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シスコ セキュリティ ソリューション導入事例

帯広市

行政基盤となるネットワークの安全性を強化トラフィックを見える化して脅威の兆候を把握 帯広市

北海道帯広市は、農業を主要産業としている十勝地方の中心部に位置する人口約 17 万人の街です。十勝地方の農作物の集積地として、また商業都市として、産業と経済の中核を担っており、十勝の優位性や蓄積されてきた産業基盤を活用した地域振興にも積極的に取り組んでいます。「食」と「農林漁業」を柱とした地域産業政策「フードバレーとかち」を推進していることでも知られています。


通信の見える化と分析によってセキュリティを強化できる有効なソリューションと思います。標準的な技術を用いていて使いやすい点もポイントでした。
帯広市 総務部 情報システム課 管理系 係長 高橋 健太郎 氏

帯広市は、日常の業務と市民への行政サービスのインフラとして不可欠な基幹ネットワークを 2016 年に刷新しました。これにより、従来よりも運用管理の負担とコストを抑制すると同時に、セキュリティ対策の強度を大きく高めています。昨今のセキュリティ脅威の高度化や複雑化への対応、そしてマイナンバーをはじめとする個人情報の適切な管理、保護の観点からも重要な取り組みと位置付けていました。


帯広市 総務部 情報システム課 管理系 係長の高橋健太郎氏は次のように話します。


「これまでも 5 年ほどの間隔で基幹ネットワークの更改を行ってきましたが、この 5 年の間にさまざまな技術革新があり、機器の価格も下がりました。ですので、同じ予算の枠の中であっても、より注力すべき部分、積極的にチャレンジできる部分に予算を割り当てられると考えまして、今回はそれがセキュリティだったということです。公的機関や自治体におけるセキュリティ事故が報じられることが増え、社会的な関心事でもありますし、国の施策としてもセキュリティへの取り組み強化が求められています。今回の更改はちょうどよいタイミングだったと思っています。」


取材:2017 年 2 月
組織名、役職名は取材時点のものです。


課題

新しい基幹ネットワークのセキュリティ対策でポイントとなったのは、トラフィックの可視化でした。また、対応する人員に限りがあることを踏まえ、なるべく運用の負担を抑えたいということも課題として挙げていたと高橋氏は話します。


「言い古された感はありますが、やはり『見える化』によって状況の把握と分析がしやすくなり、これまでよりももっとスマートに対応できるようになるのではないかと考えました。


今、我々のネットワークはどのような状態なのかを的確に捉えて、他の部門や職員から問い合わせや不安の声があった場合にも、説得力のある対応を速やかに行えるようにすることは目標の 1 つでした。また、そこで用いられる技術や製品が標準的なものであるかどうかも意識しました。運用管理に携わる人のローテーションも考える必要があるので、なるべく一般的なもの、標準的なものであれば参考になる資料や情報が多く得られ、使いやすくなると思ったのです。」


これからもチューニングを続けて
良い状態を実現していくことが
重要だと思っています。


ソリューション

「センサーとしてのネットワーク」でセキュリティ脅威を見える化
Cisco Network as a Sensor(センサーとしてのネットワーク)ソリューションは、Cisco Catalyst シリーズ スイッチと Cisco IOS Flexible NetFlow で生成された詳細なトラフィック情報、Cisco Stealthwatch によるリアルタイム監視やアラートなどを組み合わせてネットワーク上の脅威を見える化します。


帯広市では、入札時に提案された各ベンダーのソリューションを検討した結果、シスコ ソリューションの採用を決断しました。その理由を高橋氏は次のように話します。


「シスコのソリューションは NetFlow に準拠しており、対応機器の幅が広く、ネットワーク全体との親和性という点でも使いやすいと感じました。他社にも類似したソリューションはありますが、用いられている技術やプロトコルが一般的ではなかったり、その製品などに特化したものが多かったりしたので、シスコがよいと判断しました。また、シスコ製品は非常に多くのところで利用されていて、参考文献が多いことも理由になります。市の職員でも情報を入手しやすく、取り組みやすいのはメリットです。これにより、万一の際の対処など安心感が増したことを評価しています。」


今回の提案と構築を担ったネットワンシステムズ株式会社 東日本第1事業本部 北海道営業部 技術第1チームの秋山尚寛氏は、シスコ ソリューションの提案理由とメリットを次のように話します。


「シスコの Flexible NetFlow に対応したスイッチを採用し、ネットワークに負荷をかけずにコア スイッチからフロア スイッチまですべてのフローを収集することが可能になりました。ネットワークの可視化を行うソリューションは他にもありますが、その多くはトラフィックの一部をサンプリングして分析しているだけなので、収集できるデータ量と精度が大きく違います。


