IP から ISDN、および ISDN から IP へのコール発信のために簡単な Codian ISDN GW ルールを設定する方法

概要

この記事は、Cisco TelePresence ISDN GW 3241およびCisco TelePresence ISDN GW MSE 8321製品に関連しています。

Q. IPからISDNへ、およびISDNからIPへコールを発信するために、いくつかの単純なCodian ISDN GWルールを設定するにはどうすればよいのですか。

A.ダイヤルプランは「最初の一致」ルーティングで動作します。つまり、特定のコール方向（IP->ISDNまたはISDN->IP）に対して、ISDNゲートウェイはダイヤルプランの先頭から開始し、ルールのリストが一致するまで先に進みます。その後、そのルールで指定されたアクションが実行されます。ルール名をドラッグアンドドロップして（ISDNゲートウェイが実行しているビルドに応じて）、各ルールの右側にある「up」リンクと「down」リンク、またはその両方を使用して、ルールの順序を変更できます。ダイヤルプランの詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

基本的な例をいくつか示します。

IPからISDNへのルール

例 1

ゲートキーパーを使用していて、Codian ISDN Gatewayダイヤルプランプレフィックスを99（たとえば）に設定している。 99 + PSTN番号をダイヤルし、Codian ISDN Gatewayが独自にPSTN番号をダイヤルできるようにしたい。

次のようなIP to ISDNダイヤルプランルールを作成します。

• 着信者番号が一致する：99(D+)

• 次の番号に発信します。1

説明：$1は、番号一致フィールドの最初のカッコで囲まれたグループを指します。これはD+で、任意の数字の1つ以上を意味します。99を最初に付加すると、D+グループから除外されます。つまり、ダイヤルする有効なPSTN番号が残されます。したがって、ユーザは電話機から990149454339をダイヤルでき、ISDNゲートウェイは99を取り除き、PSTN経由で0149454339をダイヤルします。

例 2

ゲートキーパーを使用していない。その他のH.323ゲートウェイ（Codian MCUやCisco CUCMなど）の一部は、4桁のE.164番号をCodian ISDN Gatewayにルーティングしています。これらを特定の番号グループでプレフィクス化すると、ISDNゲートウェイがダイヤルできる有効なPSTN番号に変わることがわかります。

次のようなIP to ISDNダイヤルプランルールを作成します。

• 着信者番号が一致する：DDDD（受け取ったすべての数字を使用するため、角カッコは必要ありません）

• 次の番号に発信します。01 49 45 $A（$Aは受信したすべての数字を意味します）

説明：DDDDは4桁のグループです。$Aは、コールを発信するH.323デバイスからISDNゲートウェイが受信したすべての数字です。したがって、Codian MCUがH.323ゲートウェイコールをISDNゲートウェイに番号4339で発信した場合、ISDNゲートウェイはPSTN経由で01 49 45 43 39をダイヤルします。

ISDNからIPへのルール

例 3

ゲートキーパーを使用している。電話会社から、01 49 45 43 30 ～ 01 49 45 43 49の範囲の20個のダイレクトダイヤル(DDI)番号のブロックが割り当てられており、その最後の6桁がPRIによって提示されています。20のH.323エンドポイントがあり、E.164番号1030 ～ 1049でゲートキーパーに登録します。PSTN上のISDNエンドポイントが、DDI番号を使用してH.323エンドポイントに直接ダイヤルできるようにする。

次のようなISDNからIPへのダイヤルプランルールを作成します。

• 着信者番号が一致する：4543(DD)(ここでは(D+)を(DD)の代わりに使用できます。電話会社から6桁を取得する予定であるかどうかは関係ありません)

• 次の番号に発信します。10ドル1(10をダイヤルし、最初のカッコで囲まれたグループ（DDI番号の最後の2桁）を追加)

説明：ISDNエンドポイントが01 49 45 43 39を呼び出し、45 43 39の番号を示すPRIに着信します。ゲートキーパー経由でIPコールを発信するには、45 43を取り除き、H.3のE.1110 23エンドポイント

例 4

ゲートキーパーを使用していない。例3と同じDDIの配置ですが、今回は、MCU上に数値ID 4330 ～ 4349の会議が20件あります。PSTN上のISDNエンドポイントが、DDI番号を使用してこれらの会議に直接ダイヤルされるようにする（01 49 45 43 30にダイヤルすると、会議4330に直接接続される）。

次のようなISDNからIPへのダイヤルプランルールを作成します。

• 着信者番号が一致する：45(D+)

• 次の番号に発信します。194.178.0.5:$1(194.178.0.5はMCUのIPアドレスです。この構文により、ISDNゲートウェイは内線$1へのH.323ゲートウェイコールをそのIPアドレスに発信します)

説明：ISDNエンドポイントが01 49 45 43 30（たとえば）をダイヤルすると、数字45 43 30がPRIに到着します。ISDNゲートウェイは45を除去し、ゲートウェイコールを194.178.0.5、E.164内線4330に発信します。これは、コールを会議4330に直接接続します。

関連情報

• テクニカル サポートとドキュメント – Cisco Systems

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