ユーザ事例カブドットコム証券株式会社、設計コンセプトを高く評価し Cisco UCS の活用を開始カブドットコム証券株式会社設計コンセプトを高く評価し Cisco UCS の活用を開始 まずは開発環境へ、将来は本番システムへの展開も視野に ![]() 導入の背景/ 課題
導入ソリューション
導入効果
自社で構築・運用するシステムによって、IT を活用した多彩な取引サービスツールを提供しているカブドットコム証券株式会社。ここではシステム運用管理をさらに効率化するため、Cisco UCS の導入が進められている。その第一弾として 2010 年 12 月に、約 60 台の開発用サーバノードを Cisco UCS 上に仮想化集約。開発環境の立ち上げや変更に必要な時間を大幅に短縮すると共に、管理者の負担も軽減しているのだ。Cisco UCS 採用に決め手になったのは、仮想環境を前提にした設計コンセプトとシンプルな構成、そして業務視点での管理が行いやすい管理手法だった。 運用管理効率化のため仮想化に着目
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| 所在地: | 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館6F |
| 設 立: | 1999 年(平成 11 年)11 月 |
| 資 本 金: | 71 億 9600 万円 ( 資本準備金 119 億1300 万円) |
| 従業員数: | 94 名 |
| 営業収益: | 150 億 8400 万円(2010 年 3 月期) |
金融商品取引業者登録:関東財務局長(金商)第 61 号
銀行代理業許可:関東財務局長(銀代)第 8 号
加入協会:日本証券業協会・金融先物取引業協会
三菱UFJ フィナンシャル・グループのオンライン専業証券会社。「リスク管理追求型」というコンセプトのもと、利便性と安全性を徹底的に追及した独自サービスを提供すると共に、多岐にわたる啓蒙活動を通じて「新しい投資スタイル」を提案している。ネット専業 証券では唯一オンライン トレード システムを自社で構築・運用。IT を積極的に活用した多様なアルゴリズム取引を提供する一方で、「1 秒保証」等の低レイテンシー取引も実現している。また 2003 年にオンライン証券初の「ISO9001」取得、2004 年に国内証券会社初の「ISMS 適合性評価制度(Ver2.0)」「BS7799-2:2002」認証取得、2006 年に金融機関初のIT サービス管理国際規格「ISO/IEC20000-1:2005」認証取得を実現するなど、マネジメントに関する数多くの先進的な取り組みも積極的に推進している。
今後は社内情報系システムに展開
本番システムへの適用も視野に
開発環境への Cisco UCS 導入はスタートラインに過ぎない。今後は他の領域へも Cisco UCSを展開することが検討されている。その 1 つとして挙げられているのが社内システムだ。ここにはファイル サーバやドメイン サーバ、IP 電話のコール マネージャが含まれている。カブドットコム証券の従業員数は 94 名だが「100 ユーザー規模の社内システムなら、冗長化を意識しても2 ブレードに収まるかもしれませんね」と谷口氏はいう。
顧客にサービスを提供する“ 本番システム”への展開も視野に入っている。ここを Cisco UCSで仮想化すれば、ハードウェア障害時や能力増強への対応も、スピーディかつ手軽に行えるようになるはずだ。またハードウェアと OS の分離が容易になるので、管理作業の役割分担も可能になる。例えばハードウェアの運用管理を外注し、社内の管理者は OS やアプリケーションにフォーカスする、といったことも考えられている。
本番システムでは、物理ノードを仮想マシンと同様に管理できるという、Cisco UCS の特徴も活きてくる。本番システムは負荷の増減が激しいため、必ずしも仮想化集約には向いていない側面がある。しかし物理ノードを仮想環境と統合して管理できれば、パフォーマンス上の要件によってはハイパーバイザーを動かさない、という選択肢を取ることも可能になる。
なおカブドットコム証券の本番システムには、Cisco UCS の導入と同時期に Cisco Nexus が導入されている。実はこれによって、業界でも他に類を見ないミリ秒単位の超高速トレーディングを可能にする、次世代ツール「kabu ステーション(TM)」が実現されているのだ。Cisco UCS と Cisco Nexus の導入は全く個別の案件として進められたものだが、両者の相性の良さは意識されている。 これらを組み合わせたシステムを構築すれば、さらに大きな導入効果が期待できる。
「Cisco UCS はサーバとネットワークを統合することで、仮想環境のあり方を大きく前進させました」と谷口氏。これをうまく運用すれば、10 分、20 分というオーダーで、システム変更に対応することも可能になるはずだという。「当社は経営陣の意思決定スピードが速いのですが、IT がそのスピードに追随しなければ意味がありません。Cisco UCS の導入は、当社のビジネスを加速する上で重要な意味を持っているのです」


