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Corrugated Supplies社事例
Corrugated Supplies社 事例紹介
可視性の改善、コストの削減、および顧客への卓越したサービスの提供を実現
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「私が 1997 年にここへ来たとき、リード タイムは 2~3 日でした。現在、リード タイムは 18 時間以下となっています。当社では在庫は持たず、すべて受注生産です。それでも大手の競合他社と張り合うことができるのは、受注から納品までの迅速性にあります。お客様が取り引きしてくださる理由は、そこにあります」
Corrugated Supplies 社 情報システム部 部長
David Pung 氏
背景
Corrugated Supplies 社は、イリノイ州シカゴにある、工業製品の小規模サプライヤです。紙をダンボール用素材に加工しており、加工された紙は顧客企業によって最終的にボックスに組み立てられます。
Corrugated Supplies 社のビジネスは非常にわかりやすく見えますが、実際にはそれほど単純ではありません。ミッドウェスト地域には、同じサービスを提供する製造工場が数十もあります。そのほとんどは、製紙業界大手の企業によって運営されています。大手製紙会社には、小規模な独立系製造業者より低価格で競争できるという強みがあります。そのため、小規模の会社が価格主導の市場で競争し成功するには、競合他社との差別化が必要です。Corrugated Supplies 社の場合、短いターンアラウンドタイムと比較的小規模の顧客(それらの多くは大手製紙会社から冷遇されています)に対する卓越したサービスによって、競争上の優位性を維持しています。
Corrugated Supplies 社は、イリノイ州シカゴにある、工業製品の小規模サプライヤです。紙をダンボール用素材に加工しており、加工された紙は顧客企業によって最終的にボックスに組み立てられます。
1964 年の創立以来、Corrugated Supplies 社では競争上の優位性をテクノロジーによって確立してきました。社内のリーダーシップ チームは、納期どおりに品物を納めるためには製造システムとサプライ チェーン システムにおける柔軟性と可視性を最大に維持することが必要だと理解しています。
課題
Corrugated Supplies 社の顧客企業が在庫を削減するようになるにつれ、その顧客への対応を向上しようとすれば、リード タイムの短縮と注文に対するターンアラウンドタイムの短縮が要求されます。それらの要望に応え、競争力を維持するためには、システムの合理化、無駄の排除、コスト削減といった対策が必要です。つまり、製造プロセスとカスタマー サービス プロセスの各ステップで情報を収集し、非効率的な点を見つけ、それを除去しなければなりません。
「より低いコストを実現できるサプライヤになる必要がありました」と、Corrugated Supplies 社の情報システム部の部長である David Pung 氏は語ります。「お客様から我々のシステムがよく見えるようにしたかったのですが、その前に社内における改善が必要でした。」
1997 年、Pung 氏とその IT スタッフは、リアルタイムの可視性と柔軟性を提供できる社内の統合業務システム(ERP)とサプライチェーン アプリケーションの開発に取りかかりました。Pung 氏は工場内の機械と製造過程についての情報を取り出すソリューションを構想していました。機械とネットワーク デバイスが無線ネットワークを使って通信し、そのシステムを Corrugated Supplies 社の Web サイトと統合することで、顧客が自社の注文をリアルタイムに確認できると考えていたのでした。しかし、Pung 氏は、優れたソフトウェアだけでは不十分であることに気付きました。Corrugated Supplies 社には、新しいソリューションをサポートするための柔軟で堅牢なネットワーク アーキテクチャも必要だったのです。
