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Cisco ワイヤレス LAN ソリューション導入事例

株式会社アカツキ

株式会社アカツキ高速無線 LAN で実現したゲーム開発環境は大量トラフィックに耐え、オフィス環境に柔軟性をもたらす

2010 年に創業した「株式会社アカツキ(以下アカツキ)」は、「ゲームの力で世界に幸せを」をミッションとするモバイル ゲーム開発会社です。人気ゲーム「シンデレラシリーズ」「サウザンドメモリーズ」などを手掛け、創業以来順調に成長を続けています。2016 年3 月には東証マザーズへの上場を果たし、同年 6 月には「株式会社そとあそび」を子会社化。アウトドア、レジャー部門をライブ エクスペリエンス事業と位置づけ、バーチャルの世界だけでなく、リアルの世界におけるエンターテイメントの提供も推し進めています


数 100MB、時には GB 単位のデータを複数人でダウンロードするような業務が、フロアのあちこちで発生しますが、接続が切れる、つながらないということはまずありません。
株式会社アカツキ ソーシャル ゲーム ディビジョン エンジニア 徳山 文晟 氏

モバイル ゲーム開発は大容量データを取り扱うため、膨大なトラフィックがネットワークに流れます。2015 年、組織拡大によるトラフィックの急増がネットワークの不安定化をもたらし、業務に支障をきたしていました。そこで、高品質な無線 LAN 環境を構築するためにシスコ製品を導入。さらに 2016 年の本社移転の際には、これまで利用していたシスコ製品を拡張し、広いフロアで大人数が利用しても安定した高速無線 LAN が使える環境を整えました。


課題

株式会社アカツキ ソーシャル ゲーム ディビジョン エンジニアで、社内のネットワーク インフラの責任者も兼務する徳山文晟氏は、当時のネットワーク環境の課題について、次のように振り返ります。


「無線 LAN 環境はあったものの、非常に不安定でした。急増する社員数やトラフィックに、ネットワークが追いついていなかったのです。ネットワークのトラブルに対し、社員の不満がたまっていました」。


ネットワーク環境を見直すこととなり、各社の製品の検討を始めました。今後のスタンダードとなる無線 LAN の 802.11ac 規格に対応していること、そして機能、性能、拡張性、価格などを総合的に評価した結果、選定されたのがシスコ製品でした。


「シスコに対しては、信頼できるブランドという印象がありました。また多数ある他社のシスコ製品導入事例も参考にしました。特に同じ業種の事例を見て、具体的なイメージをつかむことができたのは、導入の決め手の 1 つとなりました」(徳山氏)。


快適なオフィス環境のためには
オフィスのどこにいてもつながる
確実なネットワーク インフラの提供は必須です。
また管理者としては、運用の負荷を
どれだけ低減できるかもポイントになります。


ソリューション

同社は 2015 年夏にネットワークの設計を刷新しシスコ製品を選定。高性能なアクセス ポイントを導入することで、PC や検証用のスマートフォン、タブレットからの大容量トランザクションに耐えられる環境を構築しました。


ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)の採用も、当プロジェクトのハイライトの 1 つです。人員拡大にともなうアクセス ポイントの台数増加によって、運用や管理が負担になるのは目に見えていました。しかしネットワーク刷新を通じて、コントローラでの集中管理を実現し、手作業を減らすことが可能となりました。


他社の同機能製品との比較を経た結果、アクセス ポイントの設定と管理の一元化や、パフォーマンスと柔軟性の高さからシスコ製品が最適だと判断され、導入の運びとなりました。シスコのアクセス ポイントは汎用チップでない高性能な独自開発のチップを搭載しているため、同時通信時の速度や電波環境の最適化といった課題に応えることができるのです。


この投資について徳山氏は、「一時的な導入費用だけでは判断していない」と説明します。「人が運用すると、運用の人的コストがかかるうえに、手作業によるミスの発生とそれによる主業務への影響も考えられます。トータルな保守運用コストを考えると、まったく高いとは考えていません。むしろ安い投資です」(徳山氏)。


導入後は安定したネットワーク環境を提供できるようになり、経営陣からも「良かった」との声が聞かれました。


同社の事業拡大はさらに続き、2016 年 9 月に本社オフィスを品川区上大崎へ移転することになりました。社員は連結で 200 名近く、常駐するパートナーなどを含めると、本社で業務するスタッフは 400 名を超えていました。以前の本社は、ビルの 6 フロアに分かれていたほか、別のビルにもオフィスがあり、移動が多くて非効率でしたが、新オフィスでは 400 名を広い 2 フロアに集約。今後のスタッフの増加を見越してネットワークを設計し、新たに機器を増強する必要がありました。


