データセンター ユーザ事例

伊藤忠テクノソリューションズ、Cisco UCS を中核とした FlexPod 構成の新システムで仮想化ホスティングサービスを強化

Cisco UCS を中核としたFlexPod構成の新システムでクラウド基盤を増強 10Gbps ネットワークへの拡張とシンプル化、運用管理の効率化によってエンタープライズ グレードのクラウド サービスを提供中 TechnoCUVIC 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の仮想化ホスティングサービス「TechnoCUVIC」は、クラウド サービスの黎明期から高い品質と信頼性を保ち続けている。ユーザ数の増加を受けてシステム増強を考えた同社は、 Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)の採用とネットワーク帯域の拡張でキャパシティを大幅に引き上げた。物理的な構成のシンプル化や効率化も図られ、より優れたサービス提供の基盤を実現している。

導入の経緯〜導入プロセス
利用者の増加に伴うシステム増強とサーバ集約率向上を図るため
ネットワーク帯域を 10 Gbps へ移行し、Cisco UCS を導入


TechnoCUVIC は、2008 年のサービス提供開始からユーザ企業を年々倍増しており、構築、運用されている仮想マシンの数も数千台規模となり、今後さらに増えていくと見込まれている。こうした背景を踏まえ、CTC では運用基盤の強化と効率性の向上を図るために Cisco UCS を導入した。すでに運用している NetApp のストレージと、VMware の仮想化基盤を含め、トータルなシステムは FlexPod for VMware 構成に準じたものとなっている。

クラウド サービス企画開発本部 本部長の藤岡良樹氏は、次のように話す。

「TechnoCUVIC は、現在 4 つのデータセンターでサービスを提供しています。お客様の要件に応じて、データセンター内で別のシステムと接続するといった対応も可能です。eコマースをはじめとしたWeb系システム、SaaS(アプリケーション)基盤、社内情報システムのインフラなど、業種を問わず幅広い用途で活用いただいています。

クラウドという言葉が広まる以前からサービスをご提供し、ユーザ数、運用規模とも拡大するにつれ、いくつか課題も出てきました。Cisco UCS のアーキテクチャは、後から増設していく傾向の強いクラウド基盤の構築や運用において、理にかなったものだと思いますし、我々の課題を解決できると期待しています。」

基本となるネットワーク帯域を従来の 1 Gbps から 10 Gbps へ拡張したことも、今回のポイントとなっている。DCサービス技術開発課の渡邊泰祥氏は、ネットワークとの親和性を踏まえた結果、Cisco UCS を採用することになったと話す。

「お客様が増えていく中、1Gbps の環境ではシステムの増設が非効率で、10 Gbps への移行は必然だったと言えます。ネットワークの強化は、2010 年頃からコアスイッチに Cisco Nexus 7000 を採用し、先行させました。それらとの接続性も考えると、Cisco UCS が最適な選択肢だったのです。」

システム構成図

※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


導入効果〜今後の展開
物理的なケーブルの大幅削減、サーバ集約率の向上を実現
新データセンターの開設に合わせ、さらなる拡張も検討

新システムでは物理的なメモリ搭載量を 4 倍に増やしており、サーバあたりの仮想マシン集約率は大きく引き上げられている。また、サーバをつなぐケーブルを減らすことも、集約率やキャパシティの向上を図る上で重要だと渡邊氏は話す。

「これまで、機器の増設や工事の負担はかなり大きく、特にケーブリングの煩雑さは課題でした。Cisco UCS では物理的なケーブルをおよそ 1/3 まで減らすことができ、接続は非常にシンプルになりました。この点をとっても、システム全体を使いこなすことができるので、とてもメリットを感じています。」

運用面では、管理ツール Cisco UCS Manager のサービスプロファイル機能などを活かして作業時間を短縮できることが、サービス向上にもつながると期待されている。サービス運用部 クラウドサービス課の鹿間友貴氏は、次のように話す。

「サーバの増設時には BIOS のセットアップ、OS の導入、各種設定といった作業がありますが、サービス プロファイルを使うと BIOS やハードウェア関連の作業をカットできるので、効率化が進むでしょう。実質的な作業時間も 1/3 から 1/2 くらいまで短縮できると見込んでいます。」

同社は 2013 年に新しいデータセンターを開設予定で、TechnoCUVIC の基盤となるシステムも併せて拡張を検討している。藤岡氏は、Cisco UCSや FlexPod 構成への期待を交えて、今後のサービス展開の抱負を語る。

「FlexPod は 3 社協業のソリューションということで、サポートをはじめベンダー間のスムーズな対応、新たな機能の提案やアプローチなどを期待しています。

弊社はこれまでもクラウド基盤の標準的な構成として、NetApp のストレージ、VMware の仮想化基盤を使ってきました。Cisco UCS と Cisco Nexus スイッチの導入で名実ともに FlexPod と同じ構成になりましたが、早い段階からこのようなアーキテクチャを整えてきたことは間違っていなかったと、今回の導入を通じて改めて認識できました。新しいシステムの特長を活かし、そこに弊社のシステムインテグレーションを組み合わせることで、単なるパブリック クラウドではなく、エンタープライズ グレードのサービスをご提供していきたいですね。」

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
本社所在地
東京都千代田区霞が関 3-2-5 霞が関ビル
設立
1972 年 4 月 1 日
資本金
217 億 6,300 万円
URL
http://www.ctc-g.co.jp/

このページの記載内容は 2012 年 10 月現在のものです。

導入ソリューション

  • Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)
  • Cisco Nexus 7000 シリーズ
  • データセンター スイッチ (FlexPod for VMware 構成)
  • VMware vSphere
  • NetApp ストレージ

導入前の課題、検討事案

  • ユーザ数の増加に伴い、システムのキャパシティ向上を考えていた。
  • サーバ増設の工事や設定作業の負担削減、効率化が課題だった。

導入効果

  • 10Gbps ネットワークへの移行、サーバあたりのメモリ搭載量拡大などにより、トータルなキャパシティを大きく向上。
  • 物理的なケーブルを約 1/3 に削減。また Cisco UCS Manager のサービスプロファイル機能で各種作業にかかる時間を短縮。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社クラウドプラットフォーム事業グループクラウドサービス企画開発本部本部長  藤岡 良樹  様

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クラウドプラットフォーム事業グループ
クラウドサービス企画開発本部
本部長
藤岡 良樹 様

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社クラウドプラットフォーム事業グループデータセンターサービス企画開発部DCサービス技術開発課渡邊 泰祥  様

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クラウドプラットフォーム事業グループ
データセンターサービス企画開発部
DCサービス技術開発課
渡邊 泰祥 様

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社クラウドプラットフォーム事業グループクラウドプラットフォーム運用統括本部サービス運用部 クラウドサービス課鹿間 友貴  様

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クラウドプラットフォーム事業グループ
クラウドプラットフォーム運用統括本部
サービス運用部 クラウドサービス課
鹿間 友貴 様