ユーザ事例ビデオ配信をサポートする WLAN の導入でコミュニティ カレッジの競争力が向上Irvine Valley College は、Cisco Unified Wireless Network の導入により、新しいワイヤレス通信によるコミュニケーションと教育システムを実現して学生を引きつけることに成功しています。 概要Irvine Valley College
ビジネス上の課題
ネットワーク ソリューション
ビジネス上の成果
ビジネス上の課題教育熱心で知られるカリフォルニア州オレンジ郡のコミュニティ カレッジ各校にとって、教育は競争の激しいビジネス市場です。同郡の 4 学区にある 9 つのコミュニティ カレッジを志願している学生の多くは、将来的にカリフォルニア大学への編入を希望しており、その願いを実現するために最もふさわしい学校はどれかという厳格な基準で学校選びをしています。 この編入に関して最も大きな成果を上げている学校の 1 つが、Irvine Valley College(IVC)です。California State Chancellor's Office の発表によると、IVC はオレンジ郡のコミュニティ カレッジの中ではカリフォルニア大学への編入率が最も高い学校の 1 つです。同校は、その功績を Western Association of Schools and Colleges からも認められており、学生それぞれの体験を重要視する質の高い教育と適正な学費により、他校を上回る競争力を獲得しています。この学生体験に欠かせないのがテクノロジーです。IVC のテクノロジー ディレクターである Tran Hong 氏は次のように語っています。「テクノロジーの最先端に立ち続けることが我々の使命の 1 つであり、コミュニティ カレッジとしては、これは非常に先進的なことです」。 2001 年、IVC のデータ ネットワークはビデオをサポートしておらず、遠距離学習システムやストリーミング ビデオなどの教育アプリケーションが提供できませんでした。また、PBX ベースの電話システムは急速に時代遅れになろうとしていました。「我々は、音声およびデータのニーズに対応できる高速な IP ベースのインフラストラクチャを構築し、かつそのテクノロジーを限られた人数のスタッフで管理する方法を必要としていました」と Hong 氏は語っています。 必要な資金を獲得した IVC は、音声およびデータの両方をサポートするシスコの統合インフラストラクチャの実装に着手しました。当初の計画にはワイヤレス ネットワーキングも含まれていましたが、まずは IP インフラストラクチャの構築が優先されました。2006 年、ワイヤレス ネットワークを配備するために必要な時間、予算、テクノロジーのすべてが整うと、最初の計画どおりにワイヤレス ネットワークの導入が開始されました。このプロセスを実施するに当たり、IVC はワイヤレス ベンダーを選び、その実装を管理するパートナーを探す必要がありました。 ネットワーク ソリューションシスコは、エンドツーエンドの統合化コミュニケーション ソリューションのプロバイダーである Metronome, Inc. を IVC に推薦しました。カリフォルニア州アーバインの近くを本拠とする Metronome は、2004 年および 2005 年の Cisco® Innovation Partner of the Year 受賞者です。「我々は、シスコの専門的知識と意見を全面的に信頼しています。ワイヤレス導入プロジェクトのためのインテグレーターを推薦してくれるようシスコに依頼し、そこで最初に挙がった名前の 1 つが Metronome でした」と Hong 氏は語っています。 Metronome と IVC はいくつかのワイヤレス LAN ベンダーのソリューションを検討し、最終的に Cisco Unified Wireless Network を選びました。シスコを選んだ主な理由は、既存インフラストラクチャと新しいワイヤレス テクノロジーとを統合できるという点でした。「シスコは我々に合わせた魅力的なワイヤレス ソリューションを提案してくれました。既存のシスコ ネットワークとシスコの素晴らしいサポートを組み合せると、すべてのパーツがぴたりとはまりました。他に選択肢はありませんでした」と Hong 氏は語ります。 もう 1 つの差別化要因は、Cisco Network Admission Control(NAC)アプライアンスです。Cisco NAC アプライアンスは、ラップトップ コンピュータ、IP フォン、ゲーム コンソールなどのデバイスがネットワーク セキュリティ ポリシーに準拠しているかどうかを判別し、ネットワークへのアクセスを許可する前に脆弱性を解消します。IVC では、このアプライアンスを利用してネットワーク セキュリティ ポリシーを作成し、学生用と教職員用にそれぞれ独立した仮想ネットワークを構築して機密データを保護しています。 IVC のワイヤレス ネットワークの構成要素には、アクセスポイントと Cisco NAC アプライアンスのほかに、Cisco Wireless LAN Controller、Cisco 7920 Wireless IP Phone、Cisco Wireless Location Appliance、Cisco Wireless Control System(WCS)があります。Cisco Wireless Location Appliance は、無線タグと組み合せて、データ プロジェクタなどの高価な備品の場所を追跡するのに使われています。