-K9
Serial Number: QCN21220038
MFG Part Num: 800-29070-01
表 5-1 に、 show hardware コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-1 show hardware コマンドのフィールドの説明
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Product Number |
ACE の製品番号 |
Serial Number |
ACE のシリアル番号 |
Hardware Rev |
ACE のハードウェア リビジョン |
VID |
ACE のバージョン識別番号 |
MFG Part Num |
ACE の製造パーツ番号 |
MFG Revision |
ACE の製造リビジョン |
Slot No. |
適用されません |
Type |
ACE、アプライアンス、またはモジュールのタイプを識別します |
ハードウェア コンポーネントの表示
ACE のシステム ハードウェア コンポーネントを表示するには、show inventory コマンドを使用します。このコマンドは、製品 ID、シリアル番号、バージョン ID など、ACE の Field Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)に関する情報を表示します。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
show inventory [ raw ]
オプションの raw キーワードを指定すると、ACE の各コンポーネントに関する情報が表示されます。
たとえば、ACE ハードウェア コンポーネントの詳細を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin # show inventory
表 5-2 に、 show inventory コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-2 show inventory コマンドのフィールドの説明
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|
Name |
ACE コンポーネントに割り当てる名前。 (注) raw キーワードを指定しない場合、表示される名前付きオブジェクトのみが ACE シャーシです。 raw キーワードを指定する場合、モニタ対象のシャーシの各コンポーネントが表示されます。 |
Descr |
ACE コンポーネントの説明。 |
PID |
ACE の製品識別子。 |
VID |
ACE のバージョン識別子。 |
SN |
ACE のシリアル番号。 |
システム プロセスの表示
ACE で実行中のすべてのプロセスに関する全般的な情報を表示するには、show processes コマンドを使用します。 show processes コマンドは、Intel Pentium プロセッサのサマリー CPU 情報を表示します。
show processes コマンドは、すべてのコンテキストで管理ロールを持つユーザだけが使用できます。表示されるシステム プロセス情報は、CPU システム レベルのものであり(総 CPU 使用率)、コンテキスト単位のレベルではありません。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
show processes [ cpu | log [ details | pid process_id ] | memory ]
キーワード、引数、およびオプションは次のとおりです。
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cpu - Intel Pentium プロセッサの CPU 情報を表示します。
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log - プロセス ログに関する情報を表示します。
•
details - すべてのプロセス ID のプロセス ログ情報を表示します。
•
pid process_id - 特定のプロセス ID に関する情報を表示します。
•
memory - プロセスに関するメモリ情報を表示します。
たとえば、Intel Pentium プロセッサのメモリ情報を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin# show processes mem
PID MemAlloc StackBase/Ptr Process
----- -------- ----------------- ----------------
1 495616 bffffed0/bffff9c0 init
表 5-3 に、 show processes コマンド出力の各フィールドについて説明します。 show processes コマンドは、Intel Pentium プロセッサのサマリー CPU 情報を表示します。
表 5-3 show processes コマンドのフィールドの説明
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PID |
プロセス識別子。 |
State |
プロセス ステート。 さまざまなプロセス ステート コードを以下に示します。このコードでプロセスのステートを示すことができます。 • D --中断できないスリープ(通常、I/O 関連) • ER --実行中にエラーが発生 • NR --非実行中 • R --実行中または実行可能(実行キュー上) • S --中断できるスリープ(イベントの完了待ち) • T --ジョブ コントロール シグナルまたはトレース処理中で停止済み • W --ページング処理中 • X --プロセスが dead 状態 • Z --defunct(「ゾンビ」)プロセス(親は終了しても、子プロセスは回収されていないプロセス) |
