■ キャリア・バンの概要 〜 SI業務とITに特化した人材派遣業を展開
― キャリア・バンの業務について教えてください。
ITに特化した
が当社の中核事業となります。
当社の場合は他の派遣会社とは異なり、期間派遣は一切行っていません。
基本的には当社の社員として雇用し、取引先に常駐して作業を行うケースがほとんどで、必要に応じて、再就職支援やスキルアップのサポートなども行っています。
― キャリア・バンの強みとはどのようなところですか。
ITに特化していること。そして、実践主義を徹底した研修などによりスキルの高い人材を数多く確保していることから、今期で9期目となる若い会社ですが、官公庁や大企業など幅広い案件に対応できることが強みです。
また、従業員一人一人とのつながりを大事にし、安定した環境でスキルアップを目指すことができるように心掛けていますので、志の高い人材が多く、離職率が低いというのも、当社の特長だと思います。
■ UC500を導入したきっかけ
― UC500を導入した経緯を教えてください。
業務の拡大に伴いオフィスの人員が増え、さらに2008年の秋以降、経済状況が激変した影響から、問い合わせの件数も急増したため、電話機が足りないと感じるようになりました。
そのため、電話機を増設しようとしたのですが、以前使用していたオフィス電話は中古品だったため、電話機の増設が面倒で、業者の対応もあまり良くありませんでした。
そこで、思い切ってオフィス電話をリプレースしようと検討を開始したことが、UC500を導入するきっかけとなりました。
■ UC500を選択した5つの理由
― 電話機を増設するのが目的なのであれば、主装置や電話機を変えるだけでもよかったのでは。
その通りかもしれません。実際、当初からUC500やIPフォンを導入しようと考えていたわけではありませんでした。
しかし、当社のネットワークやシステムの設計・開発を依頼しているグループ会社に相談したところ、UC500にすれば、以下の5つのメリットがあることがわかりました。
- 電話用の配線がいらなくなり、電話機能増設やレイアウト変更が手軽にできる。
- ワイヤレスLANを安全に利用できる。
- 設置スペースが小さい。
- VPNでグループ会社や拠点間の通話を内線化できる。
- セキュリティのコストを削減できる。
新たに投資をするのであれば、オフィス電話からはじめて、段階的にシステムを拡張でき、コスト削減も見込めるものを使いたいと考え、UC500を導入することにしました。
■ 電話用の配線が不要
― 順々に各メリットについてお聞きします。まず「電話用の配線がいらなくなる」とは。
これまでは、PC用のLANケーブルと電話用のケーブルの2本を配線しなければなりませんでしたが、IPフォンにすれば、LANケーブルだけで済むようになります。
当社の場合は、床下にケーブルを配線できるスペースは設けられていないので、ケーブルの本数は少なければ少ないほど助かります。
また、配線がシンプルになったことで、オペレーションコストを削減しながら、レイアウト変更や電話機の増設にも柔軟に対応できるようになりました。
■ セキュアなワイヤレスLAN環境
― 「ワイヤレスLAN」は、これまで利用されていなかったのですか。
UC500を導入する以前は、登録者の個人情報など機密度が高い情報を取り扱うことが多いので、情報セキュリティや個人情報保護のためにワイヤレスLANの利用を止めていました。
現在では、プライバシーマークを取得し、厳重な情報セキュリティと個人情報保護の体制を構築していますので、UC500のセキュアで安全性の高いワイヤレスLAN機能を活用して、無線でもネットワークを利用できるようにしたいと考えています。
■ 省スペース設計
― 「設置スペースが小さい」とは。
人員の増加やプライバシーマーク取得の関係でオフィススペースに余裕がなくなってきているので、設置スペースを節約できるのはとても助かります。
すべてのオフィス電話を調べたわけではありませんが、UC500よりも小さな主装置は見たことがありません。
実際、電話の機能などを試用するためにUC500を当社に持ってきてもらったときには、オフィス電話の主装置と比べて余りにも小さいので驚きました。
しかも、ワイヤレスLANやセキュリティなど、これまで専用のサーバや機器が必要だったものが、この1台に集約されているわけですから、コストパフォーマンスがとても高く、投資を最適化できます。
■ グループ会社や拠点間の通話を内線化
― 「グループ会社や拠点間の通話を内線化できる」とは。
グループ会社の事務所が歩いて数分程度の場所にあるのですが、VPNで接続して内線電話のように利用したいと考えています。
現在は、同じ通信会社の携帯電話を利用して、通信費を抑えるようにしていますが、社員研修や面談をグループ会社のスペースを借りて実施することも多いので、内線化されれば利便性も向上し、コスト削減効果も大きくなると考えています。
また将来的には、地域や場所に縛られず、優秀な人材を獲得できるよう様々な地域に当社の拠点を設けることも考えていますが、拠点間の通話をVPN化することで、社内のコミュニケーションを活性化することで、お客様にもより充実したサービスを提供できるようになると考えています。
