Product BulletinCisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1概要シスコは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 のソフトウェア拡張機能および使用可能なハードウェア製品により、Cisco Unified Wireless Network を強化しています。今回のリリースでは、拡張セキュリティ、ゲスト アクセス、音声サービス、ロケーション サービスなど、モビリティ サービスのポートフォリオがさらに充実しました。この新しいリリースで提供される機能は次のとおりです。
このリリースでは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.0 で提供された機能に加えて、新しい機能がサポートされています。このリリースで導入された新機能は次のとおりです。
新機能ここでは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 の新機能について説明します。これらの機能は、Lightweight Access Point Protocol(LWAPP)が稼働する Cisco Aironet® アクセス ポイント、Cisco 2100 および 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco Catalyst® 6500 シリーズ Wireless Services Module(WiSM)、サービス統合型ルータ用 Cisco Wireless LAN Controller Module(WLCM)および Cisco Wireless LAN Controller Module Enhanced(WLCM-E)、Cisco Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller、Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance、Cisco WCS、および Cisco WCS Navigator でサポートされています。 表 1 に、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 の新機能を示します。この新機能は、記載されている各プラットフォームのこのリリースでサポートされています。 表 1 Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 の新機能
1 Cisco Aironet 1240G シリーズおよび 1130G シリーズ アクセス ポイントのみ 3 LWAPP が稼働する Cisco Aironet 1130AG および 1240AG シリーズ アクセス ポイント 4 Cisco 4400 シリーズ Wireless LAN Controller 5 すべての Wi-Fi クライアントでこの機能がサポートされます。 6すべての Wi-Fi クライアント デバイスでサポートされます。 Cisco Aironet アクセス ポイントCisco Aironet アクセス ポイントのフラッグシップ モデルである Cisco Aironet 1240AG シリーズおよび Cisco Aironet 1130AG シリーズに、802.11a/5GHz を使用できない規制区域向けのシングルバンド 802.11g バージョンが追加されました。 Cisco Aironet 1240G シリーズ アクセス ポイントは、工場、倉庫、大規模小売店などの過酷な RF 環境に対応するシングルバンドの 802.11g ワイヤレス接続を提供します(表 2)。 表 2 Cisco Aironet 1240G シリーズ アクセス ポイント
Cisco Aironet 1130G シリーズは、オフィスなどの RF 環境に簡単に配置できる、アンテナを内蔵したシングルバンド、ロープロファイル ビジネスクラスのアクセス ポイントです(表 3)。 表 3 Cisco Aironet 1130G シリーズ アクセス ポイント
ワイヤレス LAN コントローラCisco Wireless LAN Controller Network Module Enhanced(WLCM-E)のサポートこのソフトウェア リリースでは、新しく Cisco Wireless LAN Controller Network Module Enhanced(WLCM-E)が導入されています。この新しいデバイスは、Wireless LAN Controller の機能を Cisco 2800、3700、および 3800 シリーズ サービス統合型ルータに統合しています。IT サポートが限られた中堅・中小企業(SMB)および大企業のブランチ オフィス向けに設計されたデバイスです。このデバイスを使用すると、SMB およびブランチ オフィスで、セキュア WLAN を高い費用対効果で簡単に導入し管理することができます。 詳細は、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/jp/product/hs/ifmodule/cnm/prodlit/wlancm_ds.shtml VoWLAN の負荷ベース コール アドミッション制御VoWLAN の負荷ベース CAC により、VoWLAN の信頼性が向上しています。この新機能により、統合ネットワーク(集中管理型アクセス ポイントおよびワイヤレス LAN コントローラ)で処理できる音声コール数を決定する際、追加で 3 つの変数が考慮されます。