データ シート
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチ
Cisco® Catalyst® 2960-X シリーズ スイッチは、キャンパスやブランチ アプリケーションにエンタープライズ クラスのアクセスを提供する、固定構成のスタック可能なギガビット イーサネット スイッチです(図 1)。運用を簡素化して総所有コストを削減するように設計されており、インテリジェント サービスや高度で幅広い Cisco IOS® ソフトウェア機能を使用して、スケーラブルでセキュアな、費用対効果に優れた業務の運用を実現します。
図 1 Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチ ファミリ
製品の特徴
Cisco Catalyst 2960-X スイッチの特徴
- 24 または 48 ギガビット イーサネット ポートとラインレートの転送パフォーマンス
- ギガビット SFP または 10G SFP+ アップリンク
- FlexStack Plus により、最大 8 個のスイッチと 80 Gbps のスタック スループットを実現(オプション)
- PoE+ のサポートと、最大 740 W の PoE バジェット
- 省電力で高度なエネルギー管理機能
- USB とイーサネット管理インターフェイスによる運用の簡素化
- 統合 NetFlow-Lite によるアプリケーションの可視化とキャパシティ プランニング
- LAN Base または LAN Lite の Cisco IOS® ソフトウェア フィーチャ セット
- 拡張版の制限付きライフタイム ハードウェア保証(E-LLW)で、翌営業日のハードウェア交換が可能に
Cisco Catalyst 2960-XR モデルには、さらに次のような機能があります。
- 現場交換可能なオプションのデュアル電源による電源の復旧性
- IP Lite Cisco IOS® ソフトウェアと動的ルーティングおよびレイヤ 3 機能
スイッチのモデルと構成
Catalyst 2960-X スイッチは、1 個の固定電源を搭載しており、Cisco IOS LAN Base または LAN Lite のいずれかのフィーチャ セットに対応しています。Catalyst 2960-XR スイッチ モデルには、現場交換可能なモジュラ電源が備わっており、2 つ目の電源にも対応可能です。Catalyst 2960-XR は、Cisco IOS IP Lite フィーチャ セットのみに対応しています。
表 1 Cisco Catalyst 2960-X の構成
表 2 Cisco Catalyst 2960 XR の構成
Catalyst 2960-X シリーズ ソフトウェア機能
Catalyst 2960-X シリーズ スイッチはすべて、全 SKU で 1 つのユニバーサル Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用しています。スイッチのモデルに応じて、Cisco IOS イメージが自動的に LAN Lite、LAN Base、IP Lite フィーチャ セットを構成します。
LAN Lite モデルは、小規模な導入環境の基本要件を満たす、限定された機能と拡張性を提供します。Cisco Catalyst 2960-X スイッチ ファミリは LAN Base および LAN Lite フィーチャ セットに、Catalyst 2960-XR ファミリ スイッチは IP Lite フィーチャ セットに対応しています。
各スイッチ モデルが特定のフィーチャ レベルに結びついているため、LAN Lite の LAN Base へのアップグレードや、LAN Base の IP Lite へのアップグレードはできません。
LAN Lite、LAN Base、IP Lite フィーチャ セットに含まれる機能の詳細については、Cisco Feature Navigator(http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/index.jsp)を参照してください。
Cisco Catalyst 2960-XR IP ライトの高パフォーマンス ルーティング
Cisco ハードウェア ルーティング アーキテクチャは、Cisco Catalyst 2960-XR IP-Lite スイッチできわめて高いパフォーマンスの IP ルーティングを実現します。
- 基本的な IP ユニキャスト ルーティング プロトコル(スタティック、Routing Information Protocol Version 1 [RIPv1]、RIPv2、および RIPng):小規模ネットワークのルーティング アプリケーションに対応しています。
- 高度な IP ユニキャスト ルーティング プロトコル(ルーティングされたアクセス向け OSPF):ロード バランシングおよびスケーラブルな LAN の構築に対応しています。IPv6 ルーティング(OSPFv3)が最大のパフォーマンスを発揮するためにハードウェアでサポートされています。
- 等コスト ルーティング:スタック全体にわたりレイヤ 3 のロード バランシングと冗長性を促進します。
- ポリシーベース ルーティング(PBR):設定されたルーティング プロトコルとは無関係に、フローを簡単にリダイレクトできるようにして、高度な制御を可能にします。
- ホットスタンバイ ルーティング プロトコル(HSRP)と仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP):ルーティングされたリンク用のダイナミック ロード バランシング機能とフェールオーバー機能を提供します。
- Protocol Independent Multicast(PIM):IP マルチキャストをサポートします。PIM-SM(PIM Sparse Mode)、PIM-DM(PIM Dense Mode)、PIM Sparse/Dense Mode、および SSM(Source Specific Multicast)などが含まれます。
ネットワーク セキュリティ
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチは、ネットワークへのアクセスを制限して脅威を軽減する、次のようなセキュリティ機能を提供します。
- Cisco TrustSec:SXP を使用して、ネットワーク全体のセキュリティとポリシーの実施を簡素化します。Cisco TrustSec セキュリティ ソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/trustsec/ を参照してください。
