ホワイトペーパーメディアネット時代に向けたシスコのメディア最適化テクノロジー:サービスプロバイダーからエクスペリエンス プロバイダーへの転換を加速イントロダクションサービスプロバイダー業界の変革につながる次の大きな技術革新は何でしょうか。テレビとインターネットの境界がなくなったらどうなるのでしょうか。固定的で一方通行であるビデオ配信のサービス モデルを、パーソナル、ソーシャル、かつインタラクティブで豊かなメディア エクスペリエンスを提供するプラットフォームに転換するために、サービスプロバイダーはどうすればよいのでしょうか。評論家はこのような問題について議論をするだけですが、サービスプロバイダーはこれに答えを出す必要があります。それも、今すぐにです。 テレビ サービスをただ配信するだけではもう十分ではない、というのがサービスプロバイダーの認識です。今日のユーザは、より豊かで高品質のメディア エクスペリエンスと、より多くの種類のコンテンツへのアクセスを求めています。ビデオ エンターテインメントに期待されているのは、インターネットと同じようなインタラクティブで、パーソナルで、可動性(モビリティ)・制御性(コントロール)のあるサービスです。そして、いつでもどこからでも、さまざまな機器や画面上であらゆる種類のコンテンツを選んでアクセスできることが求められています。 「コネクテッド ライフ」の実現には、課題も伴います。新技術を利用できる環境と、急成長するビデオ トラフィックを収容できるまったく新しいサービス ネットワークが必要です。しかし、このような課題に対処できるサービスプロバイダー、つまり従来型のサービスプロバイダーから次世代の「エクスペリエンス プロバイダー」へと転身できるサービスプロバイダーこそが、市場シェアを拡大し、ARPU(Average Revenue Per User; 加入者 1 人あたりの平均売り上げ)を向上させ、カスタマー ロイヤルティを高め、競争相手の一歩先を行くことができるのです。 次世代のカスタマー エクスペリエンスと、従来にない収益モデルを実現するために、サービスプロバイダーはネットワークを進化させて、リッチメディアに最適化されたインテリジェント ネットワークを作り上げる必要があります。それがメディアネットです。シスコのビデオ戦略の背後には、常にエンドツーエンドのメディア最適化ネットワークの提供がその推進力として存在しています。シスコは業界で最も幅広くビデオ製品を提供しています。家庭、ビジネス、サービスプロバイダーのネットワークにインテリジェント テクノロジーを盛り込むことで、よりビジュアルで、ソーシャル、かつパーソナルな体験をお客様に届けます。同時に、サービス配信の効率と拡張性を高めることによって、新サービスを複数のマーケットで一斉に開始したり、新しい収益源を開拓したり、困難な経済環境をうまく乗り切ることができるように、サービスプロバイダーを支援します。 このホワイト ペーパーでは、メディアネットに最適化されたシスコのテクノロジーを使用することでサービスプロバイダーが実現できる、卓越した機能と効率化について説明します。サービスプロバイダーは、シスコのソリューションを利用することによってインテリジェントなインフラストラクチャを構築できます。これにより、サービスプロバイダー ネットワーク全体、企業間、そして顧客の家庭内で、最適な顧客体験とリッチ メディア サービス(とりわけ、ビデオ)の拡張性を提供することができます。 次世代のメディアの課題サービスプロバイダーは、変化し続ける顧客の要求を満たそうと努力する中で、次のような大きな流れに適応することが求められています。
図 1 次世代メディア エクスペリエンスの提供 サービスプロバイダーがこのような傾向を認識していたとしても、実際にユーザのメディア エクスペリエンスを確保および拡張できるネットワークを構築するのは、また別の問題です。顧客が求める視覚的、社会的、個人的なメディア エクスペリエンスを確実に提供するには、幅広い新機能が必要です。前例のない新たなコンテンツをかつてないスケールで管理できる、メディア認識型のネットワークが必要です。 将来のメディアネットを実現する今日のテクノロジーシスコは家庭、ビジネス、サービスプロバイダー ネットワーク向けのソリューションを網羅する包括的なメディアネット テクノロジーを提供します。これらのすべてのテクノロジーが連携することで、より視覚的、社会的、個人的な体験をエンド ユーザに届けることができます(図 2)。この戦略は、電話会社やケーブル事業者から衛星放送事業者や放送局まで、サービスプロバイダー業界のあらゆるセグメントをサポートし、最適化します。
