ユーザ事例WAN の最適化でビジネスの継続性を確保する エンジニアリング会社ENGlobal が Cisco WAAS と Cisco ISR でデータセンターの集中化、アプリケーションの高速化、およびリスクとコストの削減に成功 概要ENGLOBAL CORPORATION
ビジネス上の課題
ネットワーク ソリューション
ビジネス上の効果
ビジネス上の課題石油、ガス、化学、電力、および石油化学市場のあらゆる分野にエンジニアリングと専門サービスを提供する ENGlobal Corporation(AMEX: ENG)は、この 5 年間、顧客の成功と戦略的企業買収を通じて大幅な成長を続けてきました。 コンサルタント会社の ZweigWhite によって 2004 年および 2005 年に「最速で成長するアーキテクチャ、エンジニアリング、および環境コンサルティング」会社として選ばれた ENGlobal には、米国およびカナダの 18 のオフィスと 20 の顧客サイトに 2,200 名を超える従業員がいます。さらに、エタノールなどの再生可能エネルギー源に対する会社の積極的姿勢は、さらなる成長を促進し、投資家の関心を刺激しています。 業績が好調であるにもかかわらず、2005 年秋まで ENGlobal のデータセンターは 6 か所に分散しており、装置は古く、100 台を超えるアプリケーション サーバ、170 の CAD およびシミュレーション アプリケーション、および 13,000 を超えるソフトウェア ライセンスの組み合わせがあり、すべての業務をわずか 11 名の IT スタッフで処理していました。メキシコ湾岸地域の他社の多くと同様に、ハリケーン カトリーナとハリケーン リタが襲来した 2005 年のハリケーン シーズンは、ENGlobal にとって厳しい季節でした。データセンターとシステムが停止し、業務は大きな打撃を受けました。 このような状況で ENGlobal の新任 CIO、Abraham Madha 氏は、IT コストを削減すると同時にビジネスの継続性と障害回復を大幅に改善するという責務を負いました。2006 年 3 月、Madha 氏と彼のチームは、主要データセンターの集中化、データ統合、およびソフトウェア ライセンシング プロジェクトを立ち上げ、2006 年 9月にプロジェクトを完了するという大胆な目標を掲げました。 新たなプライマリ データセンターの場所としてテキサス州ヒューストンの Verizon 戦略コロケーションが選択され、第 2 のバックアップ データセンターはオクラホマ州タルサに設置することが計画されました。ただし、基幹業務アプリケーションの一部は 100 MB を超えるファイル転送を必要とするため、18 のオフィスを結ぶ WAN で LAN 並みの CAD、シミュレーション、およびライセンシングのパフォーマンスを確保することが大きな課題でした。入念な計画と実行に加えて、Verizon、シスコなどのベンダーの支援を得て、チームは 2006 年 9 月 15 日には成功を祝っていました。 「プライマリとバックアップのデータセンターを設置する際に直面するであろう問題を予測することで、ソリューションを探して展開計画に組み込むことができました」と、Madha 氏は語ります。「大きな課題は、170 を超えるエンジニアリング アプリケーションが集中化後も同じ速度で実行できるようにすることでした。また、WAN に関しては、基幹業務アプリケーション用に十分な帯域幅を用意しながら、コストを管理することも必要でした。」 「WAN 経由で CAD、シミュレーション、およびライセンス管理アプリケーションのパフォーマンスを LAN 並みに維持でき、帯域幅の利用率を平均 50 パーセント削減できたことで、このプロジェクトは大成功でした。」 ネットワーク ソリューションまず、会社施設間の古い WAN 接続は、ヒューストンのデータセンターと ENGlobal の 18 のオフィスを結ぶ新しい Verizon Multiprotocol Label Switching(MPLS)サーキットによって置き換えられました。次に、18 のオフィスの古いネットワーク装置に代えて、新しい Cisco ISR(サービス統合型ルータ)が導入されました。さらに、以前のソフトウェアベースの最適化手法に代えて、Cisco Wide Area Application Services(WAAS)ソリューションがデータセンターとオフィスの両方に導入されました。 ENGlobal の IT スタッフは人数が少なく、オンサイトの IT 担当者がいないオフィスもあったことから、以下の理由で Cisco ISR と WAAS ソリューションが選択されました。