3 つの変数とは、ローカル アクセス ポイントが使用する帯域幅、共通チャネル アクセス ポイントの干渉、およびコロケーテッド チャネルの干渉です。 この新機能を使用すると、アクセス ポイントが新規の VoWLAN コールをサポートする十分な帯域幅があるかどうかを判別する際に、これら 3 つの新しい変数が考慮されます。音声の加入過多を防ぎ、QoS(Quality Of Service)を維持したうえで、新しいコールをサポートできる十分な帯域幅がある場合にのみ、アクセス ポイントが新規の VoWLAN コールを受け付けます。 アンカー ワイヤレス LAN コントローラのフェールオーバーこのリリースでは、外部ワイヤレス LAN コントローラとアンカー ワイヤレス LAN コントローラの間におけるローミング クライアントのモビリティ フェールオーバーがサポートされます。アンカー コントローラはクライアントに保有する IP アドレスを提供します。クライアントは最初にこのコントローラに関連付けられます。外部コントローラは、クライアントがネットワーク上でローミングする任意のコントローラです。 レイヤ 3 ローミング中に、外部コントローラとアンカー コントローラの間でハートビートが維持されます(図 1)。このハートビートが失敗した場合、外部コントローラは接続しているローミング クライアントの関連付けを解除します。 さらに、クライアント デバイスがゲスト WLAN に存在しているときにハートビートが失敗した場合、外部コントローラはそのアンカー コントローラを到達不可能としてマークし、ローミング クライアントのアンカー コントローラに障害が発生しても、そのコントローラには接続させないようにします。さらに、ローミング クライアントが外部コントローラから新しい IP アドレスを取得できるようにします。アンカー コントローラを失ったゲスト クライアントは、関連付けをやり直す時点で別のアンカーにトンネリングされます(図 2)。 分散管理型アクセス ポイント ワークグループ ブリッジのサポートWGB モードで動作する分散管理型 Cisco Aironet アクセス ポイントは、LWAPP を実行する Cisco Aironet アクセス ポイントと関連付けを行い、有線デバイスへの 802.11 ワイヤレス接続を提供できるようになりました。分散管理型 WGB アクセス ポイントは有線クライアントの MAC アドレスを学習したあと、LWAPP アクセス ポイントおよびワイヤレス LAN コントローラに、このデバイスがワイヤレス ネットワーク上で動作していることを通知します。このシナリオにより、有線クライアントとセキュア ローミングのトランスペアレント ブリッジングが提供されます。分散管理型 WGB アクセス ポイントと接続先の有線デバイスは、静止している必要はなく、カート、電車、または走行中の車両内にあっても利用できます(図 3)。 この機能により、有線デバイスのモビリティが実現されます。医療機器、キャッシュ レジスタ、プリンタ、その他の有線のデバイスを含む MAC アドレスとイーサネット ポートを持つ任意の有線クライアントを、分散管理型 WGB アクセス ポイントでサポートすることができます。WGB クライアント モードで動作する Cisco Aironet 1100、1130、1200、1230AG、1240AG、および 1300 シリーズ アクセス ポイントで、この機能がサポートされます。この機能では、LEAP、EAP-Flexible Authentication via Secure Tunneling(EAP-FAST)、および EAP-Transport Layer Security(EAP-TLS)による認証がサポートされます。 この機能では WLAN 上のマルチキャストがサポートされますが、信頼性の高い WLAN 上のマルチキャストはサポートされません。有線デバイスの Autonomous WGB アクセス ポイントでは、VLAN はサポートされません。Autonomous WGB アクセス ポイントは、Cisco WCS では管理できません。 ローカル EAP の終端このリリースでは、ローカル ワイヤレス LAN コントローラでの EAP の終端による IEEE 802.11i、Wi-Fi Protected Access(WPA)、および WPA2 認証がサポートされています。この機能により、ワイヤレス LAN コントローラは RADIUS サーバを使用せずに、ユーザのローカル データベースで認証することができます。ユーザをワイヤレス LAN コントローラ上に定義することも、ワイヤレス LAN コントローラからアクセス可能な Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)データベース(Active Directory など)に定義することも可能です。WAN リンクの信頼性が低いリモート サイトでは、この機能が最適です。Cisco LEAP、EAP-FAST、EAP-TLS、Message Digest Algorithm 5(MD5)など、さまざまな EAP タイプがサポートされています。 また、中央の RADIUS サーバが到達不可能になった場合、コントローラはローカル EAP を使用してユーザを認証することができます(図 4)。
