概要
Cisco Unified Contact Center Enterprise 8.x の CTIOS エージェント デスクトップでは、エージェントがコールを受信すると CTIOS デスクトップが最前面に表示されます。 このドキュメントでは、コールが着信したときに CTIOS デスクトップをバックグラウンドに保持する方法について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントに関しては個別の要件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は Cisco Unified Contact Center Enterprise 8.x に基づいています。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
表記法
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
手順
Cisco Unified Contact Center Enterprise 8.x では、CTIOS エージェントがコールを受信すると、CTIOS デスクトップが最前面に表示されます。 CTIOS デスクトップをバックグラウンドに保持する必要がある場合は、このセクションに示す手順を実行します。
これを行うには、[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ Cisco Systems, Inc.\CTIOS\ <CTIOSInstanceName>\<CTIOSServerName>\ EnterpriseDesktopSettings\All Desktops\ ScreenPreferences\ Name\MainScreen] にある MainScreen キーを使用します。 これには、着信コールに対応してソフトフォン ウィンドウとアイコンがどのように動作するか定義するレジストリ値が含まれています。
MainScreen キーのレジストリ値のリストは次のとおりです。
レジストリ値の名前 |
説明 |
BringToFrontOnCall |
イネーブルな場合(1)は、BeginCallEvent が発生したときに、ソフトフォン ウィンドウが他のすべてのウィンドウよりも前面に表示されます。 |
FlashOnCall |
イネーブルな場合(1)は、BeginCallEvent が発生したときに、タスクバー上のソフトフォン アイコンがフラッシュします。 |
RecordingEnabled |
[Record] ボタンが Agent および Supervisor Softphones でイネーブルであるかどうかを制御します(0 = ディセーブル、1 = イネーブル)。 |
AgentStatistics IntervalSec |
Agent および Supervisor Softphones が time-in-state エージェント統計情報を更新する頻度(秒単位)を制御します。 |
CTIOS デスクトップをバックグラウンドに保持するには、BringToFrontOnCall をゼロ(0)に設定する必要があります。 この値はデフォルトで 1 に設定され、コール着信時に CTIOS デスクトップが最前面に現れます。
また、『CTI OS System Manager Guide for Cisco Unified ICM/Contact Center Enterprise & Hosted』も参照してください。
関連情報