■ セキュリティコストを削減
― 最後に、「セキュリティのコストを削減」とは。
セキュリティは、派遣先や業務の請負先との取引条件となることもありますので、非常に重要です。
当社では、セキュリティの一環として、これまでも監視サービス付きのファイアウォールサービスを利用してきました。
しかし、毎月の利用料金が高く、1年程度の利用料金でUC500を購入できてしまうほどでした。
ただし、ファイアウォールに関しては、万が一、事故やハッキングなどが発生しては取り返しが付きません。その点をグループ会社に相談したところ、ログをきちんと管理・保存しておけば監視サービスを利用しなくても運用可能だという結論に達しましたので、UC500でファイアウォールを構築することにしました。
■ 音声品質が向上
― システムの構成について教えてください。
ネットワークは、既存のシステムにUC500を追加しただけです。
電話回線(BRI回線)は従来から使用していたIP電話回線をそのまま利用しています。聞いた話によると、UC500はBRIポートが搭載されているので仕様上は問題ないが、当社の利用しているBRI回線とUC500を接続した実績がほとんどなかったそうです。
そのため、導入前にUC500とBRI回線を接続して、試してもらいました。いろいろとテストをしてもらい、特に問題はないということで、そのまま利用しています。
― 電話機の台数を教えてください。
電話機は、事務所内のデスクと受付を合わせた計12台とソフトフォン1台を導入しています。
機種は、Cisco Unified IP Phone 7911が11台とCisco Unified IP Phone 7961が1台になります。電話を頻繁に利用する担当者の席には、Cisco Unified IP Phone 7961を設置しています。
ソフトフォンは、まだ本格的には利用していないのですが、ソフトフォンなら電話機もいらなくなるので、とても便利だと思い導入してみました。これから、いろいろなシーンで試してみたいと思います。
― 実際にIPフォンを利用された感想を聞かせてください。
これは以前利用していたオフィス電話の性能の問題だったのかもしれませんが、通話音量が小さく、とても不便でした。
IPフォンにしてからはそのような問題はなく、むしろ音質も向上したような気がします。
使い勝手に関しては、各ボタンのメニュー名や使い勝手が異なる部分もありましたので、最初は少し戸惑いもありましたが、慣れてしまえば、何の問題もなく使用できます。
あと、受付と外線の着信音を鳴り分けるようにしたので、来客時の対応がスムーズになりました。 他のオフィス電話でも、同様の機能はあると思うのですが、以前利用していたオフィス電話では、このような細かい設定はできませんでした。
■ 今後の拡張予定
― 導入時期を教えてください。
2008年の年末に導入を決定し、2009年の1月からIPフォンを、2月からファイアウォールの利用を開始しました。
― 今後の拡張予定などはありますでしょうか。
具体的な時期はお話しできませんが、グループ会社とのVPN化は早々に進めたいと思っています。また、まだ先の話になると思いますが、UC500ではビデオ通話も可能だということなので、グループ企業間での通話時だけでなく、面談の際にもビデオ通話を活用できないかと考えています。 UC500だけで本格的なテレビ面談システムを実現するのは難しいかもしれませんが、面談の補助的なツールとしてUC500のビデオ通話を利用することはできると思いますので、機会があれば、その可能性を探ってみたいと思います。
■ UC500とシスコへの期待
― UC500への期待などはありますでしょうか。
これまでは、オフィス電話はただの電話で、「電話を受ける」「電話を掛ける」という単純な発想しかありませんでした。しかし、UC500の機能や拡張性を知ることで、これまでオフィス電話を利用していたときには思いもよらなかった視点や発想で、業務の効率化やコスト削減ということを考えられるようになりました。
UC500には、いろいろな活用方法があると思いますので、さらに業務のオペレーションコストを抑えながら、取引様や従業員により多くの利益を還元すると同時に、現在の厳しい競争環境の中で勝ち抜いていくために、機動力とスピードを向上させ、サービス品質を向上させる原動力として活用していきたいと思います。
― 最後に、シスコシステムズへの要望などあればお聞かせください。
シスコシステムズというと、大規模なシステムで使用する機器というイメージがありましたが、UC500を知ってからは、私の中ではそのイメージはずいぶん変わりました。
シスコシステムズには、ぜひ、今後もこのような製品を低価格で提供していただき、私たちのような企業をより積極的にサポートしていただければければと思います。
キャリア・バン様、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。