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IP テレフォニーへの移行に関する 10 の秘訣

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シスコ自身の IP テレフォニー移行管理の事例を読む。

IP テレフォニーへの転換を成功させるには適切な製品、人、プロセスのすべての調和が必要


例えば、全社的に IP テレフォニーを導入するなど、その影響が全社員に波及するような変更を進める場合、多くの企業はハードウェアやソフトウェアはもちろん、新しい環境の立ち上げがスムーズに行くように気を配るだろう。しかし、企業のインフラを支えている要素はハードウェアとソフトウェアだけではない。人的要素への依存度が高いのである。

このことを念頭に置いて、全社的な IP テレフォニーの実施を管理するプロジェクトのための秘訣を以下の 10 項目にまとめた。これはネットワークを構築するための単なる技術的な手引きというよりは、私たちシスコが自らの経験から獲得したベスト プラクティスを加味したものである。

秘訣その 1 異なる部門間にまたがるチームを作る

必要なスキルや専門知識を持った人だけではなく、ユーザの代表を含めてチームを作る。チームの中心メンバーには、エグゼクティブなプログラム スポンサーやプロジェクト リーダー、技術の専門家、および関連する各分野のエキスパートが含まれる。対象となる部署が世界全体あるいは多国間にまたがる場合は、各部署を代表するリーダーも含む。

秘訣その 2 ユーザを巻き込む

新しい変化に対して、抵抗が起こるのは当然である。そのことは常に意識しておかなければならない。ユーザの期待にうまく対処するには、教育を通じて、あるいは対話を繰り返す中から、一人一人の不安や疑念を払拭する。

秘訣その 3 入念な準備

組織の文化を理解することは新しいテクノロジーの大規模な導入に成功するためにも極めて重要である。次のような質問について考えてほしい。

  • あなたの会社はあえてリスクを冒すことを支援してくれるだろうか?
  • 以前のテクノロジー展開の中で、ユーザがどんなトレーニングを好むのかについて学ぶことができたか?

過去にうまく行ったことを実践し、他者の失敗から学ばなければならない。

秘訣その 4 ユーザの要求がデザインの要求の中心になっていることを確認する

ユーザが望むサービスや機能を明らかにするために、調査を行い、フォーカス グループを形成する。この調査をツールとして使ってクリティカルな電話機能を識別して、重要なビジネス ニーズを検証する。リスクの許容範囲やユーザの不安を評価し、自社のビジネスに最も重要な核となる機能性を明確にする。

秘訣その 5 這えば立て、立てば歩んで、走り出せ!

実施戦略は、経験の蓄積の中で習熟度が上がるにつれてスピードアップを図るべきだ。従業員の数、ユーザ要求の複雑さ、組織の規模、そしてその分散の度合いが移行戦略に影響を与える。ネットワーク実施における変更その他の影響を与える変動要因をすべて考慮した上で、移行戦略を作り上げなければならないのである。

秘訣その 6 実施では 80/20 ルールに従う

成功はいくつかの考慮事項に左右されるが、最も重要なのは計画である。事実、移行に成功した方程式は 8 割が準備、2 割が実施であった。真理は単純である。初期段階での計画作りにしっかりと焦点を絞っておけば、その後の実施ははるかにスムーズに進むのである。

秘訣その 7 成功を確実に引き継ぐ

成功を「2 日目」に引き継ぐには十分に考え抜いたサポート プランが必要である(「2 日目」とは、新しい IP テレフォニー ソリューションへ切り換えた直後の時期と定義されている)。このプランには、次の 4 つの構成要素が必要である。

  • チーム:問題をあらゆる側面から解決できる適切な人材
  • プロセス:新しく作るのではなく、既存のものを利用する
  • サービス:内部や外部の専門家のチーム、管理ツール、そしてグローバル規模のカバー
  • ツール:ネットワーク監視ツールを使用して、問題がユーザに顕在化する前に解決を図る

秘訣その 8 新しいネットワークをクリーンに保つ

ほとんどの大企業はその伝統の中で数百本もの回線を持つようになり、その存在をすっかり忘れてしまったか使わないままになっている。IP テレフォニーの実施は、IP インフラをきれいに磨き上げるものとしていったん大掃除をするよい機会なのである。そのため、実施チームが IP テレフォニーへの変換を開始する時には、できる限り多くの未使用の回線を PBX から外し、これらの回線の中で有効と証明されたものだけを変換するべきだ。

秘訣その 9 リースした PBX の返却プラン

後処理に責任を負うチーム リーダーはすべての PBX リースを表計算ソフトに入力し、返却の進行状況を追跡するプロジェクト プランを作成しなければならない。

秘訣その 10 反省し、前進し、将来に備える

IP テレフォニー実施に関わる電話が 200 台でも、あるいは 2 万台であっても、変更管理は継続的プロセスの中では最も困難なものとなる。しかし、それは定期的な変更やソフトのアップグレードのせいではない。厳密で、なおかつ管理が可能で拡張できるプロセスを維持することが成功の鍵となる。手順を文書化することによってできる限り多くの不明点を取り除き、教訓を取り込んで体系化する。

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