シスコ ワイヤレス LAN ソリューション 導入事例
北陸通信ネットワーク株式会社
ワイヤレス LAN の運用管理をクラウドで提供 シスコソリューションを活用して高品質なネットワークサービスを実現 北陸通信ネットワーク株式会社

北陸 3 県で展開する法人向けネットワークインフラの設計と構築、運用保守からクラウドサービスの提供までビジネス基盤となる各種ソリューションを提供している北陸通信ネットワークは、主力の広域イーサネットサービス「HTNet-Ether」を拡充するオプションとして、高品質なワイヤレス LAN 環境を実現する「HTNet クラウド Wi-Fi」を提供している。同社のクラウド基盤を活かして、アクセスポイントの運用管理をすべてクラウド上で行う画期的なサービスとして評価されており、その実現にシスコワイヤレス LAN ソリューションが大きく貢献している。

経緯
中核となる広域イーサネットサービスの活用を促進すべく
ビジネスユーザにも広がるワイヤレス LAN の提供を検討

北陸通信ネットワークは、主として北陸 3 県(石川県、富山県、福井県)の法人ユーザを対象に、ネットワーク インフラ設計から構築、運用保守までのトータル対応に加え、インターネット接続サービス、クラウド コンピューティング、セキュリティ強化など各種ネットワーク ソリューションをワンストップで提供している。主力の広域イーサネット サービス「HTNet-Ether」は、自社の光ファイバ網を最大限活用し、顧客専用のネットワークを構築することでセキュアかつ高速、高品質なネットワークを実現しており、高い評価を受けている。

この「HTNet-Ether」の活用を広げるオプション サービスも、セキュリティや 24 時間 365 日監視などさまざまなものがあり、その 1 つに高品質ワイヤレス LAN 環境をリーズナブルなコストで提供する「HTNet クラウド Wi-Fi」がある。オフィスや店舗などへの提供にあたり、Wi-Fi コントローラの設置、設定、運用保守やアクセス ポイントの設定をすべて同社が担い、顧客は少ない負担でワイヤレス LAN 環境を構築できる。最大の特長は、アクセス ポイントを集中管理するコントローラの機能を同社のクラウド基盤である「HTNet Cloud」上に設けていることで、これにより耐障害性を高め、またメンテナンスなどの負担も大きく抑えられるようになっている。2013 年のサービス開始以降、利用者は着実に増えており、好評を得てきた。

このサービスを構成するソリューションとして、Cisco Aironet シリーズ 無線 LAN アクセス ポイントと、Cisco Virtual Wireless Controller が用いられている。

営業部 ソリューショングループ 部長の酒井正幸氏は、同社のサービス展開を踏まえて次のように話す。

「当社では法人や官公庁のお客様に、広域イーサネット サービスを中核として、各種ソリューションをご提供しています。近年はクラウド サービスの提供形態の多様化にも力を入れており、仮想ホスティングによる基盤のほか、Web 会議のようなアプリケーション サービスもラインアップしています。

単に基盤となる部分だけをご提供するのではなく、よりお客様に使いやすい道具としてサービスをご提供したいと検討していたとき、高品質なネットワークという当社の強みを活かせるものとして候補に上がったのが無線 LAN でした。

今では企業でもスマートフォンが使われるようになり、端末の増加に伴って無線 LAN の利用もビジネス ユーザ全体に広がっています。そうした市場や業界の動向を踏まえ、我々もより高品質なサービスをご提供することで、お客様にとってもメリットを生み出せると考えたのです。」

プロセス
顧客によりメリットがあるサービスとして
運用管理の機能をクラウドで提供することを決断

HTNet クラウド Wi-Fi のサービスについて検討を始めたのは、2009 年頃だったとのこと。同社のクラウド サービスである「HTNet Cloud」の提供開始よりも前から社内で議論がなされ、現在の方向性にまとまった。同社はそれまでオンプレミス型の構築がほとんどであり、当初はワイヤレス コントローラを顧客の拠点に置く従来の構築手法を考えていたという。営業部 ソリューショングループ 課長の和田章吾氏は、クラウド型のサービスに至ったプロセスを次のように話す。