図 2 包括的なメディアネット戦略 さまざまなメディア タイプが別々のサイロに分散している今日のメディア サービスの枠組みとは異なり、Cisco IP 次世代ネットワーク(IP NGN)をベースに構築されるメディアネットは、単一のエンドツーエンド アーキテクチャであらゆる種類のメディアを配信します。これにより、ネットワークの次の 3 つのレイヤすべてが強化されます。
サービスプロバイダーはこの手法を導入することによって、かつてない拡張性と効率を実現でき、そこから優れたカスタマー エクスペリエンスの提供、すべてのマーケットへの新サービスの迅速な投入、競争相手からのリードを得ることができます。これは、メディア サービスがより複雑になり、要求が厳しくなってきても有効な手法です(図 3)。
図 3 メディアネットに最適化されたシスコ テクノロジーの価値 シスコのソリューションを使ってメディアネットを構築することで、サービスプロバイダーは次のことを実行できます。
さらに、メディアネットに最適化されたシスコのネットワークは、次の点でサービスプロバイダーのビジネスに貢献します。
他のテクノロジー ベンダーも、サービスプロバイダーのメディアネット要件の一部には対処できます。しかし、次世代ビデオ ヘッドエンド、サービスプロバイダーのデータセンター、メディアの配信・コントリビューション・ネットワークに関する包括的なソリューション、および業界最大のセットトップ ボックス(STB)とホーム ネットワーキング ソリューションを網羅する、エンドツーエンドのメディアネット ソリューションを提供できるのはシスコだけです(図 4)。シスコだけがこれらすべてのソリューションを調和の取れた 1 つの IP アーキテクチャに統合して、メディア認識型インテリジェンスをエンドツーエンドから拡張し、リッチ メディア サービスをあらゆるマーケットへと迅速に提供できます。
図 4 メディアネット ソリューションに関するシスコの包括的なポートフォリオ メディアネット戦略のコンポーネント次世代メディアネット戦略には、次の 4 つの大きな柱があります(図 5)。
シスコは、このそれぞれの要件に対処できるメディアネット ソリューションについて、業界で随一の幅広いポートフォリオを提供します。
図 5 シスコのサービスプロバイダー メディアネット戦略における 4 本の柱 ビデオ エクスペリエンスの刷新市場シェアを拡大し、カスタマー ロイヤルティを高めるために、サービスプロバイダーには競争相手の一歩先を進むメディア エクスペリエンスを提供する能力が求められます。サービス差別化の鍵は、人と人とのつながりを促進し、インタラクティブでパーソナライズされた豊富なメディア エクスペリエンスを提供する能力です。シスコが提供するメディアネット対応ソリューションのポートフォリオは、他のテクノロジー プロバイダーよりも幅広いものであり、サービスプロバイダーはこれらのソリューションを導入することで従来のビデオ モデルを一新して、次世代のメディア サービスを提供できます(図 6)。
図 6 ビデオ エクスペリエンスの刷新 メディアネットに最適化されたシスコ ソリューションを導入すると、パーソナル、ソーシャル、かつインタラクティブな将来のメディア エクスペリエンスを、コンシューマーや法人顧客に今すぐ提供することができます。以下に例を示します。 パーソナル
ソーシャル
インタラクティブ
これは、メディアネットに最適化されたシスコのテクノロジーを使用することによってサービスプロバイダーが提供できるようになる優れたサービスとアプリケーションのほんの一例です。このような高度なメディアネット サービスを提供することにより、サービスプロバイダーはこれまでよりも多くのコンテンツを提供でき、顧客はより強力なカスタマイズやコントロールを利用できるようになります。最終的に、サービスプロバイダーはビデオ エクスペリエンスを根本から変え、より高い競争力と収益性を持つサービスを創造できます。 メディア認識型の Cisco IP NGNサービスプロバイダーにとって、新しい種類のコンテンツを提供するだけでは十分ではありません。今日の顧客の要求に応えるためには、次の 2 つの基本要件を満たす必要があります。
これらの重要な要件を両方とも満たすには、リッチ メディア サービスに最適化された、拡張性の高いインテリジェントなネットワークが必要です。シスコは、メディアネットをサポートするように設計されたメディア認識型の IP NGN と、業界で最も包括的なメディアネット最適化ネットワーク テクノロジーのポートフォリオを提供します(図 7)。
