Cisco Context-Aware Software

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注意:本製品は既に生産/販売を終了しております。

 
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Cisco Context-Aware Software



製品の概要

シスコ コンテキスト連動モビリティは、資産の位置、温度、可用性などに関する詳細なコンテキスト情報を取得してビジネス プロセスに統合することを可能にするソリューションです。コンテキスト情報とビジネス プロセス アプリケーションの統合によって急速に、真のエンタープライズ モビリティは 1 つ上のレベルに進化しつつあります。モバイル ユーザは、時と場所を問わずネットワークに接続できるだけでなく、シスコ コンテキスト連動モビリティ ソリューションによって移動先でも適切なデバイス、適切なアプリケーション、適切な環境を自動的に利用できるようになります。モバイル資産がどこにあり、だれが使用しているかという、ビジネスを左右する情報を把握することが可能になり、このことは組織の利益率向上に直接つながります。

Cisco Context-Aware Software は、Cisco Unified Wireless Network の一部であるシスコ コンテキスト連動モビリティ ソリューションの主要コンポーネントです。図 1 に、コンテキスト連動モビリティ ソリューションの概要を示します。Cisco Context-Aware Software は、Cisco 3300 シリーズ モビリティ サービス エンジン上で実行され、数千ものモバイル資産を同時に追跡することが可能です。モバイル資産がノート PC やデュアルバンド電話などのワイヤレス デバイスならば、コンテキスト情報はそのデバイスの無線モジュールから直接 Wi-Fi ネットワークを介して送信されます。無線機能を持たないモバイル資産の場合は、無線タグを取り付けて必要なパラメータを収集します。コンテキスト情報を企業の他の部分でも簡単に、適切なタイミングで利用できるようにすることは、コンテキスト アウェア テクノロジーを取り入れてその利点を生かすために不可欠です。このテクノロジーを応用できる分野は、医療、製造、小売、教育などの多方面にわたります。

図 1 Cisco Context-Aware Software

図 1 Cisco Context-Aware Software


Cisco Context-Aware Software が受け取ったコンテキスト情報の処理は、2 つのエンジン上で実行されます。クライアント用コンテキスト アウェア エンジンは、Wi-Fi クライアントから受け取ったデータを処理し、タグ用コンテキスト アウェア エンジンは、Wi-Fi タグから受け取ったデータを処理します。ビジネスのニーズに応じて、両方のエンジンを一緒に導入することも、別々に導入することもできます。

Cisco Context-Aware Software は、屋内、高天井屋内、および屋外の環境で利用できます。屋内環境のための RSSI(Received Signal Strength Indication)テクノロジーと、屋外および高天井屋内環境のための TDoA(Time Difference of Arrival)テクノロジーを組み合わせることで、資産が別の環境に移動したときも継続的かつシームレスに追跡することができます。

ソリューションのアーキテクチャ

シスコ コンテキスト連動モビリティ ソリューションの基盤は、Cisco Unified Wireless Network のコントローラ ベースのアーキテクチャです(図 2 を参照)。Cisco Unified Wireless Network を構成する主なコンポーネントは、アクセス ポイント、WLAN コントローラ、Cisco Wireless Control System、およびシスコ モビリティ サービス エンジンです。このソリューションでは、データ トラフィックの配信に使用されるアクセス ポイントが、Wi-Fi クライアントおよび Wi-Fi タグからのコンテキスト情報収集も行います。モジュラ型のアーキテクチャであるため、タグ用とクライアント用にそれぞれ別の処理エンジンを使用できるようになっています。

図 2 コンテキスト連動モビリティ ソリューションのアーキテクチャ

図 2 コンテキスト連動モビリティ ソリューションのアーキテクチャ


機能と利点

表 1 に、Cisco Context-Aware Software の機能と利点を示します。

表 1 Cisco Context-Aware Software の機能と利点

機能 利点
スケーラビリティ Cisco Context-Aware Software は、Wi-Fi クライアントや Wi-Fi タグを取り付けた資産など、最大 18,000 点の資産を同時に追跡できます。このスケーラビリティの高さは、コンテキスト アウェア型のサービスをエンタープライズ環境全体で利用するのに役立ちます。
複数のコンテキスト アウェア エンジン モジュラ型としてソフトウェアが設計されているため、Wi-Fi クライアント情報または Wi-Fi タグ情報を使用する資産の場所を推定するときに、クライアント用コンテキスト アウェア エンジンとタグ用コンテキスト アウェア エンジンを同時に使用することも、別々に使用することもできます。
複数のロケーション テクノロジー

クライアントおよびタグの追跡を、屋内、高天井屋内、および屋外の環境で行うことができます。屋内環境での追跡には RSSI ベースの RF フィンガープリンティング テクノロジーが使用され、屋外環境および高天井屋内環境では TDoA テクノロジーが使用されます。コンテキスト アウェア モビリティ サービス モジュールではチョークポイントの使用もサポートされているため、忠実度の高い決定論的なコンテキスト アウェア情報が求められるアプリケーションにも適しています。