Corrugated Supplies 社では 1 日 24 時間、週 6 日のペースで注文を処理しているので、ネットワークの停止は許されません。しかも、最大限の信頼性と稼働時間だけでなく、卓越した性能も提供する必要があります。Pung 氏は、工場全体のシステムを統一してネットワーク デバイスを共通インターフェイスで管理することで、IT スタッフのトレーニングを減らしたいとも考えていました。つまり、コア ルーティングとスイッチング、無線ネットワーク、IP コミュニケーションも含め、実装するテクノロジーのすべてを提供できるネットワーク プロバイダーを探していたのです。
2000 年、Corrugated Supplies 社では本社の近くに新しく工場を建設し、業務を拡大する計画を開始しました。両方の工場にある機械と人員を新しいソリューションに組み込むためには、2 つのビル間における音声とデータ トラフィックのネットワーク接続が必要になります。ビル間を専用線で接続するには、道路をまたがることになるため、ケーブルの敷設に数十万ドルもかかります。また、T1 接続を使用するには、自社で音声とデータ用に別々の回線を配備し、外部のサービス プロバイダーとの契約も必要です。工場の間を無線接続すればこのような問題はなくなりますが、Corrugated Supplies 社に必要なのは、ビジネスにとって重要なコミュニケーション手段として問題のない信頼できるソリューションです。
Corrugated Supplies 社では、長期的な成長戦略をサポートできる、スケーラビリティを備えたネットワークを必要としていました。数年の間に、他の地域にもリモート プラントをいくつか建設する予定だったのです。そのため、新しい工場をネットワークに確実に収容し、可能な限り多くのビジネス プロセスをシカゴからリモートで管理したいと考えていました。
ソリューション
いくつかの選択肢を検討した結果、Pung 氏と Corrugated Supplies 社のリーダーシップ チームは、ERP およびサプライチェーンのシステムと2 つの工場の接続にシスコのネットワーク テクノロジーを採用することに決定しました。もちろん、他のベンダーからの提案書も検討しましたが、完璧なソリューションを提案する会社はほかにありませんでした。
「シスコは一度会っただけで、次に会ったときには我々が思い描いていたとおりの計画全体を示してくれました。シスコが提示した計画は、敷地内のビルをポイントツーポイントの無線で接続し、完全な Voice Over IP(VoIP)をサポートするというもので、まさしく我々が望んだ方法でネットワーク アーキテクチャ全体が設計されていました。我々のビジョンにぴったりと合致したのです。そのようなベンダーは、シスコだけでした」と Pung 氏は語ります。
Corrugated Supplies 社の ERP ソリューションは、現在 BlueQue Systems という新しい会社に引き継がれ、製造、調達、計画、出荷のあらゆる面を管理・監視しています。これにより、注文のライフサイクルの各ステップにおけるリアルタイムの情報が取り出せるようになっています。製造機械に接続されたPCでは、Web ベースのアプリケーションが動作しており、シスコの無線ネットワークを介して中央の Microsoft SQL データベースと通信しています。
このソリューションには、Corrugated Supplies 社の Web サイトとの統合も含まれており、顧客が自社のサプライ チェーン システムおよび購買システムを使用できるように特別に設定されたエクストラネットもサポートします。現在、発注、追跡、および変更をオンラインで顧客自身が実行できるだけでなく、注文の転送中にリアルタイムの出荷情報に基づいて顧客企業の製造機械の設定を開始できるようになっています。
Corrugated Supplies 社では、このソリューションを実装するため、各工場に Cisco 2600 シリーズ ルータと Cisco Catalyst®2948 G-L3 スイッチを導入しました。このプラットフォームにより、顧客が必要とする信頼性が確保されると同時に、パフォーマンスおよびQuality of Service(QoS; サービス品質)によってネットワーク全体で帯域幅を効果的に管理できます。工場の無線通信には、Cisco Aironet®350 シリーズ アクセス ポイントが使用されています。また、Cisco CallManager ソフトウェアが動作するCisco 7830 Media Convergence Server により、シスコのIP テレフォニー ソリューションがサポートされ、2 つのロケーションで Cisco IP Phone を使った音声サービスが利用できます。インライン パワー機能を備えた Cisco Catalyst 3524 PWR XL スイッチは、イーサネット ケーブル経由ですべてのアクセス ポイントおよび IP Phoneに電源を供給するので、ネットワーク装置に別の電源ケーブルを設置する必要がありません。