図 4 ローカル EAP の終端 シンメトリック モビリティ トンネリング外部ワイヤレス LAN コントローラは、動的インターフェイスではなく EtherIP トンネリングを介して、レイヤ 3 ローミング クライアントのパケットをアンカー ワイヤレス LAN コントローラに戻します。このときパケットの送信元 IP アドレスは、外部コントローラの管理 IP アドレスになり、Reverse Path Forwarding(RPF)を使用するアップストリーム ルータは、トンネリングされていないパケットの送信元 IP アドレスがルータ サブネットに一致しないためパケットを廃棄せずに転送することができます。このオプションは変更することもできます(図 5)。 FIPS 140-2 Level 2 の検証と再認定FIPS は暗号化モジュールに関するセキュリティ要件を規定します。このリリースでは Cisco Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller に関する FIPS 140-2 Level 2 の検証が提供されています。また、Cisco 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WiSM、および LWAPP が稼働する Cisco Aironet 1130AG および 1240AG シリーズ アクセス ポイントの FIPS 再認定もサポートされます。 TACACS+ のサポートこのリリースでは、ワイヤレス LAN コントローラに関する TACACS+ がサポートされます。TACACS+ は、管理者の Authentication, Authorization, and Accounting(AAA; 認証、認可、アカウンティング)をサポートするシスコのプロトコルであり、管理者の認証、それぞれの管理者が実行できるコマンド(show コマンド、設定変更など)を指定します。ワイヤレス LAN コントローラがサポートする TACACS+ 許可レベルは、monitor、all、WLAN、controller、wireless、security、management、commands、および lobby です。 複数の国番号を持つコントローラワイヤレス LAN コントローラに国番号のリストを設定できるようになりました。このリストにより、アクセス ポイントの少なくとも 1 つのワイヤレス LAN がコントローラのいずれかの国番号に設定されていれば、そのアクセス ポイントはネットワークに加入することができます。また、この設定により複数の国にまたがるネットワークで同一のコントローラを使用して、さまざまな場所に配置されたアクセス ポイントを管理することができます。 注:複数の国番号を設定したアクセス ポイントを同じワイヤレス LAN コントローラから管理する場合、Radio Resource Management(RRM)は、設定されたすべての国に共通するチャネルに限定されます。 Cisco Discovery Protocol の機能拡張アクセス ポイントが Cisco Discovery Protocol を終端し、ワイヤレス LAN コントローラにネイバー情報を転送できるようになりました。Cisco Discovery Protocol を使用すると、シスコ製デバイスは隣接する他のシスコ製デバイスを認識できます。 日本の規制区域の更新このリリースでは、日本における W52 周波数セット(チャネル 36、40、44、および 48)に対応する「U」規制区域がサポートされます。この新しい区域を指定したシスコ製アクセス ポイントは、「U」ワイヤレスに設定された状態で出荷されます。インストール済みの「J」アクセス ポイントは、このリリースでは自動的に「U」ステータスにアップグレードされます。Cisco WLAN の最新の準拠ステータスについては、次の URL にアクセスしてください。http://www.cisco.com/application/pdf/en/us/guest/products/ps5861/c1650/cdccont_0900aecd80537b6a.pdf 優先的な帯域幅要求このリリースでは、クライアント デバイスが、特定の種類のコール要求(緊急電話コールなど)や、優先度の高い特定の種類のデバイス(上級管理職が使用する Wi-Fi フォンなど)に、プライオリティを付加することができます。 Cisco WCS を使用すると、ネットワーク管理者は、アクセス ポイントおよびワイヤレス LAN コントローラで優先度の高いコール用に帯域幅を予約することができます。ワイヤレス LAN コントローラは、これらの要求に予約済みの帯域幅を与え、確実に接続を確立できるようにします。 Cisco Aironet 802.11a/b/g CardBus ワイヤレス LAN クライアント アダプタおよびワイヤレス PCI アダプタCisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 では、Cisco Aironet 802.11a/b/g CardBus ワイヤレス LAN クライアント アダプタおよびワイヤレス PCI アダプタで次の新機能がサポートされます。 MFPCisco Aironet 802.11a/b/g CardBus ワイヤレス LAN クライアント アダプタおよびワイヤレス PCI アダプタで、MFP が使用できるようになりました(インフラストラクチャの MFP は、ソフトウェア Release 4.0 からサポートされています)。MFP は、ネットワーク接続時に管理フレームを暗号ハッシュし、Message Integrity Check(MIC)を生成することにより、802.11 接続の MAC 管理レイヤのセキュリティを強化します。このリリースでは、Cisco Aironet 802.11a/b/g CardBus ワイヤレス LAN クライアント アダプタまたはワイヤレス PCI アダプタが、攻撃の最初のインスタンスで管理フレームのスプーフィングを検出し、デバイス インターフェイスに Intrusion Detection System(IDS; 侵入検知システム)アラートを生成することができます。アクセス ポイントが、クライアントまたは他のアクセス ポイントからスプーフィングされた管理フレームを検出した場合、生成された IDS アラートはワイヤレス LAN コントローラに送信され、Cisco WCS にルーティングされます(図 6)。
