Cisco Wireless Control System

Cisco Wireless Control System(WCS)

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Q&A


Cisco Wireless Control System(WCS)


Q. Cisco® Wireless Control System(WCS)とは何ですか。

A. Cisco WCSは、WLANを計画、設定、および管理するための、業界をリードするプラットフォームです。中央ロケーションからエンタープライズ無線ネットワークを設計、制御、およびモニタするための強力な基盤を提供するとともに、運用の簡素化と総所有コストの削減を実現します。

Cisco WCSを導入するだけで、RF予測、ポリシー プロビジョニング、ネットワークの最適化、トラブルシューティング、ユーザ追跡、セキュリティ モニタリング、およびWLANシステムの管理のすべてが可能になります。強力なグラフィカル インターフェイスを使用して、コスト効率よく簡単にWLANを展開し、操作することが可能です。高度な傾向調査および分析レポート機能を備えているため、Cisco WCSは継続的なネットワークの運用に不可欠です。

Q. CiscoワイヤレスLANコントローラを配置するには、Cisco WCSが必要ですか。

A. いいえ。CiscoワイヤレスLANコントローラでは、CLI(コマンドライン インターフェイス)または使いやすいWebインターフェイスを使用できるため、Cisco WCSを使用しなくても個別に管理できます。ただし、Cisco WCSを使用すると、すべてのCiscoワイヤレスLANコントローラおよびLightweightアクセス ポイントを、完全な無線LANシステムとして一元的に管理できます。Cisco WCSを導入することにより、ロケーション トラッキングやRF攻撃シグニチャのような、高度な管理機能を使用することが可能になり、また、RF環境を監視するための視覚的なヒート マップも利用できます。これらの特別な機能により、WLANサービスの提供と管理が容易になり、WLANの運用を拡大できます。

Q. Cisco WCSには複数のバージョンがありますか。

A. Cisco WCSには、2つのバージョンがあります。

  • Cisco WCS:Cisco Lightweightアクセス ポイントおよびワイヤレスLANコントローラを一元的に管理できます。これには、RF管理、モビリティ管理、セキュリティおよびQuality of Service(QoS;サービス品質)設定のための中央集中型ポリシー エンジン、侵入防御(不正なアクセス ポイントを含む)、計画および設計ツール、アラーム収集、レポート ツール、およびその他の定評あるWLAN管理機能が含まれます。
  • ロケーション機能対応Cisco WCS:Cisco WCSに、精度の高いロケーション トラッキングおよびRFマッピング機能が追加されているバージョンです。数メートルの範囲までモバイル デバイス(無線クライアントなど)およびセキュリティの脅威(不正なアクセス ポイントなど)を正確に追跡できます。

Q. WCSの構成および拡張オプションには何がありますか。

A. WCSとロケーション機能対応WCSは、WindowsまたはLinuxプラットフォームで使用できます(OSおよびシステム要件の詳細については後述)。どちらのバージョンも、50のCisco Lightweightアクセス ポイントをただちにサポートできます。より大規模なシスコの無線ネットワークをサポートするには、100 AP単位で販売されている拡張ライセンスが必要です。管理するシスコのアクセス ポイント数に制限のないサイト ライセンスをご購入いただくこともできます。

1つのWCSシステムで、最大1,500のシスコのアクセス ポイントを管理できます。また、1つの無線ネットワークに、複数のWCSシステムを配置できます。ライセンスは複数のWCSシステムに適用できます。

Q. 基本のWCSプラットフォームからロケーション機能対応WCSにアップグレードすることはできますか。

A. はい。お客様は、ロケーション機能対応WCSにいつでもアップグレードできます。最初に、システム アップグレードを購入し、次に、ロケーション サービスをサポートするために、既存のライセンスをアップグレードする必要があります。

Q. Cisco WCSへのアクセス方法を教えてください。

A. HTTPまたはSecure HTTP(HTTPS)を実行する標準のWebブラウザからCisco WCSにアクセスできます。このため、ネットワーク管理者は、いつでもどこからでも、ソフトウェアの管理機能にアクセスできます。

また、シスコが提供するApplication Programming Interface(API)セット使用すると、Cisco WCSを外部ソフトウェア(たとえば、イベント関連付けプラットフォーム、ワークフロー システム、Cisco WCS独自のWLAN管理機能を利用するロケーション サービスやE911システムなどのアプリケーション)と統合できます。

