この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Vision Dynamic Signage Director を展開する場合、通常、会場の設定とイベントの運営の各面を担当する担当者のチームが組織されます。たとえば、システム管理者に加えて、イベント オペレータ、コンテンツ マネージャおよび技術担当者が通常は存在します。各担当者は、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアを操作するために必要な各種スキルを持ちます。
Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアは、ロールベース アクセス コントロール(RBAC)を実装しており、これにより権限とユーザ アクセスの制御が可能になり、トレーニングを受けた人員は使用権限がある部分のみにアクセスできます。複数のユーザを、このソフトウェアの同じロールに割り当てることができます。ただし、各ユーザ名には単一のロールしか割り当てることができません。
複数施設環境での RBAC の詳細については、複数施設の階層管理を行うためのロールベース アクセス コントロールを参照してください。
注: このセクションでは、Cisco Vision Dynamic Signage Director システムのプライマリ(主要な)管理者(Administrator)ロールについて説明します。リリース 5.0 では、 施設管理者 と呼ばれる管理ロールが新たに導入されました。施設管理者は、開催場所単位で付与される管理権限のサブセットです。表 2を参照してください。
プライマリ管理者(Administrator)ロールは、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアへの無制限のアクセス権限を持ちます。このロールは、ユーザを追加し、それらのユーザに RBAC 権限を割り当てることができる唯一のロールです。管理者(Administrator)ロールは、Cisco Vision Dynamic Signage Director で事前設定されており、削除できません。ただし、パスワードは変更できます。また、複数のユーザに管理者の権限を割り当てることもできます。
Cisco Vision Dynamic Signage Director 管理者は、施設全体への Cisco Vision ソリューションの展開を担当する担当者です。
プライマリ管理者は、次の機能を実行するための十分な権限を持ちます。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバのインストール、アップグレード、バックアップ、復元。
■施設へのオブジェクト(施設オペレータや施設管理者を含む)の関連付け。
注 :管理者ロールが割り当てられたユーザは、複数施設環境において複数の開催場所への「グローバルな」アクセス権限を持ちます。施設管理者は、特定の開催場所へのアクセス権限のみ持ち、それらのアクセス権限は Cisco Vision Dynamic Signage Director のプライマリ管理者によって付与されます。
■Cisco Vision Director へのデバイスの追加。
■チャンネル編成の設定(コンテンツ マネージャもこのエリアの設定が可能)
■スイート ルーム、バック オフィス、バーなどのローカル制御エリアの設定。
表 1に、Cisco Vision Dynamic Signage Director の管理者が割り当てることのできるロールの概要を示します。ロール別の権限の詳細な対応付けについては、表 2を参照してください。
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コンセショナリーは、ダイナミック メニュー ボード(Dynamic Menu Board)アプリケーションへのアクセス権限のみ持ち、特定のテキストベース アイテムとグラフィック アイテム、およびメニューの背景グラフィックを変更できます。 ■ユーザにロールが割り当てられ、そのロールに基づいた十分な権限がユーザにある場合、それらのすべてのユーザは、コンセショナリーがアップロードしたすべてのコンテンツを使用できます。 ■コンセショナリー ロールに、[System Configuration] > [User Administration] または [Management Dashboard] の権限はありません。表示できるのは自分で作成した DMB テーマのみです。 |
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コンテンツ マネージャは、クリエイティブ サービス チームが用意したコンテンツと広告のアップロードを担当します。 ■コンテンツ マネージャは、指定のスケジュールに従い、開催場所の適切なエリア、および TV 画面の適切なエリアに正しいコンテンツが表示されるようにするために、イベント スクリプトを作成します。 ■コンテンツ マネージャは、Cisco Vision Dynamic Signage Director でイベントのステート/スクリプト、ゾーン、グループ、画面テンプレート、プレイリスト、およびティッカーを設定するための権限を持ちます。 ■コンテンツ マネージャは、カスタム メニュー用のガジェットを割り当てることや、それらのメニューのプレイリストを作成することもできます。 |