- 包括的な 802.1X 機能:ネットワークへのアクセスを制御します(Flexible Authentication、802.1x モニタ モード、RADIUS 認可変更など)。
- IPv6 First-Hop Security:急増する IPv6 デバイス(BYOD デバイスなど)からのレイヤ 2 およびレイヤ 3 ネットワーク アクセスを強化します。不正なルータ アドバタイズメント、アドレス スプーフィング、偽の DHCP 応答などの IPv6 テクノロジーによって生じるリスクに対処します。
- デバイス センサーおよびデバイス クラシファイア:BYOD デバイスを始めとしたシームレスで多様なデバイス プロファイルの作成が可能になります。また、Cisco Identity Services Engine(ISE)により、アイデンティティ ベースのセキュリティ ポリシーを設定できます。
- Cisco Trust Anchor Technology(TAT):IOS イメージの認証を確認することにより、Catalyst 2960-X の全モデルに対して 1 つのユニバーサル イメージを簡単に配布できます。署名の確認、TAM の検証、ライセンスの認証を実行することで、ブートアップ時にスイッチでの IOS 整合性チェックを行うことができます。
- Cisco Threat Defense:ポート セキュリティ、ダイナミック ARP インスペクション、IP ソース ガードなどの機能が搭載されています。
- プライベート VLAN:トラフィックをレイヤ 2 で分離し、ブロードキャスト セグメントを非ブロードキャスト マルチアクセスなどのセグメントに変換することで、共通のセグメント内のホスト間トラフィックを制限できます。この機能は、IP Lite フィーチャ セットのみに対応しています。
- プライベート VLAN エッジ:スイッチ ポート間を分離してセキュリティを向上させ、ユーザが他のユーザのトラフィックをスヌーピングできないようにします。
- ユニキャスト RPF(Reverse Path Forwarding):送信元 IP アドレスを持たない IP パケットを廃棄することで、ネットワークへの不正またはなりすまし(スプーフされた)IP 送信元アドレスの侵入によって起こる問題を軽減します。この機能は、IP Lite フィーチャ セットのみに対応しています。
- マルチドメイン認証:IP Phone と PC を同じスイッチ ポートで認証し、それぞれを適切な音声やデータの VLAN に配置できます。
- アクセス コントロール リスト:Pv6 および IPv4 のセキュリティと QoS ACE を実現します。
- VLAN ACL:すべての VLAN に適用され、不正なデータ フローが VLAN 内でブリッジングされるのを防止できます。
- ルータ ACL:ルーティングされたインターフェイス上に、コントロールプレーンおよびデータプレーンのトラフィックを対象とするセキュリティ ポリシーを定義します。IPv6 ACL を適用して IPv6 トラフィックをフィルタリングできます。
- ポートベースの ACL:レイヤ 2 インターフェイスで個々のスイッチ ポートにセキュリティ ポリシーを適用できます。
- Secure Shell(SSH; セキュア シェル)プロトコル、Kerberos、および Simple Network Management Protocol Version 3(SNMPv3; 簡易ネットワーク管理プロトコル バージョン 3)は、Telnet および SNMP セッション時の管理者トラフィックを暗号化してネットワーク セキュリティを提供します。米国の輸出規制により、SSH Protocol、Kerberos、および SNMPv3 の暗号化バージョンには、特殊な暗号ソフトウェア イメージが 必要となります。
- スイッチド ポート アナライザ(SPAN):双方向データに対応でき、シスコの侵入検知システム(IDS)で侵入者を検知した際に措置を講じることができます。
- TACACS+ および RADIUS 認証:スイッチの一元制御を可能にし、不正なユーザが構成を変更することを制限します。
- MAC アドレス通知:ユーザのネットワークへの追加またはネットワークからの削除を管理者に通知します。
- コンソール アクセスへのマルチレベルのセキュリティ:不正なユーザがスイッチ構成を変更することを阻止します。
- ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード:BPDU を受信すると、不測のトポロジ ループを回避するために、スパニング ツリー PortFast 対応インターフェイスをシャットダウンします。
- スパニング ツリー ルート ガード(STRG):ネットワーク管理者の制御下にないエッジ デバイスが、スパニング ツリー プロトコルのルート ノードになることを防止します。
- IGMP フィルタリング:非加入者を除外し、同時に使用できるマルチキャスト ストリーム数をポート単位で制限することによって、マルチキャスト認証を実行できます。
- ダイナミック VLAN 割り当て:ポートを VLAN に柔軟に割り当てる VLAN メンバシップ ポリシー サーバ クライアントを実装することで提供されます。ダイナミック VLAN によって、IP アドレスを迅速に割り当てることができます。
冗長性と復旧性
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチには、冗長性および復旧性に対応するさまざまな機能が備わっているため、停止を回避してネットワークの可用性を維持できます。
- Cross-Stack EtherChannel:Cisco EtherChannel テクノロジーをスタック内の異なるメンバに構成して、高い復旧性を実現します。
- Flexlink:100 ミリ秒未満のコンバージェンス時間でリンクの冗長性を提供します。
- IEEE 802.1s/w 高速スパニング ツリー プロトコル(RSTP)およびマルチ スパニング ツリー プロトコル(MSTP):スパニングツリー タイマから独立した高速のスパニングツリー コンバージェンスを実現します。また、レイヤ 2 ロード バランシングと分散処理の利点も得られます。スタック接続されたユニットは、単一のスパニングツリー ノードとして動作します。
- Per-VLAN Rapid Spanning Tree(PVRST+):スパニングツリー インスタンスを実装しなくても、VLAN 単位のスパニングツリー ベースでスパニングツリーを高速に再コンバージェンスできます。
- Cisco Hot Standby Router Protocol(HSRP):2960-XR IP-Lite SKU の冗長なフェールセーフ ルーティング トポロジを作成します。