PC |
現在のプログラム カウンタ(16 進表記)。 |
Start_cnt |
プロセスの起動回数。 |
TTY |
プロセスを制御する端末。 通常「-」は、特定の tty 上でデーモンが実行されていないことを示します。 |
Process |
プロセスの名前。 |
表 5-4 に、 show processes cpu コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-4 show processes cpu コマンドのフィールドの説明
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|
CPU Utilization |
5 秒間隔、1 分間隔、および 5 分間隔で、ACE の CPU 使用率を表示します |
PID |
プロセス識別子 |
Runtime (ms) |
プロセスが使用した CPU 時間(ミリ秒単位) |
Invoked |
プロセスを起動した回数 |
uSecs |
各プロセスの起動にかかる CPU 時間の平均(マイクロ秒単位) |
1 Sec |
過去 1 秒間の CPU 使用率 |
5 Sec |
過去 5 秒間の CPU 使用率 |
1 Min |
過去 1 分間の CPU 使用率 |
5 Min |
過去 5 分間の CPU 使用率 |
Process |
プロセスの名前 |
表 5-5 に、 show processes log コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-5 show processes log コマンドのフィールドの説明
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Process |
プロセスの名前 |
PID |
プロセス識別子 |
Normal-exit |
プロセスが通常終了したかどうかのステータス |
Stack |
スタック トレースがログ内にあるかどうかのステータス |
Core |
コア ファイルが存在するかどうかのステータス |
Log-create-time |
ログ ファイルが生成された時間 |
表 5-6 に、 show processes log details | pid コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-6 show processes log | pid details コマンドのフィールドの説明
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Service |
サービスの名前。 |
Description |
サービスの簡単な説明。 |
Started at |
プロセスが起動した時間。 |
Stopped at |
プロセスが停止した時間。 |
Uptime |
プロセスのアクティブな期間。 |
Start type |
プロセスの再起動可能性の特性(つまり、ステートレス再起動かステートフル再起動か)を示すシステム マネージャ オプション。 |
Death reason |
システム マネージャがプロセスを kill した理由(sysmgr のハートビートがないなど)。 |
Exit code |
プロセスが終了した終了コード。 (注) 通常、終了コードには、プロセスを kill したシグナル番号が指定されます。 |
CWD |
現在の作業ディレクトリ。 |
Virtual memory |
プロセスのコード、データ ヒープ、およびスタックの仮想メモリ アドレス。 |
PID |
プロセス識別子。 |
SAP |
サービス アカウント ポイント。 |
UUID |
Intel Pentium プロセッサの汎用一意識別子。 |
表 5-7 に、 show processes memory コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-7 show processes memory コマンドのフィールドの説明
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PID |
プロセス識別子 |
MemAlloc |
プロセスに割り当てられた合計メモリ |
StackBase/Ptr |
プロセス スタック ベースおよび現在のスタック ポインタ(16 進表記) |
Process |
プロセスの名前 |
プロセス ステータス情報とメモリ リソース制限の表示
詳細なプロセス ステータス情報とメモリ リソース制限を表示するには、EXEC モード コマンド show terminal internal info を使用します。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
show terminal internal info
入力例を示します。
host1/Admin# show terminal internal info
表 5-8 に、show terminal internal info コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-8 show terminal internal info コマンドのフィールドの説明
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プロセス情報 |
Name |
プロセスを開始した実行可能ファイルの名前。 |
State |
プロセス ステート。 さまざまなプロセス ステート コードを以下に示します。このコードでプロセスのステートを示すことができます。 • D --中断できないスリープ(通常、I/O 関連) • ER --実行中にエラーが発生 • NR --非実行中 • R --実行中または実行可能(実行キュー上) • S --中断できるスリープ(イベントの完了待ち) • T --ジョブ コントロール シグナルまたはトレース処理中で停止済み • W --ページング処理中 • X --プロセスが dead 状態 • Z --defunct(「ゾンビ」)プロセス(親は終了しても、子プロセスは回収されていないプロセス) |
