シスコ ユニファイド コンピューティング システム 導入事例
ファーストライディングテクノロジー株式会社
新たにクラウド サービスの提供を開始 統合インフラを用いて短期間で基盤を構築 ファーストライディングテクノロジー株式会社

ファーストライディングテクノロジー (FRT) は、地理的な優位性に恵まれた沖縄にデータセンター設備を持ち、15 年以上にわたって多くの企業や公共機関に高水準のファシリティとサービスを提供し続けてきました。沖縄電力が出資している電力系データセンター企業として、インフラ事業で培ったノウハウを活かした 24 時間 365 日の運用体制の下、安全、安心なインフラをリーズナブルなコストで提供しています。


シスコのサーバは初めてでしたが、パフォーマンスやスケーラビリティ、ストレージとの親和性の高さ、管理ツールの使い勝手をデモで確認させていただき、期待以上のことができると思いました。
─ファーストライディングテクノロジー株式会社
ソリューション事業本部 インターネットデータセンター部 SIセンター長 砂辺 剛志 氏

FRT は自社データセンター設備によるサービスを 100 以上の企業や公共団体に提供しており、これまではハウジングやホスティングなどのファシリティ提供と運用監視サービスを主軸としてきました。サービス利用者は首都圏の顧客が全体の 9 割を占め、ディザスタ リカバリ (DR) やバックアップ目的での利用が多いと言います。これは、沖縄県は地理的に地震が少ないとされていることに加えて、FRT のサービス品質やコストへの評価が高いことによります。


課題

クラウド環境の普及に伴い、FRT に対しても優れた設備や運用体制を活かしたクラウド サービスの提供を求める声は高まっていました。インフラ (機器) 更改時にクラウド利用へ移行するケースも踏まえて、ユーザ企業のニーズに柔軟に対応できるサービス基盤の構築を決断し、最適なサーバ プラットフォームの選定を始めました。ソリューション事業本部 インターネットデータセンター部 SIセンター長の砂辺剛志氏は、次のように話します。


「クラウド サービス事業の展開に向けて、2014 年の初頭から新たなプラットフォームの情報収集を始めました。その当時、いわゆるコンバージド インフラとして VSPEX や FlexPod などがすでに登場しており、ユーザの規模に合うものとして注目していました。2015 年にサービス提供が正式に決まり、そのときにはハイパーコンバージド インフラという製品も出てきていましたので、それらも含めて比較しました。


ユーザの利用状況に応じてサーバの増減がしやすいこと、またストレージとの親和性が高いことなどが主な検討ポイントでした。」


FRT は検討の末に Cisco UCS Mini を採用し、FlexPod 構成として導入しました。加えて、データセンター スイッチの Cisco Nexus 9000 シリーズも併せて採用しています。砂辺氏は、Cisco UCS 採用の理由を次のように話します。


「シスコの東京オフィスを訪れて製品のデモを見せていただき、機器の増減やチューニングがとても行いやすいことを実感し、これは面白いソリューションだと思いました。管理ツールの Cisco UCS Manager と Cisco UCS Director の使い勝手も体験でき、期待以上のことができそうだと感触を掴めたのも良かったですね。


特に Cisco UCS Director は、クラウド サービスを提供する際に、お客様が扱う管理画面をカスタマイズしてスピーディに展開できるのではないかという期待がありました。」


お客様によって異なる
クラウドへのニーズに柔軟に対応できる基盤を
Cisco UCS Mini で実現できました。


ソリューション

FlexPod 構成で導入して構築期間を 2 ヵ月短縮
Cisco UCS Mini は、6RU サイズのシャーシに最大 8 基のブレード サーバ、電源モジュール、Cisco UCS ファブリック インターコネクトを搭載できるオールインワンのモデルです。高いパフォーマンスとスケーラビリティを備えつつ、1 台のシャーシで必要なコンポーネントを揃えることができます。FRT では、この Cisco UCS Mini を中核とした FlexPod 構成で導入し、通常の構築であれば 5 ヵ月かかる見込みだった期間を 3 ヵ月に短縮してコストの抑制も果たしました。


ソリューション事業本部 インターネットデータセンター部 SI-Gリーダーの新垣忠氏は、次のように話します。


「サービス提供開始に間に合わせるため、比較的短期間で構築する必要があったのですが、工期を大きく短縮できたので非常に助かりました。運用を始めてから 1 年ほどが経ちますが、非常に安定していてトラブルもありません。私たちのような小規模な事業者でも最適な規模のハードウェア リソースを用意でき、お客様の要望に応じて柔軟に、かつ短期間で対応できるのは魅力です。