- スイッチ ポートの自動回復機能(Error Disable):ネットワーク エラーで無効になったリンクに対して、自動的に再有効化が試行されます。
- 電源の冗長性:2960-XR モデルではオプションの第 2 電源、2960-X モデルでは外部 RPS を使用できます。
高度な QoS
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチは、あらゆるフローの円滑な処理を可能にする、インテリジェントなトラフィック管理を提供します。マーキング、分類、およびスケジューリングの柔軟なメカニズムによって、ワイヤスピードでの高性能なデータ、音声、ビデオのトラフィックが実現されます。主な QoS 機能は、次のとおりです。
- ポートあたり最大 8 つの出力キュー(2960-X に 4つまたは 2960-XR にスタックした場合)と厳格な優先キューイングにより、最高の優先度を持つパケットが他のすべてのトラフィックよりも優先的に処理されます。
- Shaped Round Robin(SRR)スケジューリングと重み付けテール ドロップ(WTD)による輻輳回避
- フローベースのレート制限と、ポートあたり最大 256 個の集約または個別ポリサー
- 802.1p サービス クラス(CoS)および DiffServ コード ポイント(DSCP)フィールドの分類:送信元と宛先の IP アドレス、MAC アドレス、またはレイヤ 4 TCP/UDP ポート番号によって、パケット単位でマーキングと再分類が行われます。
- クロススタック QoS:2960-X シリーズ スイッチのスタック全体に適用される QoS を設定できます。
- シスコの CIR(Committed Information Rate; 認定情報レート)機能:8 Kbps 単位で帯域幅を細かく増やすことができます。
- レート制限:送信元と宛先の IP アドレスと MAC アドレス、レイヤ 4 TCP/UDP 情報、またはそれらの任意の組み合わせに基づき、QoS ACL(IP ACL または MAC ACL)、クラス マップ、およびポリシー マップを使用してレートを制限します。
Cisco FlexStack-Plus
Cisco FlexStack-Plus は、最大 8 個の 2960-X スイッチと、オプションの FlexStack-Plus モジュールをスタックできます(図 2)。
FlexStack-Plus モジュールはホットスワップ対応のため、FlexStack-Plus スロットを使用して Cisco Catalyst 2960-X や Catalyst 2960-XR に追加できます。スタックに接続されたスイッチは、スタックの Cisco IOS ソフトウェア バージョンに自動的にアップグレードされ、追加で操作することなく、透過的にスタックに参加させることができます。
Cisco FlexStack-Plus と Cisco IOS ソフトウェアによって、スタック内のすべてのスイッチが単一のスイッチ ユニットとして機能する本格的なスタック構成が実現します。FlexStack-Plus で、データ プレーンの統一、設定の統一、そして単一の IP アドレスによるスイッチ管理が可能になります。この本格的なスタック機能によって、管理が簡素化されるとともに、クロススタック機能(EtherChannel、SPAN、FlexLink など)を使用できるため、総所有コストの削減と可用性の向上が実現します。
投資保護を実現するため、FlexStack-Plus には FlexStack との下位互換性も備わっています。Cisco Catalyst 2960-X LAN Base スイッチには FlexStack-Plus モジュールも搭載されており、FlexStack モジュールが搭載された Catalyst 2960-S や 2960-SF LAN Base スイッチとスタック可能です(表 5 を参照)。
表 3 FlexStack と FlexStack Plus のサポート状況
表 4 FlexStack-Plus の拡張性とパフォーマンス
図 2 Cisco FlexStack-Plus スイッチ スタック
電源
Catalyst 2960-X スイッチには、固定電源 1 個とオプションの外部冗長電源(RPS2300)が付属しています。
Cisco Catalyst 2960-XR スイッチは、デュアル冗長電源をサポートしています。Cisco Catalyst 2960-XR には、デフォルトで 1 個の電源が付属しています。2 つ目の電源は、スイッチ発注時に、またはスペアとして購入できます。これらの電源には、冷却用の組み込みファンが搭載されています。
図 3 2960-XR ファミリの電源
以下の表に、これらのスイッチで使用可能な各種電源と PoE 電力を示します。
表 5 2960-XR デフォルト電源の構成
インテリジェントな Power over Ethernet Plus(PoE+)
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチは、IEEE 802.3af PoE と IEEE 802.3at PoE+(ポートあたり最大 30 W まで)をサポートしているため、Cisco IP Phone、Cisco Aironet® ワイヤレス アクセスポイントなどの標準準拠の PoE/PoE+ エンド デバイスなどの導入による総所有コストを削減できます。PoE によって PoE 対応デバイス用の壁面コンセントが不要になるため、通常 IP Phone や WLAN の導入に必要となる電源ケーブルや回路の追加コストが排除されます。
Catalyst 2960-X シリーズの PoE 電源割り当てを動的に実行できるほか、電源マッピングを最大 740 W PoE+ の電源に拡張できます。
2960-XR スイッチの構成には、デュアル冗長電源といった追加のメリットもあります。両方の電源が使用されている場合、2960-XR が 2 つの電源で負荷を共有できるため、電源は停止しません。
表 6 2960-X PoE および PoE+ 電力容量
* インテリジェントな電源管理により、すべてのポートに電力を柔軟に配分できます。
表 7 2960-XR で使用可能な PoE およびスイッチ電源機能と電源の組み合わせ
アプリケーションの可視性
Catalyst 2960-X シリーズ スイッチは、NetFlow Lite をサポートしています。そのため、IT チームがネットワークに混在するトラフィックを把握し、特定のパケットフロー をキャプチャして記録することによって、異常を検出します。NetFlow Lite ではトラフィックの柔軟なサンプリングが可能で、NetFlow バージョン 9 形式でフロー データをエクスポートし、シスコやサードパーティ コレクタなど幅広い範囲で分析を実行します。