図 7 品質と拡張性の確保 高品質のカスタマー エクスペリエンスの確保 高品質のメディア エクスペリエンスを提供することは重要ですが、IP ビデオ サービスには固有の課題があり、メディアネットはこれに対処する必要があります。IP ビデオ ストリームはパケット ロスの影響を受けやすく、ごく小さなロスでもビデオ品質が大きく低下するおそれがあります。メディア認識型 Cisco IP NGN は、メディアネットの基盤として最適です。Cisco IP NGN により、メディア認識型インテリジェンスは IP コア ネットワークから顧客の自宅までエンドツーエンドに拡張され、優れた体感品質を一貫して提供できます。メディアネットに最適化された Cisco IP NGN を導入することで、サービスプロバイダーは次のような幅広い QoE 強化サービスをサポートすることができます。
図 8 Cisco VQE テクノロジーによる加入者 QoE の向上 QoE の向上および確保に役立つシスコのテクノロジーについては、http://www.cisco.com/jp を参照してください。 エクスペリエンスの拡張性
シスコは、サービスプロバイダーがメディア エクスペリエンスを拡張するためのさまざまなテクノロジーを提供しています(図 7)。詳細については、http://www.cisco.com/jp を参照してください。 メディアネット テクノロジーを家庭まで拡張
図 9 シスコのインテリジェンスを家庭にまで拡張 仮想化サービスプロバイダーが次世代コンテンツをサービスに追加すると、同時に複雑さも増すことになります。ネットワーク管理にも次世代の効率化が必要です。シスコは、メディアネットのコンテンツ、インフラストラクチャ、およびサービスを仮想化するための包括的なソリューションを提供することができます(図 10)。
図 10 シスコの仮想化機能 ビデオ配信ネットワーク、IP コントリビューション ネットワーク、メディア作成ワークフロー、およびメディアネット データセンター向けのシスコの仮想化ソリューションによって、サービスプロバイダーは次のことができるようになります。
Cisco Virtual Video Infrastructure サービスプロバイダーが新しいメディア機能や数千時間のビデオをコンテンツ ライブラリに追加しようとする場合は、増え続ける複雑さを管理し、ビデオをより多くの顧客に効率的に配信するために、新しいツールが必要になります。Cisco Virtual Video Infrastructure は、任意の種類のリアルタイム、タイムシフト、またはオンデマンドのビデオ コンテンツを国内外のインフラストラクチャを介して任意の画面に配信するためのインテリジェント プラットフォームです。これにより、サービスプロバイダーはすべてのマーケットに対してコンテンツを一度インジェストするだけで、そのコンテンツを中央のライブラリに保管して、すべての顧客に場所を問わず迅速に配信できるようになります。 Cisco Virtual Video Infrastructure を使用することで、サービスプロバイダーは次のことができます。
Cisco Virtual Video Infrastructure の独自のコンテンツ キャッシング インテリジェンスとその利点については、http://www.cisco.com/jp/go/sp/medianet/ を参照してください。 IP ベースのコントリビューション ネットワーク インテリジェントなメディアネットを導入したサービスプロバイダーは、コンテンツ制作会社に対して IP コントリビューション ネットワーク サービスを提供できます。これにより、ビデオ番組制作において現場(スポーツの競技場など)からスタジオに柔軟かつ効率的に伝送するメカニズムが整います。従来のテクノロジーに依存してきたプロセスに IP の効率を適用することによって、サービスプロバイダーとコンテンツ制作会社の両者に大きな利点がもたらされます。 サービスプロバイダーにとっては、IP コントリビューション ネットワーク サービスは、大きな利益を生む可能性のある新しい収益源であり、メディアネットへの投資からさらに価値を生むための機会です。また、コンテンツ制作会社にとっては、次のような利点があります。
IP ワークフローの変革 他の大部分のメディア プロセスがデジタル化されているにもかかわらず、多くのコンテンツ制作会社ではいまだにビデオの編集やポストプロダクションにアナログ テープを使用しています。これは原則として一度に 1 つのプロセスしか実行できないので、プロセスがライン化され、コラボレーションが難しくなっています。たとえば、複数のカメラからの映像をつないだり、グラフィックや字幕を入れるには、実際のテープが手元に来るまで待つ必要があります。複数の関連会社や制作グループがビデオを必要とする場合は、テープがダビングされるまで待つ必要があるので、さらに待ち時間が大きくなります。また、生放送を行う場合は、制作チーム全体を現場に派遣する必要があります。 シスコの IP およびビデオ テクノロジーを使用して構築された次世代のメディアネットを導入すると、これらの作業を現代的なデジタル環境で行えるようになります。