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[目次]
| ユニバーサル音声モジュール(UVM)は、Cisco IGX 8410、IGX 8420、IGX 8430、および IGX 8450WANスイッチ用の高性能な音声モジュールです。企業およびサービスプロバイダのあらゆるネットワークでの音声アプリケーションに適しており、電話通話と同程度の高品質な音声を提供し、WANネットワークの帯域幅を効率的に使用します。音声圧縮や無声抑止によって帯域幅を節約し、その分をバースト性トラフィックや、トランクあたりのチャネル数が多い音声チャネルに適用できます。 | ![]() |
| 主な機能 |
UVM は、16個のTMS320 C32デジタル信号プロセッサとMC68302制御プロセッサを搭載しており、高度なソフトウェアによって次のような機能をサポートしています。
- T1/E1/J1インタフェース
- 32Kbpsおよび24KbpsのADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)、16KbpsのLD-CELP(Low Delay Code Excited Linear Prediction)、および8KbpsのCS-ACELP(Conjugate Structure Algebraic Code Excited Linear Prediction)圧縮
- 音声アクティビティ検出 (VAD)
- エコーキャンセレーション
- FAXリレー
- モデム検出
- 超高速データ接続
- 音声スイッチング
- Dチャネル圧縮
- 統計収集
- 標準ベースのアラームおよび障害管理
- SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)の設定およびアクセス
- ホットスタンバイ切り替えによる冗長性
- CASまたはCCSシグナリング
音声圧縮
UVM では以下の標準ベースの圧縮アルゴリズムをサポートしています。
- ADPCM(G.726):モジュールあたり32チャネル
- LD-CELP(G.728):モジュールあたり16チャネル
- CS-ACELP(G.729):モジュールあたり16チャネル
- CS-ACELP(G.729a):モジュールあたり32チャネル(T1の場合は24チャネル)
いろいろな圧縮アルゴリズムをサポートしているので、アプリケーションに応じた圧縮の品質や帯域幅の節約を選ぶことができます。16KbpsのLD-CELPおよび8KbpsのCS-ACELP圧縮は、低ビットレートで高品質な音声が提供でき、帯域幅に対する要件が少なくて済みます。
音声アクティビティ検出音声アクティビティ検出(VAD)は、最新のデジタル信号処理技術を使って、音声接続における無声と音声を区別します。アクティブな音声接続での無声の期間はセルトラフィックを生成しないので、音声接続に必要とされる帯域幅が少なくなります。VADを利用すれば、音声の品質を損なわずに帯域幅の消費を削減できます。さらにADPCM、LD-CELP、CS-ACELPといった音声圧縮と組み合わせれば、非圧縮音声トラフィックより大幅な帯域幅の節約になります。
オンボードのエコーキャンセレーションUVM ではエコーキャンセレーション専用のチップが組み込まれており、各接続に対してほぼ限界に近いエコーキャンセレーションが提供されます。その値は、キャンセル対象となる遅延が最高で64msです。エコーキャンセレーションがオンボードで組み込まれていることによって、機器要件および潜在的な障害の原因が減少し、高品質な音声接続を実現できます。エコーキャンセラは ITU標準G-164 およびG-165に準拠しています。
FAXリレーおよびモデム検出UVM は、FAXとモデムのキャリアトーンの感知および検出を行います。FAXリレーを使用すると、FAX検出時に接続をアップグレードが必要ありません。G3FAX は、復調されて9.6Kbpsのデータストリームとしてネットワークを伝送し、受信したUVMで再び変調されます。FAX復調によって、極めて効率的なFAXトラフィック転送が可能になるため、圧縮された音声とほとんど変わらないビットレートでFAX トラフィックを搬送できます。データモデムが検出された場合は、チャネルが パルス符号変調(PCM)にアップグレードされ、透過的な接続性が完全に保証されます。FAXリレーおよびモデム検出によって、音声を含むすべてのデータ接続との互換性が保証されます。
超高速データ接続 UVM は超高速データ接続をサポートしています。超高速接続とは、複数のチャネルを集約して単一の論理接続として機能させることです。超高速接続では、64Kbpsの接続を最大8つのチャネル(合計512Kbps)束ねることができます。
必要な帯域幅はトラフィックによって異なりますが、この機能によって従来の伝送メカニズムの75パーセント以上を節約できます。