SleepAVG |
タスクのスリープ率。 |
TGID |
端末グループ識別子。 |
PID |
プロセス識別子。 |
PPID |
親プロセス識別番号。 |
TracerPID |
トレーサ プロセス識別番号。 |
UID |
プロセスを開始したユーザの識別子(4 要素リスト)。 |
GID |
プロセスが属するグループの識別子(4 要素リスト)。 |
FDSize |
プロセス ファイル記述子のサイズ。 |
Groups |
グループの合計数。 |
VmSize |
プロセスが使用する仮想メモリの合計(KB 単位)。 |
VmLck |
ロックされている仮想メモリの合計(KB 単位)。 |
VmRSS |
プロセスが使用する物理メモリの合計(KB 単位)。 |
VmData |
仮想メモリ データ サイズ(KB 単位)。 |
VmStk |
仮想メモリ スタック サイズ(KB 単位)。 |
VmExe |
実行可能な仮想メモリ(KB 単位)。 |
VmLib |
仮想メモリ ライブラリ サイズ(KB 単位)。 |
VmPTE |
仮想メモリ ポインタ サイズ(KB 単位)。 |
Threads |
スレッド数。 |
SigPnd |
保留中のシグナル。 |
ShdPnd |
共有されている保留中のシグナル。 |
SigBlk |
ブロックされたシグナル。 |
SigIgn |
無視されたシグナル。 |
SigCat |
キャッチされたシグナル。 |
CapInh |
機能が継承された特権。 |
CapPrm |
機能の特権(プロセッサ リソース マネージャ)。 |
CapEff |
機能の有効な特権。 |
メモリの制限 |
Core file size |
作成できるコア ファイルの最大サイズ(ブロック単位)。 |
Data seg size |
プロセスのデータ セグメントの最大サイズ(KB 単位)。 |
File size |
シェルが作成できるファイルの最大サイズ(ブロック単位)。 |
Max locked memory |
プロセスがメモリにロックできる最大サイズ(KB 単位)。 |
Max memory size |
プロセスのレジデント セット サイズが拡張できる最大サイズ(KB 単位)。 この設定で、プロセスに割り当てる物理メモリ量を制限します。 |
Open files |
このプロセスで開くことができるファイルの最大数。 |
Pipe size |
パイプ バッファ サイズ(バイト単位)。 |
Stack size |
プロセスのスタック セグメントの最大サイズ(KB 単位)。 |
CPU time |
各プロセスが使用できる最長 CPU 時間(秒単位)。 |
Max user processes |
このユーザ識別子に関する最大同時プロセス数。 |
Virtual memory |
プロセスに使用できる仮想メモリの最大サイズ(KB 単位)。 |
システム情報の表示
システム情報を表示するには、show system コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。
show system { cpuhog | error-id { hex_id | list } | internal | kmemtrack | resources | skbtrack | uptime }
キーワード、引数、およびオプションは次のとおりです。
•
cpuhog - 現在アクティブのプロセスによる CPU 使用状況を監視するプロセス ウォッチドッグ タイマーに関連する情報を表示します。
•
error-id - エラーの説明を表示します。
•
hex_id - 16 進形式のエラー ID です。0x0 ~ 0xffffffff の範囲で指定します。
•
list - すべてのエラー ID を指定します。
•
internal - 訓練を受けたシスコの保守担当者のみが使用する一連の内部システム レベル コマンドを指定します。このオプションを使用できるのは、管理コンテキストのみです。
•
kmemtrack - カーネルのロードが可能なモジュールのカーネル メモリの割り当てを表示します。
•
resources - システム関連の CPU およびメモリ統計情報を表示します。
•
skbtrack - カーネルのロードが可能なモジュールのソケット バッファ(ネットワーク バッファ)の割り当てを表示します。
•
uptime - ACE の稼動時間を表示します。
たとえば、ACE の CPU およびメモリ統計情報を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin# show system resources
表 5-9 に、 show system resources コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-9 show system resources コマンドのフィールドの説明
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Load average |
実行中のプロセス数と定義される負荷。 この平均値は、過去 1 分、5 分、および 15 分間隔のシステム負荷を反映します。 |
Processes |
コマンドを入力したときにシステム内にあるプロセスの数、および実際に実行されているプロセス数。 |
CPU states |
過去 1 秒のユーザ モード、カーネル モード、およびアイドル時間の CPU 使用率。 |
Memory usage |
合計メモリ、使用メモリ、空きメモリ、バッファに使用されているメモリ、およびキャッシュに使用されているメモリ(いずれも KB 単位)。 バッファとキャッシュは、使用メモリの統計にも含まれます。 |
表 5-10 に、 show system uptime コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-10 show system uptime コマンドのフィールドの説明