Q. Cisco WCSへの管理者のアクセスは、どのように保護されますか。

A. Cisco WCSは、HTTPSおよびSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)バージョン3を使用して、最高レベルのネットワーク管理機能とセキュリティを提供します。SNMPは、Cisco Access Control Server(ACS)ソフトウェアと各スイッチの間の通信に使用されます。SNMPバージョン1およびバージョン2もサポートされているため、その他のネットワーク管理プラットフォームから問い合わせることもできます。

Q. Cisco WCSの機能と利点は何ですか。

A. Cisco WCSは、WLANシステム管理に完全に対応したプラットフォームです。Cisco WCSは、次の機能を備えている点で、業界内でも際立っています。

WLANの計画および設計
Cisco WCSは、アクセス ポイントの配置、設定、およびパフォーマンス予測など、WLANの詳細な設計に使用できる、統合されたRF予測ツールを提供します。Cisco WCSに実際の見取り図を取り込んで、建築部材にRF特性を割り当てることにより、精度の高い設計を行うことができます。グラフィカルなヒート マップにより、WLANの予測動作を視覚化できるため、容易な計画とより迅速な展開が可能になります。

RF管理
Cisco WCSは、無線ネットワークのレイアウトを視覚化できるツールを備えています。これらのツールの1つが、建物の正確なRFトポロジーをリアルタイムで表示するヒート マップです。このような情報を利用した、ネットワークのカバレッジおよびパフォーマンスの最適化と、WLANのパフォーマンスのモニタが可能です。このツールは容量プランニングに役立ちます。

Cisco WCSは、シスコのWLANシステムが提供するリアルタイムのRF管理機能へのポータルも提供します。WCSに組み込まれたRadio Resource Management(RRM)アルゴリズムを使用して、通常のWLANの稼働中にCiscoワイヤレスLANコントローラによって割り当てられた、APチャネル割り当てや送信出力設定などのWLANパラメータを追跡できます。WCSを通じ、これらのパラメータを必要に応じて静的に設定することもできます。

ロケーション トラッキング
Cisco WCSのオプションの高度なロケーション トラッキング機能を使用すると、Wi-Fi対応のノート型パソコンおよびPDA、電話、802.11トランシーバを装備したモバイル資産などの無線デバイスの位置を正確に追跡できます。これにより、無線の侵入者の隔離および阻止、地理的位置に基づいた無線リソースへのアクセスの制御、資産の追跡、および音声サービスのEnhanced 911(E911)要件のサポートが可能になります。

設定、モニタリング、および管理
Cisco WCSを使用すると、有線システムの管理と同じように簡単かつ効率的に、WLANの設定、モニタリング、および管理を実行できます。これには、ノイズ レベル、信号対雑音比、障害、信号強度、ネットワーク トポロジーなどの重要なネットワーク情報を含む、中央集中型のトラブルシューティング機能が含まれます。シスコのWLAN装置のソフトウェア アップグレードは、中央ロケーションからマウスを1回クリックするだけで実行できます。ネットワーク マッピングを使用すると、無線ネットワーク内の個別のWi-Fi対応デバイスが自動的に検出されます。また、ネットワーク アクティビティおよびシステム情報に関するレポートをカスタマイズして作成することができます。例としては、クライアント統計情報、無線利用データ、802.11カウンタ、RF管理設定履歴、アラームなどのレポートがあります。

