Cisco 5700 シリーズ ワイヤレス LAN コントローラ

Cisco 5760 Wireless LAN Controller のワイヤレス アクセス ポイント使用(RTU)ライセンス

Q&A





Cisco 5760 Wireless LAN Controller のワイヤレス アクセス ポイント使用(RTU)ライセンス



Q. 使用(RTU)ライセンスとは何ですか。
A. RTU ライセンスは任意のライセンス モデルです。このモデルでは、ライセンスは一意のデバイス ID(UDI)、製品 ID、シリアル番号に関連付けられません。この Q&A では、関連ライセンスは、アクセス ポイント数ライセンスとします。アクセス ポイントの接続と制御にシスコのワイヤレス コントローラを使用する場合、アクセス ポイント数ライセンスが必要です。

Q. RTU ライセンスを有効にするにはどうすればよいですか。
A. アクセス ポイント数ライセンスは、コマンドライン インターフェイス(CLI)で RTU エンドユーザ ライセンス契約書(EULA)に同意して有効にします。

発注プロセスはこれまでと同じです。コントローラにプリインストールされた形でアクセス ポイント数ライセンスを購入するか、アクセス ポイント数に応じた追加ライセンスを個別に注文します。アクセス ポイント数の追加ライセンスは、お支払い完了後に、電子ライセンスまたはペーパー ライセンスの形式で提供されます。ライセンス PAK や SWIFT はないため、Cisco.com ポータルや他の外部ライセンス ツールを使用する必要はありません。

Q. RTU ライセンスの利点は何ですか。
A. RTU ライセンスを使用することで、追加ライセンスのインストール時や、RAM プロセスでのコントローラ間のライセンス移転の際に、追加の作業手順やツールを使用したり、Cisco.com にアクセスして PAK の処理を行う必要がなくなり、アクセス ポイント追加ライセンスの有効化作業が簡素化されます。

Q. RTU ライセンスが適用されるのはどのワイヤレス コントローラ製品ですか。また、いつから導入されますか。
A. このドキュメントは、Cisco 5760 WLC 上の RTU アクセス ポイント数ライセンスに適用されます。Cisco 5760 WLC は、RTU ベースのアクセス ポイント数ライセンスをサポートしています。

Cisco Flex 7500 シリーズ ワイヤレス コントローラも RTU ライセンスを使用します。これらのプラットフォームの詳細については、こちらの RTU FAQ(http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/wireless/ps6302/ps8322/ps11635/qa_c67-713536.html)をご覧ください。

Cisco 5508 Wireless Controller、Cisco Wireless Services Module 2(WiSM2)、Cisco 2500 シリーズ ワイヤレス コントローラなど、その他のワイヤレス コントローラ プラットフォームでは、引き続きノード ロック式のライセンス モデルを使用し、アクセス ポイント数ライセンスはハードウェアに関連付けられます。

Q. モビリティ エージェントとモビリティ コントローラの両方に、ワイヤレス アクセス ポイント ライセンスは必要ですか。
A. アクセス ポイントを管理するためのライセンスは、モビリティ コントローラにのみ必要です。

Q. RTU ライセンス体系にはどのようなライセンス タイプがありますか。
A. 次の種類のライセンスがあります。
  • 無期限の基本ライセンス:プログラムとして、製造時にコントローラ ハードウェアに組み込まれます。Cisco 5760 WLC の場合、アクセス ポイント数ライセンスは、任意の数をコントローラ間で移転することができます。これは、シスコの他のワイヤレス コントローラには適用されませんのでご注意ください。
  • 追加ライセンス:RTU の EULA に合意することで有効化される、ワイヤレス アクセス ポイント数ライセンスです。EULA により、お客様/ユーザは、アクティベーションの際に、指定されたアクセス ポイント数ライセンスを購入することが義務付けられています。アクセス ポイント数追加ライセンスの使用によって、お客様はビジネスの成長に合わせて柔軟に規模を調整できます。
  • 評価ライセンス:デモまたはテスト モードで 90 日間利用可能なライセンスです。90 日の有効期限が切れる 15 日前に、追加ライセンスの購入をご案内する通知とメッセージが送付されます。この評価ライセンスは、ライセンス イメージと一緒にインストールされます。評価ライセンスは、コマンドを使っていつでもアクティベーションできます。CLI をアクティベーションする際に、ユーザに EULA が表示されます。EULA により、90 日間を超えて利用される場合は、特定の数のライセンス分の支払いが義務付けられています。試用期間は、EULA に合意した時点で開始されます。
Q. EULA の内容と、RTU を有効にするプロセスを教えてください。
A. ユーザが CLI または GUI を使ってアクセス ポイント追加ライセンスを追加したり削除したりするたびに、次の RTU EULA が表示されます。ユーザは、追加や削除を実行する都度、RTU EULA に同意するか、拒否するかを選択できます。

RTU エンドユーザ ライセンス契約書

以下の条項をご確認ください。シスコの製品機能に対して供与されたライセンスまたはライセンス キーをインストールする、又はそのような製品機能を使用することにより、お客様は次の条項に完全に同意したと見なされます。ここに明記する条項に従う意思がない場合は、一切の作業を停止してください。

この製品機能を使用するには、追加の支払いを行った上で、シスコからライセンスを取得する必要があります。この製品機能を使用する際は、シスコのユーザ ライセンス契約書
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html)及び当該の製品機能に関連するすべての補足事項に従うものとします。

