Cisco Vision Dynamic Signage Director の新規インストール
初版: 2018 年 7 月 10 日
このモジュールでは、VM(仮想マシン)に Cisco Vision Dynamic Signage Director をインストールする要件について説明します。
注意: Cisco.com からダウンロードした完全な ISO イメージ(アップグレードではない)から Cisco Vision Dynamic Signage Director リリース ソフトウェアをインストールして、リリース済みの製品バージョンの Cisco Vision Dynamic Signage Director を実行する必要があります。
このモジュールでは、次のトピックについて取り上げます。
■前提条件
■インストール作業
■次の作業
前提条件
ソフトウェア リリースのハードウェアおよびソフトウェア要件、変更、重要事項、および警告の最新情報については、『 Release Notes for Cisco Vision Dynamic Signage Director 6.1 』を参照してください。
サーバをアップグレードする前に、次の要件を満たしていることを確認します。
仮想サーバ環境
仮想サーバ環境での Cisco Vision Dynamic Signage Director のインストールには、サーバ環境の設定、Cisco Vision Dynamic Signage Director の完全な ISO の実行、およびネットワークの設定が含まれます。詳細については、Cisco Vision Dynamic Signage Director のインストールまたはアップグレードの開始のハードウェアの前提条件および仮想サーバへの新規インストールを参照してください。
プラットフォーム 3 サーバ
■サーバが実稼働場所に設置されている。プラットフォーム 3 ハードウェアの設置の詳細については、『 Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide 』 [英語] を参照してください。
■サーバの初期設定が完了し、Cisco UCS C-Series Integrated Management Controller(CIMC)インターフェイスが設定されている。
CIMC を設定するには、サーバの追加 IP アドレスが必要で、デフォルトのログインおよびパスワードを変更する準備が整っている必要があります。サーバが、次の設定でスタンドアロン モードに設定されていることを確認します。
–DHCP:無効
–NIC の冗長性:なし
–ブート順序:仮想 CD/DVD、HDD
詳細については、付録 C:Cisco UCS C220 サーバでの CIMC 設定およびファームウェア アップグレードのガイドラインを参照してください。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバでのイーサネット接続設定に必要な、次のネットワーク情報がある。
–IP アドレス(IPv4 のみ)およびネットワーク マスク
注: Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバは、静的 IP アドレスまたは有効期限内の DHCP リースを使用して設定する必要があります。
–デフォルト ゲートウェイ アドレス
–DNS サーバのアドレス
–ホストネーム
■Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバはネットワークに接続され、電源が供給されている。
■サーバの電源を入れ、インストール前に BIOS(起動中に F2 を押す)でブート順序を確認する。
■ソフトウェア インストールで Cisco Integrated Management Controller(CIMC)にアクセスするために、次の要件を満たしている。
–コンピュータが Cisco Vision Dynamic Signage Director の最小ブラウザ要件および最小フラッシュ プレーヤー要件を満たしている。また、Java 1.6 移行もインストールされている。
–Cisco Vision Dynamic Signage Director ネットワークにアクセスできるラップトップがある。
–Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバの CIMC インターフェイスの IP アドレスがある。
–CIMC インターフェイスのログイン クレデンシャルがある。デフォルトのクレデンシャルは admin と password です。
インストール作業
注: このセクションには、プラットフォーム 3 サーバに Cisco Vision Dynamic Signage Director を新規インストールする作業が含まれています。
プラットフォーム 3 サーバに Cisco Vision Dynamic Signage Director を新規インストールするには、次の作業を実行します。
■Cisco.com からの ISO ファイルのダウンロード(必須)
■次の作業(必須)
Cisco.com からの ISO ファイルのダウンロード
適切なライセンスを購入すると、Cisco Vision Dynamic Signage Director の完全な ISO ファイルにアクセスする方法の詳細を取得できます。ISO ファイルのダウンロード方法の詳細については、シスコ テクニカル サポートにお問い合わせください(表 1)。
注: 必ず SV-DIRECTOR 用の ISO を選択してください。
表 1に、Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバの完全な ISO イメージに使用されるファイル名の表記法を示します。
表 1 ISO ファイル名の表記法
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■SV-DIRECTOR-FULL-6.1.0- 386.x86_64.iso ■SV-DIRECTOR-UPGRADE-6.1.0- 386. x86_64.iso.md5sum ■SV-DIRECTOR-FULL-6.1.0- 386 x86_64.iso.sha256sum |
CIMC インターフェイスにログインしたら、アクセスできる場所に ISO ファイルをダウンロードします。
ダウンロードからアップグレード ファイルの整合性を確認するには、ラップトップでコマンドラインまたは GUI ユーティリティを使用して、.iso ファイルでチェックサムを計算します。.sha256sum ファイルを開いて、計算した値と.sha256sum ファイルで提供される予測値を比較します。値は一致している必要があります。一致していない場合は、ダウンロードを再試行します。
CIMC インターフェイスへのログイン
注 :CIMC インターフェイスにログインするには、 Cisco.com でこのドキュメントの以前のバージョンを参照してください。すべての要件と手順を確認できます。