図 6 Cisco Aironet 802.11a/b/g CardBus ワイヤレス LAN クライアント アダプタおよびワイヤレス PCI アダプタの MFP Cisco Wireless Control System NavigatorCisco WCS Navigatorこのリリースでは、Cisco Unified Wireless Network の大規模実装のスケーラビリティ、管理性、および可視性を強化する集約型プラットフォームのための Cisco WCS Navigator が導入されています。この強力なソフトウェアベース ソリューションにより、さまざまな場所に配置された複数の Cisco WCS 管理プラットフォームからの情報に、ネットワーク管理者が高い費用対効果で簡単にアクセスすることができ、Unified Wireless Network の管理レベルでの区分が可能になります。 Cisco WCS Navigator は、データベースを組み込んだサーバ プラットフォームで稼働します。Cisco WCS Navigator は最大 20 の Cisco WCS 管理プラットフォームをサポートすることができ、1 つの管理コンソールから最大 20,000 の中央管理型 Cisco Aironet アクセス ポイントを管理できます。集中型のネットワーク モニタリングおよびコンポーネント レポートのほかに、容易なセットアップ、操作性の改善、クロスシステム サーチ、ロケーション トラッキング、および管理アクセスのための各種パラメータ(セキュア シングル サインオン、TACACS+ のサポートなど)をサポートします。 Cisco WCS Navigator は、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 以上でのみ使用可能です。Cisco WCS Navigator に接続する Cisco WCS 管理プラットフォームは、すべて Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 を実行している必要があります。 表 4 に Cisco WCS Navigator のライセンスを示します。 詳細は、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/jp/product/hs/wireless/wcsnav 表 4 Cisco WCS Navigator のライセンス
Cisco Wireless Control SystemCisco WCS Enterprise ライセンスこのリリースから、お客様が Cisco WCS の Enterprise ライセンスを購入できるようになりました。各 Enterprise ライセンスでサポートされる最大数のアクセス ポイントを上限として、複数のサーバに Cisco WCS を導入することができます(表 5)。 Cisco WCS Enterprise ライセンスは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 以上でのみ有効です。 表 5 Cisco WCS Enterprise ライセンス
Cisco WCS ライセンスの詳細については、『Cisco Wireless Control System (WCS) Licensing and Ordering Guide』を参照してください。 レポートCisco WCS のレポート機能が拡張され、データ管理を改善し、操作を簡易化し、レポート生成の柔軟性を高める新しい機能が追加されています。 表 6 に、このリリースに含まれるレポート拡張機能を示します。 表 6 Cisco WCS の全般的なレポート拡張機能
このリリースに含まれる新しいレポート カテゴリは、次のとおりです。
表 7 に、このリリースに含まれる新しいレポートを示します。 表 7 新しい Cisco WCS レポート
操作性の改善のための機能拡張このリリースには、次のように Cisco WCS の操作性を改善するさまざまな拡張機能があります。
ワイヤレス LAN コントローラのバルク プロビジョニングCisco WCS に CSV ファイルをインポートして、すべてのワイヤレス LAN コントローラを一括してプロビジョニングできるようになりました。 クライアント トラブルシューティング ツールこのリリースでは、ネットワーク管理者が迅速かつ容易にクライアントの問題をトラブルシューティングできる、新しいクライアント トラブルシューティング ツールがサポートされています。このツールを使用するには、クライアント モニタリング ページでクライアントの MAC アドレスを入力します。トラブルシューティング ダッシュボードに表示されるクライアントの詳細情報により、ネットワーク管理者はクライアントの問題を迅速にトラブルシューティングできます。 