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セキュリティ対策が大きな問題となっていたトレックス・セミコンダクター、 導入前の課題
導入ソリューション
導入効果
直面する課題企業統合により問題が浮き彫りに電子機器には欠かせない電源 IC を専門に手がけるトレックス・セミコ ンダクター。その開発力が高い評価を受け、急速な成長を果たしてき た。2006 年 10 月にはグループ会社の 1 つであるトレックスデバイス との統合が控えており、さらなる成長が期待されるとともに両社のネッ トワーク環境統合も必然であった。 企業統合により人員増、ならびにクライアント PC とサーバの増加、ネッ トワークの拡大が必須となる。国内に限らず海外拠点および取引先も増 加するなか、さまざまな課題が浮かび上がってきた。通信コストの急 増、統一されていない企業内ネットワーク、そして統合される両社はそ れぞれクライアント PC の運用に差がある。ネットワーク統合において、 既存の環境ではサポートが非常に難しい状況であったという。 そして日常業務において、当面の大きな問題となっていたのはウイルス やスパイウェア、スパムメールの影響だ。大手ベンダーのウイルス対策 ソフトが導入され、きちんと管理を行っていたにもかかわらず、増え続 ける海外支店では対策ソフトがさまざまで、パターンファイルの統一し た更新が難しい状態であったという。結果としてメールサーバがダウン するほど、業務に大きな支障をきたしていた。 また国内メーカーの IP 電話ソリューションが導入されていたが、こち らにも問題が発生していた。一般電話回線に比べ音質が大きく劣り、頻 繁に通信断が発生。拠点間内線として運用できず、通信コスト低減以前 に電話としての機能を果たしていない状況だったという。 代表取締役社長 藤阪知之氏は次のように語る。 導入プロセス 1現場ニーズに応えた経営者の決断
トレックス・ ビジネスの基盤となるネットワークの入れ替えは、一朝一夕に実現でき るものではなく、社内に反対意見がなかったわけではない。 情報技術本部 取締役本部長 木村浩氏は次のように語る。 ベンダー選定を進めるなか、2006 年 5 月に開催されたシスコ+トレンドマイクロのカンファレンスに出席。両社の強力なアライアンスに大きな魅力を感じ、シスコ ソリュー ションの導入を検討し始めたという。当初は他ベンダーも交えて検討していたが、 「セキュリティ強化を重視したのはもちろんですが、シスコはグローバ ルに展開しており、海外事業所への導入も含めて検討していた当社には 海外での入手性、そして国内との連携という点もポイントでした。もち ろんコストも重要ですが、セキュリティまで含めてトータルで検討する とシスコが最もコスト パフォーマンスでも優れていたのです」(木村氏) と、スムーズに導入が決定したようだ。 導入プロセス 2徹底した精査により、短期間での導入に成功
トレックス・ トレックスデバイスとの統合まで時間的な余裕がない状況のなか、シスコの販売パートナー会社がシスコ とともに最初に行ったのは具体的なソリューションの選定ではなく、導入・運用・保守 といったコスト、IT 予算の実態、重複したIT 投資の確認など、これま での IT 投資に対する精査であったという。企業としてあるべきネット ワークについて研究および考察を行い、同時に企業の目的とするネット ワークについて運用を加味してスタッフへの勉強会を実施した。 これにより、短期的な視点における IT 投資で構築される環境は、企業 の成長には不適合であることをはっきりと認識。事実、さまざまなベ ンダーによって改築を繰り返されたかのような当時の環境について、情 報システム部情報システム課の家田佳代子氏は「機器のベンダーが統一 されておらず、また各拠点に本社では把握していないスイッチや無線 LAN アクセスポイントが設置されていたりと、運用に非常に苦労して いました」と振り返る。 また実際の導入においては、 導入効果ネットワークが変わることで仕事も変わる新しいネットワークが稼動を始め、これまでは不通となることもあった 各拠点間の通信は確実に、そして高速につながることになり、社内では 非常に評価が高い。管理部署は本社、そしてデータもセンター集中だが、 全拠点にリモートアクセスが可能となったことにより、トラブル対応の ための出張機会は激減しコスト削減にも寄与、具体的な効果が表れたと いう。そしてリアルタイムな対応が社内に浸透し、ネットワークが再構 築されたことで雰囲気まで変わったようだ。 また、同時にシスコのユニファイド コミュニケーション ソリューショ ンへリプレースされた IP 電話網も、これまでの電話として使えなかっ た IP 電話網との違いに、社内での満足度も非常に高い。 企業のネットワークは、何より確実性が重視され、つながることは当た り前でなくてはならない。システムが停止することでビジネスが停滞す ることは、絶対に避けねばならないだろう。シスコ ソリューションに より再構築されたネットワークは、確実にトレックス・セミコンダクター の企業価値を高めているようだ。 今後の展開まだ終わりではない、企業とともに成長し続けるシスコ ソリューション
トレックス・ このように経営陣の決断により、大いなる効果を挙げたシスコ ソリューションの導入。しかしこれで終わりではない。 現在は海外拠点の IT 資産が完全に把握できていないが、この最適化が大きな課題であるという。 またトレックス・セミコンダクターは外出の多い営業系スタッフを中心として、自分のデスクにずっと腰を据えている人が少ない企業文化であ る。そこで Cisco MobilityManager の導入、そして携帯電話コスト の精査を行い、運用コスト低減の徹底を目指してノキア N61 デュアル モード IP フォンの大量導入を検討中だ。 拡張性の高いシスコ ソリューション、トレックス・セミコンダクター の成長とともに、まだまだ進化していきそうだ。 プロフィール本社所在地:東京都中央区日本橋茅場町 1-13-12 さくら日本橋ビル 8F 電子機器には欠かせない電源 IC に注力して製品を供給するアナログ IC メー カーであるトレックス・セミコンダクターは、年々強まる小型化・軽量化、高 精度、低コスト、そして低消費電力といったニーズに、培ってきたアナログ回 路技術と CMOS 技術といった特長を活かして優れた開発力で対応、市場で高 く評価されている。国内に多くの関係工場、そしてアジア 5 拠点、アメリカ 1 拠点、ヨーロッパ 1 拠点に現地法人を設立し、グローバルにビジネスを展開し て急成長した注目企業である。 |