UVM をVNS(音声ネットワークスイッチング)および IGX 8400シリーズのスイッチと組み合わせて使用すると、広域ATMやフレームリレーネットワークで音声およびデータを転送するためのSVC(相手先選択接続)が可能になります。構内交換(PBX)ネットワークを導入しているところでは、VNS/IGXバックボーンに切り替えることにより、設備コストを十分に節約し、ネットワークトポロジを単純化して、帯域幅の利用率を向上できます。
Dチャネル圧縮Dチャネル圧縮を使うと、リモートPBXからVNSシステムへのシグナリング搬送に必要な帯域幅を最小限に抑えることができます。従来のアプリケーションでは、Dチャネルには64Kbpsの専用帯域幅が必要でした。圧縮技術を使用すれば、これが15Kbps程度の帯域幅で済みます。
Cisco MC3810アクセスコンセントレータとの音声インタワーキングCisco MC3810とCisco IGX 8400シリーズとの音声インタワーキングによって、ネットワークのバックボーンをブランチオフィスにまで拡張できます。さらに、管理を簡素化して、QoS(Quality of Service)を促進することができます。ブランチオフィスに設置されたCisco MC3810から発生した音声の呼は、UVMを搭載したPBXで終端できます。UVMが音声コネクションをサポートし、8Kbps CS-ACELPや32Kbps ADPCMを実装しています。
| 技術仕様 |
- MC68302制御プロセッサ
- MT9122エコーキャンセラ
- TMS 320C32 DSP(モジュールあたり16)
| 内容 | T1 | E1 | J1 |
| 回線レート | 1.544Mbps | 2.048Mbps | 2.048 Mbps |
| ジッタ | +/- 32 ppm | +/- 50 ppm | +/- 50 ppm |
| コネクタの種類 | DB-15 | DB-15またはBNC | DB-15 |
| インピーダンス | 100Ω | 120/75Ω | 110Ω |
| ケーブル長 | 0~655フィート | --- | --- |
| 回線符号化 | B8ZS、AMI | HDB3、AMI | CMI |
| 未使用コード | 7F(16進) | 54(16進) | 7F(16進) |
| フレーミングフォーマット | D4、ESF | CEPT | TTC-2M/JJ-20-11 |
| シグナリング | CAS (Robbed Bit)、CCS (ISDN) | CAS、CCS | CAS、CCS |
| シグナリング状態 | 設定可能 | 設定可能 | 設定可能 |
| 標準 | ANSI T1.102、T1.231、T1.403、ITU-T G.824 | ITU-T G.703、G.704、G.706、G.732、G.735-9, G.775、G.823、G.826、I.431 | 適用可能なJATE標準 |
| 物理仕様および電気仕様 | |
| 寸法 | フロントカード 15.25 × 16.25インチ;バックカード 6.5 × 16.25インチ |
| 重量 | フロントカード 3.6kg(8ポンド);バックカード 1.8kg(4ポンド) |
| 入力電力 | -48V DC |
| 消費電力 | 55W |
| 電気および安全標準 |
FCC Part 15 Bellcore GR1089-CORE IEC 801-2、801-3、801-4、801-5、825-1(クラス1) EN 55022、60950 UL 1950 |
| 内容 | パラメータ |
| インタフェース | 2(2つめのインタフェースは、2つめのUVMに未処理の音声チャネルを通過させるために使用する) |
| 音声チャネル |
PCM:モジュールあたり32チャネル ADPCM (G.726):モジュールあたり32チャネル LD-CELP(G.728):モジュールあたり16チャネル CS-ACELP(G.729):モジュールあたり16チャネル CS-ACELP(G.729a)モジュールあたり32チャネル(T1の場合は24) 接続の種類が混在する場合、全体の容量は16チャネルと32チャネルの間で変動 |
| 音声アクティビティ検出 | チャネル単位でしきい値を設定可能 |
| エコーキャンセレーション |
G-164およびG-165ごと T1で24 チャネル、E1およびJ1で32チャネル |
| 9.6KbpsでのFAX リレー | モジュールあたり16チャネル |
| PCM 接続を使用したFAX およびモデム伝送 | モジュールあたり32チャネル |
| PCM符号化タイプ |
μ-LawあるいはA-Law符号化 エンドツーエンドでの変換が可能 |
| チャネル・ゲイン制御 | -8 dB ~ +6 dB |
| 追加の量子化歪み |
1 ホップで 32Kbps ADPCM を備えた2.5の量子化歪みユニット (QDU) のほかに、ディジタル損失 PAD (μ-Law または A-Law) を備えた0.7のQDU |
| 公称伝送損失 | 1Khzで 0 dB |