NetFlow Lite は、Catalyst 2960-X、2960-XR LAN Base および IP Lite の全モデルでサポートされています。
Cisco Catalyst SmartOperations
Cisco Catalyst SmartOperations は、LAN の計画、導入、監視、およびトラブルシューティングを簡素化する包括的な機能セットです。SmartOperations のツールを実装すると、ネットワーク運用にかかる手間と時間が減り、総所有コスト(TCO)を削減できます。
- Cisco Smart Install サービス:新しいスイッチをネットワークに接続する際に Cisco IOS ソフトウェアのイメージのインストールと設定の自動化を可能にし、最小限のタッチ導入を実現します。これにより、ネットワーク管理者が IOS イメージのインストールとアップグレードをリモートで管理できます。
- Cisco Auto SmartPorts サービス:デバイスがスイッチに接続されると、スイッチポートがそのデバイス タイプに対して最適な値に設定されるため、ゼロタッチでのポート ポリシーの設定が実現します。
- Cisco Auto QoS:QoS を自動設定し、トラフィック タイプに基づいて QoS ポリシーをスイッチで管理できるため、ゼロタッチでのトラフィック エンジニアリングが実現します。
- Cisco Smart Troubleshooting:Smart Call Home など、多様なスイッチ内の診断コマンドやシステム ヘルス チェックを提供します。ライブ ネットワークでのスイッチの Cisco GOLD®(Generic Online Diagnostics)とシスコのオンライン診断により、迅速に障害を予測し、検出できます。
Cisco Catalyst SmartOperations の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/switches/Catalyst_SmartOperations.html を参照してください。
運用簡素化機能
- Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP):ブート サーバによって複数のスイッチの DHCP を自動的に設定できるため、スイッチを容易に展開できます。
- Stacking Master 構成管理:Cisco FlexStack Plus テクノロジーと組み合わせて使用すると、マスター スイッチが新しいソフトウェア バージョンを受け取ったときにすべてのスイッチが自動的にアップグレードされます。ソフトウェア バージョンのチェックとアップデートが自動化されるので、すべてのスタック メンバのソフトウェア バージョンが常に統一されます。
- オートネゴシエーション:すべてのポートで半二重または全二重伝送モードが自動的に選択され、帯域幅が最適化されます。
- ダイナミック トランキング プロトコル(DTP):全スイッチ ポートでダイナミック トランクを容易に設定できます。
- ポート集約プロトコル(PAgP):Cisco Fast EtherChannel® グループまたは Gigabit EtherChannel グループが自動的に作成され、別のスイッチ、ルータ、またはサーバにリンクされます。
- Link Aggregation Control Protocol(LACP):IEEE 802.3ad 準拠のデバイスでイーサネット チャネリングを作成できます。この機能は、Cisco EtherChannel テクノロジーおよび PAgP に類似しています。
- Automatic Medium-Dependent Interface crossover(MDIX):取り付けられたケーブルのタイプ(クロスまたはストレート)が不適切な場合は送受信ペアが自動的に調整されます。
- 単方向リンク検出プロトコル(UDLD):アグレッシブ UDLD と共に機能して、光ファイバ ケーブルの接続ミスまたはポート障害に起因する単一方向リンクを検出し、光ファイバ インターフェイスを無効にすることができます。
- スイッチング データベース マネージャ(SDM):展開固有の要件に基づいて、必要な機能に最大限のメモリを容易に割り当てることを目的とした、アクセス、ルーティング、および VLAN 展開用のテンプレートです。
- ローカル プロキシ アドレス解決プロトコル(ARP):プライベート VLAN エッジと連携し、ブロードキャストを最小限に抑えて、使用可能な帯域幅を最大限に確保します。
- VLAN1 の最小化:個別の VLAN トランクにおいて、VLAN1 を無効化できます。
- Cisco FlexStack-Plus テクノロジーを採用した Smart Multicast:各データ パケットをバックプレーンに一度だけ伝送することにより、Cisco Catalyst 2960-X シリーズの効率をさらに向上し、ビデオなどのマルチキャスト データ ストリームにまでサポート範囲を拡張します。
- インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング:IPv4 と IPv6 MLD v1 および v2 に対応したスヌーピングにより、マルチキャスト ストリームへのクライアントの参加と離脱を迅速に処理し、広帯域が必要なビデオ トラフィックを要求者に限定して配信できます。
- Multicast VLAN Registration(MVR):マルチキャスト VLAN にマルチキャスト ストリームを継続的に送信しながら、これらのストリームを加入者 VLAN から切り離すことで、帯域幅とセキュリティを維持できます。
- ポート単位のブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャストのストーム制御:端末の障害によって、システム全体のパフォーマンスが低下することを防ぎます。
- 音声 VLAN:独立した VLAN で音声トラフィックを維持することによってテレフォニーの導入を簡素化し、管理とトラブルシューティングを容易にします。
- Cisco VLAN Trunking Protocol(VTP):すべてのスイッチ間でダイナミック VLAN とダイナミック トランクの設定がサポートされます。
- Remote Switch Port Analyzer(RSPAN):同じネットワーク内の別のスイッチから、レイヤ 2 スイッチ ネットワークのポートをリモート監視できます。
- 組み込みリモート モニタリング(RMON):ソフトウェア エージェントによって 4 つの RMON グループ(履歴、統計、アラーム、およびイベント)をサポートすることで、トラフィック管理、モニタリング、および分析を強化します。
