■ プログデンスの概要 〜 プロフェッショナルなITソリューションを提供
― プログデンスの概要について教えてください。
山田:当社は、ネットワーク系運用・監視・保守などを行っていた会社からスピンアウトして設立された会社です。設立は 2006年10月とまだ社歴は浅いかもしれませんが、これまで社員一人ひとりが培ってきた経験とノウハウを生かし、プロ集団としてITソリューションにおける設計・構築・コンサルティングなどを得意としています。
具体的には、事業効果を高める確実なITソリューションを導く「トータルソリューションプロバイダー」として、「ITコンサルティングサービス」、「SI コンサルティングサービス」、「Webコンサルティングサービス」、そして、実践的な研修カリキュラムをご提供する「テクニカルセミナー」といった事業を展開しています。
ネットワーク/システム設計・構築などの社内開発を行っているエンジニアと、お客様のオフィスや事業所にて業務を行っているエンジニアを合わせて、約50名ほどが稼動しております。
■ オフィスの拡張移転を機に、UC500によるIPフォンを本格導入
― 今回、UC500を導入された経緯を教えてください。
山田:2009年1月にオフィスを移転しました。それが、UC500を導入したきっかけです。単純にオフィスの広さだけみると、移転前も移転後もそれほど変わらないのですが、以前のオフィスでは2フロアに分かれていましたので、今後、社員が増えてくればやはりワンフロアのほうが便利だし、お客さまなどが来たときに面目が立つので、引っ越すことにしました。
― 旧オフィスでは、ビジネスフォンなどは利用されていましたか。
山田:部屋が分かれていることもあり、ビジネスフォンや主装置は導入していませんでした。使用していたのは、普通の家庭用電話機です。幸い、2つの部屋は隣同士でしたので、ワイヤレス子機を利用して、内線電話のような使い方はしていましたが、当然、ビジネスフォンのような便利な機能はありませんでした。
― なぜ、IPフォンを導入しようとお考えになったのでしょうか。
円佛:標準的なビジネスフォンの機能は網羅しているということが前提で、IPフォンを採用したのには大きく2つ理由があります。
1つは、IPフォンならネットワークと電話システムをIPで統合できるという理由です。オフィスを移転して、今後、本社に勤務する社員も増える可能性がありますので、ビジネスフォンの導入は必須でした。しかし、機器が増えればそれだけ設置する場所も必要となるので、管理する機器やシステムは少ないに越したことはありません。
さらにUC500であれば、ルーターやスイッチ、ワイヤレスLANといったネットワーク環境と電話の主装置が1つの機器に集約され、VPNや認証といった機能もサポートされています。そのため移転前は、外部から社内のシステムにアクセスするためのVPNサーバーを設置していましたが、それも不要となりました。
もちろん、単に、機器が1つで済むということだけでなく、管理や設定も統一された環境下で実行できるようになりますので、管理者の負担も大幅に減ります。実際、当社のお客さまでも、このようなメリットを考慮し、既存のアナログPBXや主装置をIPフォンに切り替えて、システム統合したいと考えているケースも多いようです。
■ コストや機能、安定性、信頼性のバランスを考えUC500を選択
― UC500と比較検討された機器はありましたか。
円佛:いいえ。IPフォンを導入するのであれば、コストや機能、そして安定性や信頼性のバランスを考えると、 UC500以外に選択肢はありませんでした。当社は、ネットワークシステムの設計・構築・コンサルティングなども行っていますので、実績などを考えれば、ネットワーク機器ならシスコの製品を選んでおけば間違ないということを経験から知っていますので。
ただし、今回は、携帯電話会社などの通信事業者が提供するIPセントレックスサービスなどは、一部検討しました。IPセントレックスサービスなら、内線機能などを提供するサーバーは通信事業者が面倒を見てくれるので、機器の管理はIPフォンと同様に軽減されます。しかし、コストを比較するとIPセントレックスサービスの場合は、毎月の利用料が発生するので、当社の場合、トータルで見るとUC500のほうが安上がりになると判断しました。
■ IPフォンの拡張性に注目
― IPフォンを採用したもう一つの理由をお教えてください。
