目次

はじめに

このドキュメントでは、Cisco Unified Contact Center Express Historical Reporting Client のネットワーク共有プリンタで見られる問題について説明します。

前提条件

要件

次の項目に関する知識が推奨されます。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のハードウェアとソフトウェアのバージョンに基づくものです。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

問題 1

あるネットワーク共有プリンタ環境において、スケジュールされたレポートをプリンタに印刷し、送信するオプションが Historical Reporting Client Report Viewer で動作しません。 ユーザ インターフェイス(UI)はレポート印刷中のステータスを示していますが、プリンタには何も印刷されません。 また、「Could not start print job」エラー メッセージが表示されます。

この問題は、Cisco Bug ID CSCta53308登録ユーザ専用)にも記載されています。

解決策

Cisco Unified Contact Center Express 5.0(x) 以降では、hrcConfig.ini のフラグを使ってこの問題を解決することができます。 ネットワーク共有プリンタに印刷するには、次の手順を実行します。

  1. Historical Reporting Client をホストするワークステーションから、C:\Program Files\Cisco CRS Historical Reports\hrcConfig.ini を開きます。

  2. hrConfig.ini ファイルが開いたら、「UseSharedMemory=1」フラグを探して設定します。 ファイルを保存して、閉じます。

    共有メモリ モデルを使用する場合は UseSharedMemory1 を設定し、共有メモリ モデルを使用しない場合は 0 を設定します(デフォルト)。

  3. ワークステーションを再起動します。

  4. テストのため、このワークステーションからネットワーク プリンタに印刷します。

カスタム レポートの印刷に問題がある場合は、次の手順を実行します。

  1. Historical Reporting Client をホストするワークステーションから C:\Program Files\Cisco UCCX Historical Reports を指定し、hrcConfig.ini ファイルをテキスト エディタで編集します。

    変更を行う前に、スケジューラが停止し、Historical Reporting Client が動作していないことを確認します。

  2. ユーザ名をレポートに表示するには、showUserNameOnReport=1showUserNameOnReport=0 に設定します。

    : showUserNameOnReport=0 を使用すると、既成レポートおよびカスタム レポートの生成者の名前が表示されません。 レポートにその情報が必要な場合、回避策は、@$UserName ラベルをカスタム レポートに追加することです。

  3. ファイルを保存して、閉じます。

問題 2

Cisco Unified Contact Center Express 8.0 で、他の印刷ジョブは正常に動作しているのに、Historical Reporting Client のネットワーク プリンタに印刷できません。 また、「Could not start print job」エラー メッセージが表示されます。

解決策

唯一の回避策は、PC にレポートを保存し、PDF ビューアで開き、そこから印刷することです。 この問題は、Cisco Bug ID CSCtn20575登録ユーザ専用)に記載されています。

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