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Cisco SAN でミッションクリティカルなデータを管理する病院

ユーザ事例





Cisco SAN でミッションクリティカルなデータを管理する病院


Oakwood Healthcare System は、急速に増大するデータをシスコ製品ベースのストレージ エリア ネットワークで管理しています。

概要




Oakwood Healthcare System
  • 医療
  • 米国、ミシガン州ディアボーン
  • 従業員数:9,500 人




ビジネス上の課題

  • 優れた患者ケアの維持
  • データ ストレージ コストの抑制
  • ダウンタイムなしでのデータ利用




ネットワーク ソリューション

  • Cisco MDS 9509 マルチレイヤ ディレクタおよび Cisco MDS 9216i マルチレイヤ ファブリック スイッチをベースとするストレージ エリア ネットワーク(SAN)の導入
  • ストレージ サーバをデータセンターに統合
  • コスト効率の高いエンドユーザ システムを通じて、ネットワークのどこからでもデータにアクセス可能




ビジネス上の効果

  • ソフトウェアのアップグレード中でも中断なくデータを利用可能
  • ストレージ利用率の改善とサーバの統合によるコスト削減
  • ストレージ プロビジョニングとデータ管理が簡単であるために IT スタッフの作業効率が向上


ビジネス上の課題

必要なデータ ストレージの量が毎年倍増する中で、ミシガン州を拠点とする Oakwood Healthcare System(以下、OHS)は、あることに気付きました。それは、患者に最高のケアを提供するためには、IT 関連予算のケアも怠ってはならないという点です。OHS は 35 のコミュニティにサービスを提供しています。そこには 4 つの救急病院と、40 を超える一般または特殊医療施設が含まれます。数多くの部門のサービス品質を高く保つためには優れた情報技術が重要だと、OHS では考えています。OHS には、救急医療、総合内科、一般外科、外来手術、画像診断、分娩医療、新生児集中治療、小児科、集中治療、冠疾患集中治療などの部門があります。今日の医療は、デジタル カルテや画像診断への依存度が大きくなっており、また、新しい HIPAA(医療保険の相互運用性と責任に関する法律)では、患者データへのアクセスと保護が規定されています。このため、データ ストレージは、医療サービスの IT サポートにおいてミッションクリティカルな位置を占めるようになっています。

OHS は、2000 年初めには DAS(Direct-Attached Storage)を使っていましたが、物理的な面で徐々に扱いにくくなってきました。また、作業面でもコスト面でも、効率的にストレージのプロビジョニングを行うことが難しくなってきました。利用率の低いストレージ システムがある一方で、過負荷となるストレージ システムも出てきましたが、さまざまなサーバやアプリケーションの間でストレージ リソースのバランスを取る方法はありませんでした。IT スタッフは、最初のストレージ エリア ネットワーク (SAN)を、8 ポート搭載の小型ファブリック スイッチを使って UNIX システムに実装しました。この SAN を利用することで、リソースと対応アプリケーションの両面にわたり、ストレージへの負荷が分散されました。「SAN を適切に配置すればストレージ管理が向上し、付加価値が高まると同時に、総合的なコストも削減できることがわかっていました」と、OHS の技術設計者であるBrian Perlstein 氏は語ります。

最初の SAN は大きな成功を収めました。そのためストレージ チームは、より大きな SAN にアップグレードすることに決めました。既存の Windows サーバに対応可能で、現在だけでなく将来のニーズもサポートできるものです。

ネットワーク ソリューション

製品テストと調査の結果、OHS は デュアル ファブリックのコア設計を採用し、2 台の Cisco® MDS 9509 マルチレイヤ ディレクタを導入することにしました。この設計では、ディレクタとデュアル ファブリック設計の双方で冗長性が確保されるため、あらゆるシングル ポイント障害を排除できます。この冗長性のあるファブリック構成は、医療システムに求められるハイアベイラビリティの要件を満たすだけでなく、社内基準遵守や HIPAA などの規制への準拠も実現します。また価格も、選択の決め手の 1 つとなりました。「他のいくつかのベンダーと比較して、価格面でも卓越していました」Perlstein 氏は続けます。「価格の中に管理ツールが含まれている点が特に気に入りました。最初から製品に統合されているのです。」

OHS はこの SAN により、IBM TotalStorage DS4300、IBM TotalStorage DS4100 Express ストレージ サーバなど、エンタープライズ クラスや小型のサーバを含む約 45 TB のストレージ システムを IBM SAN Volume Controller を使って管理できるようになりました。

