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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
バージョン8.0.4(34)、8.1.2(25)、および8.2.1(3)より前のCisco ASA適応型セキュリティアプライアンスがクライアントレスSSL VPN接続を受け入れるように設定されている場合、認証されていないリモートの攻撃者がユーザアカウントのクレデンシャルを盗む可能性のある脆弱性が存在します。 バージョン7.xは影響を受けません。
この脆弱性は、ソフトウェアがCommon Internet File System(CIFS)とFTP共有をSSL VPN機能で使用している場合に、十分な警告と制限がないことに起因します。 認証されていないリモートの攻撃者が、悪意のあるCIFSまたはFTPサイトにアクセスするようユーザを誘導し、そのユーザがセキュアポータルにログインしている場合、攻撃者はこの脆弱性をフィッシングまたはスプーフィング攻撃の一部として使用して、ユーザサイトのクレデンシャルを取得する可能性があります。
シスコはこの脆弱性を確認し、更新されたソフトウェアをリリースしました。
この脆弱性は、クライアントレスSSL VPNが使用するCIFSおよびFTP共有機能を適切に保護できないことに起因します。 攻撃者は、SSL VPNにログインしている間に、悪意のあるURLに従うようにユーザを誘導する必要があります。攻撃者は、ソーシャルエンジニアリング技術を使用して、ユーザがリンクを辿る可能性を高める可能性があります。 不正利用に成功すると、攻撃者はリモートサーバへのユーザクレデンシャルを取得し、将来の攻撃でこれらのクレデンシャルを使用する可能性があります。
クレデンシャル盗難の脆弱性を示すエクスプロイトコードが公開されています。
該当製品
シスコは、Cisco Bug ID CSCsy80709のリリースノートエンクロージャをリリースしました。
この脆弱性は、TrustwaveのSpiderLabsのCharles Henderson氏とDavid Byrne氏によってシスコに報告されました。
脆弱性のある製品
Cisco ASA 5505、5510、5520、5540、5550、および5580デバイスで稼働しているCisco ASAソフトウェアバージョン8.0.4(34)、8.1.2(25)、および8.2.1(3)より前のバージョンが影響を受けます。
Cisco ASAソフトウェアバージョン7.xは該当しません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
適切なアップデートを適用することを推奨します。
管理者は、信頼できるユーザだけにネットワークアクセスを許可することを推奨します。
管理者は、管理者が定義したWebサイトにユーザを制限するようにクライアントレスSSL VPN Webポータルを設定することを推奨します。
管理者は、内部リソースまたは承認済みリソースのみにユーザを制限するようにWebアクセスコントロールリスト(ACL)を設定することを推奨します。
未承諾のリンクは使用しないことをお勧めします。 ユーザは、予期しないリンクを追跡する前に、その信頼性を確認する必要があります。
信頼できないWebサイトやリンクにはアクセスしないでください。
修正済みソフトウェア
契約が有効なシスコのお客様は、CiscoのSoftware Centerからアップデートを入手できます。契約をご利用でないお客様は、1-800-553-2447または1-408-526-7209のCisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡するか、tac@cisco.comのEメールでアップグレードを入手できます。
Software Centerの特別なダウンロードページには、ASA-PSIRTのリンクに修正済みソフトウェアリリースが含まれています。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
| 1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2009年6月24日 |
利用規約
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