Cisco UCS Manager は確認できる情報量がとても多く、最初は少し戸惑いもありましたが、今では見たい情報をすぐ見られるようになりました。」


ユーザ向け管理画面を Cisco UCS Director で提供
Cisco UCS Director は、物理リソースと仮想リソースが混在したインフラ基盤を統合的に管理するソフトウェアです。運用管理で必要になる操作を定義した 1,000 以上のタスクを標準で提供しており、スクリプトを書かずにインフラ運用の自動化を容易に実現できます。砂辺氏は、Cisco UCS Director を活用してユーザ向けの管理画面を提供していきたいと話します。


「クラウド サービスを提供するとき、お客様が使う管理画面をオリジナルで作り込むには相応に構築期間とコストがかかります。これはサービス事業者にとって意外と負担が大きな部分でもあります。Cisco UCS Director はこの管理画面の基本的な部分がある程度出来上がっているので、事業者、お客様双方の負担を抑えつつ、新しいサービスの展開や活用をスピーディに展開できるのはメリットだと思います。」


Cisco Nexus 9000 シリーズの機能に当初から着目
データセンター スイッチの Cisco Nexus 9000 シリーズは、最大 100Gbps のネットワーク帯域、高い可用性と拡張性、さらに VXLAN や Cisco Application Centric Infrastructure (Cisco ACI) への対応など、さまざまな特長を備えています。


FRT では今回のプラットフォーム検討とほぼ同じタイミングで登場した Cisco Nexus 9000 シリーズの機能とパフォーマンスに着目し、よりよいサービス基盤の実現に役立つとして導入を決断しました。Cisco UCS Director でトータルに管理し、運用性を高めています。


ユーザ自身でインフラを構築できる EINS/SPS SelfPortal
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


結果〜今後

FRT では、顧客のニーズに応じてパブリック型、プライベート型を使い分け、最適なクラウド サービスを展開していきます。また、サービス提供拠点の多拠点化、国際回線と接続したアジア圏向けのサービス展開なども進めていくとしています。


その他の詳細情報
Cisco UCS についての詳細は www.cisco.com/jp/go/ucs を参照してください。
Cisco UCS Director についての詳細は、 http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucsd/index.html を参照してください。
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチについての詳細は、 www.cisco.com/jp/go/nexus9000 を参照してください。

メディアを選択

製品 & サービス

  • Cisco Unified Computing System (UCS) Mini (FlexPod 構成)
  • Cisco UCS Director
  • Cisco Nexus 9000 シリーズ データセンター スイッチ

課題

  • クラウド サービス事業の展開にあたり、最適なプラットフォームの構築が必要
  • ユーザが利用する管理画面の構築にかかる負担を抑え、スピーディな提供を目指す

ソリューション

  • Cisco UCS Mini で事業規模に適したハードウェア リソースを確保
  • FlexPod 構成で導入することにより、構築期間を 2 ヵ月短縮
  • Cisco UCS Director でユーザ向け管理画面のスピーディな提供を可能に

結果〜今後

  • ユーザの需要に即した最適なクラウド サービスの提供を行う
ファーストライディングテクノロジー株式会社ソリューション事業本部インターネットデータセンター部SIセンター長砂辺 剛志様

ファーストライディングテクノロジー株式会社
ソリューション事業本部
インターネットデータセンター部
SIセンター長
砂辺 剛志様

ファーストライディングテクノロジー株式会社ソリューション事業本部インターネットデータセンター部SI-Gリーダー新垣 忠様

ファーストライディングテクノロジー株式会社
ソリューション事業本部
インターネットデータセンター部
SI-Gリーダー
新垣 忠様

ファーストライディングテクノロジー株式会社

ファーストライディングテクノロジー株式会社
本社
所在地:
沖縄県浦添市牧港 5-2-1 (沖縄電力内)
設立: 2001 年 7 月
資本金: 4 億 5000 万円 (2016 年 3 月 31 日現在)
業種: 情報システム サービス業
・インターネット データセンター
・コールセンター
規模: 従業員 163 名 (2016 年 3 月 31 日現在)
URL: http://www.firstriding.co.jp

沖縄県の IT アイランド構想の実現に向けて、その一翼を担うべく沖縄電力株式会社と株式会社りゅうせきの出資により設立。IDC 事業のほか、コールセンター事業と BPO 事業も手掛ける。IDC 事業の中核となるデータセンターを沖縄に設けて、「データの楽園」 をキャッチフレーズに、人間環境重視型という新しいコンセプトで利用者の作業環境にも充分配慮した快適な空間を提供している。

目まぐるしく変化するビジネス環境、インターネット環境の中で、沖縄の地において日本の企業や公共機関の IT 基盤を支え続けている。2016 年 4 月には香港/シンガポールと沖縄県を直接結ぶ国際通信回線を陸揚げ整備したことで、東アジア地域にビジネス展開している企業からの注目を集めている。