ビジネスの効率化を実現する 5 つの方法

ネットワークの活用による業務の効率化とコストの削減


次のステップ

中堅・中小企業のカスタマーやサプライヤは、豊富な経験を積むにつれて、個別の要件に合わせた迅速なサービスとサポートを期待するようになります。この期待に応えるため、中堅・中小企業は、同等あるいはより少ないリソースでより多くの業務をこなさなければならなくなっています。

「競争のペースが高まる中で、中堅・中小企業は小規模な競合他社に打ち勝つと同時に、規模の大きい豊富な資金を持つ企業と競争しなければなりません」と、IDC の SMB リサーチ部門責任者である Ray Boggs 氏は述べています。

このような問題を解決するには、業務を効率化する新たな方法を見つけ出して、生産性の向上とコストの削減を実現する必要があります。「ネットワークを活用すると、顧客、社員、およびサプライヤはリアルタイムでデータにアクセスして業務上の意志決定を改善することができます。このため、ネットワークは業務の効率化に大きく貢献し、最終的には顧客サービスの向上につながります」と、シスコシステムズのコマーシャル マーケット管理部門のシニア ディレクタである Lauren Ventura 氏は述べています。

IDC の調査によると、社員数が 100 ~ 999 人の中堅・中小企業の 60.2% が 2005 年の業務上の優先課題として業務の効率化を挙げています。しかし、ネットワークの拡張やアップグレードといったインフラストラクチャの増強を優先課題として挙げた企業は、このうちの 23% だけでした。

以下に、中堅・中小企業が直面している業務上の 5 つの課題を取り出し、セキュアなシスコ ネットワークを活用することによってビジネスの効率化やコスト削減をどのように実現できるかを紹介します。

  1. 迅速な情報アクセスの実現

    情報への迅速なアクセスを実現し、社員が確実な業務上の意志決定を行えるようにすることは、大半の中堅・中小企業が直面している課題です。遅いネットワーク、頻繁にダウンするネットワーク、または安全でないネットワークを使用していると、社員は迅速な対応を取ることができないため、ビジネスの機会や収益を逃してしまう原因になります。

    たとえば、ピッツバーグ(ペンシルバニア州)にあるオンラインマーケティング会社である Elliance 社は、ハブ ベースの単純なネットワークを使用していたために、社員が大きなファイルをダウンロードすると速度が大幅に低下してしまうという問題を抱えていました。「Elliance 社は高性能ネットワークを新しく構築することにより、応答時間をミリ秒レベルに縮めることができました」と、CEO である Abu Noaman 氏は述べています。その結果、社員は顧客、ベンダー、チーム メンバー、およびプロセスなどに関するコアなビジネス インテリジェンスを迅速に入力および参照できるようになりました。また、Noaman 氏は「当社のテクノロジーによって、当社のセールスおよびブランド マネージャはいつでもクライアントに対応できるようになりました」とも述べています。これにより、Elliance 社はセールス チームの規模を維持したまま、新規顧客の開拓に取り組むことが可能になりました。

  2. 場所や時間にとらわれない情報アクセスの実現

    中堅・中小企業は、ホテルの宿泊室、空港のラウンジ、リモート ブランチ、およびホーム オフィスで働く社員があらゆる場所から情報にアクセスできるようにする必要があります。このような機能が利用できない場合、移動中の社員や離れた場所にいる社員の貴重な時間が無駄になります。また、営業社員が最新の顧客情報を持っていなかったり、重要なビジネス案件を伝える緊急メッセージを受け取ることができなかったりする可能性もあります。

    IP ネットワークを利用すると、移動中の社員や離れた場所にいる社員は、E メールやインスタント メッセージングなどのツールに加えて、企業の CRM(Customer Relationship Management)、SFA(Sales Force Automation)といったアプリケーションにアクセスできます。また、統合型 IP ネットワークを利用すると、アプリケーション データへの迅速なアクセスだけでなく、音声およびビデオ アプリケーションのサポートも可能になります。VPN(Virtual Private Network)ソリューションでは、リモート アクセスやモバイル アクセスのセキュリティを確保することができます。

  3. パートナーとの効率的なビジネス プロセスの構築

    Ventura 氏は、非効率な業務のために、中堅・中小企業では他社との協業がうまくいかないことがあるといいます。たとえば、全国規模のある小売業者はサプライヤに効率性を強化したプロセスに従うことを求めており、この基準を満たしていない企業は取り引きに参加することができません。

    「最高レベルのセキュリティと信頼性を持つネットワークは、中堅・中小企業がパートナーのニーズに対応した効率的なビジネス プロセスを構築する上で不可欠です」と、Ventura 氏は述べています。

  4. 法令遵守

    政府による顧客や患者のプライバシーに関する規制の強化は、あらゆる規模の企業において継続的な課題になっています。たとえば、日本での個人情報保護法と同様に、アメリカでは 1996 年に Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPAA; 医療保険情報の利用可能性と責任に関する法律)が制定され、医療情報の電子的交換、セキュリティ、および機密性に関する基準を定められています。

    ケンタッキー州のルイスビルに本拠を持つ Seven Counties Services, Inc. は、メンタルヘルス サポート サービスを提供する NPO 法人で、音声、ビデオ、およびデータ通信を統合するセキュアな IP ネットワークの導入を行いました。ファイアウォールと Intrusion Prevention System(IPS; 侵入防御システム)を利用することにより、IP コミュニケーションによる業務の効率化と同時に、患者情報の保護も実現されています。

  5. 社員間のコラボレーションの強化

    社員間でのコラボレーションが充分にできていないと、優れたアイデアは活かされず、ビジネスの機会を失うことになります。その結果、業務の効率が低下し、失望した社員が別の企業に移ってしまう可能性もあります。多くの社員が離れた場所や出先で業務を行っている場合、中堅・中小企業はどのようにして充実したコラボレーション環境を構築できるのでしょうか。音声、ビデオ、データ、およびワイヤレス コミュニケーションを統合する IP ネットワークを利用すると、インタラクティブなカレンダー管理、Web ベースのテレビ会議、IP テレフォニー、およびコラボレーションを促進するその他のツールの利用が可能になります。

業務要件に適したテクノロジー ソリューションによるビジネスの効率化

シスコシステムズのセキュアでスケーラブルな可用性の高い IP ネットワークを利用すると、すべての業務の効率化に不可欠なインフラストラクチャを実現できます。しかも、シスコが提供しているのはネットワークのハードウェアとソフトウェアだけではありません。シスコとシスコの認定パートナーは、信頼できるアドバイザーとして中堅・中小企業のお客様と密接に協力し、業務上の課題の洗い出しと業務要件の定義を行い、課題を解決するためのソリューションを作成します。さらに、各地のシスコ リセラーは、中堅・中小企業のお客様のネットワークの導入と運用に必要なサービスとサポートを提供することもできます。また、シスコシステムズ キャピタルは、中堅・中小企業のお客様に柔軟性の高いリースおよびファイナンス プログラムを有利なレートでご提供します。

「単一のベンダーによる包括的なソリューションを導入すると、管理上の負担を最小限に抑えることができます。また、運用コストも抑制されます。最も大きな利点は、ビジネスの発展に合わせてネットワークを進化させることにより、今後も引き続き必要な状況に応じることができるでしょう」と、Ventura 氏は語っています。