山田:一言で言ってしまえば拡張性です。別の言い方をすると、ITソリューションを提供している会社として、IPフォンの可能性を実体験の中で追求してみたいという気持ちがありました。
IPセントレックスのようなサービス形態ですと、機能や拡張性に制限があります。しかし、シスコのIPフォンであれば、基本的なビジネスフォンの機能や細かい使い勝手もある程度自由にカスタマイズでき、他のシステムやアプリケーションとの連携も可能です。
たとえば、受付に設置するIPフォンの液晶画面に表示されるメニューや機能をカスタマイズするだけでも、それを見たお客さまが、IPフォンに興味を持っていただけたり、直接IPフォンの商談にならなくても、当社の技術力や企画力を理解していただけるいい機会となります。また、ワイヤレスIPフォンなども、国内メーカーのものとはまるでデザインやイメージが違うと思いますので、こういうものを実際に使っている場面を見ていただけるだけで、ビジネスチャンスはきっと広がるはずだと考えたからです。
■ ワイヤレスIPフォンを使用すればテラスでも通話可能
― システムの簡単な構成と利用しているIPフォンの機能を教えてください。
円佛:以前のオフィスでも利用していたNTT東日本の「ひかり電話」をゲートウェイ経由でUC500に接続し、受付に設置したタッチパネル式のIPフォンとワイヤレスIPフォンも含め、計8台のIPフォンを導入しました。IPフォンの機能に関しては、内線や転送といった基本的な音声通話機能を使用しています。このような機能をセットアップするだけなら、PCベースのGUI設定ツールがありますのですごく簡単です。しかし、UC500は機能が豊富で奥深いので、さまざまな機能や設定を現在、試しているところです。今後については、まず、受付の電話機の画面をカスタマイズしたいと思います。その後、グルーピングや鳴り分け機能、ビデオ会議なども試してみたいと思っています。
― 実際に使ってみて、IPフォンの使い心地はいかがですか。
山田:IP フォンだからといって、特に違和感はありません。音質も問題なく、ワイヤレスIPフォンはオフィス内ならどこでも通話できるので、電話をしながら機器の設定作業をするときなどに便利です。テラスでも通話可能で、社員の前ではできない話をするときに利用しています。これから、いろいろな設定や機能、使い方が追加されてくると思いますので、楽しみにしています。
■ 中小企業にとってメリットの多い、戦略的な製品を期待
― 最後に、シスコへの今後の期待をお聞かせください。
円佛:シスコというと、以前はエンタープライズ向けの製品ばかりのイメージでしたが、最近は、手頃な価格で、高機能な製品を数多く提供してくれるようになったと思います。このUC500も、IPフォンをはじめとしたユニファイドコミュニケーションだけでなく、スイッチング、ルーティング、セキュリティ、ワイヤレス、VPNなど、さまざまな機能が統合されていて、非常に完成度が高い製品だと思います。当社のように、10人程度規模でも手軽に導入でき、さらに大きな規模へとシステムを拡張することもできます。
電話だけでなく、これからもさまざまな機器やサービスでIP化はどんどん進んでいくと思いますので、これからもUC500のような中小企業にとってメリットの多い、戦略的な製品を積極的に展開してもらいたいと思います。日本の通信環境は独自性が強いので、こなれていない部分もあるのかもしれませんが、そういった部分は実際に検証しながら、逆に当社の強みとして、お客さまのサポートに生かしていければと思っています。
山田:当社にとって大切なことは、お客さまが必要とされるソリューションをワンストップで実現することです。当然、シスコの製品はその強力な武器となり、また、お客さまからもシスコの製品を求める声がく多寄せられるので、当社もシスコの販売パートナーになっています。「シスコの製品でどうですか」と言えば、それで安心してもらえるほどのブランド強みがあるのです。
今後は、VPNをはじめ、当社ならではのさまざまなソリューションメニューを展開していきたいと思っていますが、IPフォンやユニファイドコミュニケーションに関してもノウハウを蓄積して、当社の有力なソリューションの1つとなるのではないでしょうか。そのためにも、ぜひ、ご協力いただければと思います。
プログデンス様、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。