シスコ ユニファイド コンピューティング システム 導入事例
クオリカ株式会社
PaaS に最適な高性能サーバでスケール アウトをスピーディに クオリカ株式会社

クオリカ株式会社(以下、クオリカ)は、製造業や流通サービス業向けの業務用システム、クラウド基盤サービスなどを強みとする IT ソリューション プロバイダーです。高い技術力とグローバル対応力、顧客とともに築き上げてきたノウハウや業務知識を活かして、優れたクオリティと付加価値を持つ IT ソリューションを提供しています。


Cisco UCS はネットワークと一体化したサーバ ソリューションという優れたコンセプトを持ち、そのスケール アウトの容易さは我々の新しい PaaS 環境においても大きなメリットとなります。
─クオリカ株式会社 IT サービス事業本部 開発技術センター長 坪口智泰 氏

クオリカは、クラウド対応生産管理システム「ATOMS QUBE(アトムズキューブ)」をはじめ 30 年以上にわたって携わってきた製造業向けソリューション、顧客の円滑な店舗運営を支援する流通サービス向けソリューション、安全性に優れたクラウド サービスなどのほか、パッケージ ソフトウェアやタッチ パネル情報端末の開発も手掛けています。顧客のビジネスの成功を支えるソリューションとサービスをグローバルに提供し続け、高い評価を得ています。


課題

クオリカは、データセンターに構築している自社インフラを顧客サービス提供の基盤として、また社内の開発環境の基盤として、それぞれ活用しています。2011 年に本社を移転した際に設備を刷新し、そのときに Cisco UCS を採用していました。IT サービス事業本部 開発技術センター長の坪口智泰氏は、開発作業の生産性向上が主な目的だったと話します。


「今はアプリケーション開発に携わる人がサーバやストレージなど基盤となる要素についても意識する必要があります。また、熟練の人しか使えないものばかりではボトルネックが生じやすくなります。そこで、開発者がコントロールしやすい、プロビジョニングの自動化ができるソリューションを探していました。ちょうどそのとき Cisco UCS が登場して、採用することにしたのです。2011 年は東日本大震災が起こり、データセンターに関心を持つお客様が増え、ロケーションや機材について具体的な問い合わせも多くなっていました。そこで、ベンダーやアーキテクチャが偏らないように、いろいろな製品を使っていこうと考えたことも Cisco UCS 導入の背景でした。」


2011 年に導入した Cisco UCS が 2015 年に更新期限を迎え、ソフトウェア関連の刷新時期もほぼ重なったことから、今回改めて最新の Cisco UCS 導入となりました。


ATOMS QUBE の基盤として用いている PaaS 環境の技術の変化に対応し、スケール アウトのメリットを最も活かせるのが Cisco UCS だったと坪口氏は話します。


「PaaS 環境のベースにしているソフトウェアがコンテナ技術である Docker に対応し、より迅速で柔軟な運用ができるようになりました。そこで、単に新しい Cisco UCS に置き換えるのではなく、PaaS 環境としてさらにスケール アウトしやすいものにする、そしてそれを全社に展開していこうということで今回の導入を進めました。」


Cisco UCS は PaaS 環境の変化に対応し、
そのメリットを最も活かせる
プラットフォームだと思います。


ソリューション

Cisco UCS の構築はシンプルで現地作業も短期間
新しい Cisco UCS は 2015 年 9 月中旬に同社のデータセンターに搬入され、9 月末にほぼ導入完了という短期間で行われました。構築作業の熟練者がいない中での作業だったにもかかわらず、予定通りに進行し、トラブルもなかったといいます。IT サービス事業本部 開発技術センター主任の石田光洋氏は、Cisco UCS のシンプルな構成と作業の簡単さを評価しています。


「現地(データセンター)での設置作業は半日ほどで済み、BIOS 設定なども 1 〜 2 日で完了しました。接続するケーブルが物理的に少なく、簡単に作業できるのは従来のサーバ製品との大きな違いですね。以前は現地作業だけで 1 週間は要していましたが、これだけの短縮につながるのは Cisco UCS だからだと思います。また、BIOS 設定後の作業のほとんどをリモートで行えるのも、とてもよかったです。」


スケール アウトを容易にする Cisco UCS Manager
Cisco UCS の管理ツールである Cisco UCS Manager は、GUI による直感的かつ簡便な操作で設定の投入やプロビジョニング、運用管理を効率化できます。熟練者に限らず運用性を向上できることはメリットと石田氏は捉えています。また、サービス プロファイル機能でサーバのスケール アウトが今までよりもはるかに簡単な点を高く評価しています。


