データ シートCisco Prime LAN Management Solution 4.1製品概要Cisco Prime LAN Management Solution(LMS)は、シスコ ネットワークの構成、管理、モニタリング、およびトラブルシューティングを簡素化して、強力なネットワーク ライフサイクル管理機能を提供します。この革新的なソリューションの導入により、メディアネット、TrustSec、EnergyWise など、ビジネスに不可欠なテクノロジーのエンドツーエンドな管理が可能となります。Cisco Prime LMS 4.1 では、ユーザ エクスペリエンスが全般的に改善され、機能区分に基づいた新しいワークフローが提供されます。これらのワークフローは、ネットワーク オペレータの業務方法に合わせて調整できます。一度インストールすれば、あらかじめパッケージされたモニタリング ダッシュボードやトラブルシューティング ダッシュボードがすぐに利用可能になり、ネットワーク問題の特定および修復のために実施可能な情報が得られ、サービスに影響を与えずに済みます。また、Template Center を使用することで、かつてないほど容易にネットワークの構成や更新を実行できるようになりました。Template Center には、Cisco Validated Design に基づく Cisco Smart Business Architecture(SBA)テンプレートが組み込まれているため、簡単にプラットフォームやテクノロジーを導入することができ、エラーが生じる可能性も軽減されます。さらに、Work Center は各種のガイド付きワークフローを利用できる共通のコンポーネントです。操作手順が順番に示されるので、オペレータはメディアネット、EnergyWise、TrustSec/Identity、Auto Smartports、Smart Install など、シスコの新しい付加価値テクノロジーやソリューションのプロビジョニング、モニタリング、管理をすぐに実行できます。図 1 を参照してください。 Cisco Prime 製品の概要企業およびサービス プロバイダー向けの管理製品で構成される Cisco Prime ポートフォリオは、ネットワーク サービス管理の基盤に基づいたシスコのアーキテクチャやテクノロジーの総合的なライフサイクル管理に対応しています。Cisco Prime 製品は、ワークフローに基づいた直観的なユーザ エクスペリエンスを基盤としており、ネットワーク サービス、インフラストラクチャ、およびエンドポイントの革新的な管理ソリューションを提供することで、IT の生産性を向上させ、運用コストを削減します。Cisco Prime の詳細については、http://www.cisco.com/go/prime/ [英語] を参照してください。 新しい管理パラダイム個別製品の集まりだった Cisco Prime LMS は、ネットワーク管理者の業務方法に合わせて管理機能がシームレスに統合された集合体へと進化を遂げました。管理機能に基づいて製品が構成されているため、1 つの管理タスクを完了させるのに複数のアプリケーションが必要となる煩雑さが解消され、全体的なユーザ エクスペリエンスが簡素化されました。ワークフローは完全独立型で、必要な機能はすべて 1 つの機能範囲内に含まれています。表 1 は、主要な機能範囲の一覧です。 表 1 Cisco Prime LAN Management Solution の主要な機能範囲
Cisco Prime LMS 4.1 を使用したボーダレス ネットワークの管理任意のシスコ プラットフォームを好きな時に好きな場所から管理できること、新しいシスコ テクノロジーやサービスを導入できること、およびサードパーティの管理プラットフォームと統合できることは、全体的な運用コストを削減しつつ、ネットワークの可用性を向上させるために重要な機能です。Cisco Prime LMS 4.1 は、次のような点でボーダレス ネットワーク管理の簡素化に役立ちます。 運用コストを削減:従来のネットワーク管理は、その複雑さや高い保守費が大きな負担となっていました。管理ソフトウェアのインストール、プラットフォームの構成と設定、ネットワークの検出などの必須作業に加え、保守費用のかさむ複数の異なるアプリケーションが必要なこともあり、ほとんどの企業ユーザは管理作業に多大な時間とコストを費やしていました。その結果、お客様の多くはこの状況に不満を感じながらも改善をあきらめ、利用可能な機能を活用できなかったり、運用コストの全体的な削減を実現できずにいます。Cisco Prime LMS 4.1 では、ガイド付きの開始ワークフローを利用して簡単に初期設定を実行できるので、製品を稼動させるまでの所要時間が短縮されます。また、自動モニタリング機能により、インストール後ただちにリアルタイム ダッシュボードが使用可能になり、ネットワークやデバイスに関連する問題の切り分けやトラブルシューティングを実行できます。 新しいテクノロジーの導入を簡素化:シスコのハードウェア プラットフォームは、競合製品にはない独自の優れた機能を特長としています。こうした独自の機能は導入や管理が難しいため、その本来の価値が十分に活かされていない場合があります。さらに、シスコの新しいスイッチングおよびルーティング プラットフォームには、メディアネット、EnergyWise、TrustSec/Identity、Smart Install、Auto Smartports などの新機能が導入されおり、これらの機能によって、競合他社との差別化はさらに強化されます。Cisco Prime LMS は、「ワーク センター」という新たな考え方を取り入れることで、こうした新テクノロジーの導入作業を簡素化します。ワーク センターを通じ、新しいシスコ テクノロジーの導入や包括的なライフサイクル管理の作業を単一の場所から簡単に実行できます。 広範なデバイスに対応:ボーダレス ネットワークを効果的に管理するためには、デバイスがどこにあっても管理対象としてカバーできなければなりません。