シスコ ユニファイド コンピューティング システム 導入事例
株式会社 PhoneAppli
主力製品「Web 電話帳」をクラウド化 その基盤を高性能サーバで構築 株式会社 PhoneAppli

株式会社 PhoneAppli(以下、フォンアプリ)は、シスコ ユニファイド コミュニケーションと極めて親和性の高い「Web 電話帳」サービスをオンプレミスおよびクラウドで提供し、ビジネス コミュニケーションとコラボレーションの利便性を大きく高めています。

「Cisco UCS は、拡張性やスケーラビリティに優れたプラットフォームであり、当社の Web 電話帳をクラウドで提供するときの最適な基盤です。」
─株式会社 PhoneAppli 取締役 CBDO 中川紘司氏

日本で初めて Cisco Developer Network(CDN)の Preferred Solution Developer に認定されているフォンアプリは、シスコ ユニファイド コミュニケーションと連携したフォンアプリ「Collaboration Directory」(以下、PACD)をはじめとするコラボレーション ツールの開発と提供を行っているアプリケーション ベンダーです。PACD は主力商品として日本国内の市場で 75% というシェアを持ち、利用者は 1 年あたり 10 万アカウント以上というペースで増加しています。
(出典:MM総研 Web 統合電話帳アプリケーションの事業者シェア 2014 年 12 月末時点)

課題

これまで、フォンアプリは PACD のサーバやデータベースをオンプレミスのシステムとして構築、提供してきました。そして、2015 年 6 月からは、同様の機能をクラウド型サービスとして利用できる「PA クラウド」の提供を始めています。

中川紘司氏は、PA クラウドの提供につながる背景と課題を次のように話します。

「当社の製品はシスコ ソリューションと非常に高い親和性を持ち、同時に導入してお使いいただくケースが多くあります。セールス活動の面でもシスコとの連携は強いのですが、中堅中小企業のお客様へのご提案では、オンプレミス型のシステム構築にかかる初期コストがネックになり、なかなかご導入いただけないことが大きな課題でした。これを解決するにはどうすればよいのだろうと考え、クラウド サービス化という結論になったのです。今まで最低 1 ヵ月はかかっていたものを最短 3 日でお客様にご提供できるようにして、初期コストも不要にすることで多くのお客様に導入しやすくしたいと考えました。」

PA クラウドは、従来の Web 電話帳で主要機能として実装していた社員検索に加え、名刺管理機能を強化しています。この点について、阿部仁美氏は次のように話します。

「これまで Web 電話帳をご利用いただいているお客様は従業員数 1,000 名以上のところが多く、社員の検索は重要な機能と位置付けていました。ですが、中堅中小企業では社員の連絡先はだいたい把握されているので、PA クラウドでは顧客の連絡先を管理することに重点を置くほうがよいと考えました。名刺を取り込む方法も複数用意して、利用しやすくしています。」

PA クラウドの提供にあたり、そのプラットフォームをどうするか、フォンアプリでは検討を進めました。中川氏は、選定の際に意識したことを次のように話します。

「ビデオ会議や Web 会議、ビジネス チャットなど、ほかのサービスやツールとクラウド上で連携していくことは早い段階から意識していました。また、PA クラウドはオンプレミス型よりもデータベースの規模を拡張するなど仕様面でも一部変更しています。クラウド間連携、運用や拡張の柔軟性、スケーラビリティ、こうしたことを重視してスムーズに対応できるプラットフォームが望ましいと考えました。」

Cisco UCS は柔軟なサービス運用を支え、
さらにクラウド間連携にもスムーズに対応できる
ハイ パフォーマンスなプラットフォームです。

ソリューション

スケーラビリティに優れた Cisco UCS
PA クラウドのプラットフォームとして、フォンアプリはシスコのサーバ ソリューション Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)を採用し、パフォーマンスはもちろん、運用性や拡張性、スケーラビリティに優れたクラウド型サービスの基盤を確立しています。

