ダウンロードユーザ事例優良小売企業がビジネスの成功に伴うデータの急増を管理Starbucks Coffee Company の驚異的な成長を Cisco Storage Area Network がサポート 概要Starbucks Coffee Company
ビジネス上の課題
ネットワーク ソリューション
ビジネス上の効果
ビジネス上の課題1971 年に設立され、本社をワシントン州シアトルに置く Starbucks Coffee Company(以下、Starbucks)は、世界最高クラスのコーヒー専門店です。フォーチュン誌の「米国で最も称賛される企業」のランキングや、「最も働きがいのある会社ベスト 100」にもたびたび登場しています。固定ファンがいることはもちろん、Starbucks はその伝説的なスペシャルティ コーヒーとサービス、ユニークな Starbucks エクスペリエンス、そして属しているコミュニティに対して責務を果たすことでも広く知られています。 Starbucks は世界で最も広く認められ尊敬されるブランドとして自社を確立することを目標に、その販売事業を絶えず拡大し、スペシャルティの販売やその他の事業を成長させています。世界中で毎日、平均して 5 つの店舗が新しくオープンしています。つまり、新しい店舗、在庫、従業員、および顧客を管理するためのデータが急増しています。 運用コストを適正に保ちつつビジネスの急成長に対応すること、これが Starbucks の IT スタッフが直面している課題です。また、同社は生産性、効率性、および顧客満足を向上させるために、ビジネス プロセスを自動化する方法を常に探しています。小売業界でリーダーの座を維持するために、Starbucks は高度なビジネス インテリジェンス アプリケーションを使用して、さまざまなトレンドに関する多種多様のデータ、および提供した新商品が顧客にどの程度受け入れられているかを分析します。関連する販売、在庫などのすべてのデータが収集され、シアトルにある Starbucks のデータセンターに送信されます。したがって、本社には毎日膨大な量のデータが送られてきます。Starbucks のデータ ストレージ チームは、200 テラバイト超のデータを管理し、年に 25 ~ 30% のデータ増を見込んでいます。「店舗業務の運営についてはストア マネージャに多くの独立性を持たせていますが、すべてのデータの収集、分析、保管については、本社で集中管理しています」と、Starbucks Enterprise Storage Solution のマネージャ、Randy Raisor 氏は述べています。「私のチームの主な課題は、このデータ増に対応するとともに、新しいアプリケーションやプロジェクトが出てきたときはそれもサポートできるような、柔軟でスケーラブルなデータ ストレージ環境を構築することです。現在、容量管理が非常に大きな課題となっています。」 ネットワーク ソリューションStarbucks は、新しいテクノロジーをいち早く取り入れて有効活用し、何年にもわたって同社のデータ ストレージ ソリューションを発展させてきました。2004 年に、同社のストレージ チームは Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)をアップグレードすることを決定しました。それまで利用してきたスイッチ ベンダーよりもシスコが提供する機能が優れており、それを活用するためです。同チームの目標は、より堅牢な障害回復計画を実装し、よりスケーラブルなアーキテクチャを構築し、将来の成長や新しいプロジェクトにも対応できるようなプラットフォームを提供することでした。 Raisor 氏のリーダーシップのもとでストレージ チームは、各 SAN に 2 台のシスコ ディレクタを使用し、Cisco MDS 9509 マルチレイヤ ディレクタをベースとしたに冗長 SAN ファブリックを組み込んだアーキテクチャを設計しました。メインの SAN により、異種サーバ環境がシアトルの本社データセンターにあるストレージ システムに接続されます。Raisor 氏とチームは 2 か月をかけて、ビジネス アプリケーションへのサービスを中断させることなく、データを古い SAN からシスコ ベースの新しい SAN に移行しました。「データの移行は慎重に計画したので、スムーズに達成できました」と、Raisor 氏は述べています。「当社のミッションクリティカルなアプリケーションには一切影響しませんでした。」 また、チームは遠隔地のセカンダリ データセンターにある第 2 の SAN もセットアップしました。「セカンダリ データセンターを障害回復サイトとしてセットアップして、データをそのサイトに複製したいと考えていました」と、Starbucks Enterprise Storage Solution のシニア技術アーキテクトである Denise Rene 氏は述べています。