ライセンスなしで製品機能を使用されているお客様には、その対価をシスコに支払う責任があります。1 つの製品のソフトウェア機能について本契約に同意すると、購入されるすべてのシスコ製品のすべてのソフトウェア(同一のソフトウェアも含む)について同意したと見なされます(ただし、ライセンスは使用するソフトウェアごとに購入する必要があります。つまり、あるソフトウェア機能を 1000 個のデバイス上で有効にする場合は、1000 ライセンスを購入します)。

シスコの同機種のデバイスの同じ機能ですでにライセンスをお持ちの場合は、それを移転できます。

ソフトウェア コマンドライン インターフェイスをアクティベーションする行為は、本契約に同意した証拠となります。

[同意します] ボタンをクリックするか、「はい」と入力することで、ここに明記された全条項を読み、それに従うことに同意したと見なされます。同意します(はい/いいえ)。


Q. RTU ライセンスは、ライセンス プーリングと同じですか。
A. はい。Cisco 5760 WLC をベースにしたコントローラでは、RTU ライセンスはプーリングと同じと考えて問題ありません。このタイプのコントローラでは追加ライセンスと基本ライセンスのいずれも、任意の数を移転できます。

Q. スタック内のスイッチにインストールされるアクセス ポイントのライセンス数にはどのような制約がありますか。
A. スタック内のアクセス ポイント ライセンスは、スタックの上限(50)まで追加できます。

Q. アクセス ポイント ライセンスの追加と削除にはどのコマンドを使用しますか。
A. ライセンス レベルでのアクティベーションと EULA への同意には、次のコマンドを使用します。
  • # license right-to-use activate apcount ### slot 1

同様に、アクセス ポイント ライセンスを無効にする場合には、次のコマンドを使用します。

  • # license right-to-use deactivate apcount ### slot 1
Q. 評価版の RTU ライセンスの使用を開始してから 90 日間経過するとどうなりますか。
A. 評価版の RTU ライセンスの EULA では、90 日以内に無制限ライセンスをご購入いただくことを想定しています。

90 日が経過すると、評価ライセンスは無効になります。90 日の期間が終了する 10 日前と 5 日前に、評価ライセンスの期限切れをお知らせする警告 Syslog メッセージが表示されます。90 日が経過すると、警告 Syslog メッセージが毎日表示されるようになります。毎日 Syslog メッセージが表示されることを除けば、有効期限が切れた評価ライセンスは、スイッチのリロードを行わない限り、正常に機能します。リロードした後で、有効期限の切れた評価ライセンスを再度アクティベーションすることはできません。ただし、必要に応じて、別の評価ライセンスを再作成することは可能です。

Q. シスコのワイヤレス コントローラ間で RTU ライセンスを移転することはできますか。
A. はい、IOS ベースのワイヤレス コントローラ ファミリ間であれば、全体でも一部でも、RTU ライセンスを移転できます。

移転が有効な例と無効な例を以下に示します。

最初に、考えられるコントローラとアクセス ポイントの組み合わせを挙げます。
  • 4000 台のアクセス ポイントが接続されたコントローラ A:Cisco 8510 Wireless Controller と、プリインストールされた 3000 のアクセス ポイント ライセンス(AIR-CT8510-3K-K9)、および 1000 のアクセス ポイント追加ライセンス(LIC-CT8500-1000A)。
  • 10 台のアクセス ポイントが接続されたコントローラ B:IP Base または IP Services 機能を搭載した Cisco Catalyst 3850 と、10 のアクセス ポイント ライセンスがプリインストールされたワイヤレス コントローラ
  • 10 台のアクセス ポイントが接続されたコントローラ C:IP Base または IP Services 機能を搭載した Cisco Catalyst 3850 と、10 のアクセス ポイント ライセンスがプリインストールされたワイヤレス コントローラ
  • 350 台のアクセス ポイントが接続されたコントローラ D:Cisco 5760 WLC と、プリインストールされた 250 のアクセス ポイント ライセンス、および 100 のアクセス ポイント追加ライセンス。
  • 350 台のアクセス ポイントが接続されたコントローラ E:Cisco 5760 WLC と、プリインストールされた 250 のアクセス ポイント ライセンス、および 100 のアクセス ポイント追加ライセンス。
ライセンスの移転 有効/無効
B から C 有効
B から E 有効
D から E 有効
A から E 無効


Q. RTU ライセンスは、高可用性コントローラの SKU に影響しますか。
A. いいえ。RTU ライセンスは、高可用性コントローラの SKU とは関係ありません。

Q. ユーザは、ワイヤレス ネットワーク上で有効化されているライセンスをどのように把握できますか。
A. ワイヤレス ネットワーク上で構成されているアクセス ポイント ライセンス、および使用されているアクセス ポイント ライセンスをお客様が監視できるようになっています。コントローラのグラフィカル ユーザ インターフェイスまたは CLI を使用するか、Cisco PRIME™ インフラストラクチャを使って、コントローラごとにライセンスを確認できます。また、Cisco PRIME インフラストラクチャでは、複数のワイヤレス コントローラにわたるネットワーク全体のライセンスを表示できます。

ライセンスはタイプごと(無制限、基本、追加、評価)に表示されます。

以下のようなライセンスの状態も表示されます。
  • ライセンスが有効化されている(EULA が同意され、使用可能な状態)かどうか
  • ライセンスが現在使用されているかどうか
図 1 は、CLI で RTU ライセンスの概要を表示した例です。

図 1 CLI で出力された RTU ライセンスの概要

図 1 CLI で出力された RTU ライセンスの概要


図 2 は、Cisco PRIME インフラストラクチャの例です。

図 2 Cisco PRIME インフラストラクチャで出力された RTU ライセンスの概要

図 2 Cisco PRIME インフラストラクチャで出力された RTU ライセンスの概要