このドキュメントでは、Cisco Conference Connection が次のデータベース エラーを伴ってハングした場合の回避策について説明します。
[Microsoft][ODBC SQL Server Driver][SQL Server]Could not allocate space for object 'PastConferenceTable' in database 'DCMS' because the 'PRIMARY' filegroup is full.!
Cisco Conference Connection(CCC)に関する知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、Cisco Conference Connection バージョン 1.2.2 に基づいています。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
ユーザが Cisco Conference Connection(CCC)を使用して、14 日間を超えて繰り返される会議(長さ 23 ~ 24 時間)をスケジュールできません。 ユーザが会議をスケジュールすると、Web ページがハングし、1 時間後にタイムアウトになります。 ユーザは HTTP セッションを閉じて、別のブラウザ ウィンドウを開く必要があります。 場合によっては CCC を使用するためにシステムを再起動しなければならないことがあります。
CCC が(アプリケーション イベント ログに表示される)次のデータベース エラーを伴ってハングします。
Event Type: Error Event Source: MSSQLServer Event Category: (2) Event ID: 17052 Date: 3/2/2004 Time: 11:17:45 AM User: N/A Computer: USCITVC10 Description: The description for Event ID ( 17052 ) in Source ( MSSQLServer ) cannot be found. The local computer may not have the necessary registry information or message DLL files to display messages from a remote computer. The following information is part of the event: Error: 1105, Severity: 17, State: 2 Could not allocate space for object 'UsedResourceTable_1' in database 'DCMS' because the 'PRIMARY' filegroup is full..
この問題は、会議期間中にサマータイム(DST)カットオーバーが含まれることが原因で発生する可能性が高いです。 たとえば DST カットオーバーが 2004 年 4 月 4 日(日)午前 2 時である場合、その時間にスケジュールされているすべての会議でこの問題が見られます。
(一般的なカットオーバー時間帯である)夜間にリソースをスケジュールすることの多い 24 時間会議で、この問題がよく発生します。 通常の会議および連続する会議は多くの場合、カットオーバーのない日中にスケジュールされます。 この問題は、Data Conference Meeting Server(DCMS)データベースがいっぱいになると発生します。
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
コマンド プロンプト(DOS ウィンドウ)を開きます。
プロンプトで cd c:\MSSQL7\Binn osql -w 2000 -E -Q "sp_helpdb DCMS" -o out.txt と入力します。
プライマリ ファイル グループで maxsize に特定の値が示されるかどうかを確認し、データベース サイズ増加率を unlimited に設定します。
データベース サイズ増加率を unlimited に設定するには、次の手順を実行します。
(Cisco CallManager サーバにインストールされている)Structured Query Language(SQL)Enterprise Manager を使用して、CCC データベースに接続します。
Enterprise Manager を開始するために、[Start] をクリックし、[Programs] > [Microsoft SQL Server] > [Enterprise Manager] を選択します。
[SQL Server group] を右クリックして [New SQL Server Registration] を選択します。
CCC サーバの名前を入力し、[Add] をクリックして、[Next] をクリックします。
認証を選択します。
[Add to existing group] をクリックし、[Next] をクリックして、[Finish] をクリックします。
接続が確立されたら、リスト内のデータベース エントリを展開します。 DCMS という名前のデータベースが表示されます。
[DCMS] を右クリックして、[Properties] を選択します。
このプロパティには、 [unrestricted file growth] および [restrict file growth (with a numerical MB limit)] という 2 つのオプションが表示されます。
[Properties] ウィンドウで [Data Files] タブをクリックします。 右下に [Maximum File Size] という名前のプロパティが表示されます。
[unrestricted file growth] を選択し、[OK] をクリックします。
注: この手順の後で CCC や SQL サービスを再起動する必要はありません。