Cisco WCS は、Cisco Wireless Location Appliance、Cisco Aironet Lightweight Access Point、Cisco Wireless LAN Controller と組み合せて使われるオプションのネットワーク コンポーネントで、ネットワーク管理者は RF 予測、ポリシー プロビジョニング、ネットワーク最適化、トラブルシューティング、ユーザ追跡、セキュリティ モニタリング、無線 LAN システム管理のすべてを 1 つのソリューションで実行できます。 IVC が Cisco Unified Wireless Network を選んでから 3 か月の間に、学生、職員、教員が学内ネットワークとインターネットにワイヤレス接続できるようになりました。このソリューションにより、教室、オフィス、さらには図書館やカフェテリアなどの屋内共有エリア、そして屋外でも多数の場所でワイヤレス アクセスが利用できるようになりました。 「ワイヤレスのテクノロジーを IP インフラストラクチャに統合したことにより、さまざまな新しい利用機会が生まれ、最先端テクノロジーを活用できるようになりました」 製品リストルーティングとスイッチング
セキュリティと VPN
音声および IP コミュニケーション
ワイヤレス アクセス
ビジネス上の成果IVC のワイヤレス ネットワーク アクセスは、学生にとって魅力的であるだけでなく、教員にとって新しい教材を作り出すための新しいメディアとなりました。気候のよい南カリフォルニアでは学生が屋外に座り込んで宿題をすることも多く、共有エリアからラップトップ コンピュータでインスタント メッセージを使って互いに連絡を取り合ったりすることがよくあります。教員はキャンパスのどこにいてもネットワークに接続できるというモビリティの恩恵を受けており、研究室でも会議室でも、さらには屋外にいても教室にいるのと同じようにネットワークが利用できるという環境を活用しています。 IVC の学生は、この新しいワイヤレス ネットワークを大いに歓迎しています。「本システムを稼動し始めて 1 時間も経たないうちに、数人の学生がワイヤレス ネットワークにアクセスしようと試みていました――まだシステムの告知もしていなかったのですが」と Hong 氏は語っています。 学生と教員は、このようなモバイル ネットワーク アクセスのメリットを享受しているだけでなく、実は表舞台には見えない管理機能からも恩恵を受けています。新システムの管理機能は、IT スタッフがネットワーク パフォーマンスと高度なセキュリティを維持できるように支援します。たとえば Cisco WCS により、ネットワーク全体の可視性が高まりました。キャンパス全体に展開されている 70 を超えるアクセス ポイントを監視および管理し、不正なアクセス ポイントを発見して終了させることができるのです。 Cisco NAC アプライアンスによって提供される自動認証機能も、IT スタッフの生産性向上に貢献します。Hong は次のように語っています。「NAC アプライアンスにより、ネットワークにアクセスしようとするマシンを 1 つ 1 つ個別に認証しなくても、安全であることを確信できます。さらに、ネットワークを特定のウイルスから保護したり、潜在的な脅威になりそうなユーザを隔離したりという柔軟な対応が可能になります」。 また、Cisco Wireless Location Appliance の導入によって、IT スタッフは高価な資産の場所を追跡できるようになり、さらに大きなセキュリティ上のメリットをも得られます。Cisco Wireless Location Appliance は、Cisco Wireless LAN Controller と LWAPP を利用して、数メートルの範囲にあるワイヤレス デバイスの物理的な場所を特定します。試験運用として、IVC は 25 個の Radio Frequency Identification(RFID)タグを購入し、高価な資産に取り付けました。IVC のスタッフは、このようにして資産のタグ付けと追跡を行えば、盗難を防止でき、もし盗まれた場合でも置き換えのコストを削減できると期待しています。すべてがうまく機能すれば、このソリューションは倉庫の管理にも役立ちます。技術者が部屋から部屋を渡り歩いて RFID タグを付けたデバイスの場所を確認する必要はなくなるからです。いずれもっと多くの RFID タグを購入し、備品に取り付けることになると思われます。 ワイヤレス ネットワーキングは、既存の IP ベースのアプリケーションにも付加価値をもたらします。たとえば IVC の学内テレビ放送は、耳の不自由な学生のための字幕付きのストリーミング ビデオとして、IVC の Web サイトで公開されています。現在、全学生がキャンパスのどこにいてもワイヤレス アクセスを通じてこのテレビ放送をリアルタイムで視聴できるようになっています。「ワイヤレス テクノロジーを IP インフラストラクチャに統合したことにより、さまざまな新しい利用機会が生まれ、最先端テクノロジーを活用できるようになりました」と Hong 氏は語っています。 次のステップ現在、IVC の IT スタッフは、あるパイロット プログラムとしてシスコのワイヤレス IP フォンを使用しています。これは、技術者がキャンパスのあちこちで作業をする際の生産性を向上させる試みの 1 つです。Hong 氏は、より大規模なセキュリティ プログラムの一部として、ワイヤレス IP フォンの利用をキャンパスのセキュリティに拡大することを計画しています。その中には、ドアの電子アクセス制御や、ワイヤレス監視ビデオカメラといったアプリケーションの構想も含まれています。さらに Hong 氏は、学生、職員、教員がより快適にネットワークを利用できるようにするために、アクセス ポイントを追加して、無線アクセスのカバー範囲を屋外エリアにも拡大することを考えています。 関連情報Cisco Unified Wireless Network の詳細については、次の URL を参照してください。 |
