インテル株式会社

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ショールームでの“一期一会のビジネス”を確実なものにするため
信頼性に優れたシスコ ワイヤレス ソリューションを活用


導入ソリューション

IEEE 802.11n 対応アクセス ポイント Cisco Aironet 1250 シリーズ

ビジネス クライアント PC に求められる機能を拡張し、より利便性の高いプラットフォームを実現する「インテル vPro テクノロジー」。インテルが推進する、この新しいテクノロジーのショールームには、シスコの IEEE 802.11n 対応無線アクセスポイント製品が活用されている。ショールームで展開される“一期一会のビジネス”を成功させるには、何よりも高い安定性と信頼性が求められるからである。

「インテル vPro テクノロジー」がもたらすビジネス PC の新たな方向性とは?


PC の低価格化とコモディティ化が進み、ユーザーの意識も変わってきたと言われる。そのような状況の中で、改めて「ビジネス クライアントとしての PC に求められる要件は何か?」という問いかけを行い、より利便性の高いプラットフォームを実現する技術として、「インテル vPro テクノロジー」を 2006 年に発表した。
従来、CPU の新製品が登場すると、多くのユーザーは処理速度のみに注目し、同社もそこを主軸としたアプローチを採ってきた。しかし インテル vPro テクノロジー では明確に異なる方向性を打ち出しており、ビジネス クライアント PC の新ブランドとして、積極的な展開を進めている。 プロダクト&プラットフォーム・マーケティング本部 ビジネス・クライアント・プラットフォーム部 部長の廣田洋一氏は、インテル vPro テクノロジー の方向性、そして意義について、次のように語る。

「インテル vPro テクノロジー が訴求する別の方向性とは、セキュリティや運用管理など、ビジネス クライアントに求められる機能を強化するというものです。
今、IT システム全体の中で生じている問題、例えば情報漏えいなどの問題は、その多くがクライアント側から引き起こされています。企業にとって、クライアントとなる PC をしっかり管理できるかどうかは重要な課題です。仮に、個々の PC に強力なセキュリティ機能を追加したとしても、どこにどれだけの PC があり、セキュリティ上問題があるのはどれなのか、ということを把握できなければ、実際的なセキュリティは向上しません。サーバやネットワークも含めたトータルな環境の重要性は言うまでもありませんが、まず見るべきはクライアントであると考え、そこにフォーカスする技術として インテル vPro テクノロジー を市場に提供しております」

インテル vPro テクノロジーはハードウェアとして実装されるため、PC の電源がオフでも、OS やソフトフェア コンポーネントの応答がなくても、運用管理やセキュリティの機能を利用できる。これは企業がクライアント PC を管理する上で、大きなポイントであると廣田氏は強調する。また、この特長を生かしたソリューションとして、シスコの Catalyst スイッチ製品との連携が挙げられるという。インテルとシスコは、いわゆる協業というかたちで、より優れたシステムの実現に向けた取り組みなども進めている。

「セキュリティの機能として、インテル vPro テクノロジー には IEEE 802.1x 認証を組み込んでいます。シスコの IEEE 802.1x 認証対応 Catalyst スイッチなどと連携させれば、PC の起動前に認証することが可能です。例えばネットワーク ブートを行うときなどに有効ですね。多くの場合、IEEE 802.1x 認証はドライバ ソフトや OS のレベルで実行されるので、PC の起動前に認証することができません。場合によっては、認証に対応するネットワーク機器をいったん外さなければならないこともあるわけです。これはセキュリティ レベルの低下を意味しますから、好ましくないのは言うまでもないでしょう。
セキュリティ レベルを下げることなく、より利便性の高いシステムを実現できることは重要であり、インテル vPro テクノロジーとシスコ製品の連携なら、それができます。両社の協業によって実現される優れた一面であると思います」


ビジネス PC に求められる機能拡張のベクトル

ショールームでの商談は一発勝負
安定性・信頼性に優れたソリューションが必須条件


インテル vPro テクノロジーを活用したソリューションを、実際に体験できる場として、同社では東京本社の中にショールームを設けている。同テクノロジーが実現する運用管理やセキュリティはもちろん、高速なワイヤレス ネットワークのインフラとして IEEE 802.11n も導入されており、さまざまなニーズに即したデモンストレーションが可能だ。 このショールームの成り立ちや意義について、廣田氏は次のように語る。

「インテル vPro テクノロジーを訴求したいと考えたとき、技術的なことを説明したり、ただプレゼンテーションをするだけではわかりづらいと考えたことが始まりです。やはり、実際に動くものをデモでご覧いただくことが、理解を深めていただくうえで大きいです。象となるお客様は、エンド ユーザー、システム インテグレーター、販売店、ソフトウェア / ハードウェアのベンダーと、多様です。幅広い方々に インテル vPro テクノロジー の良さを理解していただくために、効果的なプロモーションの仕方とか、どうやったら使えるのか? といったことをダイレクトにお話しさせていただく場所として運営しています」

ショールームとはいっても、一般に公開されているスペースではなく、社内の担当者やパートナー企業を介してご招待するスペースという位置づけになっている。ビジネスを目的として訪れる顧客が対象であり、だからこそ重視しなければならないことがあるという。