Cisco Prime LMS は、800 シリーズ ルータから Cisco Nexus® スイッチや CRS-1 まで、600 以上ものシスコ ハードウェア プラットフォームをサポートしています。シスコのプラットフォームをこれだけ幅広く深くサポートする製品は、業界でも類を見ません。また、Cisco Prime の機器設置当日からのデバイス サポート プログラムにより、新しいプラットフォームがシスコから出荷されると同時に、Cisco Prime LMS でそのプラットフォームを管理できるようになります。 包括的なライフサイクル管理:ボーダレス ネットワークに関連する多様なサービスを維持管理するには、コア ネットワーク インフラストラクチャや、ライフサイクル管理の日常的なタスクを処理する優れた基盤が必要です。Cisco Prime LMS には、ディスカバリ、モニタリングとトラブルシューティング、構成や変更の管理、自動修復、インベントリやコンプライアンスのレポートなど、日常的なタスクの実行に必要な機能が備わっています。 Cisco Prime LMS 4.1 の特長、機能、利点表 2 に、Cisco Prime LMS 4.1 の特長、機能、利点を示します。 表 2 Cisco Prime LMS 4.1 の特長、機能、利点
オペレーティング システムの要件Cisco Prime LMS 4.1 では、表 3 のオペレーティング システムがサポートされています。 表 3 Cisco Prime LMS 4.1 でサポートされるオペレーティング システム
サーバおよびクライアント システムの要件については、LMS 4.1 のインストレーション ガイド(http://www.cisco.com/go/lms/)[英語] を参照してください。 Cisco Unified Computing System(UCS)のサポートCisco Prime LMS 4.1 は、Cisco Unified Computing System(UCS)B シリーズ ブレード サーバ(B200-M1/M2 および B250-M1/M2)と C シリーズ ラックマウント サーバ(C200-M1/M2、C210-M1/M2、C250-M1/M2、および UCS C460)でサポートされています。UCS ブレード サーバおよびラックマウント サーバにおけるサーバ要件は、Windows システムにおけるサーバ要件と同じです。 UCS B シリーズのブレード サーバでサポートされるプロセッサは、Intel Xeon 5500 または 5600 シリーズです。詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucs_b/prodlit/data_sheet_c78-524797.html を参照してください。 UCS C シリーズのラックマウント サーバでサポートされているプロセッサは、Intel Xeon 5500 または 5600 シリーズのプロセッサです。対応プロセッサは明示的に記載されています。詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucs_c/ds_list.html を参照してください。 LMS 4.1 のインストレーション ガイド(http://www.cisco.com/go/lms/)[英語] も参照してください。 発注情報Cisco Prime LMS 4.1 は、世界各国の正規シスコ製品販売チャネルを通じて購入いただけます。シスコ製品の購入方法の詳細は、「購入案内」を参照してください。 Cisco Prime LMS 4.1 の提供開始時期、発注、ライセンス オプションについては、Cisco Prime LMS 4.1 の製品速報(http://www.cisco.com/go/lms/)[英語] を参照してください。 サービスとサポートシスコとそのパートナーが提供するサービスシスコおよびパートナー各社は、テクノロジーへの投資を最大限にご活用いただけるように、スマートでパーソナライズされたサービスを提供しています。ネットワークに対する深い専門知識と幅広いパートナー エコシステムに支えられたシスコのサービスを利用することで、ネットワークを強力なビジネス プラットフォームとして計画、構築、運用できます。顧客の高い期待に応える新しい機会の迅速な獲得、運用効率の向上によるコストの削減、リスクの軽減、成長の加速など、サービスをご利用いただく理由はさまざまですが、シスコは必ずお客様に適したサービスを提供します。 保証範囲とテクニカル サービスのオプションCisco Prime LMS 4.1 には、シスコによる 90 日間のソフトウェア保証が付いています。アプリケーション サポート サービスを購入すると、メンテナンス アップデートやマイナー アップデート、オンライン リソース、Technical Assistance Center のサポート サービスなど、保証に含まれないサービスもご利用いただけます。表 4 に、Cisco Prime LMS 4.1 で利用できるテクニカル サービスを示します。 保証の詳細については、http://www.cisco.com/go/warranty/ [英語] をご覧ください。 シスコのテクニカル サービスについては、http://www.cisco.com/jp/go/services/ を参照してください。 表 4 Cisco Prime LMS 4.1 のシスコ テクニカルサービス
関連情報Cisco Prime LAN Management Solution の詳細については、http://www.cisco.com/go/lms/ [英語] を参照してください。または、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせいただくか、製品マーケティンググループ(ask-lms-team@cisco.com)まで E メールでお問い合わせください。 |
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