このツールには、特定された問題点と推奨する措置を一覧表示するサマリー ページのほか、コントローラからログ メッセージをキャプチャするログ分析、および詳細なイベント履歴が含まれます。このツールは、ネットワーク管理者がレイヤ 1 ~ 3 のクライアントの問題を 1 ステップずつデバッグする際に役立ちます。 ゲスト アクセスの機能拡張このリリースには、次のゲスト アクセス拡張機能が含まれます。 ゲスト ユーザ アクセスの自動スケジューリング ゲスト ユーザのプロビジョニング担当者が、自動ゲスト アクセスの日時をスケジューリングしてカスタマイズできます。この機能により、ゲスト アクセスのセキュリティが強化されます。 ゲスト ユーザ クレデンシャルの E メール送信 あらかじめプロビジョニングされたゲスト ユーザに対し、実際に接続する前に E メールでログイン クレデンシャルを送付できます。ゲスト ユーザのプロビジョニング担当者は、この機能によりゲスト ユーザ アクセスのセットアップに費やす時間を短縮できます。 ワイヤレス LAN コントローラ グループによる柔軟なゲスト アクセスのプロビジョニング ネットワークに接続された特定のワイヤレス LAN コントローラ、ワイヤレス LAN コントローラのサブセット、またはすべてのワイヤレス LAN コントローラを介して、ゲスト ユーザがネットワークにアクセスするようにプロビジョニングすることができます。この機能により、個々の建物内およびネットワーク全体のゲスト ユーザ アクセスのプロビジョニングを柔軟に行うことができます。 Cisco WCS マップへのゲスト ユーザのマッピング ゲスト ユーザのプロビジョニング担当者は、Cisco WCS でキャンパス、建物、またはフロアなどのエリア マップを選択し、ゲスト ユーザのネットワーク アクセスを制限できます。ゲスト ユーザ プロファイルをセットアップする際に特定のエリアを選択しない場合、そのゲストは、ゲスト ワイヤレス LAN コントローラ パラメータの範囲内ですべてのエリアからアクセス可能になります。この機能により、ネットワーク ロケーション別にゲスト ユーザを制限できます。 ゲスト ユーザ プロビジョニング担当者のアクティビティのロギング 次のゲスト ユーザ プロビジョニング担当者のアクティビティがロギングされるようになりました。ゲスト ユーザ プロファイルの作成、削除、または更新、およびゲスト ユーザ プロビジョニング担当者のログイン。 Cognio Spectrum Expert との統合このリリースでは、Cisco WCS と Cognio Spectrum Expert の統合がサポートされています。この統合により、干渉に影響されている集中管理型 Cisco アクセス ポイント付近にある非 Wi-Fi 干渉源を、Cognio Spectrum Expert ツールで調査することが可能になります。干渉源を特定したあと、そのデバイスを除去、移動、保護、調整、または交換するなどの対策を講じることができます。 このリリースでは、干渉を引き起こしている新しいデバイスが Cognio Spectrum Expert によって特定された場合、Cognio Spectrum Expert からの非 Wi-Fi 干渉デバイス トラップを受信するように Cisco WCS を設定することができます。このリリースでは、次のアクションをサポートするように Cisco WCS を設定できます。
重大な干渉イベントの場合に限ってトラップが生成されるよう、ユーザは Cognio Spectrum Expert でトラップ フィルタとしきい値を設定することができます。 RF 干渉の詳細については、次の URL(英語)を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/netsol/ns736/networking_solutions_package.html Cognio Spectrum Expert の詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cognio.com/ TACACS+ サーバとの統合このリリースの Cisco WCS では、TACACS+ がサポートされています。TACACS+ は、管理者の AAA をサポートするシスコのプロトコルです。Cisco WCS は TACACS+ を使用して、特定の Cisco WCS 機能のアクセスを認証および認可します。 ワイヤレス LAN コントローラ設定テンプレートこのリリースでは、次の新しいワイヤレス LAN コントローラ設定テンプレートが追加されています。
CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine(WLSE)からのデータ マイグレーションCiscoWorks WLSE から Cisco WCS に、選択したデータを一括して移行することができます。この機能を使用するには、CiscoWorks WLSE がソフトウェア Release 2.15 以上で稼働している必要があります。エクスポートされる CiscoWorks WLSE .tar ファイルには、インストールされている WLAN に関する次の情報が含まれます。
