ホワイト ペーパーCisco Unified Wireless Network に移行するためのガイドラインおよびツールシスコでは、お客様に Cisco Unified Wireless Network への移行を推奨しています。ここでは、企業が移行戦略を計画する際に役立つガイドライン、ツール、およびプログラムについて説明します。今が Cisco Unified Wireless Network に移行する絶好の機会である理由を確認してください。 課題Cisco Aironet® Autonomous アクセス ポイント、CiscoWorks® Wireless LAN Solution Engine(WLSE)、CiscoWorks WLSE Express、または Cisco Catalyst® 6500 シリーズ Wireless LAN Services Module(WLSM)を使用してシスコのワイヤレス ソリューションを展開した企業では、Cisco Unified Wireless Network への移行をサポートするガイドラインおよびツールを必要としています。 ソリューションワイヤレス ネットワーキング テクノロジーの世界的なイノベータであり、マーケット リーダーでもあるシスコは、業界で最も包括的な企業 WLAN 用製品を提供しています。Cisco Unified Wireless Network ソリューションは、ワイヤレスと有線ネットワーキングの最も優れた要素のみを組み合わせ、企業が有線 LAN に期待するのと同レベルのセキュリティ、スケーラビリティ、信頼性、導入のしやすさ、および管理性をワイヤレス LAN で実現します。 旧式のワイヤレス LAN、または Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイント、CiscoWorks WLSE、および Cisco Catalyst WLSM を使用してシスコのワイヤレス ソリューションを展開している企業は、Cisco Unified Wireless Network に移行することをお勧めします。移行することにより、管理のしやすさ、スケーラビリティ、機能の高速化、総所有コストの削減のほか、音声サービス、ゲスト アクセス、ロケーション サービス、セキュリティ強化などのモビリティ サービスを含め、多くのメリットを得ることができます。 次の 4 つの簡単なステップだけで、Cisco Unified Wireless Network に移行することができます。ステップ 1 Lightweight アクセス ポイント、ステップ 2 Cisco ワイヤレス LAN コントローラ、ステップ 3 Cisco Wireless Control System(WCS)、ステップ 4 モビリティ サービスです。ここでは、企業がこれらの 4 つのステップに対処するためのガイドラインおよびツールついて説明します。Cisco Unified Wireless Network に移行することの利点および理由を確認するには、「Cisco Unified Wireless Network に移行する理由」を参照してください。 ステップ 1 Lightweight アクセス ポイントCisco Aironet Autonomous アクセス ポイントを Lightweight アクセス ポイントに移行する場合は、ソフトウェア アップグレード ツールを使用する方法と、既存の Autonomous アクセス ポイントを置き換える方法の2 つの選択肢があります。 ソフトウェア アップグレード ツール シスコでは、選択された Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイント モデルを Lightweight モード動作に構成するための「Autonomous to Lightweight Mode Upgrade Tool」という無償ツールをリリースしています。このツールは Cisco Software Center からダウンロードできます。 Autonomous to Lightweight Mode Upgrade Tool は、次のモデルをサポートしています。
Autonomous to Lightweight Mode Upgrade Tool は、Autonomous アクセス ポイントを Autonomous モードからLightweight モードに移行するプロセスをサポートします。VxWorks から Cisco IOS® ソフトウェアへのアップグレードとは異なり、このプロセスは既存の Cisco IOS ソフトウェア イメージに対する Cisco IOS ソフトウェア アップグレードであり、オペレーティング システムの「スワップアウト」ではありません。変換後のアクセス ポイントの Lightweight モード動作において、アクセス ポイントでは引き続き Cisco IOS ソフトウェアが実行されますが、LWAPP を使用してワイヤレス LAN コントローラとの通信が行われます。LWAPP はアクセス ポイントの自動構成をサポートしているため、元の Autonomous Cisco IOS ソフトウェア アクセス ポイントの構成を保持したり変換する必要はありません。 Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイントの LWAPP へのアップグレードの詳細については、「Cisco Aironet Access Point Support for Lightweight Access Point Protocol」(英語)および「Autonomous Cisco Aironet アクセス ポイントの Lightweight モードへのアップグレード手順」導入ガイドを参照してください。 メモ:アクセス ポイントが統合されている Cisco 3800、2800、1800、および 800 シリーズのサービス統合型ルータは、Autonomous モードから Lightweight モードに移行できません。これらのアクセス ポイントは、Autonomous アクセス ポイントとしてのみ機能します。Lightweight アクセス ポイントとしては機能しません。 Autonomous アクセス ポイントの置き換え 多くの企業が、通常または早期のアクセス ポイント更新サイクルの一環として、既存の Autonomous アクセス ポイントを Lightweight アクセス ポイントに置き換えることを決定しています。こうした企業は、Cisco Unified Wireless Network が提供する管理のしやすさ、セキュリティの強化、機能の高速化、モビリティ サービスなどの利点を積極的に利用しようとしています。