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製造業におけるエンジニアリングの生産性と営業利益の向上

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製造業におけるエンジニアリングの生産性と営業利益の向上


ADC が WAN の最適化によって CAD アプリケーション ダウンロードの高速化と帯域幅コストの節減を行い市場投入時間を短縮

概要

ADC
  • 製造業
  • ミネソタ州ミネアポリス
  • 従業員数:8,500 人


ビジネス上の課題

  • 生産性が低下し、市場投入時間が長くなっている
  • 1 つの CAD 図面をダウンロードするために作業時間の 20 ~ 30 分が費やされる
  • WAN は利用率 100 パーセントまで使用されており、帯域幅の拡張には毎月 6,000 ドルかかる


ネットワーク ソリューション

  • プライマリ データセンターと 2 か所の遠隔地に WAAS アプライアンスを導入して、アプリケーションを高速化し、帯域幅を縮小する
  • さらに 3 か所の遠隔地に WAAS モジュールを導入する


ビジネス上の効果

  • CAD ダウンロード時間の短縮によって生産性が 10 ~ 15 パーセント向上
  • 5 か所のエンジニアリング オフィスに展開した WAAS に対する投資を 3 か月で回収
  • ダウンロードが 500 パーセント高速化され、帯域幅の利用率が 50 パーセント節減


ビジネス上の課題

ADC は 1935 年の創業以来、世界規模で一般家庭、ビジネス、およびモバイル加入者にインターネット、ビデオ、データ、および音声サービスを高収益で届けることを可能にする製品とサービスを提供する世界的リーダーです。2006 年度には、130 を超える国で 13 億ドルの売上高を計上しました。
ADC は現在、全世界で約 8,500 人を雇用しています。

イングランド銀行、ドイツ テレコム、リライアンス インフォコムなど世界的な顧客とのビジネスが成功したことと、戦略的な海外企業買収により、バンガロール、ベルリン、メキシコシティ、シンガポールなど、世界的に従業員数が成長しています。

しかし、遠隔地のエンジニアは、低速の IT アプリケーションおよび米国本社からのデータ取得に対する依存度が高まることで生産性が低下し、市場投入時間は長くなり、ADC の継続的な成功を阻害しつつありました。

メキシコのフアレスでは、40 人を超えるエンジニアが新製品の設計にあたっていますが、アプリケーションが低速であることと、CAD 製図のダウンロードに時間がかかることから、従業員の生産性、意欲、ひいては会社の業績にも悪影響を及ぼしていました。始業時、または新プロジェクトの開始時に、各エンジニアは電子製図ファイルにアクセスします。ファイルのサイズは 300 MB ほどもあるため、各自の PC は 20 ~ 30 分間そのために拘束されます。接続はしばしばタイムアウトになり、ユーザの PC がフリーズすることもありました。最も影響を受けたスタッフ メンバーは、1 日に 5 回も製図をダウンロードしていました。

フアレスからミネソタまでの T1 接続は容量の限界まで使用されており、本社のエンジニアはダウンロードに 30 秒しかかからないことにフラストレーションが高まりました。しかし、この接続や他の関連設備の帯域幅を拡張するには毎月 6,000 ドルかかり、ADC の運用コストに大きく影響することになります。そのため ADC の IT チームは、低下する生産性を向上させ、市場投入時間を短縮し、会社の成長をサポートするための代替ソリューションを見い出すことを要求されました。

ネットワーク ソリューション

アプリケーション ダウンロードの問題に取り組むために、ADC の IT チームは最新のアプリケーション高速化と WAN 最適化ソリューションを調査し、すぐに、これらのソリューションが帯域幅を追加するよりもはるかに安価に問題を解決でき、ADC の業務を改善する多くの副次的なメリットが得られるという結論に至りました。

チームは調査を 2 つの製品に絞り込みました。その 1 つが Cisco® Wide Area Application Server(WAAS)であり、評価の完了後、ADC は以下の 3 つの理由でシスコを選択しました。