Corrugated Supplies 社では Cisco Aironet 500 シリーズ ワイヤレス ブリッジを使用し、音声およびデータ リンクを新しい工場に提供しています。このソリューションによって、配備全体をシンプル化しつつ、専用接続の先払いや継続的なサービス料金を不要にしています。
「あるベンダーは、PBX(Public Branch Exchange)の導入をさかんに勧め、後で Voice Over IP にアップグレードできると言いました。しかし、新しいビルへの通信ケーブルの配線は、一度だけにしたかったし、それも 1 本のケーブルで済ませたかったのです。シスコでは、それが可能でした」と Pung 氏は語ります。
導入のメリット
Corrugated Supplies 社では、1997 年にこのソリューションを展開し、新システムで素晴らしい成功を納めました。BlueQue は、Corrugated Supplies 社とその顧客に大きな価値をもたらしました。社内では印刷物の総量が半分に減り、注文額は 2 倍になっています。そして顧客にとって真の意味でのジャストインタイム製造が可能になっています。
「私が 1997 年にここへ来たとき、リード タイムは 2~3 日でした。現在、リード タイムは 18 時間以下となっています。当社では在庫は持たず、すべて受注生産です。それでも大手の競合他社と張り合うことができるのは、受注から納品までの迅速性にあります。お客様が取り引きしてくださる理由は、そこにあります」と Pung 氏は強調しています。
顧客の可視性の向上と対応の迅速化
多数の製造会社がまだファックスによる受注に依存しているなかで、Web ベースの Corrugated Supplies 社のシステムは非常に簡単で効率がよく、現在では注文の 85% がオンラインで届くようになっています。このシステムは多数の顧客の発注システムとリンクしているため、顧客はマウスを数回クリックするだけで、発注することも、過去の注文を変更することもできます。Corrugated Supplies社の Web ベースのシステムを使用すると、顧客は納期のスケジュールから自社の製造スケジュールを計画することができます。
このソリューションは、注文のプロセスが簡単になるだけでなく、Corrugated Supplies 社の顧客にとっても大きな節約が可能になります。各社の購買システムを BlueQue のソリューションとリンクし、電子的な伝票処理を利用することで、Corrugated Supplies 社の大口顧客のなかには売掛金の処理時間を 1 ヶ月に 30 時間短縮したところもあります。他の数社では、カスタマー サービスのスタッフがインターネット経由で直接発注するようになり、購買部門に専用スタッフを配置する必要がなくなりました。「我々のお客様の多くは、各社の社内システムを使うよりも、当社の Web システムを使って製品フローを管理する方が簡単であることに気付いています」と Pung 氏は語ります。
純粋に価格に基づいて複数のベンダーに発注してきた顧客も、今では他社より Corrugated Supplies 社を選ぶようになっています。「このシステムに囲い込まれた、と言うお客様が 1 人おられます。彼によると、彼自身は値段をあれこれ比べて発注していたのですが、彼が休暇を取っている間、システムが非常に使いやすいという理由で彼の替わりの担当者が当社から購入してしまったとのことです」と Pung 氏は語ります。
コストの削減と効率の改善
この新しいソリューションは、Corrugated Supplies 社自体にも大きな節約をもたらしました。2 つの工場をシスコのワイヤレス ブリッジで接続することにより、専用線が不要となり、1 ヶ月に 1,500 ドルものコストが不要になりました。「シカゴに設置したビル間のワイヤレス ブリッジは、毎月得られる投資収益として巨額です。このような方法で工場を運営できるという事実により、十分に元が取れているのは明らかです」と Pung 氏は続けます。