これにより、よりダイナミックで協調的なメディア ワークフローが実現し、コストが削減され、コンテンツ配信の時間が短縮されます。たとえば、ネットワークにコンテンツのインジェストが始まれば、まだ現場で収録が進行中であっても、編集者は作業を開始できます。また、複数のグループが同じコンテンツに対して同時に作業することができます。たとえば、編集者が放送の後半の映像を編集している間に、グラフィック チームが放送の冒頭に被せる画像を作成できます。さらに重要なのは、メディアネット対応の IP ワークフローでは、編集チームや制作チームがどこにいてもコラボレーションできることです。たとえ数千キロ離れた場所であっても、それが可能です。 IP メディア ワークフローの圧倒的な威力を示す好例が、北京オリンピックです。米国でオリンピックを放送した NBC は、次世代のメディアネット ツールと Cisco IP コントリビューション ネットワークを使用して、オリンピックの試合放送のほぼすべてをニューヨークとロサンゼルスのスタジオで制作することができました。 データセンターの仮想化 サービス配信データセンターは、バランスを慎重に考慮する必要があります。データセンターはさまざまなビジネス ニーズをサポートする必要があり、厳密なサービスレベル契約の下で、次世代ビデオ サービス、ビジュアル コラボレーション ツール、およびメディア コンテンツを必要な場所に提供します。それと同時に、電力や冷却のコスト管理、資産の有効な利用とプロビジョニング、セキュリティと可用性の確保といった運用面での課題に対処する必要があります。 シスコはこのような要件すべてに対処し、次世代メディアネットに最適な基盤となる包括的なデータセンター ソリューションを提供します。メディアネット データセンター向けのシスコのソリューションは、次の機能をサポートしています。
収益化サービスプロバイダーがシスコのメディア認識テクノロジーを活用してメディアネットを構築することによって可能になるのは、顧客へのコンテンツ配信の最適化だけではありません。オンライン メディア マーケットプレースや、先進的な広告に基づいて構築された新しいビジネス モデルを組み込むことによって、従来のビデオ加入型サービスに留まらない新しい収益機会を手にすることもできます。 新しい収益モデル サービスプロバイダーはメディアネットに最適化されたシスコ テクノロジーを使用することにより、メディアを仮想化し、従来のコンテンツ フォーマット、配信プロトコル、および再生機器への依存をなくすことができます。顧客が時と場所を問わずにコンテンツを利用できるようにすることで、新しいサービスから収益を得る大きな機会が生まれます。また、従来の「囲い込み」型のビデオ サービスを拡張して Web ベースのコンテンツを取り込むことにより、サービスプロバイダーは有利なメディア マーケットプレースをサポートし、顧客とコンテンツ プロバイダーを直接結ぶことができます。これにより、さまざまなトランザクションベースのビジネス モデルや収益共有型のビジネス モデルの機会が提供されます。 メディアネット自体の優れた QoE からサービスプロバイダーが収益を得ることもできます。メディアネットがシスコの高度なコンテンツ配信機能と QoS 機能を採用していれば、OTT コンテンツ プロバイダーは顧客に最高の品質と機能を確実に提供するための支出に積極的になります。また、メディアネットを実装している企業は、その投資を活かしきれるように、メディア認識型 IP ネットワークを持っているサービスプロバイダーを探そうとするでしょう。 先進的な広告 インテリジェントなエンドツーエンド シスコ ネットワークは、新しいビジネス モデルのサポート以外に、先進的な広告もサポートできます。加入者に関する固有の統計情報、プロファイル、興味に基づいて広告を提供することにより、サービスプロバイダーは対象を厳密に絞った、効果の高い広告サービスを提供できます。 広告は今でもコンテンツから収益を得るための主要な手段ですが、サービスプロバイダーの広告インベントリは、リニア ケーブル チャンネルの広告販売総額のごく一部に留まっています。地上波放送局はその系列局を使用してローカル広告を販売して挿入しますが、ケーブル局にはそれと同様にして地域ごとのコンテンツを管理するためのメカニズムがありません。その代わり、ケーブル局の広告インベントリの一定割合がサービスプロバイダーに割り当てられていて、ローカル広告を挿入するように放送契約で定められているのが一般的です。 このような制約を考えると、サービスプロバイダーの広告収入を増やす方法は基本的に 2 つです。1 つは、アドレサビリティを実現するソリューション(より精密な視聴者の絞り込み)を導入することによって、既存のインベントリの価値を高めること。