  • 先進的なテクノロジー
  • 総所有コストの低さ
  • 世界水準のサービスとサポート


 

「WAAS に対する投資を 3 か月で回収できるという点を ADC は高く評価しました。同様に、フアレスのスタッフもアプリケーションが 500 パーセント高速になったことで意欲が向上しました。」
- ADC の IT 担当副社長、Dave Brady 氏

先進的なテクノロジー

WAAS は圧縮、冗長性の排除、伝送の最適化、キャッシュ処理、コンテンツ配信など、すべての製品機能が強力であるだけでなく、ネットワークの透過性に関して明らかに他よりも優れていました。他社製品は既存のネットワーク監視ルーチンを阻害する可能性があることに ADC は気付きました。

「他社はネットワーク トラフィックを圧縮ボックス自体の IP アドレスの背後に隠してしまいます」と、ADC のネットワーク テレコム サービス マネージャ、Jeff Levy 氏はこう語ります。「シスコのソリューションは何にも手を加えません。データはソリューションを通過するだけなので、監視情報の整合性はそのまま維持されます。」

総所有コストの低さ

ADC は、WAAS の総所有コストが次の 3 つの理由で他社製品よりも優れていることを認識しました。

  • デバイス数の少なさ:中小規模のオフィスで、既存のシスコ ルータ用のネットワーク モジュールとして WAAS を購入するという選択により、運用デバイスと有料サポート契約が 1 つ減り、スペースと電力を節約できます。
  • トレーニング コストの低減:シスコの装置を運用した経験があるので、WAAS ソリューションに関するトレーニングの時間とコストを抑えることができます。
  • ベンダー数の抑制:管理対象のベンダーを増やすことは、サプライヤを統合するという ADC や業界の傾向に反しています。


「テクノロジーの購入傾向はここ数年で変わりました。私たちは、信頼できる少数のベンダーを採用して IT コストを削減し、複雑さを緩和しようとしています。シスコ製品のインターフェイスには慣れているので、新たなネットワーク製品を検討する際は、まずシスコ製品に目を向けます」と、ADC の IT 担当副社長、Dave Brady 氏は述べています。「さらに、遠い場所にあるオフィスのデバイス数が 1 つ減ることで、会社の運用コストが削減されることは明らかです。」

世界水準のサービスとサポート

ベンダーのサービスとサポートも、シスコを選択した主な理由でした。「シスコ製品を使用すればわかることですが、地域の営業やセールス エンジニアのサポートがしっかりしていて、アフターケアのチームがすばらしい。競合他社と比較して、とても優秀です」と、Levy 氏が語ります。

ADC はシスコを選択したことに自信を持ち、WAAS をまずフアレス オフィスとミネアポリス本社に展開しました。これらの場所では、Oracle データベースを使用した PTC Pro/INTRALINK ストレージに 1 テラバイトのエンジニアリング製図が保存されています。2 か所に対称的に展開することで、アプリケーション パフォーマンスと帯域幅利用の点で即効性がありました。

「ダウンロード時間とネットワーク利用率がどちらもすぐに低下しました」と、Levy 氏は言います。「フアレスのエンジニアは、WAAS の導入以前はサイズの大きいファイルの取得に 30 分もかかっていましたが、5 分で取得できるようになりました。小さいファイルでも数十秒かかっていたのが数秒で済みます。そのため日常の業務に変更をきたすこともありません。さらに、WAAS によって既存のシスコ ネットワークに透過性が加わりました。」

フアレスですぐに成果が現れたことと、人件費を含めた 1 か所当たりの平均展開コストが 15,000 ドルと低いことから、エンジニアが集中している 4 か所に WAAS ソリューションが購入され、バンガロール(インド)、ベルリン(ドイツ)、ブルノ(チェコ)、チェルトナム(英国)に WAAS アプライアンスが導入されることになりました。これらの展開は 2007 年上半期に予定されています。それらの導入後、ADC の計画では、世界各地でコールセンターを備えたオフィスを優先しつつ、WAAS を展開することになっています。