すでに安定運用の実績があるシスコ製品の導入は、このタイミングではもはや自然な選択でした。既存の資産を生かしつつ拡張できる構成を組み、Cisco Catalyst 3850 シリーズ スイッチ、Cisco 5520 シリーズ ワイヤレス コントローラなどを導入して新オフィスの環境を整えました。移転当初はオフィス フロアの構造上の違いなどから、若干のチューニングが必要でしたが、その後はまったく問題なく安定稼働を続けています。


徳山氏は、同社のネットワークに対するビジョンを次のように話します。「当社はモバイル ゲームの開発を主力としており、エンジニア、デザイナー、プランナー、それを支える経理、法務などが主な職種です。オフィス内での業務が中心のため、快適なオフィス環境は生産性を左右します。私たちのこだわりは、有線ではなく無線 LAN 環境を構築すること。ノート パソコンさえあれば社内のどこにいても、同じ安定したネットワークを使って作業ができます」。


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結果~今後

モバイル ゲーム製品の検証のために、ネットワーク上で大量のデータが頻繁にやり取りされる同社。数 100MB、時には GB 単位のデータを複数人でダウンロードするような業務が、フロアのあちこちで発生します。業務でクラウドのストレージやチャット ツールを使ったり、チャット ツールでファイルの一斉配信を行ったりすることもあります。


「それでもシスコ製品によるネットワークは非常に安定しています。フロアが広くなっても、以前と変わらない活動ができており、接続が切れる、つながらないということはまずありません。私にとって、意識しないで当たり前に使えているというのが成果だと考えています。インフラ業務というのは意識されるようになったら負けなのです」(徳山氏)。


また移転の際には、ワイヤレス LAN コントローラを入れ替え、いまや移転前の 10 倍以上の台数のアクセス ポイントをサポートする、スケーラブルな構成となりました。将来の成長を見据え、現在の 400 名から 1,000 名規模まで拡張できる構成、規格、運用体制を整えています。


「すでに 40 台以上のアクセス ポイントを接続しています。今後はスタッフやデータ量が増えても、アクセス ポイントを追加するだけで今と同じように運用ができる、成長を見越したスケーラブルな構成になっています」(徳山氏)。


アカツキは台湾にも拠点を置き、グローバルで事業を展開しています。シスコでは、国内のみならず海外で使用している製品に対しても、均質なサポートを受けることができます。モバイル ゲームとライブ エクスペリエンスの両輪で成長を続ける同社を、シスコのネットワークが支えています。


その他の詳細情報

シスコ ワイヤレス LAN ソリューションの詳細は、http://www.cisco.com/jp/go/wireless/ を参照してください。

メディアの選択

製品 & サービス

  • Cisco Aironet 3700 シリーズ アクセス ポイント
  • Cisco 5520 シリーズ ワイヤレス コントローラ
  • Cisco Catalyst 3850 シリーズ スイッチ

課題

  • 開発環境の基盤となる無線 LAN 環境が不安定で業務に影響
  • オフィス移転に伴いネットワークの再構築が必要

ソリューション

  • ワイヤレス コントローラによる安定したネットワーク運用
  • 拡張性を考慮したスケーラブルなネットワーク構成

結果~今後

  • オフィスのどこでも高速無線 LAN が使える環境を実現
  • スタッフが現在の 2 倍以上に増えても、アクセス ポイントの追加のみで安定運用を継続
株式会社アカツキ
ソーシャル ゲーム ディビジョン
エンジニア
徳山 文晟氏

株式会社アカツキ
ソーシャル ゲーム ディビジョン
エンジニア
徳山 文晟氏

株式会社アカツキ

株式会社アカツキ
所在地: 東京都品川区上大崎 2-13-30 oak meguro 8 階
設立: 2010 年 6 月
資本金: 27 億 600 万円
事業内容: モバイルゲーム事業、ライブエクスペリエンス事業
規模: 191 名(正社員のみ・グループ連結)
URL: https://aktsk.jp/

2010 年、マンションの一室で株式会社アカツキは誕生した。「ゲームはヒトをワクワクさせ、感情を動かす力がある」。そんなゲームの力を通じて世界を幸せにすることを本気で考えている。人気ゲーム「シンデレラシリーズ」「サウザンドメモリーズ」などを手掛け、2016 年 3 月には東証マザーズへ上場し、同年 6 月には「株式会社そとあそび」を子会社化。アウトドア、レジャー部門をライブエクスペリエンス事業と位置づけ、バーチャルの世界だけでなく、リアルの世界におけるエンターテイメントの提供も推し進めている。