医療機関のデジタル化によるコストの削減

Central Utah Clinic はネットワークベースの Electronic Medical Records(EMR; 電子カルテ)システムを導入して、コストの削減だけでなく、収益の増加も実現しました。


次のステップ

Central Utah Clinic は広範な地域で医療活動を行っています。Central Utah Clinic の本拠はプロボにあり、ユタ郡内に 9 つの診療所、ユタ郡外の村落に 8 つの出張診療所を持っています。また、ネバダ州東部、コロラド州西部、およびアリゾナ州北部の患者もこのクリニックを利用しています。Central Utah Clinic では、シスコ ネットワーク上で統合型の Electronic Medical Records(EMR; 電子カルテ)システムが稼働しており、口述筆記、保管スペース、および紙ベースのカルテを廃止することで、導入初年度に 100 万ドルを上回る費用を削減しました。

EMR システムの導入によって、このクリニックは次のようにコストの削減と収益の増加を実現することができました。

  • 患者の診察時に医師がカルテに入力するようにしたことで、このクリニックは初年度に 40 万ドルの口述筆記コストを削減しました。
  • 25 万ドルのコストを掛けてカルテの保管場所として使用していた新しいビル内のスペースを、診療室に変更しました。
  • 紙ベースのカルテは、時間、人件費、および材料費などで 1 通あたり約 8 ドルのコストが掛かります。毎年 22,000 人の新しい患者がいるため、EMR システムによるコストの削減額は年間約 176,000 ドルになります。
  • 電子カルテの方が誤りが少ないため、このクリニックは医療事務や保険手続きの誤りを防止することにより、170 万ドル弱の収益を得ました。

業務上の利点

このネットワークは、Central Utah Clinic の次のような業務ニーズにも役立っています。

  • ネットワークベースの患者管理システムにより、このクリニックは患者が特定の検査を予約するのに掛かる時間や他の施設から結果を受け取るのに要する時間といった重要な指標の記録を開始しました。その結果、Central Utah Clinic が独自の画像診断センターを開設するまで、プロボで X 線撮影を予約するのに最大 3 週間かかっていたことが判明しました。
  • 医療記録を紙ベースのシステムから電子カルテ システムに移行したことにより、患者のカルテをクリニックの複数の診療所から参照できるようになりました。
  • EMR システムによって、システムに情報を入力してから、他の部門でその情報にアクセスできるようになるまでのタイムラグが解消されました。

さらに、Central Utah Clinic では、経営にもネットワーク テクノロジーを融合させようと計画しています。このクリニックは既に広範な地域に医療を提供しているため、このネットワークを基盤としてコミュニティ内の他の診療所にサービスを提供し、サービスを再販することによって収益を上げることができます。