ビジネス上の効果

「WAAS の導入後、フアレスでの生産性は 10 ~ 15 パーセント向上しました。サイズの大きい CAD ファイルのダウンロードが格段に高速になったのが主な理由です。タイムアウトすることはなくなり、どのエンジニアも 20 ~ 50 分の作業時間を取り戻しています」と、ADC のフアレス エンジニアリング部長、Alfonso Dena 氏は述べています。「この結果を受けて、他のエンジニアリング オフィスにも WAAS の展開を強く勧めました。今は他のオフィスでの展開が進行中です。」

フアレスにおけるこのような生産性向上は、圧縮、キャッシュ、伝送の最適化によって WAN 経由のエンジニアリング製図を受け渡すネットワーク トラフィックが 15 分の 1 に低下し、ダウンロード時間が平均 30 分から 5 分に短縮されたことによるものです。

WAAS により、帯域幅利用率も 100 パーセントから 50 パーセントに低下しました。ミネアポリスの PTC Pro/INTRALINK に保管された Pro/ENGINEER アプリケーションの製図に同時にアクセスできるエンジニアの数が増え、帯域幅には別のアプリケーションを利用できる余裕が生まれました。

生産性の向上と同じように重要なことは、フアレスのために毎月 6,000 ドルで追加の帯域幅を購入する必要がなくなったことです。「WAAS に対する投資を 3 か月で回収できるという点を ADC は高く評価しました。同様に、フアレスのスタッフもアプリケーションが 500 パーセント高速になったことで意欲が向上しました」と、ADC の IT 担当副社長、Dave Brady 氏は述べています。

製品リスト

アプリケーション ネットワーキング ソリューション

  • Cisco Wide Area Application Engine(WAE)アプライアンス
  • Cisco Wide Area Application Services(WAAS)ソフトウェア ブロードバンド ケーブル


次のステップ

エンジニアリングの生産性をさらに向上させるために、ADC は次の 2 つのイニシアチブを計画しています。どちらも WAAS を利用するものです。

  • Pro/INTRALINK ストレージのミラーリング:WAAS により、一部のエンジニアリング オフィスで製図データベースを効率よく柔軟にミラーリングできます。Pro/INTRALINK が置かれている同じ施設にいるミネアポリスのエンジニアが体験したように、ダウンロード時間が 5 分から 30 秒に短縮されます。
  • サーバの集中化:WAAS の導入により、ADC はエンジニアリング オフィスと製造施設の FTP サーバをミネアポリスの本社に統合できます。これは、サーバの管理作業の統合によって運用コストが低減されることと、統合によってサーバ利用率が向上するにつれて資本コストが低減されることにつながります。


また ADC では、WAAS の展開に伴う 3 つの副次的なメリットを利用することも計画しています。

  • IP コミュニケーションの高速化:遠隔オフィス間での VoIP の利用を促進し、音声会議の社内導入を調査することで、ADC は、800 ユニットのシスコ IP コミュニケーション展開を活用して運用節減を実現できます。
  • 電子メール、ファイル転送、およびポータルの高速化:ADC は、Microsoft Exchange、Microsoft Office ファイル転送、Web ポータルなど、他のアプリケーションの高速化を進めることができます。
  • 小規模オフィスの帯域幅の節約:T1 WAN 接続までは拡大していない小規模オフィスに WAAS を展開することで、追加の帯域幅運用コストを導入するまでの時間を引き延ばすことができます。


「このソリューションにはとても満足しています。アプリケーションの高速化と WAN の最適化という主な懸案事項が 3 か月の投資回収で解消され、予想していなかったいくつもの用途により、運用コストと資本コストをさらに節約できています」と、Brady 氏は述べています。

関連情報

Cisco Wide Area Application Services ソリューションの詳細:
http://www.cisco.com/jp/go/waas/

アプリケーション ネットワーキング サービスの詳細:
http://www.cisco.com/jp/go/ans/

 
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