イベント オペレータは、イベント中に Cisco Vision Director のイベント スクリプトを実行します。イベント オペレータは、スクリプトを開始および停止する権限と、それらのスクリプトのステートを変更する権限を持ちます。 ■イベント オペレータは、イベント ステートの遷移を時間ベースから手動に変更すること、イベントを 3 つのアドホック ステート(内部緊急事態、外部緊急事態、または遅延)のいずれかに移行すること、ティッカー コンテンツ(レガシー バージョン)を承認することが可能です。 ■さらに、イベント オペレータは、どのような休止ステートが行われたか追跡し、また試合前のウォークスルー(リハーサル)の実行を担当します。 |
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施設オペレータは、TV オフ(TV Off)アプリケーションにのみアクセスできます。 ■施設オペレータは、http:// ipaddress :9090/web/sv/home( ipaddress は Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバの IP アドレス)を使用して、このアプリケーションに直接アクセスする必要があります。 |
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ヘルプデスク ユーザは、管理ダッシュボード(Management Dashboard)で情報を表示および監視するための閲覧のみの権限を持ち、また CCM を使用する権限を持ちます。このロールには、自分のパスワードを変更する以外に [System Configuration] > [User Administration] の権限はありません。 ヘルプデスク ロールが実行するタスクの詳細については、『StadiumVision Director Management Dashboard Guide』を参照してください。 |
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サポート ユーザは、1 次レベルのテクニカル サポートを担当します。 ■サポート ユーザは、Cisco Vision ネットワークで、DMP のステータスの監視、トラブルシューティング、および DMP の管理を行うために、管理ダッシュボード(Management Dashboard)への制限付きアクセス権限を持ちます。サポート ユーザは、CCM にもアクセスできます。 ■サポート ロールには、自分のパスワードを変更する以外に [System Configuration] > [User Administration] の権限はありません。 ヘルプデスク ロールが実行するタスクの詳細については、『StadiumVision Director Management Dashboard Guide』を参照してください。 |
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(リリース 5.0 以降)施設管理者は、そのユーザに対してメインの管理者が権限を付与した開催場所において、Cisco Vision Dynamic Signage Director の次のエリアについて制限付き権限を持ちます。 注: リリース 5.0.0-526(SP2)以降では、[Management Dashboard] および [Device Management](CCM)機能が施設管理者向けに新たに追加されています。 ■管理ダッシュボード(Management Dashboard): –リリース 5.0.0-526 (SP2) 以降のリリース:施設管理者は、すべての DMP コマンドと TV コマンドを発行できます。 –リリース 5.0.0-421 (SP1) 以前のリリース:読み取り専用アクセスと制限付きコマンドがサポートされます。 ■[Device Management](コマンド センター モニタリング) –リリース 5.0.0-526(SP2)以降のリリース:施設管理者は、[Device Management] から Reboot Device コマンドを実行して DMP を再起動できます。 –リリース 5.0.0-421 (SP1) 以前のリリース:読み取り専用アクセスです。 ■[System Configuration] > [Devices]([Display Specifications] のみ):[Groups & Zones]、[Channels]、[Luxury Suites] への読み取り専用アクセス。 |
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(リリース 3.1 以降)。施設オペレータ(Venue Operator)は、スクリプト制御のみ行うことができ、また管理者(Administrator)がそのユーザに対して権限を付与した施設に対してのみ制御を実行できます。 ■施設オペレータは、権限が付与された開催場所への閲覧専用アクセスにより、管理ダッシュボード(Management Dashboard)で情報を表示と監視できます。 注: 施設固有の権限を持つロールは施設オペレータ(Venue Operators)と施設管理者(Venue Administrators)のみです。詳細については、複数施設サポートのための Cisco Vision Dynamic Signage Director の設定を参照してください。 |
表 2に、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアのユーザ ロール別のアクセス エリアの概要を示します。
注: 「○」は、そのユーザ ロールが対応する機能エリアへのアクセス権限を持っていることを示し、「—」は、そのロールがそのエリアへの権限を持たないことを示します。
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