- レイヤ 2 traceroute:パケットが送信元から宛先までたどった物理パスを識別して、トラブルシューティングを容易にします。
- Trivial File Transfer Protocol(TFTP):中央ロケーションからダウンロードすることにより、ソフトウェア アップグレードの管理コストが削減されます。
- Network Timing Protocol(NTP):イントラネットのすべてのスイッチに対して、正確で一貫したタイムスタンプが提供されます。
電源管理
2960-X スイッチには、効果的にエネルギー効率を向上させ、エネルギー管理を行うための、業界をリードするさまざまな機能が備わっています。
スイッチ休止モード(SHM):全 2960-X シリーズ スイッチで使用可能な業界初の機能です。この機能により、夜間や週末などの営業時間外に、スイッチを超低電力モードに切り替えることができます。2960-X スイッチのスイッチ休止モードは、EnergyWise 対応管理ソフトウェアを使用してスケジューリングできます。
IEEE 802.3az EEE(Energy Efficient Ethernet):トラフィック バースト間でアイドリング期間をポートで自動的に検出して、低電力アイドリング モードにインターフェイスをすばやく切り替えることができるため、電力消費量が削減されます。
Cisco EnergyWise ポリシー:PoE で電力供給されるエンドポイント、デスクトップやデータセンターの IT 機器、および多様なビル設備の消費電力を制御するのに使用できます。EnergyWise テクノロジーは、すべての Cisco Catalyst 2960 シリーズ スイッチに搭載されています。
Cisco EnergyWise™の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/energywise/ を参照してください。
ネットワーク管理
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチは、高度な CLI を使用して詳細な設定や管理を実行できます。また、2960 X シリーズ スイッチは、シスコのネットワーク管理ソリューションのラインナップ全体をサポートしています。
Cisco Prime Infrastructure
Cisco Prime™ ネットワーク管理ソリューションは、ネットワークの包括的なライフサイクル管理に役立ちます。Cisco Prime Infrastructure には、シスコ ネットワークの初期管理や日常管理を自動化する使いやすい機能が広範にまとめられています。Cisco Prime が提供するワークフロー方式の設定、モニタリング、トラブルシューティング、レポート、管理の強力なツール セットには、シスコのハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォームに関する知識と運用経験が統合されています。
Cisco Prime の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/prime/ を参照してください。
Cisco Network Assistant
Cisco Network Assistant は、小規模から中規模企業(SMB)のネットワーク向けに設計された、PC、タブレット、スマートフォンで実行する最大ユーザ数 250 のシスコ ネットワーク管理アプリケーションで、ネットワーク管理や構成機能を一元管理できます。このアプリケーションには、直観的な GUI もあります。この GUI を通じて、ユーザは、シスコのスイッチ、ルータ、アクセス ポイントに次のような共通サービスを簡単に適用できます。
Cisco Network Assistant の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/cna/ を参照してください。
セキュリティ管理(Security Management)
Cisco Identity Services Engine(ISE) は、2960-X シリーズ スイッチをサポートしており、接続された全デバイスのセキュリティ管理を提供します。
技術仕様
表 8 Cisco Catalyst 2960-X シリーズのハードウェア
表 9 Cisco Catalyst 2960-X シリーズのパフォーマンス
* スイッチ帯域幅は全二重容量です。
表 10 Cisco Catalyst 2960-X シリーズの転送パフォーマンス
表 11 Cisco Catalyst 2960-X シリーズの機械的仕様
表 12 Cisco Catalyst 2960-XR シリーズの機械的仕様
表 13 Cisco Catalyst 2960-X シリーズの環境仕様
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華氏
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摂氏
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高度 1,500 m(5,000 フィート)までの動作温度
|
23 °F 〜 113 °F
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-5 °C 〜 45 °C
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高度 3,000 m(10,000 フィート)までの動作温度
|
23 °F 〜 104 °F
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-5 °C 〜 40 °C
|
高度 0 m での短時間の例外使用*
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23 °F 〜 131 °F
|
-5 °C 〜 55 °C
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高度1,500 m(5,000 フィート)までの短時間の例外使用*
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23 °F 〜 122 °F
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-5 °C 〜 50 °C
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高度 3,000 m(10,000 フィート)までの短時間の例外使用*
|
23 °F 〜 113 °F
|