今回帯広市では基幹ネットワークをすべて入れ替え、ワイヤレス LAN の整備も行っていますが、シスコ ソリューションは有線/無線を問わずにトラフィックの情報を拾えるので、トータルな対策という点でも強みがあります。すべての通信を見るため負荷の増加や通信速度の低下などネットワークへの影響も懸念しましたが、導入後のモニタリングでは負荷の増加はピーク時でも数 % 程度で、ネットワークの利用、運用には影響なく、ご満足いただけています。」


高橋氏は、今回の選択をこれからの 5 年間に向けた積極的な投資としても評価しています。


「基幹ネットワークを更新する 5 年という期間で、状況はだいぶ様変わりしてしまうと正直感じています。ですから、今の時点で十分というだけでは 5 年の間に一気に後れを取ってしまうことが起こり得ます。先を見据えてギャップを生じないようにするには、少し背伸びしておく必要があると思いましたし、その点でもシスコ ソリューションは良い選択だったと言えるでしょう。」


技術力の高い、信頼できるパートナーとしても評価
今回の選定でもう 1 つポイントとして挙げられるのは、ベンダーの技術力と対応力でした。北海道という地理的な側面を踏まえて判断したと高橋氏は話します。


「北海道は広く、帯広という場所や土地柄を考えると、何か起きたときにすぐサポートいただける体制はとても重要です。今後導入した機器の安定稼働を保ち、セキュリティ対応を随時アップデートしていくことになりますので、ベンダーや構築パートナーの体制も無視できない部分でした。」


技術力の高い、信頼できるパートナーとしても評価
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


結果~今後

帯広市では新しく導入したセキュリティ対策の運用方針を定め、対策の内容と効果を周知するなど今後に向けた取り組みを進めていきます。また、安全性が大きく高まったネットワークを生かして、業務アプリケーションの活用や働き方改革、行政としての事業展開なども検討と提案を行っていくとともに、より良い住民サービスの提供にも役立てていくとしています。


その他の詳細情報
Cisco Network as a Sensor(センサーとしてのネットワーク)ソリューションの詳細は、http://www.cisco.com/c/m/ja_jp/campaign/162/cnss.html を参照してください。

メディアの選択

製品 & サービス

  • Cisco Network as a Sensor(センサーとしてのネットワーク)ソリューション

課題

  • ICT インフラの運用管理やコストを抑えるためにネットワーク インフラを全面更改
  • マイナンバー制度など個人情報保護への対応、セキュリティ脅威の状況を踏まえた対策の強化が必要
  • セキュリティ運用の効率化とコスト削減

ソリューション

  • 「センサーとしてのネットワーク」ソリューションでネットワーク全体のトラフィックを可視化して内部対策を大幅に強化

結果~今後

  • コストや工数を抑えながらセキュリティの強化と効率的な運用を実現
  • 安全性を高めた行政サービスの基盤として、庁内業務や住民サービスに活用
帯広市 総務部 情報システム課管理系 係長※高橋 健太郎様

帯広市 総務部 情報システム課
管理系 係長
高橋 健太郎 様

※現在の役職は以下となります。
帯広市 政策推進部 企画課
主査

ネットワンシステムズ株式会社東日本第1事業本部北海道営業部 技術第1チーム秋山 尚寛様

ネットワンシステムズ株式会社
東日本第1事業本部
北海道営業部 技術第1チーム
秋山 尚寛 様

帯広市

帯広市

帯広市役所
所在地: 北海道帯広市西5条南 7-1
規模: 職員数 1,372 名(平成 29 年 4 月 1 日時点)
人口 167,560 人(男 79,969 人、女 87,591 人)
世帯数 86,670 世帯(平成 29 年 3 月末日現在)
URL: http://www.city.obihiro.
hokkaido.jp

北海道東部、十勝地方のほぼ中央に位置し、面積は 619.34 平方 km(東京 23 区全体とほぼ同じ)。市域の約 6 割を占める平地の約半分が農地で、全国でも有数の大規模で機械化された土地利用型農業を展開しており、畑作、酪農、畜産など、日本の食料供給基地としての役割を担っている。また、十勝地方における農産物の集積地、商業都市として中心的な役割も果たしている。市街地は市域の北東圏に位置し、全国 6 位の流域面積を持つ十勝川や札内川に隣接。明治時代の開拓期から計画的なまちづくりが行われてきたことで知られ、現在も都市と農村、自然環境が調和した「田園都市」として拠点機能を高めながら、暮らしやすさと自然の豊かさを実感できるまちづくりを目指している。平成 24 年に開拓 130 年、市制施行 80 年を迎えた。


 

 

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