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エンタープライズ データセンター

製造業者:SAP ポータル用にデータセンター ネットワークを最適化

ユーザ事例





製造業者:SAP ポータル用にデータセンター ネットワークを最適化


アプリケーションのアベイラビリティ、パフォーマンス、セキュリティの向上と総所有コストの低下を目指し、オートメーション専門企業がシスコのソリューションを統合

概要




企業
  • 製造業
  • 従業員数:10,000 人
  • 中央ヨーロッパ




ビジネス上の課題

  • ミッションクリティカルな ERP アプリケーションのアベイラビリティ強化
  • SAP へのリモート アクセスを必要とする従業員のためにアプリケーション パフォーマンスの最大化
  • データセンター サーバとネットワーク リソース利用率の最適化




ネットワーク ソリューション

SAP 向けシスコ アプリケーション ネットワーキング ソリューションの内容

  • シスコ コンテント サービス モジュール(CSM)を Catalyst 6500 スイッチに統合
  • Cisco 11500 シリーズ CSS ソリューションを冗長ペア化して両方の社内データセンターに配置




ビジネス上の効果

  • グローバルな Web 中心の SAP ERP プラットフォームの導入に成功
  • 必要に応じてサーバを容易に拡張できる、多用途のデータセンター アーキテクチャ
  • ハイアベイラビリティな SAP アプリケーションと Web 経由の常時アクセス


ビジネス上の課題

グローバル化とビジネスの成長が進むにつれて、企業の従業員と情報技術(IT)リソースに対する要求は増加する一方です。ヨーロッパに本社を置き、ファクトリー オートメーションとプロセス技術を専門とするある大手製造企業の場合、グローバル化と成長の結果として 100 か所の拠点で数万点もの製品を管理する必要に迫られ、エンタープライズ リソース プランニング(ERP)アプリケーションに大きく依存していました。

この環境では、IT なくしてはビジネスが進みません。シスコ ネットワーク上で SAP の ERP アプリケーションが常に稼働することが求められています。SAP アプリケーションには、財務、売上、マーケティング、製造、およびサプライ チェーン管理のモジュールが含まれ、SAP Enterprise Portal が組み込まれています。このシスコ ネットワークには、ワイヤレス LAN アクセスが可能なグローバル IP プラットフォームが含まれており、社外で活動する同社の技術コンサルタントやプロジェクト コンサルタントは、空港、駅、商店などの公共の場所にあるパブリック アクセス ポイント経由でコーポレート LAN に接続できるようになっています。

次第に、ビジネスのミッションクリティカルな基盤として機能する SAP ERP アプリケーションの、世界各地のユーザ 8,000 人にとってのアベイラビリティやパフォーマンスの問題が、製品の生産、出荷、それに伴う収益に重大な影響を及ぼす可能性が高まってきました。これを受けて、同社はアプリケーションのアベイラビリティとパフォーマンスの向上を目指し、SAP アプリケーションの大幅なアップグレードに着手しました。

このアップグレードは不可避であったものの、アップグレードそのものによって生まれたリスクもあります。
同社のデータセンターにはすでに、SAP アプリケーションを実行しているサーバが約 40 台ありました。半数は比較的古いサーバで、残りは新しいエンタープライズ ポータル サーバです。これらのサーバには、世界各地から 2,500 ~ 6,000 人のユーザが同時にアクセスしていましたが、すべて業務に欠かせないものであり、接続が失われないように保護する必要がありました。

ネットワーク ソリューション

過去に SAP を展開したときの経験から、同社の IT 部門は、ポータル環境内でのアプリケーションおよびコンテンツ配信の最適化に伴う課題を理解していました。シスコとのこれまでの関係が良好であったことと、Cisco Local Director の展開成功の実績から、同社はシスコの SAP 向けアプリケーション ネットワーキング サービス ソリューションを選択しました。

現在では、2 か所のデータセンターにアプリケーション サーバとアプリケーション アクセラレーション ソリューションが展開されており、この中には Catalyst® 6500 スイッチ用シスコ コンテント スイッチング モジュール(CSM)も含まれています。Cisco CSM はアクティブ/パッシブ冗長モードで展開され、同社の大規模な SAP 展開に合わせた完全なアプリケーション配信およびアクセラレーションのソリューションです。

アプリケーションから見た CSM の利点には、次のものがあります。

  • アベイラビリティ:最高レベルのデバイス冗長性と、毎秒最大 165,000 の接続を確立するのに十分なパフォーマンスによってアベイラビリティが向上。
  • スケーラビリティ:最大 100 万の同時接続を処理可能。
  • 構成の容易さ:Cisco Catalyst 6500 スイッチで使用するのと同じコマンドライン インターフェイス(CLI)。
  • 既存インフラストラクチャとの透過的統合:モジュールとして既存の Cisco Catalyst 6500 スイッチに追加可能。


 

「シスコのアプリケーション ネットワーキング サービス ソリューションによって、アプリケーションのアベイラビリティ、パフォーマンス、およびセキュリティが強化されるので、SAP アプリケーションを最大限に活用できるようになります。このソリューションは、総所有コストを低減させます。つまり、大規模な Web ベースのエンタープライズ ビジネス アプリケーション展開への投資の効果を最大限に引き上げるのに役立ちます」
- シスコ アライアンス マネージャ、Doug Silverstein

