データ シートCisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュール製品概要Cisco® MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、実績のある Cisco NX-OS ソフトウェアを使用して高度なスイッチング テクノロジーを実現し、Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)向けのスケーラブルでインテリジェントな新世代のマルチレイヤ スイッチング ソリューションを強化します。 Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、マルチプロトコルのスイッチングとルーティング、インテリジェントな SAN サービス、およびストレージ アプリケーションを拡張性に優れた SAN スイッチング プラットフォームに統合するように設計されており、インテリジェントで、復元力、拡張性に優れた安全な高性能マルチレイヤ SAN スイッチング ソリューションを実現します。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールでは、Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2 モジュールと同じ機能の提供に加えて、Cisco MDS 9500 マルチレイヤ ディレクタ シャーシの Fibre Channel over Ethernet(FCoE)の導入をサポートします。Cisco MDS 9000 ファミリは、堅牢で柔軟なハードウェア アーキテクチャ、複数レイヤのネットワークとストレージのインテリジェンス、および互換性をすべての Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチング モジュールに組み込むことによって、ストレージ ネットワーキングの Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)を削減します。この強力な組み合わせは、組織が包括的なセキュリティと統合管理を備えた、可用性の高い、拡張性に優れたストレージ ネットワークを構築するのに役立ちます。図 1 に Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールを示します。 主な機能と利点Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールには、次のような利点があります。
統合パフォーマンスCisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、インテリジェント コントロール モジュールと高性能クロスバー スイッチ ファブリックを単一ユニットで組み合わせています。モジュールは、業界最高レベルのアベイラビリティ、スケーラビリティ、セキュリティ、および柔軟性を提供し、Cisco MDS 9506 および MDS 9509 のシャーシ、スイッチング モジュール、およびインテリジェント サービス モジュールと完全な互換性を維持します。Cisco MDS 9513 シャーシと組み合わせる場合は、最大 528 ポートの密度を実現できます。 ハイ アベイラビリティCisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールおよび MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタは、最初からハイ アベイラビリティを目的として設計されました。Cisco MDS 9500 シリーズ ソフトウェア アーキテクチャは、運用を中断させないソフトウェア アップグレード、およびすべての重要なハードウェア コンポーネントの冗長性という基本的な要件を満たすだけでなく、優れたアベイラビリティも実現します。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールには、エラーを起こしたプロセスを自動的に再起動させる独自の機能があり、非常に堅牢です。スーパーバイザ モジュールがリセットされた場合は、アクティブ スーパーバイザ モジュールとスタンバイ スーパーバイザ モジュール間の完全同期により、トラフィックを中断することなくステートフル フェールオーバーを確実にします。 Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、Fabric Shortest Path First(FSPF; ファブリック最短パス優先)ベースのマルチパスも提供しており、ファブリック レベルでのハイ アベイラビリティを確保します。最大 16 の等コスト パスの間でロードバランシングするインテリジェンスがあり、モジュールは、スイッチに障害が発生した場合にトラフィックを動的に再ルーティングできます。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタと組み合わせることで、新しいレベルのハイ アベイラビリティが得られ、現在最も要求の厳しい環境の、99.999 % のアップタイム要件を上回るソリューションの提供に役立ちます。 スケーラビリティCisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタに対して最大 1.4 Tbps のノンブロッキング パフォーマンスを提供します。Cisco MDS 9500 シリーズは、その堅牢なスイッチング パフォーマンスによって、1、2、4、8、および 10 Gbps のファイバ チャネルのポート密度を提供できます。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、Cisco MDS 9513 マルチレイヤ ディレクタ シャーシに搭載する場合、2 つのクロスバー モジュールと連携して動作し、2.2 Tbps の完全冗長システム帯域幅を提供し、任意の SAN 環境で優れたスケーラビリティを確保します。 マルチプロトコル インテリジェンスCisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールのクロスバー スイッチング アーキテクチャによって、マルチレイヤおよびマルチプロトコル機能が使用可能になり、Cisco MDS 9500 シリーズは、複数の転送プロトコルを透過的に統合でき、最大限の柔軟性を提供します。Cisco MDS 9500 シリーズは、ファイバ チャネル、FICON、FCoE、iSCSI、および FCIP をサポートする、コストが最適化されたストレージ ネットワークを展開できるように設計された堅牢なマルチプロトコル プラットフォームです。ユーザは、高性能アプリケーションに最大 10 Gbps のファイバ チャネルや FICON、ユニファイド ファブリックに FCoE、共有ストレージ プールへのコスト効率の良い接続に iSCSI over Ethernet、およびデータ センター間の接続に FCIP を実装できます。 高度な診断ツールおよびトラブルシューティング ツール大規模ストレージ ネットワークを管理するには、予防的な診断機能、接続とルートの遅延を確認できるツール、およびトラフィックのキャプチャと分析のためのメカニズムが必要です。Cisco MDS 9000 ファミリは、高度な、業界最高レベルの分析ツールおよびデバッグツールを統合しています。Power-On Self Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)とオンライン診断は、予防的なヘルス モニタリング機能を提供します。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、フローの正確なパスとタイミングを詳細に把握するファイバ チャネル Traceroute や、ネットワーク トラフィックをインテリジェントにキャプチャする Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)および Remote SPAN(RSPAN; リモート スイッチド ポート アナライザ)など診断機能の実装に必要な統合機能を備えています。トラフィックがキャプチャされると、組み込みのファイバ チャネル アナライザである Cisco Fabric Analyzer で分析できます。Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールは、ポートベースおよびフローベースの包括的な統計情報の収集と管理ができ、高度なパフォーマンス分析と Service-Level Agreement(SLA; サービスレベル契約)アカウンティングが可能になります。さらに、統合された Call Home 機能によって、信頼性の向上、問題解決の迅速化、およびサービス コストの削減を実現します。シスコは Cisco MDS 9500 シリーズを通じて、組織のストレージ ネットワークのトラブルシューティングや分析のための包括的なツールセットを提供しています。 製品仕様表 1 に、Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールの製品仕様を示します。 表 1 製品仕様
発注情報表 2 に Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ 2A モジュールの発注情報を示します。 表 2 発注情報
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