4 台の Cisco MDS 9216i マルチレイヤ ファブリック スイッチも 2 台 1 ペアの冗長構成で導入しています。1 つのペアは OHS の主力病院である Oakwood Hospital and Medical Center(以下、OHMC)に配備し、SAN に接続しています。もう 1 つのペアは、この病院のメイン オフィスが置かれている近隣の総合施設に配備してあります。これらの建物には病院の経理部、人事部、マーケティング部が収容されており、膨大な量のデータが生成されます。Perlstein 氏は言います。「私たちのような医療組織では、1 分のダウンタイムが何千ドルもの損失につながります。Cisco MDS ディレクタのハイアベイラビリティと、SAN 設計の冗長性の組み合わせのおかげで、ダウンタイムがゼロになったのです。」

現在では、医療システムのミッションクリティカルなアプリケーションとデータのうち、経理システム、人事システム、臨床システムを含む 80% 以上が SAN に接続しています。臨床システムでは主要なケア アプリケーションが実行されており、ゼロダウンタイムが最も強く要求されます。「優れたサービスもシスコの利点です」と Perlstein 氏は述べています。「サポートが必要なときはいつでも、シスコの担当者が助けてくれました。疑問や必要なサポートの中身が何であっても同じです。」

 

「私たちはストレージ関連の タスクとリソースをより効率的に管理できるツールを求めていたのですが、シスコがそれを提供してくれたおかげで、コストを削減することができました。これは本当に役に立ちました。」
- Oakwood Healthcare Systemの技術設計者、Brian Perlstein 氏

ビジネス上の効果

シスコのストレージ ネットワーキング ディレクタ スイッチを導入したことで、OHS はゼロダウンタイムの SAN という目標を達成しました。ソフトウェア オペレーティング システムのアップグレードがいくつも並行して行われているときでさえ、ユーザは SAN 上のデータを利用できます。アベイラビリティがこのように高いレベルにあるため、医療スタッフと管理スタッフは、最善の患者ケアを提供するために必要なアプリケーションとデータにいつでもアクセスできます。「私たちはすべての人、つまり患者と従業員のすべてを大事なお客様として扱います。私たちの目標は、このすべての人々に最善を提供することなのです」と Perlstein 氏は述べています。「私たちが導入した Cisco SAN は、毎日、非常にコスト効率の高い方法で、この目標の達成を支援してくれます。」

OHMC は、ストレージの利用率が高まることの恩恵も享受しています。ストレージ サーバを遠隔地から中央のデータセンターに統合することにより、これまでと同額の予算で、これまでと同量あるいはそれ以上のストレージをユーザに提供しています。サーバの統合は、資産コストと運用コストを抑える上で大きな役割を果たしました。これは、コストの影響を受けやすい医療業界において重要なことです。ストレージ リソースの統合により、遠隔地のユーザは手元に個別のストレージを用意する必要がなくなったため、利用するクライアント システムが安価なもので済むようになりました。このような「シン」クライアント システムは安価なだけでなく、管理も簡単です。

現在では、医療システムのデータのうち 75% 以上がデータセンターに置かれています。「私たちは、さまざまな場所にある大量のデータを中央のデータセンターにまとめる作業を続けています。SAN はこの作業に役立っていますが、それだけでなく、ハイパフォーマンスなデータ アクセスも提供しています」と Perlstein 氏は述べています。

新しい SAN はコスト効率に優れ、管理も簡単です。さらに、患者データの保管、アクセス、および保護を規定する法規制である HIPAA に OHS が準拠する上でも役立っています。Perlstein 氏は言います。「私たちはストレージ関連のタスクとリソースをより効率的に管理できるツールを求めていたのですが、シスコがそれを提供してくれたおかげで、コストを削減することができました。これは本当に役に立ちました。」

最終的に OHS が認識した SAN の最も重要な利点は、患者ケアの要となるデータへのアクセスが、従来よりもはるかに高い信頼性とコスト効率で実現されるということです。Perlstein 氏は語ります。「私たちの使命は、最善の医療を患者に提供することです。SAN はこの使命を支援してくれます。今やスタッフは、データがどこに保管されているかを気にすることなく、いつでもどこでも、必要なデータを引き出すことができます。」

次のステップ

OHS では、SAN を災害回復(DR)サイトにまで広げてデータをミラーリングすることにより、データ保護のさらなる強化を図っていく予定です。医療システムでは、この動きに向けた動きが用意されています。導入済みの Cisco MDS 9216i マルチレイヤ ファブリック スイッチは、DR を遠隔地に置くために不可欠な長距離高速接続を可能にする Fibre Channel over IP(FCIP)をサポートしているためです。将来を見据えたこのような計画により、OHS ではこの先何年にもわたって経費を抑え、その分の予算で最善のサービスを患者に提供していくことができます。

関連情報

Cisco MDS 9000 ベースのインテリジェント ストレージ ネットワーキング製品およびソリューションの詳細:http://www.cisco.com/jp/go/storage

 
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