このヒートマップは、"クラウド先進国"(濃い緑色で示される国)から"クラウド新興国"(薄い緑色で示される国)まで、国を視覚的に表示したものです。対応状況の計算では、アップロード速度とダウンロード速度、遅延の特性に対して調査対象国ごとに同じ値を割り当てた結果、クラウド先進国またはクラウド新興国の一般的な指定が得られます。マップ上の国を選択すると、ダウンロード速度とアップロード速度、遅延に関するその国のメトリックが表示されます。また、固定ネットワークとモバイル ネットワークの切り替え、平均値と中央値の切り替えも可能です。
ダウンロード(DL)とアップロード(UL)の速度、および遅延の特性は、国ごとに等しく加重され、正規化されてランク分けされます。それを元に、クラウド新興国またはクラウド先進国に単純に分類された、色のグラデーションで表されるスケールに沿って国が配置されます。上位 30 パーセンタイルに入る国はクラウド先進国に分類されます。
1 つの国におけるネットワーク特性(DL、UL、および遅延)の中央値とは、そのネットワーク特性の数値の半分がそれより低く、残りの半分がそれより高くなるポイントです。表示されているネットワーク特性(DL、UL、および遅延)の平均は、これらの個別ネットワーク特性の合計を、その国での速度テスト レコードの合計数で割った値です。平均値と中央値の差異が大きい場合は、速度の分布が非対称であり、低速または高速のブロードバンド速度領域に偏っていることを意味します。
クラウド先進国に指定される国の筆頭に挙がる例は、ネットワーク特性が DL 9,100 kBps、UL 2,100 kBps、遅延 56 ms です。ダウンロード速度、アップロード速度、遅延の特性がより高い値と低い値の組み合わせである場合も、他の国よりもクラウド先進国に位置付けられる可能性があります。ダウンロードとアップロードの速度が対称的であり低遅延である場合、加重スコアは良くなります。