-5 °C 〜 45 °C
|
高度 4,000 m(13,000 フィート)までの短時間の例外使用*
|
23 °F〜 104 °F
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-5 °C 〜 40 °C
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高度 4,573 m(15,000 フィート)までの保管温度
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13 °F〜 158 °F
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-25 °〜 70 °C
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フィート
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M
|
動作高度
|
最大 10,000
|
最大 3,000
|
保管高度
|
最大 13,000
|
最大 4,000
|
動作相対湿度
|
10 % 〜 95 %(結露しないこと)
|
|
保管相対湿度
|
10 % 〜 95 %(結露しないこと)
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音響ノイズ |
測定は ISO 7779 に準拠し、表記は ISO 9296 に準拠します。 |
周囲温度 25 °C でのバイスタンダ位置で測定した数値です。 |
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音圧
|
音量
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モデル
|
LpA(通常)
|
LpAD(最大)
|
LwA(通常)
|
LwAD(最大)
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPD-L Cisco Catalyst 2960X-48LPD-L Cisco Catalyst 2960X-24PD-L
|
54 dB
|
57 dB
|
6.3 B
|
6.6 B
|
Cisco Catalyst 2960X-48TD-L Cisco Catalyst 2960X-24TD-L
|
40 dB
|
43 dB
|
4.9 B
|
5.2 B
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPS-L Cisco Catalyst 2960X-48LPS-L Cisco Catalyst 2960X-24PS-L
|
54 dB
|
57 dB
|
6.3 B
|
6.6 B
|
Cisco Catalyst 2960X-24PSQ-L
|
なし
|
なし
|
なし
|
なし
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-L Cisco Catalyst 2960X-24TS-L
|
45 dB
|
48 dB
|
5.4 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-LL Cisco Catalyst 2960X-24TS-LL
|
40 dB
|
43 dB
|
4.9 B
|
5.2 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPD-I
|
46 dB
|
48 dB
|
5.5 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPD-I
|
45 dB
|
48 dB
|
5.4 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PD-I
|
45 dB
|
48 dB
|
5.4 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TD-I
|
42 dB
|
45 dB
|
5.1 B
|
5.4 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TD-I
|
42 dB
|
45 dB
|
5.1 B
|
5.4 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPS-I
|
46 dB
|
48 dB
|
5.5 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPS-I
|
45 dB
|
48 dB
|
5.4 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PS-I
|
45 dB
|
48 dB
|
5.4 B
|
5.7 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TS-I
|
42 dB
|
45 dB
|
5.1 B
|
5.4 B
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TS-I
|
42 dB
|
45 dB
|
5.1 B
|
5.4 B
|
信頼性の予測
|
モデル
|
MTBF(時間)**
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPD-L
|
233,370
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPD-L
|
277,960
|
Cisco Catalyst 2960X-24PD-L
|
325,780
|
Cisco Catalyst 2960X-48TD-L
|
445,460
|
Cisco Catalyst 2960X-24TD-L
|
569,520
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPS-L
|
232,610
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPS-L
|
276,870
|
Cisco Catalyst 2960X-24PS-L
|
324,280
|
Cisco Catalyst 2960X-24PSQ-L
|
462,680
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-L
|
442,690
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-L
