データ シートCisco Wireless LAN Controller
図 1 Cisco 2000/4400 シリーズ Wireless LAN Controller
図 2 統合型コントローラ 製品概要Cisco® Wireless LAN Controller は、セキュリティ ポリシー、侵入防御、RF 管理、Quality of Service(QoS; サービス品質)、モビリティなどの WLAN 機能をシステム全体に提供し、中小規模の企業ビジネスにおける WLAN 展開に最適なデバイスとなっています。このデバイスは、Cisco Wireless Control System(WCS)ソフトウェアおよび Cisco Lightweight アクセス ポイントと連携して、ビジネスクリティカルな無線アプリケーションをサポートするために設計されました。音声およびゲスト アクセス サービスからロケーション トラッキングまで、Cisco Wireless LAN Controller は、ブランチ オフィスから屋外のキャンパスまで、企業全体にわたるセキュアな無線ネットワークを構築するのに必要な制御機能、スケーラビリティ、セキュリティ、および信頼性を提供します。 Cisco Wireless LAN Controller は、既存のエンタープライズ ネットワークにスムーズに統合することができます。このデバイスは、Lightweight Access Point Protocol(LWAPP)を使用して、レイヤ 2(イーサネット)またはレイヤ 3(IP)インフラストラクチャで Cisco Lightweight アクセス ポイントと通信します(図 3)。新しい IETF 標準である CAPWAP(Control And Provisioning of Wireless Access Points)により、アクセス ポイントと Wireless LAN Controller の間の通信は安全に行われます。また、WLAN の重要な設定および管理が完全に自動化されるため、WLAN をコスト効率よく運用できます。
図 3 中央集中型 WLAN Cisco Wireless LAN Controller を使用すると、企業は、ビジネスクリティカルなアプリケーションをサポートするエンドツーエンドの WLAN システムのためにポリシーを作成して適用できます。複数の Wireless LAN Controller がある場合、自動的に互いを認識し、Wireless LAN Controller 全体にわたってシームレスに WLAN サービスを調整します。このように、Cisco Wireless LAN Controller は単一のシームレスなシステムとして動作し、スケーラブルな WLAN ネットワークを多くのアクセス ポイントとともに提供します。音声およびデータ サービスからロケーション トラッキングまで、Cisco Wireless LAN Controller は、大規模でセキュアな無線ネットワークを構築するのに必要な制御機能、スケーラビリティ、セキュリティ、および信頼性を提供します。 多様な展開オプションシスコシステムズは、さまざまな企業の構成例に対応できるように、複数の Wireless LAN Controller を提供しています。これには、Cisco 2000 シリーズ、4400 シリーズ、Catalyst 6500 Wireless Services Module(WiSM)、サービス統合型ルータ用 Wireless LAN Controller Module、および Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller があります。 Cisco 2000 シリーズは、中小・中堅企業環境に、定評のある WLAN サービスを提供します。このシリーズは、最大 6 つの Lightweight アクセス ポイントをサポートする、小規模な建物向けのコスト効率の高いソリューションです。統合された Dynamic Host Control Protocol(DHCP)サービスと手動操作不要のアクセス ポイント設定機能を備えているため、分散した企業のブランチ オフィスなど、オンサイトの IT サポートを受けにくい環境にも適しています。 Cisco 4400 シリーズ Wireless LAN Controller には、2 つのモデルがあり、中規模から大規模の施設向けに設計されています。Cisco 4402 は、2 つのギガビット イーサネット ポートを備え、12、25、50 のアクセス ポイントをサポートします。Cisco 4404 は、4 つのギガビット イーサネット ポートを備え、100 のアクセス ポイントをサポートします。Cisco 4402 には 1 つの拡張スロット、Cisco 4404 には 2 つの拡張スロットがあり、VPN 終端を追加するだけでなく、拡張機能を将来的に追加することができます。さらに、それぞれの Wireless LAN Controller はオプションで冗長電源装置をサポートしており、最大限の可用性を保証します。 Wireless LAN Controller は、Cisco Catalyst 6500 およびサービス統合型ルータのモジュールとしても提供されています。Cisco Catalyst 6500(WiSM)の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/ifmodule/csm/wism/ を参照してください。シスコのサービス統合型ルータ用 Wireless LAN Controller Module(WLCM)の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/ifmodule/cnm/wlancm/ を参照してください。Cisco Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/wireless/3750sriwlc/ を参照してください。 インテリジェントな RF 管理すべての Cisco Wireless LAN Controller には、状況に応じて RF 管理をリアルタイムで行うソフトウェアが組み込まれています。シスコ WLAN システムでは、エア スペース内の変化をリアルタイムで検出して対応する、特許出願中の Radio Resource Management(RRM)アルゴリズムが使用されます。このような調整により、ルーティング プロトコルが IP ネットワークの最適なトポロジーを計算するのとほぼ同じ方法で、無線ネットワークの最適なトポロジーが作成されます。 Cisco Wireless LAN Controller のインテリジェントな RF 機能の詳細は、次のとおりです。
