概要
このドキュメントでは、Cisco Jabber for Windows がフリーズしたが、クラッシュしておらず、問題レポートを出力しない場合に、実行すべきアクションについて説明します。Jabber を閉じるか終了してから Jabber を再度開き、手動で問題レポートを実行した場合は、この問題に関する情報がレポートに含まれないことを理解しておくことが重要です。ただし、Jabber をフリーズした時点のままで次の手順を実行すれば、生成された情報に Technical Assistance Center(TAC)がこの問題の分析に使用可能なデータが含まれているはずです。
手順
クラッシュまたは機能停止が発生した場合は、次の手順を実行します。
- Jabberの実行を継続します(CiscoJabber.exeプロセスを強制終了せず、[アプリケーションを閉じる]オプションを選択せず、Jabberを再起動しません)。
- Windows Explorer 経由で %PROGRAM_FILES%\Cisco Systems\Cisco Jabber に移動します。
- CiscoJabberPrt.exe アプリケーション(Jabber の問題レポート ツール)を起動します。
- [Problem Report] ダイアログで、[Include memory dump] を選択します。
次の問題が発生する前に、TAC が Windows Debugging Tools で Gflag(グローバル フラグ)を有効にするように要請する場合があります。これにより、新しい情報がダンプに収集されるため、TAC と開発部門による問題のトラブルシューティングに役立ちます。そのためには、問題が発生している PC に Windows Debugging Tools をロードする必要があります。ただし、この操作は TAC から要請された場合にのみ実行します。
Windows Debugging Tools をインストールするには、次の手順を実行します。
- WDK and WinDbg downloads から Windows Debugging Tools をダウンロードします。Microsoft Windows 7 を実行している場合は、[Windows 7 Standalone Debugging Tools] を選択できるはずです。
- 問題が発生している PC に Windows Debugging Tools をインストールします。
- [Start] > [Programs] > [Debugging Tools for Windows] > [Global Flags] の順に選択します。[Global Flags] ウィンドウが表示されます。
- [Image File] タブをクリックします。
- [Image]フィールドにciscojabber.exeと入力し、Tabキーを押します。他のオプションが使用可能になるはずです。
- 次のオプションのチェックボックスをオンにします。
- Enable heap tail checking
- Enable heap free checking
- Enable heap parameter checking
- Enable heap validation on call
- Enable application verifier
- Enable page heap
- [Apply] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