「当時から小さな企業様でも無線 LAN を使い始めていて、当社にも無線 LAN の構築や運用保守についてご相談いただくケースは増えていました。当社のお客様の業種や業態、規模はさまざまですが、無線 LAN ルータやアクセス ポイントを家電量販店で購入して設置しているケースも多くありました。そこで生じる運用管理の負担は相応にあると捉えていましたので、管理の部分を我々が担えばお客様のメリットにつながると考えたのです

最初はコントローラをお客様の拠点に置く、従来型の構築を行う前提でしたが、ちょうどその頃からクラウド型のサービスが一気に広がり始めていました。コントローラを仮想化してクラウド基盤に置くことができれば、さらに効果的だろうと現在の方向にシフトすることになりました。」

同社にとってクラウド型のサービス提供は 1 つのチャレンジであり、コスト面を含め顧客にどのようにアプローチするか社内で検討を繰り返したと酒井氏は振り返る。

「中核サービスである広域イーサネットの管理と運用は非常にしっかりしていますので、そこに付加価値として無線 LAN を追加してトータルなソリューションとしてご提供するとき、当社としてはお客様のネットワーク全体を見て、きちんと運用管理して差し上げたいという思いが強くあります。一方で、既存のネットワーク構成のなかで無線 LAN の部分だけ扱うケースをはじめ、必ずしも全体を把握する必要のない案件が出てくることもあると想定していたので、お客様ごとに異なる要件にどこまで対応できるようにするか議論を重ねました。対象範囲を広げるということはコストにも影響しますので、なるべくコストを抑えてご提供するために、バランスは意識しています。」

サービスの基盤としてシスコ ソリューションを選定したのは、クラウド化に必要な要件を満たすものが当時シスコだけだったことに因る。シスコ製品の運用実績はすでにあり、不安はなかったと和田氏は話す。

「コントローラの機能をクラウド基盤に置く構成にするには、仮想化への対応が必要になります。検討当時、コントローラを仮想化して利用できるのはシスコだけでしたので、必然的にシスコに決まったのです。当社のインターネット接続サービスではすでにシスコ製品を利用していて、実績は十分にありました。非常に安定していて、確実性が高く、またメーカーとしての対応もとても迅速でしたので、それまでの経験から得られた安心感はすごくありましたね。」

効果〜今後
ビジネスのライフラインとして安定した品質を維持
多様化する顧客ニーズに応えられるサービスの拡充を目指す

サービス提供開始から 2 年ほどが経過しているが、安定度は高い水準を維持しており、すでに利用している顧客からは不満の声はまったく上がっていない。酒井氏は、顧客から特別な反応がないことがうれしいという。

「お客様から目立った反応がないということは、ネットワーク、インフラとして当たり前に使われているということなので、我々にとってとてもうれしいですね。何か不具合があれば即座に問い合わせや対応依頼が来ますので、問題なくサービスをご提供でき、皆様に利用いただいていることは何よりです。ビジネスのライフラインとしてネットワークの重要性は確固たるものがあり、そこで求められる品質を十分に満たしていることは、お客様にもご理解、ご評価いただけていると思います。」

ビジネスのライフラインとして安定した品質を維持
多様化する顧客ニーズに応えられるサービスの拡充を目指す

※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon

和田氏は、これからの無線 LAN の使われ方によって、同サービスの品質や運用管理のメリットがより理解されるだろうと話す。

「ファイル サーバへのアクセスやグループウェアの利用などであれば気にならなくても、Web 会議や音声のやり取りを行うようになれば、つながりやすさやアクセス速度など通信品質の問題に気付き始めるでしょう。工場の中でうまくつながらない、IC タグと連携した在庫管理で通信に起因するトラブルが起きやすくなったというケースも、実は多いのではないかと思います。そうした問題意識や課題が見えてきたお客様に対して、このサービスはうってつけの解決策となります。クラウド型ならではのコストの考え方の違いを理解していただきながら、メリットを訴求していきたいですね。」

今後はソリューションというキーワードを前面に押し出し、多様化している顧客のニーズに応えられるサービスを提供していきたいと酒井氏は話す。シスコ ソリューションの活用も考えているとのこと。