シスコの Lightweight アクセス ポイントには多くのモデルが用意されているので、企業は屋内オフィス環境、要件の厳しい RF 環境、および屋外用のさまざまなスタイルのアクセス ポイントおよびアンテナの中から選択できます。 さらに、Autonomous アクセス ポイント モデルの一部は、Autonomous モデルか Lightweight モデルのいずれかで入手可能です。Lightweight 動作用に構成された発注可能アクセス ポイントは、AIR-LAP1242AG-x-K9 のように、部品番号に「LAP」が含まれています。Autonomous 動作用に構成された発注可能アクセス ポイントは、AIR-AP1242AG-x-K9 のように、標準の「AP」が含まれています。 現在使用しているアクセス ポイントが Autonomous to Lightweight Mode Upgrade Tool でサポートされていない場合、または他のワイヤレス ベンダーの製品をシスコのワイヤレス製品に移行するときは、既存の Autonomous アクセス ポイントを Lightweight アクセス ポイントに物理的に交換してユニファイド アーキテクチャに移行する必要があります。 小規模のパイロット プログラム、キャンパスでの展開、または大規模な国際的ワイヤレス LAN の展開のいずれに対しても、アクセス ポイント交換プログラムを設計することができます。企業にとって最良のアクセス ポイント更新プロセスを決定するために、シスコのアカウント マネージャが支援を行います。 ステップ 2 Cisco ワイヤレス LAN コントローラシスコのワイヤレス LAN コントローラは、セキュリティ ポリシー、侵入防御、RF 管理、Quality of Service(QoS)、モビリティなど、システム全体のワイヤレス LAN 機能を処理します。Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイントおよび Cisco WCS と連携して動作し、ビジネスクリティカルなワイヤレス アプリケーションをサポートします。音声およびデータ サービスからロケーション トラッキングまで提供する Cisco ワイヤレス LAN コントローラは、ネットワーク管理者が企業規模の安全なワイヤレス ネットワークをブランチ オフィスおよびメイン キャンパスで構築するために必要とする制御性、スケーラビリティ、セキュリティ、および信頼性を実現します。 ワイヤレス LAN コントローラ ファミリ Cisco ワイヤレス LAN コントローラ ファミリには、スタンドアロン コントローラ、統合型コントローラのほか、一部のシスコ スイッチやルータに差し込むことのできるモジュラ ワイヤレス LAN コントローラがあります。Cisco 4400 および 2100 シリーズ ワイヤレス LAN コントローラは、スタンドアロンの 1 ラックユニット デバイスです。Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller は、Cisco Catalyst 3750G スイッチに組み込まれています。Cisco WiSM と Cisco WLCM はワイヤレス LAN コントローラ モジュールであり、既存の Cisco Catalyst 6500 シーズ スイッチまたはサービス統合型ルータにそれぞれ差し込まれます。 すべてのワイヤレス LAN コントローラは同じ機能と長所を持っていますが、各コントローラがサポートする Lightweight アクセス ポイントの数は異なります。また、Catalyst 6500 シリーズ スイッチとサービス統合型ルータ用のワイヤレス LAN コントローラ モジュール、およびCatalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller は、それらが組み込まれるスイッチまたはルータの Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)、ポリシー、高度な機能を利用することができます。 各コントローラは、Cisco WCS によって中央で管理されるか、オンボード ワイヤレス LAN コントローラ GUI または CLI を介してローカルで管理されます。最大 24 のコントローラと 3,600 の Lightweight アクセス ポイントをクラスタ化して、モビリティおよびシステム全体の RF 管理を提供することができます(表 1)。 表 1 Cisco ワイヤレス LAN コントローラ
1 Cisco IOS® ソフトウェア リリース 12.4(2)XA1 以降とともに展開する必要があります。 正しいワイヤレス LAN コントローラの選択 正しいワイヤレス LAN コントローラを選択することは簡単です。次のステップを確認して、使用中の WLAN にどの Cisco ワイヤレス LAN コントローラが適切かを判断します。
Cisco WLSM から Cisco WiSM への移行 Catalyst 6500 シリーズで利用可能な Cisco ワイヤレス LAN コントローラ モジュールは、現在 2 つあります。Cisco Catalyst 6500 シリーズ Wireless LAN Services Module(WLSM)と Cisco Catalyst 6500 シリーズ Wireless Services Module(WiSM)です。 Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Wireless Domain Services(WDS; 無線ドメイン サービス)デバイスとして機能することにより、Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイントをサポートします。 Cisco Catalyst 6500 シリーズWiSM は Cisco Unified Wireless Network の重要なコンポーネントであり、Cisco ワイヤレス LAN コントローラ ファミリのメンバーです。Cisco WiSM には、多数の機能強化が計画されています。Cisco ワイヤレス LAN コントローラ ファミリの新機能のリリースと並行して、Cisco WiSM の機能開発は速いペースで続行されます。 Cisco WLSM を購入済みのお客様は、Cisco WiSM および Cisco Unified Wireless Network に移行することをお勧めします。この移行の際は、既存の Autonomous アクセス ポイントを Lightweight モードに移行するか、Autonomous アクセス ポイントを新しい Lightweight アクセス ポイントに置き換える必要があります。 