「当初、WAN 最適化の要件を定義していた時点では、スイッチング、ルーティング、および高速化の組み合わせを単純にすることを求めていました」と、Madha 氏は言います。「シスコはシングルベンダー ソリューションを提供できました。また、当社のオフィスは地理的に非常に拡散しているので、ネットワーク キャッシュを使用するとサポート作業が複雑になりますが、ネットワーク キャッシュの展開を回避することもできました。」 各オフィスを MPLS ベースの WAN で接続するために、ENGlobal は Cisco 2800 ISR シリーズを選択しました。大規模オフィス用には、必要に応じて能力を追加できる Cisco 2821 ISR と WAE-512 アプライアンス、および WAAS ソフトウェアが選択されました。小規模オフィス用には、Cisco 2821 ISR と WAE-502 ネットワーク モジュール、および WAAS ソフトウェアが選択されました。 ISR が迅速に展開されたのと並行して、アプリケーション サーバは、ドキュメント管理ソフトウェアを実行しているサーバも含め、データセンターに統合されました。Cisco WAAS ソリューションと組み合わせることで、WAN を経由した際のアプリケーションのパフォーマンスは、LAN を経由してローカル サーバにアクセスした場合と同等レベルになりました。 Cisco WAAS では、アプリケーションとデータが高速化されます。顧客は管理の簡易化、バックアップの強化、およびコストの削減を目的として、ブランチ オフィスのアプリケーション、ファイル、およびプリント サーバを統合できます。WAAS を使用すると、ファイル サーバやプリント サーバが高速化されるだけでなく、データ保護、データベース、電子メール、リモート デスクトップ、Web ベース アプリケーションなど、WAN 経由のあらゆる TCP ベース アプリケーションのパフォーマンスが高速化されます。Cisco WAAS には、圧縮、冗長性の排除、伝送の最適化、キャッシング、コンテンツ配信など、クラス最高のアプリケーション高速化手法と WAN 最適化手法が組み込まれており、TCP/IP および一般的なアプリケーション プロトコルによる限界を乗り越えることができます。 「Cisco WAAS ソリューションは、当社で最も要求水準の高いユーザを満足させただけでなく、信頼性が高くてサポートの容易な WAN 高速化ソリューションです」と、ENGlobal ネットワーク管理者の Jim Heuton 氏は述べています。「私たちにとっては 99.9999 パーセントの信頼性が不可欠です。シスコは堅牢なプラットフォームによって期待に応えてくれ、提供されるアプローチはすぐに使用できるものであり、当社の中で最も小さいオフィスにもリモート IT サポートによって対応できます。」
製品リストアプリケーション ネットワーキング ソリューション
ビジネス上の効果データセンター集中化プロジェクトの成功により、ENGlobal の IT 組織は、会社の急速な成長率に見合った世界的なレベルのビジネス継続性と障害回復を経済的に実現できるようになりました。「当社は小規模の店舗から複合エンジニアリングと専門的サービスを提供する大企業へと拡大してきました」と、Madha 氏は語ります。「新しいデータセンター、WAN ネットワーク、および高速化ソリューションを備えたことで、私たちは自然災害、システム制御の強化、運用コストの削減に自信を持って対抗できます。」 「WAN 経由で CAD、シミュレーション、およびライセンス管理アプリケーションのパフォーマンスを LAN 並みに維持でき、帯域幅の利用率を平均 50 パーセント削減できたことで、このプロジェクトは大成功でした。これは帯域幅コストの節減につながり、高速化のおかげで全社的な生産性を高いレベルで確保できます。」と、Madha 氏は言います。 ENGlobal は現在、アプリケーションのアベイラビリティが 99 パーセント以上であると見積もっています。ハリケーンによって従業員の多くがアプリケーションにアクセスできなくなった 2005 年と比較すると、めざましい向上です。さらに、集中化プロジェクトの一部として Cisco WAAS ソリューションを使用することで、帯域幅コストを毎月 7,500 ドル削減できるようになりました。これは、WAAS ソリューションに対する投資を 12 か月で回収できることを意味します。 また、それまで ENGlobal の 18 のオフィスに配置されていた 25 台のアプリケーション サーバを集中化することで、リモート IT スタッフの生産性が向上しました。IT スタッフの時間をサーバ管理から別の IT プロジェクトに当てることができるからです。さらに、サーバの集中化により、バックアップの標準化や日常的なメンテナンスなど、データセンター業務のコスト効率を高めることができました。 もう 1 つのメリットとして、Cisco ISR と WAAS の新しいソリューション、およびそれに付随する 50 パーセントの帯域幅の節約により、同じ MPLS サーキットを介して将来、他のネットワーク サービスを追加する余地が生まれました。将来の計画の 1 つは、すでに ENGlobal のヒューストン本社に導入されている Cisco CallManager VoIP ソリューションを拡大することです。 また、Cisco WAAS ソリューションは、次のようなメリットを ENGlobal にもたらしています。
「シスコのソリューションとそれによって提供されるビジネス上のメリットにはとても満足しています」と、Madha 氏は述べています。 関連情報シスコ アプリケーション ネットワーキング サービスの詳細: |