Q. Cisco WCSのセキュリティ機能は何ですか。

A. Cisco WCSには、システム全体のセキュリティ ポリシーを作成および適用できる一連のツールが用意されています。Cisco WCSは、次のようなセキュリティ機能を備えています。

侵入防御
Cisco WCSを使用すると、DoS、Netstumbler、FakeAPなど、一般的なRF関連の攻撃を迅速に検出するために使用できる、カスタマイズ可能な攻撃シグニチャ ファイルを作成できます。攻撃が検出された場合にアラームを自動的に生成するようにCisco WCSをプログラムすることもできます。また、詳細な傾向調査レポートを利用することにより、深刻な被害が発生する前に、繰り返し発生しているセキュリティの脅威を特定できます。

不正の検出と阻止
Cisco WCSは、常にエア スペースをモニタしており、特許出願中のテクノロジーを使用して、未認証のアクセス ポイントおよびアドホック ネットワークを検出します。未認証のデバイスが検出された場合、Cisco WCSを使用して、悪意のあるものかどうかを判断し、必要に応じて阻止するための適切なステップを実行できます。繰り返し発生する潜在的な問題を特定するために、詳細な傾向調査レポートを利用することもできます。

ポリシーの作成および実行
Cisco WCSには、ネットワーク管理者がVLAN(仮想LAN)、RF、QoS、およびセキュリティ ポリシーを簡単に作成できるサービス ポリシー エンジンが含まれています。これにより、個別のセキュリティ パラメータを使用して最大16のService Set Identifier(SSID)を作成できます。たとえば、Web認証を使用して「ゲスト」SSIDを保護したり、電話に特有のWired Equivalent Privacy(WEP)機能を利用する「音声」SSIDを作成したりすることができます。また、通常のデータ トラフィックについては、802.11iまたはIP Security(IPSec)を使用して保護できます。Cisco WCSを使用すると、シスコの無線ネットワーク全体、個別のCiscoワイヤレスLANコントローラ、または個別のアクセス ポイントにセキュリティ ポリシーを適用できます。

ユーザ除外リスト
Cisco WCSを使用して、特定のユーザを無線ネットワークからプロアクティブに除外することができます。また、異常なアクティビティが検出され、不正とみなされた場合には、原因となるデバイスにフラグを付けて除外することもできます。これらのデバイスは、除外リストが期限切れになるか、ITスタッフがWLANのアクセス権を付与するまで、WLANサービスにアクセスできません。

Q. Cisco WCSは、どのプラットフォームで稼働しますか。

A. Cisco WCSは、Windows 2000および2003サーバ、およびRed Hat Enterprise Linux ES 3.0で稼働します。Cisco WCSは、数百のCiscoワイヤレスLANコントローラを管理するために必要なスケーラビリティを備えており、合計で数千のアクセス ポイントを管理できます。CiscoワイヤレスLANコントローラは、Cisco WCSと同じLAN、またはワイドエリア リンクを介した場所に配置できます。したがって、Cisco WCSは、大規模な企業環境にとっても、最適なWLAN管理プラットフォームです。

WindowsプラットフォームでCisco WCSを稼働する場合、通常のWindowsアプリケーションとして実行するか、バックグラウンドで動作し、リブート時には動作を再開するサービスとしてインストールできます。Cisco WCSは、通常のLinuxアプリケーションとして実行することもできます。

Q. Cisco WCSを使用するのに必要なシステム要件を教えてください。

A. Cisco WCSのシステム要件は、次のとおりです。

サーバの最小要件

  • Windows 2000 SP4以降、Windows 2003 SP1以降、あるいはRedhat Enterprise Linux ES v3.0
  • 500台以下のAP:1 GBのRAMを搭載した2.4 GHzのPentium
  • 500台以上のAP:2 GB以上のRAMを搭載したデュアルプロセッサ(2.4 GHz以上)
  • 20 GBのハード ドライブ

クライアントの最小要件

  • Internet Explorer 6.0/SP1以上

管理対象装置

  • Cisco Aironet 1000シリーズLightweightアクセス ポイント
  • Cisco 2000シリーズ ワイヤレスLANコントローラ
  • Cisco 4100シリーズ ワイヤレスLANコントローラ
  • Cisco 4400シリーズ ワイヤレスLANコントローラ