もう 1 つは、テレビで視聴できるノンリニア プログラミングが急速に増えていることから、これらに対する広告を拡大することによってインベントリの量を増やすことです。 さらに、リニア プログラミングをタイムシフト形式でキャプチャして視聴する(「スタートオーバー」や「ルックバック」サービス、DVR、またはネットワーク PVR サービスによる)という混在型の方法にもビジネスのチャンスがあります。一般に、インベントリの価値は放送後しばらくすると(米国内では 72 時間)有効期限が切れますが、これらのシナリオでは、広告が差し替わることによって何度も有効になります。この戦略によって、資産が使える限りコンテンツから収益を得ることができ、サービスプロバイダーはこの種のサービスのユニキャストという特性を活かして、対象を絞り込んだ広告を提供できます。 インベントリの量を増やし価値を高めるための戦略は、同時に複数の方法を採用することもできます。実際、放送契約の複雑さを考えると、サービスプロバイダーはコンテンツ所有者からの協力なしにノンリニア コンテンツから収益を得るのは難しいと考えられます。共有インベントリ(「スプリット」)などの形による価値共有が必要になります。しかし、コンテンツ プロバイダーとサービスプロバイダーがそれぞれ固有の広告挿入を管理できるリニア プログラミングと違って、ノンリニア(ユニキャスト)コンテンツの配信経路はサービスプロバイダーによって完全に制御されています。地上波局もケーブル局も、ノンリニア プログラミングに独立して広告を挿入することはできず、独力で高いアドレサビリティを達成することもできません。 そのため、サービスプロバイダーは、広告配置インフラストラクチャへの投資を有利な新ビジネスへと転換することができます。つまり、はるかに大きいインベントリ プールの権限を持つコンテンツ プロバイダー(地上波局や専門チャンネル)に対して、広告配置サービスを提供するのです。サービスプロバイダーは、新しいノンリニア広告インベントリの展開からの直接収益を増やす一方で、地上波局や専門チャンネルと提携し、その代理として対象を絞った広告を展開することにより、かなりの収益を上げられる可能性があります。シスコは、共同作成に加わった新しい SCTE(Society of Cable Telecommunications Engineers)-130 標準に基づくソリューションをはじめとする先進広告用の新しいインフラストラクチャ ソリューションにより、未来を見据えたこれらのビジネス モデルを実現しています。 経済的に困難な時代を乗り切るための新ツール顧客獲得と市場シェアの競争に勝ち抜くために、サービスプロバイダーは継続的に新しい機能やサービスに投資する必要があります。同時に、世界的な不況とも無関係ではいられません。幸いなことに、サービスプロバイダーは次世代の機能と次世代の効率のどちらか一方を選ぶ必要はありません。シスコのメディア認識テクノロジーでメディアネットを構築することによって、サービスプロバイダーは事業収益のすべての側面を最適化できます(図 11)。シスコは、次の点でサービスプロバイダーを支援します。
図 11 シスコによる全体的な収益性の強化 メディアネット テクノロジーの利点シスコの IP テクノロジーは、サービスプロバイダーと顧客の双方にメディアネットの幅広い利点をもたらします。サービスプロバイダーは、次のことが可能になります。
また、シスコの IP テクノロジーに基づいて構築されたメディアネットのサービスを受ける顧客には、次の利点があります。
まとめパーソナル、ソーシャル、かつインタラクティブで豊かなメディア エクスペリエンスを求める顧客に対応しようと努力しているサービスプロバイダーは、その中で新たな課題に直面しています。それらは技術的なものや、運用面に関するもののほか、経済的なものもあります。このような課題に対処でき、真の「エクスペリエンス プロバイダー」になれるサービスプロバイダーこそが、次世代の革新的なメディア サービスのマーケット リーダーとしての地位を固める絶好の機会を手に入れることができます。 サービスプロバイダーのあらゆるニーズに応え、「コネクテッド ライフ」を実現するエンドツーエンドのメディアネットを提供できるのは、シスコだけです。メディア認識型の Cisco IP ネットワーク アーキテクチャによって、サービスプロバイダーは顧客のメディア エクスペリエンスを変革し、比類ない品質とパフォーマンスを実現し、地理的な差を超えてサービス導入速度を高め、利益率の高いで新しい収益機会を手にすることができます。 メディアネットに対応した Cisco IP テクノロジーの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/sp/medianet/ にアクセスしてください。 |