エクスポート可能な CiscoWorks WLSE .tar ファイルを作成するには、CiscoWorks WLSE ソフトウェア Release 2.15 のデバッグ エリアで、ハード コーディングされたファイル形式を使用して CiscoWorks WLSE データを Cisco WCS(http://<INSERT-YOUR-WLSE-IP-ADDRESS>:1741/debug/export/exportSite.jsp)にインポートします。次に、テクニカルサポート ドキュメントに記載された手順に従って、CiscoWorks WLSE から .tar ファイルを Cisco WCS にインポートします。 スケーラビリティの向上このリリースでは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.0.179.7 と同様、ハイエンド サーバで Cisco WCS によってサポートされるワイヤレス LAN コントローラの数が増えました。
変則的な形状の建物に対応するプランニング モードのサポートCisco WCS プランニング モードで、ポリゴンによる変則的な形状の建物の描画がサポートされるようになりました。この機能により、この種の建物での WLAN 展開の設計とサポートが容易になります。 日本語版 Microsoft Windows のサポートこのリリースでは、Cisco WCS の Microsoft Windows 日本語版での稼働がサポートされています。Cisco WCS は引き続き英語版で動作します。 シスコ ワイヤレス メッシュの機能拡張ユニバーサル アクセスこの機能により、ワイヤレス バックホールとクライアント アクセスの両方で 5/4.9 GHz ワイヤレスを使用することができるため、より柔軟なユーザ アクセスが可能になります。1 つのアクセス ポイントで 2.4 GHz と 5/4.9 GHz のクライアント デバイスに接続を提供できるので、コストが削減されると同時にサービスが改善されます。たとえば、1 つのアクセス ポイントを使用して、4.9 GHz ワイヤレスのライセンス取得済みの公安デバイスと、安価な 802.11b/g ワイヤレスを使用する公安機器の両方を接続できます。 干渉を回避するルーティングこの機能は、プライマリ バックホール ワイヤレスに間欠的な干渉が発生した場合に、1 対屋外メッシュ ネットワーク対応 Cisco Aironet 1510 アクセス ポイント間で一時的に代替スペクトル周波数バックホールを使用してトラフィックを送信できるようにすることで、ネットワークのアベイラビリティと信頼性を改善します。トラフィックは必要に応じてプライマリ バックホールからセカンダリ バックホールへ、パケット単位で自動的に転送されます。 ワイヤレス メッシュ アラームおよびレポートCisco WCS ではワイヤレス メッシュ ネットワークのモニタリングを改善する拡張機能も実装されています。表 8 に、トラップ機能と条件を示します。 Cisco WCS で使用可能な新しいメッシュ レポートについては、「Cisco WCS - レポート」の項および表 7 を参照してください。 表 8 ワイヤレス メッシュ トラップ
バックホールのバックグラウンド スキャン屋外メッシュ ネットワーク対応 Cisco Aironet 1510 アクセス ポイントは、バックグラウンド スキャンにより、能動的かつ継続的に隣接チャネルを監視し、最適パスと親機を検出することができます。アクセス ポイントが現在のチャネルだけでなく隣接チャネルを検索するので、代わりに使用できる最適パスおよび親機の数が増えます。 親機との接続が失われる前にこの情報を識別しておくことで、迅速なスイッチオーバーが可能になり、アクセス ポイントは可能な限り最良のリンクを使用できます。さらに、アクセス ポイントは現在のチャネルよりも隣接リンクの方がコスト メトリックが良い(ホップ数が少なく、SNR が強い)ことが判明した時点で、新しいチャネルに切り替えることができます。 隣接チャネルのバックグラウンド スキャンと、これらのネイバーに関するデータの収集は、2 つのアクセス ポイント間のバックホール リンクで実行されます。 インフラストラクチャ ワークグループ ブリッジのサポートこの機能により、WGB デバイスがクライアントとしてワイヤレス メッシュに関連付けを行い、WGB の後ろ側にあるデバイスのためにネットワーク アクセスを拡張することができます。 導入目的としては、監視用ビデオ カメラおよびその他のイーサネット対応デバイスとともに、Cisco 3200 シリーズ ワイヤレス/モバイル ルータを道路の曲がり角に配置する場合が考えられます。Cisco 3200 シリーズ ワイヤレスおよびモバイル ルータが WGB として動作することにより、接続されたデバイスがワイヤレス メッシュ ネットワーク経由でネットワークにアクセスできます。 コール アドミッション制御この機能は、WMM のオプション要素をサポートしています。WMM は IEEE 802.11e QoS ドラフト標準のサブセットで、Enhanced Distributed Channel Access(EDCA)メソッドを使用して QoS 優先メディア アクセスをサポートしています。TSpec 機能により、予測通りで良好な音声品質が保証され、アクセス ポイント上の音声負荷の合計を管理することで、ローミングを促進できます。 CAC によって、アクティブな音声コールの数がアクセス ポイントに設定された限界を超えないように維持されます。この機能により、電話機は常にアクセス ポイントに接続されても、必ずしもアクティブ コール上のアクセス ポイントに接続されるとは限らず、結果的に、既存のコールの音声品質が維持されます。 バックホール セキュリティの強化メッシュ インフラストラクチャおよびサービスをサポートするために、従来よりも優れたセキュリティ メカニズムと拡張機能が提供されています。これらの拡張機能は、アクセス ポイント間のワイヤレス通信を堅牢に保護し、不正ネットワーク アクセスの可能性を減らします。 導入されている拡張機能は次のとおりです。