ミッションクリティカルな SAP アプリケーションのアベイラビリティとパフォーマンスを高めるために、同社は Cisco CSM のセッション持続性(スティッキ)機能を活用することにしました。これにより、Cisco CSM が以下の機能を使用してクライアントの要求を一意に識別できるようになります。

  • 発信元 IP アドレス スティッキ:発信元 IP アドレス全体またはその一部だけを学習するように Cisco CSM を設定できます。
  • SSL(Secure Socket Layer)識別スティッキ:SAP クライアントとサーバが SSL 経由で通信するときに、クライアントとサーバは、クリアテキストの一意な SSL 識別番号を複数の接続にわたって保持します。
  • 動的 Cookie 学習:クライアント要求の HTTP ヘッダーまたはサーバの「set cookie」メッセージの中で特定の Cookie 名を探し、その値を自動的に学習するように CSM を設定できます。動的 Cookie 学習が便利なのは、セッションやユーザの ID 以外の情報も同じ Cookie に格納するアプリケーションを処理する場合です。スティッキに関係するのは Cookie 値のうち特定のバイトだけであるからです。
  • Cookie 挿入:サーバに代わって CSM が Cookie を挿入します。Cookie を設定するようにサーバが構成されていないときも Cookie スティッキを実行できるようになります。Cookie に格納されるのは、特定の実サーバに対する持続性を維持するために CSM が使用する情報です。
  • HTTP ヘッダー スティッキ:CSM は、Mobile Station ISDN Number(MSISDN; 携帯電話番号)、サービス キー、セッション ID といった HTTP ヘッダー情報の内容に基づいてスティッキを実行します。


セキュリティで保護された主データセンターのほかにも、同社はリモート サイトにサーバを置いています。ここでは、Cisco Local Director に替えて Cisco 11500 コンテント サービス スイッチ(CSS)が導入され、アクティブ/スタンバイ ペアを構成しています。1 つのペアは Web サービスのコンテンツ配信専用で、他の 1 つまたは 2 つのペアは、その他の業務用アプリケーションのコンテンツ配信を高速化するために使用されています。Cisco CSS が選択されたのは、これらのサイトにそれまで Cisco Catalyst 6000 シリーズ スイッチが導入されていなかったことが理由です。

ビジネス上の効果

新しいシスコ アプリケーション ネットワーキング サービス ソリューションを導入したことで、アプリケーションのアベイラビリティが高まると共に、パフォーマンスが向上しました。実際、同社によれば、SAP アプリケーション モジュールの Web ベース サービス数と、そのようなアプリケーションへのインターネット経由のアクセスが劇的に増加したにもかかわらず、アプリケーション パフォーマンスは良好な状態を保っています。

また、同社のアプリケーション インフラストラクチャのスケーラビリティと柔軟性も向上しました。エンタープライズ アプリケーション サーバのアプリケーション トラフィック管理という役割を担う Cisco CSM ソリューションを導入したことで、データセンター サーバを変更または拡張しても、運用に影響を及ぼすことはなくなりました。サーバをさらに追加しても、展開の複雑さが増すことはありません。

このような利点に加えて、現在ではアプリケーション処理能力の増大という効果も現れています。データセンター サービスと、Web 中心の SAP サービスの数は増えつつありますが、Cisco CSM は、サーバへの負荷を増やすことなく、これらのサービスを容易に処理します。さらに、新しい SAP アプリケーションのアプリケーション配信とアクセラレーションの制御が強化されました。Cisco CSM によって、データセンターのすべてのポートを対象としたアプリケーション配信のスケーリングの管理が可能になり、データセンター管理チームはドメインをポート単位で制御できるようになります。こうして、Cisco CSM はシンプルで管理しやすいソリューションの一部となっています。

同社の IT スタッフには Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの経験があったので、Cisco CSM の導入は容易でした。改めてトレーニングを受ける必要はなく、IT チームは使い慣れた設計、構成、およびコマンドを利用できたので、新しいアプリケーション展開のための時間とコストが節約されました。

「シスコのアプリケーション ネットワーキング サービス ソリューションによって、アプリケーションのアベイラビリティ、パフォーマンス、およびセキュリティが高まるので、SAP アプリケーションを最大限に活用できるようになります」とシスコのアライアンス マネージャ、Doug Silverstein が語ります。「このソリューションは、SAP アプリケーションの総所有コストを低下させます。特に、シスコ コンテント スイッチング モジュールと Catalyst 6500 シリーズ スイッチによって Web 関連の SAP のトラフィックが最適化されるので、大規模な Web ベースのエンタープライズ ビジネス アプリケーション展開への投資回収率が最大化されます」

製品一覧




Cisco for Applications/SAP:ハイアベイラビリティ、スケーラビリティ、SSL オフロード、および圧縮

  • Catalyst 6500 シリーズ スイッチ用 Cisco CSM
  • Cisco 11500 シリーズ CSS


関連情報

Cisco for Applications ソリューションなど、シスコのデータセンター ソリューションの詳細:http://www.cisco.com/jp/go/ans

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