ビジネス アプリケーションのためのオープンなプラットフォーム コンテキスト アウェアをベースとするアプリケーションのエンタープライズでの展開を促進するために、Cisco Context-Aware Software はビジネス アプリケーションと統合できるようになっており、そのための手段として、豊富な機能を持つオープンな SOAP(Simple Object Access Protocol)/XML ベース API が用意されています。この API はシスコから無料で提供されています。
アラートと通知 ビジネス ポリシーの要件に基づいてアラートと通知をユーザがカスタマイズすることができます。このようなアラートは、ビジネス ポリシーを徹底するうえで役立ちます。報告対象となっている状態の重要度に基づいてアラートと通知を設定することもできます。
導入計画の最適化 データ、音声、およびコンテキスト アウェアのサービスの計画および導入のプロセスをより単純にするために、実際の導入シナリオのカバレッジ ホールを特定します。このようなインテリジェンスによって、効果的な導入計画が可能になります。
セキュリティの強化 不正なアクセス ポイントおよびデバイスの場所を特定する機能があり、システムによる検出が容易になると共に精度が高まります。エンタープライズ ネットワークの全体的なセキュリティの向上に役立ちます。
情報交換コンフィギュレーション 情報交換コンフィギュレーションとは、Cisco Unified Wireless Network コントローラからCisco Context-Aware Software にどの情報レイヤを転送するかを制御するための機能です。この機能を利用すれば、ネットワーク上で収集して転送するコンテキスト情報の量を減らすことができるため、コントローラとCisco Context-Aware Software の間に必要な帯域幅の絶対量を縮小するのに役立ちます。
履歴データ 追跡対象要素の履歴データを収集して保存します。この情報は、傾向の特定やトラブルシューティングなどの目的に利用できます。
スケーラブルなライセンス管理 Cisco Context-Aware Software のライセンス管理は、購入するライセンスのタイプと数をさまざまなシナリオに合わせて決定できる柔軟性が特徴です。ライセンスは加算方式となっているため(追跡される資産は最大 18,000 点)、システムの成長に対応できます。この「拡大に応じて購入できる」ライセンス モデルは、企業の規模の拡大へのすばやい対応と、将来のニーズを満たすためのキャパシティ確保の両方を実現できるように設計されています。
管理の容易さ Cisco Context-Aware Software には次のような機能があります。
  • バックアップとリストア
  • バックアップ スケジューラ
  • 電子ライブラリ
  • アラート ダッシュボード
  • 資産情報のインポートとエクスポート
  • タグとクライアントのフィルタリングと除外
  • アクセス コントロール リスト
  • WCS との自動同期
  • フロア区別
  • レールとリージョン
  • ログとレポート


製品仕様

Cisco Context-Aware Software は、Cisco 3300 シリーズ モビリティ サービス エンジン上で実行されます。Cisco Context-Aware Software とのインターフェイスを可能にするには、Cisco Wireless Control System(WCS)と共にロケーション ライセンスがインストールされている必要があります。WCS インターフェイスを通して、モジュールの制御と管理を行います。

Cisco Context-Aware Software の互換性

  • Cisco Wireless Control System(WCS):5.1.xxx 以降であること
  • Cisco Wireless LAN Controller(WLC):4.2.xxx(xxx > 112)または 5.0.xxx(xxx > 148)以降であること
  • Cisco Aironet 1000 シリーズ アクセス ポイント:Cisco Context-Aware Software への対応がサポートされるのはバージョン 4.2.xxx(xxx > 112)を使用する場合のみ

発注情報

表 2 に、Cisco Context-Aware Software の発注情報を示します。シスコ製品のご購入については、次の Web サイトをご覧ください。
http://www.cisco.com/web/JP/ordering/

表 2 発注情報

製品番号 製品名 用途
AIR-CAS-3KC-K9 クライアント用コンテキスト アウェア エンジン(クライアント数 3,000) 屋内環境での Wi-Fi クライアント追跡
AIR-CAS-6KC-K9 クライアント用コンテキスト アウェア エンジン(クライアント数 6,000)
AIR-CAS-12KC-K9 クライアント用コンテキスト アウェア エンジン(クライアント数 12,000)
AIR-CAS-3KT-K9 タグ用コンテキスト アウェア エンジン(タグ数 3,000) 屋内、屋外、および高天井環境での Wi-Fi タグ追跡
AIR-CAS-6KT-K9 タグ用コンテキスト アウェア エンジン(タグ数 6,000)
AIR-CAS-12KT-K9 タグ用コンテキスト アウェア エンジン(タグ数 12,000)


サービスおよびサポート

シスコは、お客様の成功を支援する幅広いサービス プログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。シスコは、お客様のネットワークへの投資を最大限に活用し、ネットワーク運用を最適化すると共に、最新アプリケーションに対応できるようにネットワークを整備し、よりインテリジェントなネットワークを構築することによって、お客様の事業拡大を支援しています。シスコ サービスの詳細については、以下の URL を参照してください。

シスコ テクニカル サポート http://www.cisco.com/jp/go/tac
シスコ サポート プログラム http://www.cisco.com/jp/services

シスコ コンテキスト連動モビリティ ソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/contextaware/ を参照してください。

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