「広域イーサネット(HTNet-Ether)サービスをベースに、高い品質と安定性を目指して、さまざまな取り組みを進めていく予定です。そこでは、シスコのソリューションもうまく活用したいと思っています。今はシスコもネットワーク分野から派生するソリューションを数多く持っていますし、情報や経験、ノウハウも豊富です。また、顧客に向けた情報発信も積極的なので、我々にとっても非常に支えとなる存在です。これからもより良いサービスの実現に向けて協力関係を保ち、さらに弾みをつけていきたいと考えています。」

福井鋲螺株式会社様

HTNet クラウド Wi-Fi 利用ユーザの声

福井鋲螺株式会社様

「HTNet クラウド Wi-Fi」の導入で、WAN、レンタル ルータ、アクセス ポイントまでの管理を一元的にお任せすることができるようになり、運用管理の負荷削減を実現しました。

以前は、社内ユーザが本社から各拠点へ移動した際にノート PC のネットワーク設定を都度変更しなければならず、場合によってはネットワークを利用できなくなるなどのトラブルも発生していました。「HTNet クラウド Wi-Fi」導入後は、ネットワーク設定の変更など煩わしい作業を行わずに安定してネットワークを利用可能となり、社内ユーザの利便性は大きく向上しました。通信速度も速く、快適に利用できて満足しています。

また、サービス導入を機にセキュリティ レベルの設定を分けたゲスト用のアクセス ポイントも新たに構築しました。来社されたお客様にもスムーズにお使いいただくことができ、商談などでの活用も増えています。

福井鋲螺株式会社http://www.byora.co.jp/
福井県あわら市に本社を置き、固有の「冷間鍛造技術」を軸に、自動車業界から医療、エレクトロニクス、建築業界まで、幅広く豊富な製造実績を持つ部品製造メーカー。非常に豊富な製品群を持ち、なかでも蛍光灯用端子ピンの生産では世界シェアの 6 割以上を誇る。信頼性に優れた冷間鍛造技術は、国内外問わず多くのお客様から高い評価を得ている。

福井鋲螺株式会社様

導入ソリューション

ワイヤレスコントローラの機能を仮想化してクラウドで提供することで、運用管理の負担が少ない高品質なワイヤレス LAN サービスを実現
  • Cisco Aironet シリーズ無線 LAN アクセスポイント
  • Cisco Virtual Wireless Controller

導入前の課題、検討事案

  • 中核となる広域イーサネットサービスの利用を拡充するため、自社の強みであるネットワークを活かしたサービスとしてワイヤレス LAN の提供を検討した。
  • ワイヤレスコントローラの機能をクラウド化して、顧客の運用管理の負担が少なく、コスト面でもリーズナブルなサービスを目指した。

導入効果

  • シスコのワイヤレスコントローラ機能を仮想化して自社のクラウド基盤に設置、運用することで、ユーザの管理コストを削減できる。
  • サービスを利用しているユーザから、高速、高品質なネットワークサービスとして評価されている。
北陸通信ネットワーク株式会社
営業部 ソリューショングループ
部長
酒井 正幸様

北陸通信ネットワーク株式会社
営業部 ソリューショングループ
部長
酒井 正幸様

北陸通信ネットワーク株式会社
営業部 ソリューショングループ
課長
和田 章吾様

北陸通信ネットワーク株式会社
営業部 ソリューショングループ
課長
和田 章吾様

北陸通信ネットワーク株式会社

北陸通信ネットワーク株式会社

所在地
石川県金沢市西念 1-1-3 コンフィデンス金沢
設立
平成 5 年 5 月 25 日
資本金
60 億円
社員数
123 名(2014 年 7 月 1 日現在)
URL
http://www.htnet.co.jp/

北陸全域をカバーする光ファイバ ネットワークを基盤として、万全な運用、保守、監視の体制の下、セキュリティが確保された高品質で信頼性の高い、安定した通信サービスの提供に取り組んでいる。高度化、多様化する顧客のニーズに対応するべく、主力サービス「HTNet-Ether」(広域イーサネット サービス)をベースに、「HTNet Cloud」(クラウド コンピューティング)を活用したソリューションをはじめ付加価値の高いサービスを提供している。