厳格なセキュリティCisco Wireless LAN Controller は、次のような最も厳格なレベルのセキュリティ標準に準拠しています。
このようなセキュリティ強化により、業界で最も包括的な WLAN セキュリティ ソリューションが実現しました。 シスコ WLAN アーキテクチャでは、アクセス ポイントはエア モニタとして機能し、無線ドメインに関するリアルタイムの情報を Cisco Wireless LAN Controller に送信します。セキュリティの脅威はすべて、Cisco Wireless Control System(WCS)で特定され、ネットワーク管理者に迅速に提示されます。Cisco WCS では、厳密な分析および修正処理を行うことができます。 シスコは、無線保護と WLAN サービスを同時に提供する、唯一の WLAN システムを提供しています。これにより、WLAN を完全に保護することができるため、オーバーレイ装置のコストや余分なモニタリング デバイスは不要です。また、シスコ WLAN システムは、最初にスタンドアロンの無線侵入防御システムとして導入し、あとで WLAN データ サービスを追加して再構成することもできます。このため、RF ドメインに「防御シールド」を作り、WLAN サービスを展開する準備ができるまで、不正な侵入を阻止することができます。 シスコでは、次のような複数の保護策を提供し、WLAN セキュリティに対処しています。
リアルタイムのアプリケーション サポートシスコ WLAN システムは、クラス最高レベルのパフォーマンスで、音声などのリアルタイム アプリケーションをサポートします。Cisco Wireless LAN Controller は、アクセス ポイントと複数のコントローラの間で迅速なハンドオフを実行し、クライアントへのサービスが中断されない、スムーズなモビリティを実現します。インテリジェントなキューイングおよびコンテンション管理方式により、エア スペースのリソースを効率的に管理します。また、Cisco Wireless LAN Controller は、802.11i セキュリティを使用する場合に PKC をサポートすることにより、リアルタイムのパフォーマンスおよびモビリティを提供します。さらに、Wi-Fi Multimedia(WMM)に準拠した QoS 機能もサポートしています。 モビリティCisco Wireless LAN Controller の導入により、屋内および屋外の環境で、ユーザのアクセス ポイント間、スイッチ間、およびルーテッド サブネット間のローミングが可能になります。ユーザはローミング先でもセキュリティおよび QoS コンテキスト情報が提供されるため、モビリティの確保のためにパフォーマンス、信頼性、またはプライバシーが犠牲になることはありません。また、モビリティを実現するために既存のインフラストラクチャまたはクライアント デバイス(モバイル IP など)を変更する必要もありません。シスコ WLAN システムは、展開が容易であり、所有と運用のコストも抑えることができます。 信頼性シスコはミッションクリティカルな無線ネットワークに最高レベルの信頼性を提供します。アクセス ポイントに障害が発生した場合、Cisco Wireless LAN Controller は、隣接するアクセス ポイントの出力を自動的に調整し、障害が発生したアクセス ポイントのサービス範囲をカバーします。個別のコントローラに障害が発生した場合、アクセス ポイントは、バックアップのコントローラを自動的に検出し、無線サービスを提供し続けます。Cisco Wireless LAN Controller は、N+1 冗長トポロジーで展開できるため、企業は、ハードウェアとソフトウェアの両方の耐障害性を確保しながら、無線ネットワークを拡大できます。シスコ WLAN ソリューションを利用すると、信頼性を損なわずに無線展開のコストを節約できます。Cisco 4400 シリーズは冗長電源装置をサポートしており、電源装置に障害が発生した場合でも、システムの正常稼働を保証します。 機能と利点表 1 に、Cisco Wireless LAN Controller の機能と利点を示します。 表 1 Cisco Wireless LAN Controller の機能と利点
まとめCisco Wireless LAN Controller は、企業での WLAN 展開に適しています。このデバイスの導入により、無線ネットワークの展開と運用の簡素化、スムーズなパフォーマンス、セキュリティの強化、およびネットワークの可用性の最大化が実現します。Cisco Wireless LAN Controller を使用して、キャンパス環境およびブランチ ロケーション内の Cisco Lightweight アクセス ポイントをすべて管理することにより、複雑さを軽減して、ネットワーク管理者が WLAN の状態を把握して制御できるようにします。 製品仕様表 2 に、Cisco 2000 シリーズおよび 4400 シリーズ Wireless LAN Controller の製品仕様を示します。 表 2 Cisco 2000/4400 Wireless LAN Controller の製品仕様
発注情報表 3 に、Cisco 2000 シリーズおよび 4400 シリーズの発注情報を示します。発注方法の詳細は、「発注方法」をご覧ください。 表 3 Cisco 2000/4400 シリーズ Wireless LAN Controller の発注情報
Cisco Catalyst 6500(WiSM)の詳細については、以下の URL を参照してください。 サービス統合型ルータ用 Wireless LAN Controller Module(WLCM)の詳細については、以下の URL を参照してください。 Cisco Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller の詳細については、以下の URL を参照してください。 サービスおよびサポートシスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用するため、各種サービス プログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下の URL を参照してください。
関連情報Cisco Wireless LAN Controller の詳細については、以下の URL を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network フレームワークの詳細については、以下の URL を参照してください。 |
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