|
564,910
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-LL
|
476,560
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-LL
|
622,350
|
Cisco Catalyst 2960X-STACK
|
17,128,090
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPD-I
|
231,590
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPD-I
|
275,430
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PD-I
|
322,740
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TD-I
|
440,880
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TD-I
|
561,890
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPS-I
|
230,860
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPS-I
|
274,380
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PS-I
|
321,290
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TS-I
|
438,130
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TS-I
|
557,320
|
Cisco PWR-C2-250WAC
|
1,000,000
|
Cisco PWR-C2-640WAC
|
1,000,000
|
Cisco PWR-C2-1025WAC
|
1,000,000
|
* 1 年間の使用状態が連続 96 時間、または合計 360 時間、または動作回数 15 回を下回る場合に該当。
** 現時点の概算。以後は Telcordia SR-332 Issue 2 方式に基づく。
表 14 コネクタとインターフェイス
表 15 管理機能および標準のサポート
表 16 電圧と定格電力
モデル
|
電圧(オートレンジング)
|
電流
|
周波数
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPD-L
|
100 〜 240 VAC
|
9 〜 4 A
|
50 〜 60 Hz
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPD-L
|
5 〜 2 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24PD-L
|
5 〜 2 A
|
Cisco Catalyst 2960X-48TD-L
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24TD-L
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPS-L
|
9 〜 4 A
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPS-L
|
5 〜 2 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24PS-L
|
5 〜 2 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24PSQ-L
|
2 〜 4 A
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-L
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-L
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-LL
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-LL
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPD-I
|
115 〜 240 VAC
|
10 〜 5 A
|
50 〜 60 Hz
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPD-I
|
100 〜 240 VAC |
6〜 3 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PD-I
|
6〜 3 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TD-I
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TD-I
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPS-I
|
115 〜 240 VAC |
10 〜 5 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPS-I
|
100 〜 240 VAC |
6〜 3 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PS-I
|
6〜 3 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TS-I
|
1 〜 0.5 A
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TS-I
|
1 〜 0.5 A
|
定格電力
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPD-L
|
0.89 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPD-L
|
0.48 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24PD-L
|
0.47 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48TD-L
|