「実際に使ってみて、Cisco UCS Manager は使いやすいと思います。プロビジョニングなどの作業をリモートで行えることも、初期の設置作業のスピードアップに貢献しています。今回構築している新しい PaaS 環境(開発プラットフォーム)では、アプリケーション側のスケール アウトを自動化する機能があり、インフラ側も迅速に対応できることが求められ、操作も簡単である必要がありました。その点でも Cisco UCS Manager は誰でも操作できるツールとして非常に魅力的です。」


坪口氏は、プロジェクト マネジメントの視点で Cisco UCS Manager を評価しています。
「システムを構築する場合、社内稟議、決済などのプロセスを経ていきますが、実際に作業にかかれるのは機材が調達できて、届いてからというのが通常でした。Cisco UCS を最初に導入するときは同じような流れになると思いますが、その後追加していく際にはサービス プロファイル機能を使って実機が届く前に適用する設定の確認や構成作業を始めることができ、全体のスケジュール短縮に役立ちます。これはプロジェクトの視点で大きな効果であり、シスコが謳う構築スピードや効率性の向上を裏付けるものと言えるでしょう。リモートで対応できることが増えるのも、国内各地域はもとよりグローバルに展開していくときに所要期間を短縮し、スピード アップに貢献できます。」


将来を見越した Cisco Nexus シリーズの導入
クオリカでは、Cisco UCS と組み合わせるデータセンター スイッチに Cisco Nexus シリーズを採用しています。十分な帯域、パフォーマンスを確保し、今後 Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)への対応など将来的な取り組みに向けた基盤を整備しています。


自社開発環境、そして ATOMS QUBE のサービス提供基盤として積極的に活用
自社開発環境、そして ATOMS QUBE のサービス提供基盤として積極的に活用
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結果〜今後

Cisco UCS を増強して ATOMS QUBE のサービス基盤にも採用
クオリカでは、Cisco UCS の規模をさらに増強し、ATOMS QUBE のサービス基盤にも採用する予定です。スケール アウトの容易さを活かしながら、高品質なサービスをよりスピーディかつ安全に提供することを目指します。


その他の詳細情報
Cisco UCS の詳細は、www.cisco.com/jp/go/ucs を参照してください。
Cisco Nexus シリーズの詳細は、www.cisco.com/jp/go/nexus を参照してください。

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製品 & サービス

  • Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)B シリーズ ブレード サーバ
  • Cisco Nexus シリーズ データセンター スイッチ

課題

  • 開発部門の生産性向上のため、プロビジョニングを自動化できるサーバ ソリューションを検討
  • 自社構築の PaaS 環境の Docker 対応を踏まえ、より柔軟にスケール アウトできる環境が必要

ソリューション

  • Cisco UCS を早期から導入し、開発作業の生産性やサービス運用効率の向上を実現
  • Cisco UCS Manager のサービス プロファイル機能で構築期間を短縮
  • Cisco Nexus シリーズの導入でパフォーマンスを確保し、将来の拡張性も維持

結果〜今後

  • ATOMS QUBE(アトムズキューブ)のサービス提供基盤に Cisco UCS を採用
  • これまで以上に柔軟かつ容易なスケール アウトを実現し、事業をスピーディに展開
クオリカ株式会社IT サービス事業本部開発技術センター長坪口 智泰様

クオリカ株式会社
IT サービス事業本部
開発技術センター長
坪口 智泰様

クオリカ株式会社IT サービス事業本部開発技術センター主任石田 光洋様

クオリカ株式会社
IT サービス事業本部
開発技術センター
主任
石田 光洋様

クオリカ株式会社

クオリカ株式会社
所在地: 東京都新宿区西新宿 8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー 23F
設立: 1982 年(昭和 57 年)11 月 1 日
資本金: 12 億 3460 万円
業種: 情報システム サービス業
クラウド サービス、業務用システム開発、
パッケージ ソフト開発/販売、ハードウェア製造/販売、
システム運用管理、基盤構築サービス
規模: 従業員 844 人(2015 年 10 月現在)
URL: http://www.qualica.co.jp/

コマツ(株式会社小松製作所)の全額出資による情報システム会社として創業し、製造業、流通サービス業様向けの業務用システム開発、パッケージ ソフト開発、システム運用、情報端末製造などの幅広い事業を展開。2008 年に IT ホールディングス グループの一員となり、グループ各社と連携することで総合力を強化し、顧客の多岐にわたる要望に応えている。