データ シートCisco Catalyst 6500 シリーズ Virtual Switching Supervisor Engine 720製品概要10 ギガビット イーサネット アップリンクおよび IPv6 をハードウェアに内蔵した Cisco® Catalyst® 6500 シリーズ Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、仮想クラスタを実現する新製品です。この新しいスーパーバイザ エンジンは、スケーラブルなパフォーマンスと豊富な IP フィーチャ セットに加え、高密度なアップリンク、システム仮想化機能、および高いスループットを提供します。このスーパーバイザは Cisco VSS 1440 仮想スイッチング システムを構築するための主要コンポーネントであり、ハイ アベイラビリティ、運用の効率化、広い帯域幅を実現するとともに、導入が非常に容易という特長があります。 Cisco Catalyst 6500 シリーズ Virtual Switching Supervisor Engine 720 に搭載されている新しいフォワーディング エンジンには、前モデル Cisco Catalyst 6500 シリーズ Supervisor Engine 720 のすべての機能に加え、システム仮想化などの新世代機能を高いスループットで維持するハードウェアに導入されています。Cisco Catalyst 6500 シリーズ Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、こうした新機能を導入するとともに、3 世代にわたる Cisco Catalyst 6500 シリーズのインターフェイスおよびサービス モジュールをサポートすることによって、お客様に投資保護も提供しています。 Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 シリーズの特長
Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 では、このほかにも、従来の IP フォワーディング、QoS(Quality of Service)機能とセキュリティ機能を備えたレイヤ 2 および レイヤ 3 Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)VPN や Ethernet over MPLS(EoMPLS)などのアプリケーションに対応するためのハードウェア ベースのフィーチャ セットも引き続き装備しています。 Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 を 2 台組み合わせた仮想スイッチ クラスタ「Cisco VSS 1440」を構築することにより、スケーラブルなパフォーマンスに加え、高密度なアップリンクを持つネットワーク システムが実現します(図 2)。 VSS 1440 のシステム仮想化テクノロジーは、複数の Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチを 1 つの仮想スイッチとしてクラスタ化するため、システムの帯域幅容量を 1.4 Tbps まで拡張できます。この革新的な技術により、IT リソースの配分とアプリケーションの統合との間にあるギャップは解消され、シスコ サービス指向ネットワーク アーキテクチャ(SONA)および Cisco Campus Communications Fabric(CCF)フレームワークが促進されます。Cisco VSS 1440 は、sup720-10G-VSS を主要な動作基盤とすることにより、お客様のネットワークに次の利点を提供します。
表 1 に、Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 の仕様を示します。 表 1 Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 の仕様
1 Cisco Distributed Forwarding Card 3C(DFC3C)を使用 対応エリアCisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、各種ハードウェア機能に加えて、ギガビット イーサネット アップリンクと 10 ギガビット イーサネット アップリンクの混在環境をサポートすることにより、様々なネットワーク エリアにおける要件を満たす汎用性と機能性を備えています。このスーパーバイザ エンジンは、次のようなエリアで幅広く使用されます。 企業バックボーン(コア/ディストリビューション)およびデータセンター:Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、高密度なアップリンク、システム仮想化、高度なセキュリティ、高機能な QoS、およびギガビット イーサネットと 10 ギガビット イーサネットに対するスケーラブルなパフォーマンスを提供します。企業のコアおよびディストリビューション、およびデータセンターに最適な製品です。 キャンパス アクセス、イーサネット WAN、メトロ イーサネット:Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、強力なセキュリティ機能を提供します。システム全体のセキュリティは、ワンタッチ AutoSecure、CPU レート制限、マルチパス unicast Reverse Path Forwarding(uRPF; ユニキャスト RPF)、802.1x 拡張機能などの多くの機能をサポートすることで強化されています。また、QoS メカニズム、ハードウェア ベースの Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネリング、Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)など、広範囲にわたるハードウェア ベースの機能がサポートされているので、高性能で高機能なキャンパス ネットワーク、メトロポリタン アグリゲーションのほか、さまざまな WAN エッジ ネットワークの構築に役立ちます。 まとめCisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、10 ギガビット イーサネットへの移行を容易にするとともに、Cisco VSS 1440 と連携してシステムを仮想化し、1.4 Tbps までシステムの帯域幅を拡張することができます。Cisco Catalyst 6500 シリーズのインターフェイス モジュールの全クラス(Classic、CEF256、dCEF256、CEF720)をサポートするだけでなく、MPLS と IPv6 をハードウェアでサポートするため、Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、あらゆるネットワーク環境において優れた機能を発揮します。Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 は、冗長スーパーバイザ リンクを含むすべてのリンクをアクティブにできる機能を備えることにより、業界で初めて、フォワーディング容量の拡大(82 Mpps)、システム スループットの向上、および VSS 1440 によるシステム仮想化機能を実現しました。 表 2 に、Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 の製品仕様を示します。 表 2 Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 の製品仕様
2 FCS で無効化されますが、将来のソフトウェア リリースにより有効化される予定 発注情報表 3 に Cisco Virtual Switching Supervisor Engine 720 の発注情報を示します。シスコ製品の購入方法の詳細は、「購入案内」を参照してください。 表 3 発注情報
サービスおよびサポートシスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用するため、各種サービスプログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下の URL を参照してください。
関連情報Cisco Catalyst 6500 シリーズ の詳細については、次のサイトをご覧ください。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |