スピード ダイヤル エントリを使用すると、迅速なコールの発信、コールの転送、コンサルト(監視付き)転送、およびスピード ダイヤル エントリに関連付けられた個人との会議を開始できます。 スピード ダイヤル エントリには、ダイヤル グループに追加したユーザの名前、電話番号、およびメモが含まれます。
ある状況では、複数のアテンダント コンソール クライアントが同じ短縮ダイヤル設定を使用する場合があります。 その場合、1 人の既存ユーザから、同じ短縮ダイヤルを使用する他のユーザに、短縮ダイヤルをコピーできます。 したがって、手動で各ユーザの短縮ダイヤルを設定する必要はありません。 このドキュメントでは、DC ディレクトリの使用時に、異なるアテンダント コンソール ユーザ間で短縮ダイヤルをコピーする方法について説明します。
このドキュメントでは、DC ディレクトリを実行することを前提としています。 Active Directory を実行する場合は、ドキュメントで説明されている方法を使用して、ユーザから他のユーザに短縮ダイヤルをコピーすることはできません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco CallManager 3.x および 4.x
Cisco CallManager アテンダント コンソール 1.x 以降
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
1 人のアテンダント コンソール ユーザから別のユーザに短縮ダイヤルをコピーするには、次の手順を実行する必要があります。
user1 から短縮ダイヤルを取得するには、次の手順を実行します。
[Start] > [Programs] > [DC Directory Administrator] を選択し、DC Directory Admin に移動します。
[Administration] フォルダで [Directory] > [cisco.com] > [CCN] > [user_info] > [< user1>_info] を展開します。
[AttendantConsoleProfile] を強調表示します。
右側のウィンドウ フレームにある [ACXmlData] をダブルクリックします。
[Recorded Name] フィールドにデータがあるかを確認します。 これは暗号化フォーマットの短縮ダイヤルです。 ただし、他のアテンダントの [Recorded Name] フィールドにコピーできます。 右クリックして [Copy] 操作を実行します。
user2 に短縮ダイヤルをコピーするには、次の手順を実行します。
[Start] > [Programs] > [DC Directory Administrator] を選択し、DC Directory Admin に移動します。
[Directory] > [cisco.com] > [CCN] > [User_info] > [<user2>_info] を展開します。.
[AttendantConsoleProfile] エントリを探します。 右側のウィンドウ フレームにある [ACXmlData] をダブルクリックします。
[Modify] をクリックし、前述の手順でコピーした短縮ダイヤルを [ACXmlData] フィールドに貼り付けます。 [Apply]、次に [OK] をクリックします。
これらの 2 つの手順を完了したら、user1 の短縮ダイヤルは user2 にコピーされます。
短縮ダイヤルが user1 から user2 にコピーされたことを確認するには、アテンダント PC の user1 および user2 にログインし、[Speed Dials] ウィンドウで両方が同じ番号になっているかを確認します。
現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。