インテル株式会社 マーケティング本部 ビジネス・クライアント・プラットフォーム部 部長 廣田 洋一 氏

インテル株式会社
マーケティング本部
ビジネス・クライアント・プラットフォーム部
部長
廣田 洋一

「とても大事なポイントは、お越しいただいた方々に、インテル vPro テクノロジーやソリューションを“ 一発勝負” でお見せする、それがビジネスの成否を左右する、という、ある種のミッション クリティカル性が求められることです。せっかく来ていただいたのに、動きませんでした、ではすみません。技術そのものに対する不信感や、本当に使えるのか? という不安を生じさせてはならないということです。
ですから、このショールームに導入している機材は、性能はもちろんですが、安定性や信頼性の面でも高い水準にあるものを揃えています。インテル vPro テクノロジー にはワイヤレス アクセスも含まれていますから、IEEE 802.11n のインフラもしっかりしたものにしなければならない。だから、シスコさんの製品を導入させていただいています。“ 一期一会のビジネス”を確実なものにするために、欠かすことができない選択肢であるということです」

ショールームでデモを行う際には、インターネットや外部イントラネットなどへの接続が必要な場合もある。顧客との情報共有を円滑に行う場所という点でもショールームの意義は大きく、だからこそ、快適に利用できるネットワークインフラは不可欠であるという。ワイヤレスでは IEEE 802.11n によって高速かつ安定した環境が保てるようになってきたが、それを支える基盤として、シスコの製品は有効だと廣田氏は考えている。

「ショールームという場所は、展示会をやるときと同じか、それ以上にミッション クリティカル性が高い場所であると思っています。シス テムがダウンしてはいけない。それは別の見方をすれば、普段から安定性や信頼性を高い水準で保つ必要があり、その要求に応えられる機材を選ぶ必要があるということです。だからシスコさんの製品を導入し、また協業させていただいていると言うことができると思います」

高速なワイヤレス ネットワークは
より高い生産性の実現に不可欠


インテル vPro テクノロジーにおける IEEE 802.11n 対応は、2007 年 4 月に発表されたノートブック PC 向けプラットフォーム「vPro テクノロジー インテル Centrino」の第 1 世代から行われている。IEEE 802.11n は現在もドラフトの段階だが、米国をはじめとする各地域では新たなワイヤレス インフラとして移行に前向きな状況という。同社内でも IEEE 802.11n への移行は進んでおり、どこからでも接続できる高速なネットワーク インフラとして整備が行われている。

「新しい技術を取り入れて、社員の生産性を高めていこうとしたとき、IEEE 802.11n が持つ高速性、安定性とカバー エリアの拡大は大きなポイントであると思っています。もともとワイヤレス ネットワークそのものの有効性はわかっていましたし、セキュリティの高いワイヤレス環境の構築も十分可能であると認識しています。 以前は、ワイヤレスというだけでセキュリティが低いと思われてしまい、インフラ整備が立ち後れているところがありました。ですが、とても便利で、生産性を大きく高められるツールがあるのに、それを活用しないのはとてももったいないことです。弊社は 8 万人近い社員がいますが、社内のファシリティはすべてワイヤレスを導入して、実際の効果も上げています。ワイヤレスの有効性、セキュリティの高さ、そのインフラを活用した生産性の向上という点で、弊社は実際の効果を確かなものにできているのではないかと思っています」

最後に廣田氏は、IT システムにおけるネットワークの重要性に触れ、そこにフォーカスしているシスコとの関係について、次のように語った。

「ビジネスに不可欠な IT システムとして全体を俯瞰したとき、サーバやクライアントはもちろんですが、ネットワークも非常に重要な存在であることは、もはや間違いありません。サーバとクライアントをつなぐネッットワークそのもの、ルータやスイッチといった機器の重要性はとても大きなものになっています。 弊社は主にサーバやクライアントに向けた製品を提供していますが、ネットワークに関してはシスコさんとの協力関係がとても大切であると強く認識しています。ワイヤレスだけでなく、セキュリティ、データセンターなど、さまざまな分野で両社の協業はさらに大事なものになっていくでしょう。これからもよりよい関係を保ち、優れた IT システムの実現に向けた取り組みを進めていきたいですね」

IEEE 802.11n とは?


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理論転送速度 300Mbps を実現する、新しいワイヤレス LAN の規格。使用電波帯域は、2.4 GHz 帯および 5 GHz 帯。 複数のアンテナを用いて通信の高速化と安定化を図る MIMO 技術を採用し、従来の IEEE 802.11g / 11a とは上位互換を保っている。

シスコのIEEE 802.11n 対応アクセス ポイント


Cisco Aironet 1250 シリーズ

モジュラー型を採用した、業界初の 企業向け IEEE 802.11n draft 2.0 アクセス ポイント製品。両端(2.4GHz or 5.0GHz)の無線モジュールを交換することで、将来のアップグレードと投資保護を実現している。

会社概要

インテル株式会社

設立: 1976 年 4 月 28 日
資本金: 4 億 8 千万円(2007 年 12 月末現在)
株主: Intel International(インテル インターナショナル)100%
共同社長: 吉田 和正 ロビー・スウィヌン
事業所: 東京本社(東京都千代田区丸の内 3-1-1 国際ビル 5 階)筑波本社(茨城県つくば市東光台 5-6)、大阪など
従業員数: 約 540 名(2007 年 12 月末現在)
事業内容: 人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的なプロセッサー・テクノロジーを開発、提供。主要製品として インテルR Core . 2 Duo プロセッサー、インテル R XeonR プロセッサー、インテルR ItaniumR プロセッサー、ネットワーク・システム/ 半導体製品、フラッシュメモリー製品等を販売。

インテル vPro テクノロジーについて詳しくは : http://www.intel.co.jp/jp/gopro/ popup_icon