標準で 10G ネットワークに対応していること、仮想インターフェイス カード(VIC)による仮想ネットワーク構築と運用の柔軟性の高さ、物理的なメモリ搭載量の多さや運用管理ツールによる省力化の促進といった Cisco UCS ならではの強みは、クラウド型サービスの基盤を構築する上でどれも魅力的な特長となっています。

今回フォンアプリでは、ラック マウント型サーバの Cisco UCS C220 M3 を 2 台、Cisco UCS C240 M3 を 3 台導入しました。今後、年間で増えていく顧客数(アカウント数)に応じてフレキシブルにリソースを増やしていく際、Cisco UCS のスケーラビリティの高さは大きな効果を発揮します。

インター クラウド ファブリックに対応
シスコは、さまざまな事業者が提供しているクラウド環境と自社のデータセンター(プライベート クラウド)の相互連携をセキュアかつ柔軟に実現する Cisco Intercloud Fabric を提唱しており、Cisco UCS はその要件をすでに満たす推奨プラットフォームとなっています。

中川氏は次のように話します。
「シスコでもコラボレーション ツールや制御基盤がどんどんクラウドに乗るようになり、各社も同様の動きを見せています。PA クラウドとそれらのクラウド間の連携によって、最適なコミュニケーション、コラボレーションがいつでもできるようにすることを目指しています。」

導入を支援するトレーニングを提供
フォンアプリでは今回シスコが提供している技術者向けのトレーニングを活用しました。こうした教育制度の充実ぶりも、Cisco UCS 採用理由の 1 つだったと中川氏は話します。

「社内にはまだ Cisco UCS に触れたことがない技術者もいたので、早い段階からシスコの教育制度を活用できてよかったです。将来のビジョンを踏まえて Cisco UCS を採用するという経営的な判断もありましたが、不安を感じている現場の技術者へのサポートをしっかり行うことができたのは、シスコの尽力のおかげです。」

PA クラウドとは?

※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon

結果〜今後

海外市場へ向けた展開を促進
PA クラウドは、クラウド型サービスとなったことで国内市場だけでなく、海外市場への展開も容易になりました。フォンアプリでは、PA クラウドを「ここにアクセスすれば最適なツールでコラボレーションできる」マルチ ベンダーに対応したポータルとして発展させていくとともに、海外のユーザに向けても積極的にアプローチしていく予定です。

その他の詳細情報
Cisco UCS の詳細は、www.cisco.com/jp/go/ucs を参照してください。



製品 & サービス

  • Cisco UCS C220 M3
  • Cisco UCS C240 M3

課題

  • 中堅中小企業への導入を加速するため、主力製品であるフォンアプリ 「Collaboration Directory」(PACD)のクラウド サービス化を検討
  • クラウド サービス間の連携を意識し、最適なプラットフォームを検討

ソリューション

  • Cisco UCS を採用し、パフォーマンス、スケーラビリティ、運用管理性に優れたクラウド サービスの基盤を構築
  • シスコの技術者向けトレーニングを活用し、スムーズな導入を実現

結果〜今後

  • 国内企業への導入を加速し、海外市場への展開も図る
株式会社 PhoneAppli取締役 CBDO中川 紘司様

株式会社 PhoneAppli
取締役 CBDO
中川 紘司様

株式会社 PhoneAppli営業本部阿部 仁美様

株式会社 PhoneAppli
営業本部
阿部 仁美様

株式会社 PhoneAppli

株式会社 PhoneAppli

所在地
東京都港区虎ノ門 1-1-3 磯村ビル 3 F
設立
2008 年 1 月
資本金
2,000 万円
業務
アプリケーション開発、運用
規模
従業員 50 名(2015 年 8 月 1 日現在)
URL
http://phoneappli.net/

コラボレーション プラットフォームを通じてイノベーションを生み出し、新しいワークスタイルを実現するソリューション提案企業として、国内シェア No.1 の Web 電話帳アプリケーション フォンアプリ「Collaboration Directory」(PACD)をはじめとするさまざまなソリューションを提供。「ワーク スタイル改革、コラボレーション型組織への変革を支援する」ことを通じて、生産性の向上や多様な働き方の提案など、社会のニーズに貢献している。