屋外ロケーションのサポート - 最寄りのアクセス ポイントこの機能は屋外メッシュ環境で Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance を使用することにより、ロケーション サービスのための Cisco Unified Wireless Network サポートを統合します。ロケーション サービスにより、メッシュ ネットワーク内でアクセス ポイントのカバレッジ エリアのどこにクライアント デバイスが存在するかについて、最寄りのアクセス ポイントの情報をネットワーク管理者が管理ステーションで表示できるようになりました。 高速ローミングこの機能により、802.11 ワイヤレス クライアントが高速で移動していてもワイヤレス メッシュ インフラストラクチャにセキュアに接続された状態を保つことができます。クライアント デバイスは、メッシュ インフラストラクチャとの Security Association(SA; セキュリティ アソシエーション)を維持しながら、最大 70 mph で接続を保ちます。 この新機能は Cisco Unified Wireless Network の一部分であり、同じコントローラによって管理する集中管理型アクセス ポイント間、同じサブネット上の同じモビリティ グループのコントローラ間、および異なるサブネット上の同じモビリティ グループのコントローラ間でのトランスポート クライアント ローミングをサポートします。 導入目的としては、公衆安全のためにメッシュ ネットワーク内で移動する救急車に積載した端末との通信を維持する場合が考えられます。 Cisco 2700 シリーズ Wireless Location ApplianceCisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag 仕様シスコは PanGo、WhereNet、AeroScout、G2 など、さまざまな Wi-Fi ベンダーと共同で、802.11 Wi-Fi ベース タグの拡張可能な仕様を開発しています。標準化された Wi-Fi タグ仕様により、ユーザがさまざまなベンダー製の Wi-Fi タグを組み合わせられる選択肢が豊富になり、Cisco Wireless Location Appliance アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)と統合する混合ベンダー アプリケーションを実装することができます。Cisco Wireless Location Appliance API を使用すると、この API を使用する任意のアプリケーションで、Wi-Fi タグから受け取った情報が使用可能になります。 Cisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag 仕様は、さまざまな製造元の Wi-Fi タグに共通のネットワーク インターフェイスを定義し、ユーザの選択肢を広げ、相互運用性を拡張するとともに、高度な機能を実現します。この仕様では、基本テレメトリ、ロケーション フィールド(Received Signal Strength Indication [RSSI] のほか、将来的な Global Positioning System [GPS]、および Electronic Product Code [EPC] グローバル拡張機能のフィールド)、バッテリ情報、緊急事態グループやチョークポイントの詳細フィールドなど、一連の基本的なWi-Fi タグ機能がサポートされます。Wi-Fi タグの製造元は、ベース仕様にベンダー固有の高度な Wi-Fi タグ機能を追加して、特定のカスタマー ニーズや環境に対応することができます。 テレメトリ情報Cisco Unified Wireless Network では、テレメトリ対応の Cisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag によるテレメトリ情報の受信と表示が可能になりました。このリリースでサポートされるテレメトリ情報は、温度、圧力、湿度、デバイス ステータス、燃料、数量、距離、および動作確率です。Wi-Fi タグでサポートされるテレメトリ情報は、各 Wi-Fi タグの製造元によって決定されます。Cisco Unified Wireless Network は、Cisco Wireless Location Appliance API から情報を受信するサードパーティ製の専用アプリケーションを通じて、テレメトリ情報を受信および表示できます。 バッテリ情報Cisco Unified Wireless Network では、Cisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag によるバッテリ情報の受信と表示が可能になりました。このリリースで使用可能なバッテリ情報は、バッテリ残量のパーセンテージ、残り日数、およびバッテリ経過時間です。Wi-Fi タグでサポートされるバッテリ情報は、各 Wi-Fi タグの製造元によって決定されます。Cisco Unified Wireless Network は、Cisco Wireless Location Appliance API から情報を受信するサードパーティ製の専用アプリケーションを通じてバッテリ情報を受信および表示することも、Cisco WCS Location Notifications Summary(図 7)で情報を表示することもできます。 