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System start time |
ACE をオンにした日時 |
System uptime |
ACE のハードウェアおよびソフトウェアを実行していた期間 |
Kernel uptime |
オペレーティング システム(OS)が実行されていた期間 |
ICMP 統計情報の表示
Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)の統計情報を表示するには、show icmp statistics コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。
show icmp statistics
入力例を示します。
host1/Admin # show icmp statistics
ICMP 統計情報を削除する には、clear icmp statistics コマンドを使用します。
表 5-11 に、 show icmp statistics コマンド出力の各フィールドについて説明します。
表 5-11 show icmp-statistics コマンドのフィールドの説明
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Total Messages |
ACE が送信または受信した ICMP メッセージ数の合計 |
Errors |
ACE が送信または受信した ICMP エラー メッセージ数 |
Echo Request |
ACE が送信または受信した ICMP echo 要求メッセージ数 |
Echo Reply |
ACE が送信または受信した ICMP echo 返信メッセージ数 |
Unreachable |
ACE が送信または受信した ICMP 到達不能パケット数 |
TTL Expired |
ACE が送信または受信した ICMP TTL 期限切れメッセージ数 |
Redirect |
ACE が送信または受信した ICMP リダイレクト メッセージ数 |
Address Mask |
ACE が送信または受信した ICMP アドレス マスク 要求メッセージ数 |
Param problem |
ACE が送信または受信した ICMP パラメータ問題メッセージ数 |
Source Quench |
ACE が送信または受信した ICMP ソース クエンチ メッセージ数 |
Time Stamp |
ACE が送信または受信した ICMP タイム スタンプ(要求)メッセージ数 |
テクニカルサポート情報の表示
問題が発生したとき、それを報告するために ACE に関する全般的な情報を表示するには、EXEC モードで show tech-support コマンドを使用します。このコマンドは、発生した問題を報告するときにも使用できます。このコマンドを使用して ACE に関するあらゆる情報を収集し、コマンドの出力をテクニカルサポートの担当者に提出してください。
show tech-support コマンドは、複数の show コマンドの出力を一度に表示します。このコマンドの出力は、設定によって異なります。
コマンドごとに詳細な情報を出力できます。また、特定のインターフェイスまたは アプライアンス 用に出力を指定することもできます。各コマンド出力は、コマンドごとに改行され、コマンド名が先頭に出力されます。
(注) 明示的に terminal length コマンドを 0(ゼロ)に設定して、自動スクロールをディセーブルに、手動スクロールをイネーブルにてください。設定済みの端末サイズは、show terminal コマンドで確認できます。このコマンドの出力が表示されたら、必要に応じて端末長をリセットしてください( 「ACE の設定」を参照)。
(注) このコマンドの出力をファイルに保存するには、show tech-support コマンドの末尾に > filename を指定します( 「ACE ソフトウェアの管理」を参照)。ファイルを保存する場合は、十分な空き領域があることを確認してください。各ファイルのサイズは約 1.8 MB です。
show tech-support コマンドのデフォルトの出力には、次の各コマンドの出力を含みます。
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show hardware - 「ハードウェア情報の表示」を参照してください。
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show interface - 『 Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Routing and Bridging Configuration Guide 』を参照してください。
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show process - 「システム プロセスの表示」を参照してください。
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show running-config - 「ACE ソフトウェアの管理」 を参照してください。
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show version - 「ソフトウェア バージョン情報の表示」を参照してください。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
show tech-support [ details ]
オプションの details キーワードを指定すると、各 show コマンドの詳細な情報が表示されます。
たとえば、ACE の現在の実行ステートの抜粋を表示するには、次のように入力します。
