Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、CGI スクリプトのシェル コマンドの保護されていない呼び出しに起因します。 攻撃者は、巧妙に細工された HTTP 要求を Cisco UCS Manager または Cisco Firepower 9000 シリーズ アプライアンスに送信することで、この脆弱性を不正利用することが可能です。 この不正利用により、攻撃者は Cisco UCS Manager または Cisco Firepower 9000 シリーズ アプライアンスで任意のコマンドを実行できる可能性があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20160120-ucsm
該当製品
脆弱性のある製品
Firepower 9000 シリーズ向け FX-OS のバージョン 1.1.2 より前のリリースは影響を受けます。
管理者は、管理 GUI にログインすることで Cisco UCS Manager ソフトウェアのバージョンを確認できます。 UCS Manager のバージョン番号は、 情報アイコンをクリックして表示されるポップアップ画面の バージョン フィールドに表示されます。
管理者は管理 GUI にログインすることで、Cisco Firepower 9000 シリーズ シャーシで実行している FX-OS ソフトウェアのバージョンを確認できます。 FX-OS のバージョン番号は、 概要ページ上部の バージョン フィールドに表示されます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
回避策
修正済みソフトウェア
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。 通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。 無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、 http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。 不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みバージョン
Cisco UCS Manager
脆弱性が修正された最初の Cisco UCS Manager のリリースは、2.2(4b)、2.2(5a)、2.2(6a)、3.0(2e)、3.1(e)、およびそれ以降です。 上記より前の 2.2.x バージョンはこの脆弱性の影響を受けます。 ソフトウェアは Cisco Software Central からダウンロードできます。
Cisco Firepower 9000 シリーズ アプライアンス
脆弱性が修正された最初の Cisco Firepower 9000 シリーズ アプライアンスは 1.1.2 です。 ソフトウェアは Cisco Software Central からダウンロードできます。
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
Version | Description | Section | Status | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.5 | アドバイザリのメタデータを更新しました。 | — | Final | 2017 年 11 月 27 日 |
1.4 | 修正された最初の Cisco UCSM バージョンを更新しました。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2016 年 2 月 25 日 |
1.3 | 修正された最初の Cisco UCSM バージョンを更新しました。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2016 年 1 月 27 日 |
1.2 | 2.2.x より前の Cisco UCS Manager バージョンが影響を受けることを明記しました。 | 脆弱性のある製品 | Final | 2016 年 1 月 22 日 |
1.1 | スペルの間違いを修正しました。 | Source | Final | 2016 年 1 月 21 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2016 年 1 月 20 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。