「シスコ スイッチでは Fibre Channel over IP 機能を利用できるので、ギガビット イーサネットを使用して、そのリモート サイトまでの距離に対して簡単に SAN 拡張を使用できました。」 仮想 SAN を作成できるというユニークな機能があることも、チームがシスコ スイッチを選択した理由でした。Starbucks では、仮想 SAN を使用してオペレーティング システムを論理的に分割しています。Windows システムと UNIX システムが同じ物理 SAN 上に存在していますが、互いに切り離されています。これは、ストレージ チームにとってシステム管理上の利点です。さらに、Cisco SAN ファブリック管理は Cisco Catalyst® 6509 および 6513 ネットワーキング スイッチで使い慣れていた管理と非常に似ていました。Rene 氏は次のように述べています。「コマンド言語と管理インターフェイスは、とても使いやすく作られています。おかげで、膨大なデータ ストレージ環境を管理する際の繁雑さが抑えられ、少人数のスタッフでも管理ができています。」 「また、必要としているとおりのものを選択できる柔軟性があり、しかも必要に応じてモジュールを追加したり、組み合わせたり、適合させられるという点で、シスコ ディレクタのモジュラ ブレード アーキテクチャも気に入っています」と、Starbucks Enterprise Storage Solution のシニア技術アーキテクト、Zac Lin 氏は述べています。「必要に応じて、現在のシスコ ディレクタにシスコの新しいモジュールを追加するだけで、毎秒 4 ギガビットのポート速度のような新しいテクノロジーを活かすこともできます。」 Starbucks は、データ ウェアハウス、人事データベースおよび財務データベース、商品計画、電子メールなど、主要なエンタープライズ アプリケーションをすべて新しい SAN に移行し終えました。現在は、今後も増え続けるデータに対応するために、第 3 の実稼働データセンターを計画中です。このデータセンターは、同じ SAN 設計で、冗長性を確保するために 2 つの Cisco MDS 9509 ディレクタを使用します。 「当社は、ビジネスのニーズに合わせてストレージ環境を拡張できる柔軟性を手にしました。そして、必要に応じて新しいテクノロジーや機能を追加することにより、そのような環境を容易に管理できるのです。」 ビジネス上の効果新しい SAN ソリューションが適用されると、Starbucks はそれを運用することによって多くの重要なメリットがもたらされることに気付きました。Raisor 氏は次のように述べます。「当社は、ビジネスのニーズに合わせてストレージ環境を拡張できる柔軟性を手にしました。そして、必要に応じて新しいテクノロジーや機能を追加することにより、そのような環境を容易に管理できるのです。」また、新しい SAN では非常に堅牢な障害回復戦略も可能になるので、何らかの大きな問題がメイン データセンターに影響を及ぼした場合は、複製済みのデータを利用することができます。これで、障害が発生した場合でもビジネスの継続性を確保できます。これは、今日の 24 時間体制のグローバルなビジネス環境において不可欠な機能です。 また、新しい SAN では、新しいビジネス インテリジェンス アプリケーション、ビジネス プロセス オートメーション アプリケーション、新店舗の設計と開発アプリケーションなどの新しいプロジェクト用に、ストレージをすばやく簡単に提供することができます。「当社は店舗設計と実際の店舗構築を統合する新しいプロジェクトを終了したばかりです。これにより、店舗の設計と開発がより透過性の高いプロセスになりました」と、Raisor 氏は述べています。「そのようなプロジェクトは膨大な量のストレージを使用し、きわめて広い範囲の閲覧者が情報を共有できるようにする必要があります。当社のシスコ ベースの SAN は、このような新しいプロジェクトやストレージ プロビジョニングに対する要求にも問題なく対応することができます。」 次のステップStarbucks ストレージ チームは今後何を目指しているのでしょうか。「地球規模での成長を管理することが今後も課題となり続けるでしょう」と、Raisor 氏は述べています。「将来は、複数の実稼働データセンターを予定しています。それらのデータセンターの場所、管理方法、データの移動方法などは、すでに検討中です。それらの作業に具体的にどのように取り組むかについては、その次の課題になります。」 関連情報シスコのデータセンター ソリューションの詳細:http://www.cisco.com/jp/go/datacenter |