host1/Admin# show tech-support
Cisco Application Control Software (ACSW)
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 1985-2008 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
system: Version A3(1.0) [build 3.0(0)A3(0.0.148) adbuild_03:31:25-2008/08/06_/auto/adbure_nightly2/nightly_rel_a3_1_0_
throttle/REL_3_0_0_A3_0_0
system image file: (nd)/192.168.65.31/scimitar.bin
Device Manager version 1.1 (0) 20080805:0415
installed license: ACE-AP-VIRT-020 ACE-AP-C-1000-LIC
total: 6226392 kB, free: 4315836 kB
shared: 0 kB, buffers: 17164 kB, cached 0 kB
total: 935560 kB, used: 611564 kB, available: 276472 kB
last boot reason: Unknown
configuration register: 0x1
kernel uptime is 0 days 21 hours 25 minute(s) 17 second(s)
*** Context 0: cmd parse error ***
cpu: 0, model: Intel(R) Pentium(R) 4, speed: 3399.991 MHz
total: 6226704 kB, free: 4637164 kB
shared: kB, buffers: 19436 kB, cached 0 kB
total: 861668 kB, used: 348552 kB, available: 469344 kB
last boot reason: reload command by root
configuration register: 0x1
switch kernel uptime is 0 days 18 hours 59 minute(s) 49 second(s)
Tue Aug 5 10:13:57 UTC 2008
NAME: "chassis", DESCR: "ACE 4710 Application Control Engine Appliance"
PID: ACE-4710-K9 , VID: , SN: 2061
show tech-support コマンドの出力を、ACE 上の disk0: ファイル システムのファイル、または File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)、Secure Copy Protocol(SCP)、Secure File Transfer Protocol(SFTP; セキュア ファイル転送プロトコル)、あるいは Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)を使用してリモート サーバにリダイレクトするには、EXEC モードで tac-pac コマンドを使用します。
(注) tac-pac コマンドの出力は gzip フォーマットです。出力先ファイル システムで簡単に解凍できるように、ファイル名には .gz 拡張子を含めることを推奨します。
このコマンドの構文は、次のとおりです。
tac-pac { disk0: [ path/ ] filename | ftp:// server / path [ / filename ] | scp: // [ username @ ] server / path [ / filename ] | sftp:// [ username @ ] server / path [ / filename ] | tftp:// server [ : port ] / path [ / filename ]}
キーワード、引数、およびオプションは次のとおりです。
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disk0: [ path/ ] filename - 現在のコンテキストの disk0: ファイル システム内のファイル コピー先を指定します。オプションのパスを指定しない場合、ファイルは disk0: ファイル システムのルート ディレクトリにコピーされます。
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ftp:// server / path [ / filename ] - FTP ネットワーク サーバおよびオプションのファイル名を指定します。
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scp: // [ username @ ] server / path [ / filename ] - SCP ネットワーク サーバおよびオプションのファイル名を指定します。
•
sftp:// [ username @ ] server / path [ / filename ] - SFTP ネットワーク サーバおよびオプションのファイル名を指定します。
•
tftp:// server [ : port ] / path [ / filename ] - TFTP ネットワーク サーバおよびオプションのファイル名を指定します。
たとえば、 show tech-support コマンドの出力をリモートの FTP サーバに送信するには、次のように入力します。
host1/Admin# tac-pac ftp://192.168.1.2/tac-output_7-7-08.gz