このソリューションを導入したことで、Corrugated Supplies 社はスタッフを増やすことなく、売り上げを伸ばしました。「同じ市場の他社よりもスタッフの数は確実に少ないでしょう。少ないスタッフで多くの収益を上げているのです。新しいソリューションにより、オーバーヘッドが減り、原材料と無駄を以前より厳しく管理できるようになりました。さらに、間違いの数と作業のやり直しが減り、この環境で我々は競争力をより強化することができます」と Pung 氏はさらに語ります。
シスコのネットワークは、IT スタッフの編成およびトレーニングの面でも節約になりました。「多くの IT スタッフを社内に維持するような贅沢はしません。合理化を必要とする今の時代では特にそうです。」Pung 氏は続けます。「信頼できる共通インターフェイスをすべての装置で使用し、共通の知識ベースを持つことも、IT スタッフをコンパクトに維持するための方法の 1 つです。シスコの装置をその標準化された管理機能とともに展開すれば、どのような問題点もすばやく診断し、原因を見つけて解決することができます」
成長と拡張の促進
2003 年、Corrugated Supplies 社ではアラバマ州の新しいプラントの建設を開始しました。専用の T1 回線とシスコ ネットワークの機能を使用して、音声およびデータ サービスをその新しいサイトにも拡張しました。その結果、アラバマ州のサイト全体を製造に特化し、すべてのカスタマー サービス、スケジューリング、および調達のプロセスについては引き続きシカゴからリモートで管理しています。
「同じようなことを誰かほかの人間がやろうとした場合は、新しい工場にもう 5 名の従業員が少なくとも必要でしょう」と Pung 氏は語ります。
Cisco CallManager を使用すると、新しい工場の電話サービスでさえ、本社から管理できます。このソリューションでは、VPN を使用しインターネットを介して電話の呼び出しを転送します。これにより、新しいサイトに PBX を別途設ける必要がなく、長距離の電話代も毎月 300~400 ドル節約できます。
主要なスタッフのフル活用とサービスの向上
Corrugated Supplies 社ではシスコ VPN の機能を利用して、その適用範囲をリモートの従業員にまで拡張し、カスタマー サービス時間を延長しています。主要な従業員の自宅にワークステーションとブロードバンド インターネット接続を配備し、自社のデータ ネットワークとの安全な接続を確立しています。従業員の自宅の PC 上には Cisco IP SoftPhone ソフトウェアをインストールして、仮想ビジネス電話による内線機能を用意します。そのため、カスタマー サービスのスタッフによっては、オフィスを早めに退社し、定時過ぎに顧客からの電話と注文を自宅で受けている場合もあります。
「このソリューションにより、我々はコストをかけずに、カスタマー サービスの時間帯を夜にまで拡張できています。また、柔軟に従業員を配置できるのも特長です。優れた従業員を留めておきたければ、個人の都合も考えてあげたくなるでしょう?」とも Pung 氏は語っています。
業界のリーダーとして
信頼性が高く高性能のシスコのネットワーク インフラストラクチャによって強化されている革新的なサプライチェーン ソリューションにより、Corrugated Supplies 社は製紙業界に新しい標準を確立しました。
「我々はニッチな業界だけでなく、製造業界全体のリーダーでもあると、私は考えています。我々は受注生産でビジネスをする、と私は特に強調しました。そして、我々はそれを実現できるシステムを構築したのです」と Pung 氏は強調します。
今後、数年の間に、Corrugated Supplies 社は米国内の他の地域にも製造施設を建設する計画です。アラバマ州のプラントの場合と同様に、リモート サイトで用意しなければならないのは、製造スタッフ、現地の無線ネットワーク、および製造装置だけです。電話サービスなどはすべてシカゴから集中管理することになります。
「シスコの VPN、無線、および VoIP システムは、経営にとっても、今後展開する新しいプラントにとっても必要不可欠です。当社では実際、非常に効率のよい製造システムを稼働させており、それを新しいプラントに次々と拡張する予定です」と Pung 氏は結んでいます。
2003年8月
LP Chat Example Page old
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