緊急事態グループ通知Cisco Unified Wireless Network では、Cisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag による緊急事態グループ通知の受信と表示が可能になりました。このリリースで使用可能な緊急事態グループ通知は、パニック、デバイスの不正使用、およびデバイスのキャリアからの離脱です。Wi-Fi タグでサポートされる緊急事態グループ通知は、各 Wi-Fi タグの製造元によって決定されます。Cisco Unified Wireless Network は、Cisco Wireless Location Appliance API から情報を受信するサードパーティ製の専用アプリケーションを通じて緊急事態グループ通知を受信および表示することも、Cisco WCS Location Notifications Summary(図 7)で情報を表示することもできます。 チョークポイントのサポートこのリリースでは、チョークポイントによる精度の高い決定論的なロケーションベースの通知がサポートされています。チョークポイントに基づく通知は、Cisco Compatible Extensions Wi-Fi Tag がチョークポイントのレンジに入った時点でトリガーされます。特定のゾーン、ドアウェイ、またはゲートでのタグの出入りや、製造環境で使用されるプロセス コントロール イベントなど、さまざまな Wi-Fi タグ アクションによって通知をトリガーすることができます。チョークポイントのサマリー情報は、Cisco WCS Location Notifications Summary(図 7)に表示されます。図 8 に、チョークポイント アーキテクチャの例を示します。 チョークポイントによって Wi-Fi タグをトリガーし、Cisco Aironet アクセス ポイントに最大 10 バイトのデータを送信したり、あらかじめ保存されている 10 種類のメッセージのいずれかを送信したり、最大 10 バイトのデータを送信して保存したり、または重要な資産が目立つように特定のタグを点滅させたりすることができます。 このリリースでは、AeroScout Exciters または WhereNet WherePorts を使用する 125 kHz ベースのチョークポイントがサポートされるほか、その他のサードパーティ製の今後発表されるチョークポイント製品がサポートされます。Wi-Fi タグとチョークポイントの相互運用性を確実にするためには、同じベンダー製の Wi-Fi タグとチョークポイントを購入するのが最善です。
注:正常なネットワーク接続を確保してデバイス レンジを設定するには、該当するベンダー製のチョークポイント管理ソフトウェアを使用してすべてのチョークポイントを設定し、オンラインにする必要があります。必ずベンダー製のチョークポイント管理ソフトウェアで設定してから、チョークポイントを Cisco WCS に追加してください。ベンダー製のチョークポイント管理ソフトウェアで設定せずに Cisco WCS に追加したチョーク ポイントは動作しません。チョークポイントのアップグレードおよび詳細設定も、ベンダー製のチョークポイント管理ソフトウェアで行います。詳細については、各ベンダーのチョークポイント管理ソフトウェアのマニュアルを参照してください。 チョークポイントを使用すると、次のようなさまざまなソリューションを実現できます。
図 9 に、Cisco WCS に表示されるイベントベースのチョークポイント情報を示します。 新しい Location Protocol(LOCP)このソフトウェア リリースでは、新しい Location Protocol(LOCP)が導入されています。このプロトコルは、特定の品目がセキュリティ チェック ポイントを通過したときや、病院における緊急事態で医師をすばやく探す必要があるときなど、緊急事態やチョークポイントによってトリガーされるイベントの優先通知をサポートします。 アンテナの仰角と方位角に対応する Location Appliance アルゴリズムの機能拡張Cisco Wireless Location Appliance の RSSI ベースのロケーション計算に、Cisco Aironet アクセス ポイントのアンテナの高さおよび方位角が考慮されるようになりました。この機能は、倉庫などの天井が高い場所にロケーション サービスを導入する場合に役立ちます。 サービスおよびサポートシスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用するため、各種サービス プログラムを用意しています。これらのプログラムは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下の URL を参照してください。
新リリースのソフトウェアのダウンロードCisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 4.1 は、Cisco Wireless Software Display Tables からダウンロードしてください(ログインが必要です)。 関連情報Cisco WLAN 製品の詳細については、次の URL を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network の詳細については、次の URL を参照してください。 |
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