0.049 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24TD-L
|
0.034 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48FPS-L
|
0.89 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48LPS-L
|
0.49 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24PS-L
|
0.49 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24PSQ-L
|
0.16 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-L
|
0.051 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-L
|
0.039 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-48TS-LL
|
0.46 kVA
|
Cisco Catalyst 2960X-24TS-LL
|
0.035 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPD-I
|
0.89 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPD-I
|
0.48 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PD-I
|
0.46 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TD-I
|
0.047 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TD-I
|
0.039 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48FPS-I
|
0.89 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48LPS-I
|
0.47 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-24PS-I
|
0.46 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-48TS-I
|
0.046 kVA
|
Cisco Catalyst 2960XR-24TS-I
|
0.038 kVA
|
注: 電源のワット数は、実際の出力ではなく、その電源から供給可能な最大の出力を示しています。この値は、設備の容量を計画するときに使用できます。PoE を備えたスイッチでは、電力負荷の大部分がエンド ポイントで消失するので、冷却性能は実際の消費電力ほど必要ありません。
表 17 消費電力1
表 18 安全規格と適合規格
シスコの制限付きライフタイム ハードウェア保証(拡張版)
Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチには、拡張版の制限付きライフタイム保証(E-LLW)が付いています。E-LLW には、標準の制限付きライフタイム保証条項に加え、翌営業日ハードウェア交換サービス(可能な場合)と、90 日間の Cisco Technical Assistance Center(TAC)によるサポート(8 X 5)が含まれます。
シスコのソフトウェアに適用される保証を含む正式な保証条件は、ご購入のシスコ製品に付属する『Cisco Information Packet』に記載されています。製品の使用前に、個々の製品に付属する保証条件をよくお読みください。
シスコは、保証の唯一の救済手段として購入代金を払い戻す権利を留保します。保証条項の詳細については、http://www.cisco.com/go/warranty/ を参照してください。
表 19 保証条件
ソフトウェア ポリシー
Cisco Catalyst IP Lite、LAN Base、および LAN Lite ソフトウェア フィーチャ セットをお持ちのお客様には、公開仕様、リリース ノート、および業界標準に対するソフトウェアの適合性を維持するために、メンテナンス アップデートと不具合修正が提供されます。これはシスコまたはシスコの販売代理店から製品を購入したエンド ユーザが製品を継続的に所有または使用している期間、または製品の販売終了日から 1 年以内のどちらか短い方の期間提供されます。
このポリシーは、以前のあらゆる保証条件またはソフトウェア使用条件より優先されます。また、このポリシーは予告なく変更される場合があります。
テクニカル サポートとサービス
表 20 Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチに利用できるテクニカル サービス
1アドバンス ハードウェア リプレースメントは、さまざまなサービス レベルの組み合わせとして提供されます。たとえば、8 X 5 X NBD は、週 5 日間(対象地域内の一般的な営業日)、一般的な 8 時間の営業時間に、翌営業日(NBD)の配送を予定して発送が開始されることを意味します。NBD に対応できない場合は、同日発送が提供されます。制約事項については、各サービスの詳細な説明をお読みください。
2シスコ オペレーティング システムのアップデートには、ライセンス対象のフィーチャ セット内のメンテナンス リリース、マイナー アップデート、およびメジャー アップデートが含まれます。
発注情報
表 21 Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチの発注情報
表 22 Cisco Catalyst 2960-XR 構成の発注情報
表 23 Cisco Catalyst 2960-X のアクセサリ
表 24 Cisco Catalyst 2960-X 冗長電源装置のオプション
RPS-2300 の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/switches/rps/rps2300/index.html を参照してください。
表 25 Cisco Catalyst 2960-XR 電源オプション
表 26 Cisco Catalyst 2960-X および 2960-XR SFP/SFP+ モジュール
表 27 Cisco Catalyst 2960-X および 2960-XR シリーズの電源コード
シスコへのお問い合わせ
シスコ製品の詳細については、次の連絡先までお問い合わせください。