ステップ 3 Cisco Wireless Control System(WCS)Cisco WLAN をサポートしているシスコの管理プラットフォームは現在 2 つあります。Cisco WCS と、CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine(WLSE)または CiscoWorks WLSE Express です。 CiscoWorks WLSE および CiscoWorks WLSE Express は、Autonomous アクセス ポイントおよび Autonomous WLAN ブリッジをサポートしています。 Cisco WCS は、Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイントおよび Cisco ワイヤレス LAN コントローラをサポートしています。Cisco WCS は、Cisco Unified Wireless Network のコンポーネントです。Cisco ワイヤレス LAN コントローラ ファミリの新機能のリリースと並行して、Cisco WCS の機能開発は速いペースで続行されます。 メモ:Cisco WCS で Autonomous アクセス ポイントをサポートする計画は現時点ではありません。 CiscoWorks WLSE を購入済みのお客様は、Cisco WCS および Cisco Unified Wireless Network に移行することをお勧めします。既存の CiscoWorks WLSE(モデル 1130-19 および 1133)を Cisco WCS サーバとして動作するように変換するには、CiscoWorks WLSE から Cisco WCS への変換 CD(Cisco WCS SKU ファミリ WCS-WLSE-UPG-K9)を使用します。この SKU ファミリは、CiscoWorks WLSE から Cisco WCS にコスト効率よく変換できるように、価格が調整されています。詳細については、「CiscoWorks WLSE の Cisco WCS への移行」(英語)を参照してください。 メモ: Cisco WCS に変換した CiscoWorks WLSE は、CiscoWorks WLSE として動作するように戻すことはできません。CiscoWorks WLSE Express から Cisco WCS への変換はサポートされていません。CiscoWorks WLSE CD を CiscoWorks WLSE Express(モデル 1030)アプライアンスまたは CiscoWorks WLSE(モデル 1105)にインストールしないでください。この変換は正常に行われず、シスコシステムズでもサポートしていません。 ステップ 4 モビリティ サービスワイヤレス LAN モビリティ サービスのサポートは、Cisco Unified Wireless Network に組み込まれています。この革新的なソリューションに移行し、Lightweight アクセス ポイント、ワイヤレス LAN コントローラ、Cisco WCS、および Cisco Wireless Location Appliance を展開することで、企業は移行計画に伴ってモビリティ サービスをコスト効率よく実装することができます。Cisco Unified Wireless Network のモビリティ サービスには、以下が含まれます。
企業は、従業員の生産性と効率を向上させ、競争力を高め、ネットワーク ユーザにかつてない自由と柔軟性を提供するために、ワイヤレス LAN モビリティ サービスを展開することが望まれています。ビジネス上の課題を解決し、競争優位を確保し、「いつでも、どこでも」の接続をサポートするモビリティ ソリューションが企業にさらに役立つものとなるように、シスコでは新しいモビリティ サービスの開発を継続します。 Cisco Aironet 展開シナリオCisco Aironet 展開シナリオのすべて:Autonomous アクセス ポイントのみ、Autonomous アクセス ポイントと CiscoWorks WLSE、Autonomous アクセス ポイントと CiscoWorks WLSE と Cisco Wireless Domain Services(WDS)デバイス、いずれも Cisco Unified Wireless Network に移行することができます。この文書に記載されている 4 つのステップに従うだけで、旧式の WLAN を Cisco Unified Wireless Network に移行することができます。 まとめシスコのお客様には、Cisco Unified Wireless Network に移行して、この革新的ソリューションの高度な機能を利用することをお勧めします。Cisco Unified Wireless Network に移行することにより、管理のしやすさ、スケーラビリティ、機能の高速化、総所有コストの削減のほか、音声サービス、ゲスト アクセス、ロケーション サービス、セキュリティ強化などのモビリティ サービスを含め、多くの利点を即座に得ることができます。 シスコは現場でのファームウェア アップグレード、ソフトウェア アップグレード、将来のハードウェア要件への細かな配慮などにより、Cisco Unified Wireless Network に対するお客様の投資を保護します。シスコを選択すれば、お客様は WLAN への投資が今日も将来も保護されることを確信できます。 関連情報詳細については、シスコ代理店までお問い合わせいただくか、次の Web サイトでご確認ください。 Cisco Unified Wireless Network の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/unifiedwireless/ を参照してください。 シスコのワイヤレス製品の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/wireless/ を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network への移行に関する詳細については、「Cisco Unified Wireless Network に移行する理由」および「Cisco Unified Wireless Network に移行するための 5 つのステップ」もご覧ください。 |
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